神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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令和8年9月定例会一般質問〜職員公益通報制度の実効性向上について

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令和8年9月24日、令和8年9月定例会一般質問。「職員公益通報制度の実効性向上について」。

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皆さん、こんにちは。同志会の神��聡です。
今会議より私は一人会派となり、議席も移動いたしました。見渡してみますと、私の席は、かつて所属していた元の場所に戻りました。
「守破離」という言葉があります。「規矩作法 守りつくして 破るとも 離るるとても 元を忘るな」
今一度、議員としての原点に戻ります。議員としての本分は、県民の声や現場の声を受け止めることであります。そして、問題が大きくなる前に、その兆しを見つけ、問い、正していくことも、本分の一つではないかと考えます。

そこで本日は、「職員の声を、県庁組織は本当に受け止めることができているのか」という観点から、職員公益通報制度の実効性向上について質問いたします。
私は、公益通報制度とは、単に「不正を告発するための制度」ではなく、問題が大きくなる前に、組織自身が問題を発見し、改善するための重要な内部統制の仕組みだと考えています。

福岡県では、職員を対象とした公益通報の仕組みが平成16年から運用され、20年以上が経過しています。一方、公益通報者保護法については改正が行われ、本年12月から改正法が施行される予定です。
制度が存在していることと、制度が実際に機能していることは、同じではありません。

(質問)
そこで、まず知事にお尋ねします。
過去5年間について、職員からどの程度の通報・相談が寄せられ、そのうち、どのような案件が受理され、調査され、どのような是正や再発防止につながったのか。単に件数を示すだけではなく、制度が実際に組織改善に結びついているのか。
県として、現在の制度の実効性をどのように評価しているのか、知事にお尋ねします。

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(知事答弁)公益通報制度の運用実績と実効性について
県では、公正な県政運営に対する県民の信頼を確保することを目的として、職務上の法令等に違反する行為について、職員からの通報を受け付ける職員公益通報制度を平成16年に導入している。
過去5年間の通報件数は18件であり、服務規律違反や不適切事務処理の疑いなどの通報を処理している。調査の結果、不適切な行為が確認された場合は、行為者への指導や、問題の是正措置を行っている。また、通報を契機に全庁的な再発防止に繋げた案件もある。
こうしたことから、本県における公益通報制度は実効性が確保されているものと考えている。

ここで、一つ重要な視点があります。
職員が声を上げるルートは、公益通報制度だけではありません。内部の相談窓口や外部の専門家への相談、また、事案によっては報道機関を通じて社会に問題が提起されることもあります。
職員が声を上げようとしたとき、県には、本当に信頼して相談できる選択肢があるのか。このことを検証しなければ、公益通報制度の実効性を本当に評価することはできません。
先日、県は、職員に対する不当な要求や威圧的な言動等について、所属長以上の職員を対象とした匿名アンケートの結果を公表しました。
先の代表質問において、知事から、今回の匿名アンケートは個別事案の特定を目的としたものではなく、アンケート自体の追加調査は行わない一方、過去の不当な要求等については、相談があれば必要な事実確認を行い、適切に対応するとのご答弁がありました。
しかし、私はここで、一つ確認しておきたいことがあります。
今回のアンケートでは、議員による不当な要求等が103件あり、その中には、特定の事業者の選定や補助金の採択に関する働きかけなど、県政の公正性に関わり得る事例も含まれています。
もちろん、匿名アンケートで把握されたすべての事案について、直ちに特定し、調査すべきだということではありません。
しかし、県民の信頼を回復するためには、職員からの相談を待つだけではなく、県としても、可能な範囲で過去に何が起きていたのかを検証し、問題が確認された場合には、適切に是正していく姿勢が必要ではないでしょうか。

(質問)
そこで知事に伺います。
今回のアンケートで明らかになった過去の不当な要求等について、相談を待つだけではなく、県として自ら検証することも含め、可能な範囲で事実関係を明らかにし、法令違反等が疑われる事案については、必要な調査や法的手続まで講じていく考えがあるのか、知事の姿勢をお尋ねします。

(知事答弁)不当な要求等に関する匿名アンケートを踏まえた過去事案への対応について
今回の調査は、職員が職務の過程で受けた不当な要求等の実態を把握し、今後の対策に生かすことを目的として実施したものであり、個別事案の事実認定や行為者の特定を目的としたものではない。
また、匿名で実施した調査であることに加え、行為者や行為類型の双方について複数回答を可能としているため、誰がどのような行為を行ったかを個別に紐づけて把握することは困難であり、追加調査を行うことや過去の個別事案の調査を行うことは考えていない。
一方で、本条例に基づき設置する内部相談窓口及び弁護士による外部相談窓口では、今後新たに発生する事案だけでなく、過去に受けた不当な要求等に関する相談も受け付けることとしており、職員から相談があった場合には、必要な事実関係の調査を行うこととしている。
その上で、事実関係が確認された場合は、当該事案の態様や、行為者との現在の関係性等を踏まえ、必要に応じて行為者に対し、行為が職員に与えた影響を説明し、今後の改善を求めるなど、適切な対応を行ってまいる。
また、調査の結果、犯罪行為が確認された場合は、刑事告発等の必要な対応をとってまいる。

(質問)
そして、公益通報制度の実効性を測るとき、単純に「通報件数が何件あるか」だけを見るのでは不十分です。
むしろ、「本来この制度に届くべき声が、届いているのか」という視点が必要ではないでしょうか。
職員が安心して声を上げ、その声が必要な対応や組織の改善につながる。そうした制度として、本当に信頼されているのかを検証することが重要です。
そこで、県として、職員の声が本当に届いているのかを、どのような方法で把握し、検証しているのか、知事の認識をお尋ねします。

(知事答弁)職員が安心して声を上げられる環境と制度への信頼について
本県の公益通報制度においては、内部窓口として人事課内部統制室長を、外部窓口として指定弁護士を設けており、いずれの窓口に通報するかは通報する職員が選択することができる。
また、通報した職員は、通報したことによっていかなる不利益な取扱いも受けることはないこと、通報者を特定しようとする行為を行ってはならないことを定めており、通報者の秘密やプライバシーは確保される。
加えて、毎年各所属において実施する研修や、新規採用職員研修において、公益通報制度や通報者の保護等について説明し、職員に対する周知を行っている。
現状、職員から制度に対する懸念や不安の声はあがっていない。
この結果、毎年度、一定数の通報が窓口に寄せられているところである。職員が声を上げようとしたときに、安心して制度を利用することができるよう、引き続き、職員に対し制度の周知を図るとともに、適切な制度運用に努めてまいる。

(質問)
次に、県民への説明責任について伺います。
年間の通報件数、主な類型、調査の実施状況、是正や再発防止の取組など、制度がどのように機能しているのかを県民に分かりやすく示すことは、制度への信頼にもつながると考えます。
そこで、県として今後、個人情報や調査上の秘密に十分配慮しながら、公益通報制度の運用状況や改善状況について、県民への説明をどのように充実させていくのか、お尋ねします。

(知事答弁)公益通報制度の運用状況に関する県民への説明責任について
県で処理した公益通報については、翌年度に、事案が特定されない形で、通報の概要、通報先及び是正措置を含む調査結果の概要について、県の附属機関である「福岡県職員倫理審査会」に、制度の概要と併せて報告を行ったうえで、県のホームページで公表している。
今後も、適切で透明性の高い制度運用に努めてまいる。

(要望)
最後に、本年12月から改正公益通報者保護法が施行されることを踏まえ、小さな声を組織が受け止め、問題が大きくなる前に気づき、是正する。そのための公益通報制度を、「あるだけの制度」から「機能する制度」へ。そして、職員が安心して声を上げ、その声を組織の改善につなげられる県庁をつくっていただくことを要望し、質問を終わります。ありがとうございました。

(再質問)
再質問をいたします。
知事は、過去の不当な要求等について、職員から相談があった場合には、必要な事実関係の調査を行うと答弁されました。しかし、その中には、公益通報に該当する事案や、刑事告発等が必要となる事案があるかもしれません。
今回、議員による不当な要求等が103件あったという事実を前に、過去の検証をせずに、未来だけを語る改革では、県民の信頼は、到底、取り戻せません。
知事は、職員を守るための条例をつくろうとしているわけですから、職員が相談したくても、相談できない可能性まで考える必要があるのではないでしょうか。
そこで改めてお尋ねします。
「103件」という事実を県としてどう受け止め、単なるアンケート結果で終わらせることなく、今後の制度改善や必要な事実確認につなげていくのか。知事の明確な答弁をお尋ねいたします。

(知事答弁)
ご答弁申し上げます。まず今回のアンケート調査の結果により、この不当な要求等が、103件あったということについては、大変深刻に受け止めているところでございます。
今回の調査でございますけれども、先程もご答弁したわけでございますが、回答者が不利益を心配することなく、このような実際に経験したこと、あるいは見聞きしたことを率直に回答できるよう、匿名で実施をいたしました。個別事案の事実認定を目的としたものではございません。
また、行為者や行為類型の双方について、複数回答できるということにしておりましたので、だれがどういう行為を行ったかということを個別に紐づけていくと、そういう把握は困難な状況となっております。
このため、アンケート結果を手掛かりとして、追加調査を行ったとしましても、調査としての実効性は低いものとして考えております。
さらに、今申し上げましたように、匿名での回答を前提として、収集した情報でございまして、これを基に追加調査を行うということは、今後同様の調査を実施する際に、職員が率直な回答を控えることにもつながりかねないと思っております。
このため、追加調査を行うことは考えておりませんが、先程もお答え申し上げましたように、過去に受けた不当な要求等に関する相談についても、新たに設けます相談窓口で受け付けます。
相談窓口を積極的に活用してもらいますよう、職員のみなさんには、もちろん条例を御可決いただいた上でということになりますが、しっかりと周知を図ってまいりたいと考えております。

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2026.9.25



令和7年決算特別委員会〜本県の林道整備について

決算特別委員会(令和7年10月2日)農林水産部質疑審議(全文掲載)
(本県の林道整備について) 自民党県議団 神崎 聡

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自民党県議団の神��聡です。私は生まれた時から、緑に囲まれ、空気も水も美味しい自然豊かな環境に育ちました。私の祖先も、また子どもたちも同じように過ごしてきました。そんな「当たり前の風景」である森林や清流でありますが、実は、先人が築き、守り、受け継いできた営みの結果なんだと思います。
森林は、木材生産のみならず、国土の保全や水源のかん養、さらには災害防止や地球温暖化対策など、多くの機能を持ち、私たち県民に計り知れない恩恵を与えてきました。この大切な財産を守り育て、健全な姿で次の世代に引き継いでいくことは、今を生きる私たちの責務であります。
本県の森林は県土の約45%を占め、その多くはスギやヒノキの人工林で、いま利用期を迎えています。しかし木材価格の低迷や、林道から遠いなどの非効率性により、主伐が進まない地域もあると聞きます。
林道を整備することで、林業機械の活用や効率的な運搬が可能となり、生産性は大きく向上します。さらに、間伐などの森林整備も進み、災害防止や水源涵養といった多面的機能の発揮にもつながります。
そこで、本県の林道整備について質問させていただきます。
問1)まず、林道整備の目的についてお聞かせください。

答1(農村森林整備課長)
林道は、造林、保育などの適正な森林整備や木材生産量の拡大、労働条件の改善を主な目的として森林内に整備する道路であり、県や市町村では、民有林を対象に林道整備を進めております。
林道の目的が木材生産であるということは、スギやヒノキの人工林が多い地域において、整備を進めるべきではないかと思います。
また、林道がどれだけ整備されているかを示す指標として林道密度がありますが、この密度が高いほど、森林整備や木材生産が効率的に行えることを意味していると伺っています。

問2)そこで、県内の民有林の人工林率と、整備されている林道の総延長および、林道密度についてお聞かせください。あわせて、私の地元である添田町の現状もお聞かせください。

答2(農村森林整備課長)
県内の民有林の人工林率は64パーセントで、添田町は県平均より18ポイント高い、82パーセントになっています。
また、県内の林道総延長は、昨年度末時点で、約1,600キロメートル、林道密度は、1ヘクタール当たり8.3メートルとなっています。
なお、添田町の延長は、約73キロメートルで、林道密度は県平均より低い、1ヘクタール当たり7.2メートルとなっています。

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林野庁が示しています持続可能な森林整備に必要な林道密度は、1ヘクタール当たり、15〜20mとなっておりますから、福岡県の現状は、半分程度であるといことがわかりました。
また、添田町は、人工林率が県の平均より高く、その一方で、林道密度は県の平均より低い状況とのことですが、県内の人工林の多い地域では、まだまだ林道整備が必要ではないでしょうか。
しかしながら、林道を計画するには、傾斜が急で起伏が多い森林において効果的に道を配置していくだけでなく、数多い森林の所有者や境界を特定するなど、多くの課題があると思います。
このため、地元の市町村や森林組合など関係者の協力を得ながら進めていくことも、必要ではないかと考えます。
問3)そこで、林道を整備するには、どのように計画を立てて進めているのか、事業採択までの過程と併せてお答えください。

答3(農村森林整備課長)
県では、林道整備にあたって、地元からの要望を受け、関係市町村や森林組合などと連携し、効率的な森林整備や木材生産が可能となる区域の現地調査を行います。
その結果を元に、森林資源の状況や地形などを考慮した上で、道路線形や規模などの事業計画を策定し、その後、国の承認を受けて採択となります。

林道整備の基本的な計画の考え方は分かりました。地元からの要望を受けてから、工事着手となると数年はかかる計算になるんですね。
一方、今年2月から3月にかけ、岩手県大船渡市や愛媛県今治市など全国各地で大規模な山火事が発生し、多くの森林が失われました。
山火事は、傾斜があり、水の確保が難しく、火災発生地へのアクセスが悪いといったことから、消火活動は非常に困難なものであります。
しかしながら、林道があることで、迅速な消火活動が可能となることから、防災の面からも林道の重要性は高まっております。
問4)そこで、お尋ねします。県では、林道の整備にあたり、木材生産だけでなく、防災や地域振興の観点から、どのように計画しているのか、具体的な事例も踏まえお答えください。

答4(農村森林整備課長)
県では、林道の防災機能を発揮するため、大雨被害により公道が被災し、通行止めとなった際の「う回路」となる線形や、防火水槽などの山火事防止施設を計画することとしています。
また、山村地域に点在する集落を林道でつなげることで、住民の生活の利便性が向上するよう計画しています。
具体例としましては、添田町と赤村を結ぶ林道岩石(がんじゃく)線は、一般道並みの片側1車線とすることで、地域の生活道として役立っており、緊急時には、「う回路」としての機能も有しています。

課長の説明で、林道には、木材生産だけでなく、防災や地域振興も考慮して計画されているということが、よく理解できました。その計画した林道を具体化していくためには、やはり、その財源の確保が重要であると考えます。
問5)そこでお尋ねします。国では、林道の整備にも活用できる財源として「森林環境譲与税」を市町村に譲与しておりますが、昨年度の添田町への譲与額はどの程度か。また、その財源をどのように活用しているのかお答えください。

答5(林業振興課長)
「森林環境譲与税」は、令和元年度から、森林整備等に必要な地方財源を確保するため、国から県や市町村に対し譲与されております。
昨年度の添田町への譲与額は、5千180万円余となっており、植栽や下草刈り等の森林整備、本年四月に開校した添田町立小中学校の内装木質化、町内の新生児や幼児への木製おもちゃの贈呈といった取組に、活用されています。

添田小学校・中学校は私の母校ですが、「森林環境譲与税」が新校舎に活用されているということは知りませんでした。
添田町では、「森林環境譲与税」は林道整備ではなく、森林整備や木材利用といった様々な課題に対応するために活用されているんですね。
そういった中で現在、添田町では林道が整備中であります。
問6)では、その林道整備にかかる財源と総事業費、そして、進捗状況をお聞かせください。また、林道の整備による効果についても、併せてお聞かせください。

答6(農村森林整備課長)
現在、県が事業主体となり、添田町の津野地区において林道豊前坊線を整備しております。総延長は約17キロメートル、総事業費約50億円であり、昨年度末時点で97パーセントが完成し、来年度には全線開通を予定しております。
整備にあたっては、国庫事業を活用しており、補助残については、すべて県が負担しています。
効果につきましては、林道豊前坊線の整備前、周辺の森林では主伐が実施されていませんでしたが、整備を開始した平成20年度以降、約100ヘクタールの主伐が実施されています。

林道豊前坊線は、国庫事業を活用し、計画的に進められており、林道の整備が進むことで、木材の生産が拡大しているとの答弁でした。
問7)そこで、お尋ねします。県では、さらなる木材生産の拡大に向け、林道の整備とあわせ、どのような対策を行っているのか、その実績と併せてお答えください。

答7(林業振興課長)
県では、主伐の搬出経費を一部助成するとともに、木材生産の低コスト化を図るため、林道の整備とあわせて、作業道整備や高性能林業機械の導入を支援しております。
このような取組の結果、昨年の木材生産量は、約35万1,000立方メートルとなり、5年前に比べて2割増加しております。

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林道の整備に加え主伐の推進により、本県の木材生産は確実に拡大しているとのことです。
私の地元添田町を含め県内の山間地域では、林業は基幹産業の一つであります。今まさに、利用期を迎えた森林を「伐って、使って、植えて、育てる」という形で、森林資源の循環利用を進めることにより、この林業を成長産業化させることで、地域の雇用を守り、所得の確保につなげていくことが重要であると考えます。
林道豊前坊線は、来年度に完成予定とのことですが、山間地域に不可欠な「動脈」とも言える重要なインフラである林道を、計画的に進めていくことが必要であります。
問8)最後に、林業の成長産業化に向け、本県の計画的な林道整備に対する部長の決意をお聞かせ願います。

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答8(部長答弁)
林道は、高性能林業機械の森林内への搬入や、大型トラックによる木材の搬出を可能にし、林業の低コスト化に大きく寄与することから、林業の成長産業化を支える重要な生産基盤であります。
また、山村地域の生活道路としての機能に加え、災害時における、集落の孤立を防ぐためのう回路や、緊急車両の通行路としても利用できることから、防災の面からも、委員ご指摘のとおり、林道は地域の重要なインフラであると認識しています。
県としましては、引き続き、林道整備を計画的に実施できるよう、国に対して、予算の確保について要望していくとともに、関係市町村と連携し、林道の整備をしっかりと進めてまいります。

2025.10.11



令和7年9月定例会一般質問〜英彦山・求菩提山の修験道文化における広域振興について

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令和7年9月19日、令和7年9月定例会一般質問。「英彦山・求菩提山の修験道文化における広域振興について」。

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〇英彦山は、日本三大修験山の一つに数えられ、古来より修験道の拠点として栄えてきた。
隣接する求菩提山もまた修験の道場として隆盛を誇り、両山はまさに「修験道の双璧」と言える。しかし現在、観光客数はピーク時の半分以下に減少し、文化財の維持や修験道の継承が大きな課題となっている。人口減少や担い手不足は深刻であり、早急な対策が求められている。
県においては、九州自然歩道を活用し、英彦山の修験道の歴史・文化に触れる「巡礼路を歩く旅」に取り組んできた。具体的には、
1. 宝満山から英彦山をつなぐ、急峻な箇所が多く難易度の高い「春峰ルート」
2. 皿倉山から英彦山をつなぐ、比較的歩きやすい「秋峰ルート」
3. 行橋市沓尾海岸の海水を英彦山へ持ち帰る「お潮井とり」の神事を受け継ぐ「お潮井とりルート」
といった特色ある三つのルートが開発され、旅行商品化されている。
さらに、護摩だき体験を組み込んだツアーや、登山用GPSアプリ「ヤマップ」を活用したデジタルスタンプラリーなども実施され、好評を得ている。また、日田彦山線BRT「ひこぼしライン」を活かした観光振興では、沿線の東峰村や添田町において、英彦山ゆかりの地を巡る体験や、小石原焼の土鍋で炊いた棚田米と地元食材を味わう体験など、地域の魅力を発揮するプログラムが展開されている。
今後は、修験道文化の振興と広域的な地域振興策を一層発展させることが肝要である。
英彦山には国指定重要文化財をはじめ、多くの石造物や建造物が存在し、求菩提山にも豊富な文化資源がある。しかし、個別の修理や保存にとどまるのでは不十分であり、山岳修験文化そのものを「文化的景観」として保全・活用する視点が不可欠である。
一方でスロープカーや登山道整備、巡礼路やBRTを活用した地域振興が進んでいる。
�,修海如∈8紊匹里茲Δ併楮�を講じていくのか問う。

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(知事答弁)
修験道文化を活用した地域振興策について
県では、令和3年2月、平成29年の九州北部豪雨で被災した日田彦山線沿線地域の地域振興を図るため、「九州の自立を考える会」や県議会の皆様の御支援の下、「福岡県日田彦山線沿線地域振興計画」を策定した。
この計画の中で、日本の三大修験山に選ばれる霊山である「英彦山を核とした新たな観光周遊・回遊の促進」を重点プロジェクトとして推進している。
具体的には、「英彦山を中心に、雄大な自然・景観と山伏の里としての歴史と山岳信仰の文化を活かした観光や交流、体験等の場の創出」を一つの方向性として、
・観光拠点創出に向けた宿坊の整備
・英彦山の修験道を巡る3ルートの開発
・スロープカーの車両更新
など様々な事業に取り組んできたところである。 今後も、東峰村、添田町とより一層連携を深め、「九州の自立を考える会」や県議会の皆様の御意見も伺いながら、修験道文化を活用した地域振興に取り組んでまいる。

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〇英彦山・求菩提山と宇佐神宮、さらに国東半島の六郷満山文化は、いずれも修験道や神仏習合の文化圏として強い一体性を有している。これらを結ぶ「修験道ツーリズム」を確立し、福岡・大分両県が連携すれば、「修験・神仏習合の聖地」として九州を代表する広域観光ルートを形成できる。それを国内外に発信することにより、文化財保全と観光振興の両立を図る有効な戦略となると考える。このことは観光振興のみならず、地域経済、教育、国際交流にも効果が期待できるものである。
��英彦山や求菩提山など地域資源を活用した大分県との広域連携について、知事の所見を問う。

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(知事答弁)
地域資源を活用した大分県との広域連携について
英彦山や求菩提山などで根づいている修験道文化は、古くから、大分県の宇佐神宮や六郷満山などと県境を越えて深いつながりがあるとされている。
県では、昨年4月から6月までの3か月間、大分県と合同で開催した「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」において、両県のパワースポットである英彦山・英彦山神宮や宇佐神宮を紹介し、認知度向上及び現地への訪問を促すプロモーションを行った。
また、昨年12月に策定した「県境地域振興ビジョン」では、大分県や関係市町と連携したプロモーション活動に取り組むこととしている。
今後は、求菩提山などの修験道に関わる地域資源を活用した、にぎわいの創出についても、大分県と協議を行ってまいる。

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〇日本三彦山サミットは、平成3年から平成17年まで4回開催されたが、平成18年に雪彦山を抱える夢前町が姫路市に合併したことで開催は途絶えた。日本三彦山とは、新潟県の弥彦山、兵庫県の雪彦山、そして福岡県の英彦山を指す。三彦山はいずれも古来より修験道の山岳信仰と結びつき、地域の人々の心の拠り所であった。同じ文化圏を共有する山々と交流することは、精神文化を再評価し、後世に継承していく大きな意義があると考える。
三彦山を結ぶネットワークと「日本三彦山」というネーミング自体に強いブランド力があり、さらには、一自治体単独では限界がある観光振興・文化振興も、全国の「三彦山」と連携することで国・県への働きかけが強まり、補助金や事業採択にも有利となる等、地域活性化を目指した意義ある交流であると考える。
私は「日本三彦山」という強いブランド力のあるネーミングに加え、「日本三彦山サミット」によるイベントにより、一自治体単独では限界がある観光振興・文化振興が、地域活性化の起爆剤になり得るとも思う。
先月、新潟県の花角知事と服部知事が初の「連携会議」を開催され、観光や起業・創業、ものづくりなどの分野で連携を強め、交流人口の拡大や産業振興につなげていく方針で一致された。さっそく私も新潟県に行ってきた。そして弥彦神社に参拝し、弥彦村役場を訪問して、本間村長にもお会いしてきた。
本来、基礎自治体同士が主体となる取り組みについても、両県が広域的な連携を行おうとしている今回の機会を活かすことで、今後、新たな展開が可能となるのではないかと考える。
��このように新潟県と福岡県は、「三彦山」というところでもつながりがあると言えるが、この彦山に関するつながりを活用した新潟県との連携の推進について、どう考えるのか、知事のご所見を問う。

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(知事答弁)
「三彦山」というつながりを活用した新潟県との連携について
福岡県と新潟県は、食や酒についての強みや、伝統工芸品をはじめとするものづくりなどの分野で共通点があり、これまで、観光や起業・創業などの分野において連携を進めてきた。
こうした中、先月26日から27日までの2日間、新潟県を訪問し、両県における「Local to Local」での地域間交流を促進し、相互の観光や産業、文化の振興を一層図るため、「新潟県・福岡県連携会議」を初めて開催した。
今回の訪問では、まず、昨年7月に世界遺産に登録された佐渡市の「佐渡金山」や分散型宿泊施設のまちごとホテル、燕三条地域の「オープンファクトリー」、新潟市のスタートアップ支援施設などを視察した。
その後の会議では、「�ヾ儻�と食・酒の共同PR」、「��起業・創業」、「��ものづくり産業」、「�だこΠ篁困諒歔干萋亜廚裡瓦弔諒�野において連携を進めることで新潟県の花角知事と合意したところである。
人口減少問題や東京への人や財源の一極集中など、我々地方が複雑かつ困難な課題を抱えている中、新潟県の多くの関係者の皆様と地域をどのように活性化させていくべきか、様々な観点から意見交換を行った結果、地域間交流の要となるのは、そこに関わる「人の思い」であることを改めて実感したところである。
今後、両県の間でさらなる取組について検討する際には、お尋ねの「三彦山」についても、観光や文化、地域振興などの観点から、どのような可能性があるのか、まずは県内の地元自治体や関係者などの意向を伺ってまいりたいと考えている。

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〇今年の夏、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開60日間で観客動員2,304万人を超え、興行収入は330億5千万円を突破し、「千と千尋の神隠し」を抜いて、国内歴代2位となった。
令和2年決算特別委員会で、「鬼滅の刃」と英彦山との関わりについて触れたが、改めて申し上げる。
「鬼滅」とは、英彦山山系の「岳滅鬼山」に由来するのではないかとの説がある。「岳」は一の岳、二の岳の「岳」、「滅鬼」は「鬼滅)」を逆にした文字。山名の由来は、餓鬼道に落ちた亡者の心を滅するところから来ているとも言われてる。
また、英彦山の鬼杉、鬼の階段、鬼の割れ石など、鬼にまつわる伝説は数多く残されている。さらに、御祭神は天照大神の御子・天忍穂耳尊であり、「日の子の山」すなわち英彦山の名の由来ともなっている。鬼を滅する日輪刀との符合もうかがえる。
主人公・竈門炭治郎の師匠、鱗滝左近次の天狗の面は英彦山の天狗を想起させ、求菩提山には山伏姿のカラス天狗の伝承も残されている。水を操る力が伝わっており、水柱・富岡義勇の「水の呼吸」と重なる。
さらに、「竈門」の名は、平安時代末期の歌謡集「梁塵秘抄」に、「筑紫の霊験所 竈門の本山 彦の山」として記されている。
さらに、作中の炭治郎の家に伝わる「ヒノカミ神楽」は、継国縁壱の「日の呼吸」が形を変えて残ったもの。宮崎県椎葉村では尾前神楽には、「火の神うじいれ作法」(火の神神楽)があり、かまどに火を再生させる神聖な儀式が行われている。
そして英彦山でも修験道由来の神楽が伝承され、火伏せや五穀豊穣、悪霊退散を祈る儀式が、松明や篝火を用いて舞われてきた。現在では英彦山神宮での奉納は途絶えたが、津野神楽や豊前神楽、東峰村の小石原千灯明などに形を変えて受け継がれている。 このように、英彦山の修験文化と「鬼滅の刃」との親和性は数多く見いだされる。伝統的な修験道文化を現代の作品とも関連づけて紹介することで、若い世代にとっても英彦山の魅力や価値をより身近に感じてもらえると考える。
�づ催陳�・東峰村にまたがる英彦山地域の文化資源を、県としてどのように地域振興に結び付けるのか、知事のご所見を問う。

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(知事答弁)
英彦山地域の文化資源を活かした地域振興について
英彦山周辺には、修験道の聖地である英彦山神宮や修験道の行場であった行者堂など、修験道文化に根差した多様な文化資源がある。
県では、こうした資源を地域振興に活かすため、東峰村、添田町とともに、海外映画やドラマのロケーション誘致に取り組んでいる。
具体的には、東峰村、添田町にある文化資源の12か所でロケを行い、映画「武蔵」を制作した。この映画を昨年11月に米国ハリウッドで開催された国際映画祭に出展したところ、大変好評を博した。
その後、撮影に関する問い合わせが海外から多数寄せられるなど、注目が集まっているところである。
また、この地域には文化資源だけでなく、岩屋湧水、彦山川の清流などの自然や伝統産業である小石原焼・高取焼など、特徴的な地域資源も多数ある。
今後とも、様々な地域資源を活かし、東峰村、添田町にまたがる英彦山地域の地域振興に努めてまいる。

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〇大分県との広域的な連携、「日本三彦山」という強いブランド力、そして日本が誇るポップカルチャーの取り込みによって、英彦山が九州の誇りにとどまらず、日本の宝として、そして未来には世界が注目する聖地となることを強く期待し、私の質問を締めくくらせて頂く。

2025.9.20



令和6年決算特別委員会〜半導体産業の振興と人材育成について

決算特別委員会(令和6年10月3日)総括質疑審議(全文掲載)
(半導体産業の振興と人材育成について) 自民党県議団 神崎 聡

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自民党県議団の神崎聡です。総括質疑は、「半導体産業の振興と人材育成について」の質問を致します。
近年九州では、半導体に関連する大型投資案件が相次いでおります。熊本県では、半導体前工程の世界最大手TSMC社が進出し、年内に本格稼働を始めるとのこと。このほか、佐賀県では、シリコンウェハ製造の世界最大手SUMCO(サムコ)が。鹿児島県では、半導体製造装置の部品を供給する京セラが、それぞれ工場を増強するなど、多くの企業で新たな設備投資が行われています。
本県においても、先日、半導体後工程の世界最大手ASE社が北九州市との土地売買の仮契約を締結し、進出を検討しているとの報道があったところであります。
また、先月福岡で開催された九州初の半導体に特化した大型展示会「九州半導体産業展」では、九州の企業を中心に260社を超える企業が出展し、2日間の会期中、国内外から新たなビジネスを求めて、7,000人を超える方が来場されたようです。想定を大きく上回る反響を受け、来年度は規模を今年の倍にして開催することを決定するなど、九州の半導体産業は、まさに沸騰という状況にあると言えます。
ただ、ひとくちに半導体産業と言っても、半導体産業は裾野が広く、多種多様な数多くの関連業界から構成されています。

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問1 このような中、福岡県には、画像センサーの「ソニーセミコンダクタソリューションズ」、パワー半導体の「三菱電機」といった世界トップシェアを誇る企業をはじめ、多くの半導体関連企業が集積しています。
また、「トヨタ」「日産」「ダイハツ」といった自動車産業や、産業用ロボット大手の「安川電機」など、半導体のユーザー企業も多く立地しており、半導体産業は本県経済を支える産業分野であると考えます。
そこでまず、県政を進める上で、本県の半導体産業は、どのように位置づけられているのかお尋ね致します。

(企画・地域振興部答弁)
〇 本県では、県政推進の指針である総合計画において、「世界を視野に、未来を見据えて成長し、発展する」の柱を立て、成長産業の創出に取り組んでいます。
〇 半導体産業は、デジタル、グリーンの動きを背景に、世界的な活況を呈しており、我が国でも多くの投資案件が計画・実行されています。
この半導体産業の“熱量”を取り込んでいくことは、関連企業の成長に加え、県内中小企業の新たな事業展開、雇用の創出に寄与する。
さらに、ヒト、企業が集積することで、イノベーションによる新たな製品、技術が開発され、企業の発展をもたらす好循環が生まれることが期待されます。
〇 また、今年度当初予算の3本柱の1つである「県内GDP20兆円への挑戦」に当たっても、半導体産業を振興していくことは、極めて重要な取組であると考えています。

問2 今、半導体産業の振興は、県政を進める上で極めて重要であると言われました。半導体産業の振興を図るため、服部知事は、令和4年2月、「福岡県グリーンデバイス開発・生産拠点構想」を打ち出しています。この構想の概要について説明をお願いします。

(商工部答弁)
〇 この構想は、本県には、
・世界トップシェアの企業を含め、設計、製造、材料など幅広い半導体関連産業が約400社集積していること
・九州大学や九州工業大学、3つの高等専門学校など高度人材を育成する教育機関、半導体分野に強みを持つ研究開発支援機関が集積していること
などの強みがあることを活かして、ここ福岡県が、省エネルギーに直結するパワー半導体などの「グリーンデバイス」の一大開発・生産拠点となることを目指し、掲げたものです。
〇 現在、この構想の下に、�ヾ覿箸陵驚廖↓▲汽廛薀ぅ船А璽鵑龍�化、��人材の育成 の3つを柱にして、様々な取組を行っております。

問3 今、課長から構想を実現するための取組として、3つの柱について様々な取組を行っているとのことでした。
�ヾ覿箸陵驚廖↓▲汽廛薀ぅ船А璽鵑龍�化、��人材の育成、
この一つ目の柱である「企業誘致」については、私も、産業振興を図るうえで極めて重要な取組だと考えます。冒頭申し上げたように、半導体後工程世界最大手のASEが北九州市への進出を検討しているということであります。これが実現すれば本県、九州の半導体産業にどのような意義・効果があるのかお尋ねします。

(商工部答弁)
○ すでに熊本県に「前工程」を担う世界最大手のTSMCが進出し年末には本格稼働を予定している。これに加え、「後工程」の世界最大手ASEの北九州市への進出が実現すれば、半導体製造の「前工程」から「後工程」までの一連の流れが九州で完結することになります。
○ 地元企業の取引拡大や新規参入、関連企業の更なる誘致などが図られ、本県の雇用拡大と県民所得の向上に加え、半導体のサプライチェーンの強靭化と「新生シリコンアイランド九州」の実現に大きく貢献するものと考えております。

問4 次に、2つ目の柱、サプライチェーンの強化について県では具体的にどのような取組を行っているのかご説明をお願いします。

(商工部答弁)
〇 県では、サプライチェーンの強化のため、「企業の技術の高度化」、「販路拡大」の支援に取り組んでおります。
〇 「技術の高度化」については、令和4年度に、県内中小企業のグリーンデバイスの製品開発に対する助成制度を新たに創設し、支援を行っております。
また、本県は、三次元実装に関して、設計から試作、評価・解析までを一貫して支援する国内唯一の公的機関「三次元半導体研究センター」を有しており、これまで、約260社、約4,000件の研究開発支援を行っております。
〇 「販路拡大」については、昨年度から、半導体取引拡大アドバイザーを設置し、県内外の企業とのマッチング等を支援しております。
また、先月開催された「セミコン台湾」や「九州半導体産業展」をはじめとする国内外の大型展示会への出展支援も行っております。

問5 企業の誘致、サプライチェーンの強化、いずれの柱もそれを支える人材が極めて重要であります。また、九州では「半導体人材は奪い合い」という報道もあり、喫緊の課題であると考えられます。3つ目の柱である、人材の育成について、県では企業が求める人材の育成について、どのような取組を行っているのか。また、半導体産業の将来を支える人材の育成も必要ではないかと考えますが、将来を担う子供たちに半導体産業へ目を向けるように、具体的にどのような取組を行っているのかお尋ね致します。

(商工部答弁)
〇 昨年8月に開設した「福岡半導体リスキリングセンター」では、半導体を「作る側」、また、「使う側」の講座体系を整備し、企業のニーズに応じて、受講者のレベルに応じた講座を準備し、幅広く人材を育成しております。5年間で25,000人の人材を育成することを目標に掲げていたところ、開設から1年間で、7,000人を超える方に受講いただております。
〇 また、将来を担う子供たちに半導体分野へ目を向けてもらうためには、進路を選択する時期の中学生や高校生に、半導体分野の魅力や将来性を知ってもらうことが重要です。
〇 そのため、昨年度からキッザニア福岡と連携し、最先端の研究を行う大学教授から身の回りで使われている半導体について学ぶ講座や世界トップレベルの技術を持つパワー半導体工場の職場体験などを体験する「テクノロジー人材創生塾」を開催し、受講者からは大変好評をいただいているところです。

問6 半導体産業の発展には、技術力を持った人材の育成が不可欠であると、商工部の取組については説明がありましたが、最初に申しましたように、半導体産業は、広い裾野をもち、多種多様な数多くの関連業界から構成されています。
例えば、皆さんもスマホを持っていると思いますが、私はiPhoneなんですが、このiPhoneにはどのくらいの半導体が組み込まれているかご存じですか。
おおよそ1200個前後の半導体が組み込まれています。トランジスタにおいては、(トランジスというのは、半導体チップの中に含まれる基本的な構成要素ですが)、そのトランジスタの数は160憶もあるようです。
半導体はメインプロセッサやメモリチップ、カメラなどセンサー関連チップなど、様々な機能を実現するために使用されています。
また、アプリ開発やソリューションビジネスなど、この小さなスマホの中に、あらゆる社会基盤を支える機能が備わっていて、これも一つの半導体産業だと言えます。従いまして、半導体に携わる人材というのは、かなり広範囲な業種・業界で必要とされ、次世代半導体を考えた時、求められる人材やスキルも刻々と変わってくるものだと私は認識しています。
では現在、学校現場において、半導体分野で必要なスキルや知識を備えた人材を育成するために、県立高校ではどのような取組を行っていますか。併せて、企業との連携や、地域の産業ニーズとのマッチングについてもお聞かせ下さい。

(教育庁答弁)
○ 県教育委員会では、半導体関連産業を担う人材を育成するため、商工部と連携し、県立工業高校のうち電気電子系学科を置く11校において、生徒の興味関心を向上させるため、半導体関連企業への企業訪問を実施するとともに、生徒の企業での技術研修や、高度熟練者を学校に招いての実習指導などを行っております。
○ また、今年度から八女工業高校の「自動車科」を「IT自動車科」に改編して、燃料電池自動車など実習環境を整備し、半導体人材育成の拠点とするとともに、筑後地区の工業高校3校で自動車・半導体関連企業におけるインターンシップ等を実施しております。
○ さらに、半導体関連企業など成長が見込まれる県内技術系企業と学校をつなぐコーディネーターを配置するための経費を9月補正予算に計上させていただいており、全ての高校の進路担当教員を対象に、県内技術系企業の魅力を紹介する研修会を実施することとしています。
○ 今後も、半導体関連産業の求める技術・技能に対応できる人材を育成できるよう、産業界のニーズを的確に把握しながら、教育内容の充実に取り組んでまいります。

問7 現在、工業高校向けに取り組んでいるとのことですが、たしかに半導体産業において必要とされるスキルは、物理学や化学などの理系分野の基礎に加え、プログラミングやデータ解析などのデジタル技術なんだと思います。そして、これらの科目の充実はもとより、工業高校の生徒に限らず、半導体産業を目指す生徒にとっては、問題解決能力やクリティカルシンキングを育む教育が必要であり、大学と連携した教育プログラムの実施も重要だと思います。このような観点での取組についてお答え下さい。

(教育庁答弁)
○ 高校におけるデジタル等成長分野を支える人材育成の抜本的強化を図るため、国の予算を活用して、今年度から「高等学校DX加速化推進事業」を実施しており、情報、数学、理科等の教育を強化する学校において、データサイエンスや数理処理などを学ぶ場合に、必要なデジタル環境等を整備しております。
○ また、九州大学と連携して、理数系科目に対する関心を高め、自ら意欲的に学ぶ生徒の育成を目的とする「高校生科学技術コンテスト」や、課題解決型の探究学習を合宿形式で行う「ふくおか高校生知の創造塾」といった、大学教員の知見を活用した教育プログラムを実施しております。これらの事業では、大学の教員に生徒の実験や議論の様子を見てもらい、生徒への指導助言や、高校教員への指導上のアドバイスをいただくなどの取組を行っております。

問8 高校段階における取組は分かりましたが、その基礎となる力は小中学校段階から育成する必要があると考えます。算数・数学や理科、プログラミングに関して、児童生徒の興味関心を高めるための義務教育段階の取組についてはいかがですか。

(教育庁答弁)
○ 義務教育段階においては、算数・数学、理科に関する知識・技能、思考力、判断力、表現力等を育成することに加え、興味関心を高め、学びに向かう力を養うことが重要。そのため、小学校段階からの科学作品展や、中学生を対象とした「科学の甲子園ジュニア」を実施しているところです。
○ 小中学校段階で必修となったプログラミング教育に関しては、本県が実施する研究事業において作成された、児童生徒の興味関心を惹くプログラミング教育のモデルカリキュラムや授業動画を、県内に広く周知しているところです。また、プログラミングアプリのスプリンギンを活用した「福岡県小中学生プログラミングコンテスト」への参加を促しているところです。

問9 今、県の半導体産業振興に関し、「企業の誘致」、「サプライチェーンの強化」、「人材の育成」という3つの観点から、知事部局及び教育庁の取組について説明を頂きました。
半導体は国にとっても経済安全保障上大変重要であり、また半導体産業は地域の未来を担う成長産業であります。最後に、本県の半導体産業の振興について、商工部長の決意をお尋ね致します。

(商工部長答弁)
○ 令和3年頃から発生した世界的な半導体不足により、半導体はあらゆる産業に不可欠な、経済安全保障上の最重要物資と位置づけられました。
また、カーボンニュートラルの実現に向け、「グリーンデバイス」と呼ばれる半導体が大きな注目を集めています。
こうした動きを受け、県は、令和4年に「福岡県グリーンデバイス開発・生産拠点構想」を打ち出し、「企業誘致」「サプライチェーンの強化」「人材育成」の3本柱で、半導体産業の振興に取り組んでいるところです。
○ この1本目の柱「企業誘致」については、現在、報道されている後工程世界No1企業であるASEの誘致を何としても実現させるべく、 北九州市と連携し、精一杯取り組んでまいる考えです。
このASEの誘致が成功すれば、関連企業のさらなる進出や、県内企業にとっての新たなビジネスチャンスも期待されます。
そこで、県内企業のさらなる技術高度化やビジネスマッチングを支援し、2本目の柱である「サプライチェーンの強化」を図ってまいります。
○ 3本目の柱「人材育成」については、企業誘致を図る上でも、県内企業を支える上でも、極めて重要であると認識しております。
このため、
�  嵎_�半導体リスキリングセンター」を中心に、即戦力人材の育成を強力に推進するとともに、 �◆〔ね茲鮹瓦�子どもたちに、半導体産業を将来の選択肢のひとつとしてもらえるよう、その魅力や重要性を伝える取組を、教育庁としっかり連携し、推進してまいります。
○ こうした取組を通じ、本県が「グリーンデバイス」の一大開発・生産拠点となるよう、しっかり取り組んでまいります。

商工部長から力強い決意をお聞きしました。ぜひ、半導体産業の振興にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
本日は、知事部局、そして教育庁から、半導体産業振興に向けての様々な取組について説明を受けました。
私は、知事が進める「福岡県グリーンデバイス開発・生産拠点構想」を実現させるための「鍵」は、やはり、若い世代、特に子どもたちの興味をかきたてるような取組、言わば、「将来に向けた種まき」に、今のうちから取り組むことにあるのではないかと考えます。
そのためには、産業政策を進める知事部局と、学校教育を担う教育委員会がそれぞれ同じ方向を向き、連携して取り組むように要望します。

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2024.10.14



令和6年決算特別委員会〜授業の質を担保するIT活用について

決算特別委員会(令和6年10月2日)教育委員会議案審議(全文掲載)
(授業の質を担保するIT活用について) 自民党県議団 神崎 聡

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本日は、「授業の質を担保するIT活用について」質問いたします。
ご存じの通り、近年、教育現場では、「教員不足」が深刻な問題となっています。新学期がスタートする段階で、基準通り教員が配置できていなかったり、年度途中での育児・介護休業などによってお休みされる方々の代わりになる教員の配置が追い付かなかったりなどのケースが多く見受けられます。
教員不足が及ぼす影響は深刻で、また、教員は授業以外にも保護者の対応、事務作業、学校行事の準備など、多岐にわたる業務を抱えていますから、教員の過重労働を軽減し、持続可能な働き方を実現するための改革は急務であることはご承知のとおりだと思います。
こうした状況においては、教職経験の浅い教員にとっては、授業力のある先輩教員の授業をじっくりと見て、その技を学ぶといった本来重要であるはずの「経験の中での教員の学び」の実現が、難しくなっているのではないでしょうか。
様々な対策を講じられているのは承知しておりますが、このように学校教育を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。そのような中でも子どもたち一人一人が未来の切り拓く人財として、資質・能力を身に付け、先行き不透明な社会を生き抜くことができるよう、学校現場において質の高い授業を担保することは不可欠であると考えます。そこで、伺います。

問1 学校教育を取り巻く環境が変化する中で、経験の浅い教員が自身の授業実践力を磨くために、県や市町村において、どのような取り組みを行っているのか、現状についてお尋ね致します。

(義務教育課長答)
〇授業実践力の向上のために、県主催の研究発表会や初任者研修の授業研修会等を開催し、教師の指示や発問に対する児童生徒の反応を参会者自身の目線で観察、協議できるよう、会場校に集合して実施しています。
〇市町村においては、教員が希望すれば、市内の他の学校に1日留学という形で赴き、経験豊富な先輩教員や授業力の高い教員の授業を参観したり、ノウハウを尋ねたりする機会を設けるなどの取組を行っているところもあります。

問2 実際に研究発表校や授業研に参加して、優れた教員の授業を参観することが効果的であることは承知しています。しかしながら、業務多忙で出張する余裕のない教員のことも考えますと、オンラインでの同時配信やオンデマンドで研究授業を参観できるようにするなどの工夫が必要だと考えますが、いかがでしょうか。

(義務教育課長答弁)
〇コロナ禍では、研究授業を別会場にいる教員に対し、オンラインで同時配信し、ズームなど双方向性のあるアプリを活用して研究協議を行うなどの工夫をし、授業研究会を実施しておりました。
〇県教育委員会指定の研究発表会については、集合しての参加を呼びかけつつ、業務の多忙さや会場校が遠方にあるなどのため参加が難しい教員も参加できるよう、コロナ禍の成果を生かし、オンライン配信についても検討してまいります。

問3 おっしゃるように、私も、コロナ禍ではオンラインを活用して授業の質を向上させる取組が進んできたのではないかと思います。そこで、コロナ禍では、授業の質を担保するために、どのような取組を行っていたのかお答え下さい。

(義務教育課長答弁)
〇一斉臨時休業中は、家庭学習用に、教員が学習動画や学習プリントを作成して児童生徒に提供するといった工夫を行っている学校がありました。
〇学校再開後は、学級、学年閉鎖になった際、学校からオンラインで授業を配信し、自宅で授業を受けることができるようにしていた学校もありました。

問4 そのような取組には、どのような成果と課題があったでしょうか。

(義務教育課長答弁) 〇成果としては、オンラインを活用した授業づくりが進み、例えば、児童生徒にとって一度見たり聞いたりしただけでは理解が難しい技能や説明を、一人一台端末を活用して繰り返し視聴できるようにするなど、動画コンテンツを活用した学習が進みました。
〇課題としては、例えば、画面越しの指導になるため、児童生徒の理解度の把握や、つまずいている児童生徒に対する個別指導が難しく、あらためて担任の役割の重要性がわかりました。

問5 このような成果と課題を踏まえつつ、ITを活用した授業の質を高める取組が必要ではないでしょうか。その際、直接、児童生徒の指導・支援にあたる担任の役割は欠かせないものであり、冒頭申しあげたとおり、教職経験の浅い教員が指導力の高い先輩教員の授業を見て学ぶことは重要であると思います。
例えば、経験豊富な教員が、遠隔授業として配信しつつ、配信先の学級では経験の浅い教員が児童生徒を指導するといった授業スタイルは効果的と考えますが、県内外にこのような事例はあるのでしょうか。

(義務教育課長答弁)
〇県内の義務教育段階における事例としては承知しておりません。
〇県外では、茨城県が中学校外国語科や技術科などの特定の教科で、質の高い教育を実現するために高度な専門性をもつ人材や優れた指導力をもつ教員がエリア内の複数の学校に授業をオンラインで同時配信するという取組がなされていると承知しています。

問6 このような茨城県の取組についてどのような見解をおもちでしょうか、また、茨城県への視察や調査研究をされましたでしょうか。茨城県の取組を踏まえた今後の方向性をお聞かせください。

(義務教育課長答弁)
〇優れた指導力をもつ教員の授業を見ることは、教科書等の教材分析の仕方や授業の進め方などのモデルとして、自らの授業改善にも生かすことができ、大変有効であると考えております。
〇今後、茨城県の取組について調査し、その効果や課題を把握した上で、高度な専門性をもつ人材や優れた指導力をもつ教員の授業配信などについて研究してまいります。

問7 また、優れた指導力をもつ教員の授業を録画して蓄積し、教員が活用できるようにすることは、授業力の向上に有効であるとのことですが、県内外にはこのような事例はあるのでしょうか。

(義務教育課長答弁)
〇県内では、県教委が算数、数学の問題を解くポイントの説明動画や英語の会話の実演動画を作成しており、それらを若年教員の授業や児童生徒の家庭学習、校内外の教育支援センターの個別指導等に生かすよう促しております。
〇県外では、茨城県において、国語、算数・数学、英語、理科、社会の動画を作成しており、それらを授業や児童生徒の家庭学習に生かすことができるようにしている事例を承知しております。

問8 このような取組についてどのような見解をおもちか、またそれを踏まえた今後の方向性をお聞かせください。

(義務教育課長答弁)
〇本県でも取り組んでいるように、優れた指導力をもつ教員の授業動画コンテンツは、若年教員の授業改善や、児童生徒の家庭学習、校内外の教育支援センターの個別指導等に生かすことができるものと考えております。
〇今後は、市町村教育委員会のニーズを把握しながら、取組の充実を図って参ります。

問9 教員不足の解消に向けてさらに取組を進めていくのは当然ですが、一年一年、子どもたちは成長していますし、毎年進級し進学し、子どもたちは待ってくれません。今の状況の中で、教員の授業力を高めていく事が急務だと考えます。 本気で学校教育の改革に取り組まないと手遅れになってしまいます。これまでのやり取りを踏まえたようなパイロットスクールやモデル校を作っていくべきと考えます。この点を含め、教員の授業力を高めていくことについて、副教育長としての本気度をお示し、決意を伺います。

(副教育長答弁) 〇学校を取り巻く状況が変化する中、子供と向き合い、学ぶ意欲や、向上心を育み、一人一人の可能性を伸ばしていく教育を充実させていくことが重要であると考えます。そのため、授業力をはじめ、児童生徒の心を動かす資質と実践力を高めていくことが教員には求められます。
〇今後、他県の先進事例の効果や課題の研究を進め、また、市町村教育委員会のニーズも把握しながら、経験の浅い教員を含め全ての教員が、授業力を高めていく取組を検討してまいります。

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2024.10.6



令和6年決算特別委員会〜県内市町村の職員確保に向けた県の取り組みについて

決算特別委員会(令和6年9月26日)企画振興部議案審議(全文掲載)
(県内市町村の職員確保に向けた県の取り組みについて) 自民党県議団 神崎 聡

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自民党県議団の神崎聡です。本日は、県内市町村の職員確保に向けた県の取り組みについて質問致します。
今議会の我が会派の代表質問において、「県職員の人材確保に向けた対策について」知事に質しましたが、優秀な人材の確保が困難な状況は、市町村においても同様に生じています。地元自治体の中には、若手職員が次々と辞めていくなど、状況は県よりも切実であり、必要な行政サービスが今後も維持していけるのか、大変危惧されるところであります。
そこで、県内市町村における採用試験の競争率及び退職者の状況について、予め執行部に資料をお願いしていますので、資料要求の取り計らいをお願い致します。

資料について説明をお願いします。

問1 資料について説明をお願いします。

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(行財政支援課長答弁)
〇 この資料は、県内市町村の採用試験における競争率と普通退職者の状況についてまとめたものである。
国が調査している直近10年間、平成25年度から令和4年度までの数値を集計し、県内4地域ごとに比較している。
〇 競争率は全体的に減少傾向にある。なお、地域的には福岡地域が他の地域に比べ、高い傾向にある。
なお、平成25年度の筑豊地域の競争率が14.3倍とかなり高い値となっている。
これは、嘉麻市が、従来の教養試験に替え、当時全国的にもまだ珍しかった面接と適性検査のみの試験を導入したことが評判となり、受験者数が例年の約10倍に増加したことによるものである。その後、同様の試験を実施する自治体も増えてきたことから、近年は受験者数も落ち着いてきているとのことである。
〇 次に、退職者については、定年退職や勧奨退職を除く、いわゆる中途退職者数の推移となっているが、全体的に増加の傾向がみられるところである。

問2 今説明があったように、県職員同様、市町村職員においても受験者数は減少傾向にあり、特に福岡地域以外ではその傾向が顕著であります。また、中途退職者についても増加傾向にあります。全国的な人手不足のなか、民間企業における採用が好調とは言え、このような公務員の人材不足の状況が生じている要因はどのようなことが考えられるかお尋ね致します。

(行財政支援課長答弁)
〇 受験者数の減少や中途退職者数の増加の理由について、直接県内市町村に対し調査したものはないが、一般的には、
・民間企業における初任給の引上げや採用活動の活発化・早期化
・採用試験のための準備の負担が大きいこと
・やりがいと結びつかない長時間労働やカスタマーハラスメント等、職場環境の魅力の低下
などが言われている。

問3 今、公務員の受験者の減少や中途退職の増加といった人材不足の理由の一つとして、民間企業の給与水準について説明がありましたが、公務員と民間企業でどの程度の差があるのか。また、改善の動きはどうなっているのかお尋ね致します。

(行財政支援課長答弁)
〇 人事院によると、本年4月分の国家公務員給与と民間給 与との格差は、国家公務員が民間を平均11,183円下回っている。このため、人事院では、人材確保の観点等を踏まえ、初任給や若年層の給与を大幅に引き上げるなど、若年層に特に重点を置いた引上げ改定を勧告している。 〇 また、これまで市町村単位であった地域手当が、今後は、原則都道府県単位に変わる見込みである。これにより、田川圏域をはじめ、これまで支給率0%であった地域においても地域手当の支給が可能となり、さらなる給与水準の向上が期待される。

問4 わかりました。市町村には、是非給与の引き上げや福利厚生の充実を進めてもらい、例えば、住宅手当や交通費の支給額の見直し、職員向けの健康管理プログラムの導入などによりよい、職員の生活の安定を図り、長期的に働き続けられる環境を整えてもらいたいと思います。
次に採用試験方法の工夫についてお尋ね致します。
民間企業への就職と異なり、公務員は「試験の範囲が広く勉強が大変」、「ふるさとの自治体に受験のために帰省することが負担」との声は、私もよく聞くところであります。優秀な人材が民間に流れないよう、もっと受験しやすい採用試験の実施が求められます。先ほどの資料説明の中でも、「嘉麻市が採用試験の内容を見直したことにより受験者の大幅な増加につながった」との話がありましたが、このように、県内市町村において、試験方法について工夫されている例がありますか?あればお聞かせ下さい。

(行財政支援課長答弁)
〇 今年7月に県内市町村に対し、採用試験の実施方法について調査を行ったところ、約9割の団体で何らかの多様な試験方法の工夫が行われていた。
〇 その主なものとしては、
・受験申し込みのオンライン受付、WEB面接の導入等の採用手続きのデジタル化
・SPIなどの適性検査の導入
・年齢上限の引上げ
・試験会場の管外設置
などがあったところである。

問5 採用試験の充実・工夫が各自治体において行われているようですが、特に取組を行っていない市町村もあるようですし、まだまだ工夫の余地がある市町村もあるのではないでしょうか。
県内の他市町村の取組状況等を参考にさらなる改善が図られるよう、優良事例の共有が必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。

(行財政支援課長答弁)
〇 委員のご指摘を踏まえ、今回の調査結果について内容を整理し、今後、県内市町村に対し、優良事例等についての情報提供を行ってまいる。

問6 人材確保に向け、市町村も採用試験の見直し等に取り組んでいますが、それにも自ずと限界があり、市町村の努力だけでは人材不足の解消は難しいと思います。特に専門人材については、市町村単独での確保は困難な場合が多いと考えられます。このような場合、広域自治体である県が市町村を補完する機能を担い、支援していくことが必要であると考えます。市町村における専門人材の確保に向けた県の支援についてお尋ね致します。

(行財政支援課長答弁)
〇 市町村の専門人材の確保に向けた県の補完・支援として、
・デジタル化に取り組む市町村へのDXの専門家派遣
・医師不足が深刻なへき地等の公的医療機関への医師派遣などの取組を行っている。
〇 また、本来、市町村が徴収すべき個人住民税について、県職員が滞納整理を行い、直接徴収する事務代行の取組なども行っている。
〇 これらの取組内容については、毎年、最新情報をとりまとめて県内市町村に提供し、積極的な活用を働きかけているところである。

問7 次に、職員の確保にあたっては、職員がやりがいをもって働くことができる魅力ある職場環境を整備することも重要であります。そのためには、長時間労働の是正やカスハラ対策等に加え、職員のモチベーションをいかに維持・向上させるかも大切であります。例えば、職員が地域のNPO活動で報酬を得るといった兼業を柔軟に認めることは職員のスキルアップ、キャリア形成の面でも有効と考えます。このように職場の魅力向上を図ることは、離職者の減少に効果があるとともに、就職希望者の増加も期待されます。
これに関連し、昨年から定年が段階的に引き上げられ、新たに「役職定年制」が導入されていますが、高齢期職員のモチベーションの低下が懸念されるところであます。役職定年後の高齢期職員には、どのような役割が期待されているのか、また、モチベーションを持続させるための取組についてお尋ね致します。

(行財政支援課長答弁)
〇 役職定年後の職員については、これまで培ってきた多様な知識や経験を活かし、ライン職のサポートや、後輩職員の困難業務の処理について指導助言を実施するなどの役割が期待されているところである。
〇 県では、これまで、市町村が定年延長制度を円滑に導入できるよう、県内を8つの地域に分けての勉強会を開催するとともに、市町村の組織体制や年齢構成など、それぞれの固有の状況から生じる課題について個別の相談に応じてまいった。
〇 今年度は、専門家を講師に招き、「昇給抑制及び定年引上げに伴う高齢層職員のモチベーション維持と働き方について」と題した研修会を今月19日に開催したところであり、今後も、高齢期職員が意欲を持って活躍し、組織全体の活力を維持・向上できるよう、支援を行ってまいる。

問8 職員のモチベーションアップのためには、各種研修による人材育成の取組も有効であると考えます。これにより、職員の能力はもちろん、やる気・意欲も高まり、ひいては市町村全体の行政能力の維持・向上にもつながっていくんじゃないでしょうか。
市町村職員に対する人材育成については、昨年度予算における新規事業として、市町村が直面する政策課題の解決に向けた「課題解決型研修」が行われていますが、その実施状況及び成果についてお聞かせ下さい。

(政策支援課長答弁)
〇 課題解決型研修については、市町村が直面する課題の中から、「地域公共交通」と「こどもの居場所づくり」の2つのテーマを選定し、昨年10月から本年7月まで、全6回ワークショップ形式で実施した。
〇 19市町の職員と庁内の関係課職員が参加し、講師からは政策立案にかかる基礎的知識を、それぞれのテーマに即した専門家からは、現状、課題や解決方法及び先進事例等を講義していただいた。
〇 講義を受け、各グループごとに政策案の検討を重ね、最終回では研修に参加した市町のみならず、現地参加やオンラインにより、他の市町村に対しても、政策案の発表を幅広く行い、共有した。
〇 このように、各市町の職員が、課題解決型研修で学び議論した政策案が、県内市町村の政策として具体化及び実現につながるよう、庁内関係課と連携し、支援してまいる。

問9 民間企業に勤めていました私も、異業種交流や企業グループ内研修で、ワークショップのように参加者の主体性を重視した体験型の講座、グループ学習、研究集会など、同じ課題に向けてアイデアを出し合い、議論をしていくことが、大変効果があり有効な能力向上であると認識しています。
課題解決型研修については、職員のスキルアップが進み、業務の効率化やサービスの質の向上につながるものと思います。今年度もしっかり取り組んでいただきたいと思います。
このほか、市町村職員の能力向上に資する取組があればご説明をお願いたします。

(行財政支援課長答弁)
〇 県では、市町村及び県職員の人材育成の一環として、相互の人事交流や市町村職員の実務研修生としての受入れを実施している。交流・受入れを行う市町村については、過去の実績や地域バランスを勘案し、できるだけ偏りが生じないよう選定している。
〇 このような取組により、異なる環境での経験や視点から地域を再認識し、行政施策に反映できる幅広い視野を持った市町村職員の育成を支援している。

問10 ここまで、市町村における人材の確保・育成の状況や県の取組について、お伺いしてきました。
冒頭申し上げたように、市町村とりわけ地元田川郡のような過疎地域では、職員の人材不足は切実な問題であります。小規模自治体になればなるほど、少ない職員で広範な事務を担当し、大量の業務をさばいていかなければならないのが実態であります。このような自治体において「受験者が集まらない」「離職者が多い」などの事態が生じ、欠員でも生じれば、最低限の行政機能の維持も危ぶまれます。ましてや、行政サービスの充実・向上などは、望むべくもありません。
市町村職員の人材確保は、一義的には人事行政として各市町村が責任を持って取り組むべきことではありますが、やはり小規模自治体の取組には限界があり、県によるさまざまな支援が不可欠であります。 市町村振興局は、市町村が抱える多様な問題をきめ細かく支援していく役割を担っているものと承知しています。そこで、市町村振興局長に、市町村職員の人材確保に向けた強い思いをお聞かせ下さい。

(市町村振興局長答弁)
〇 委員御指摘のとおり、民間企業も含めた人材獲得競争が激しくなる中、小規模市町村、過疎地域の市町村では、人材の確保が非常に厳しくなっている。
私が、市町村長や職員の皆様とお話をする中でも、優秀な人材の確保が難しくなり、将来の行政サービス維持に不安があるという声をお聞きしている。
〇 市町村におかれては、人材の確保・育成のため、採用試験の工夫、職場環境の改善、職員研修の充実などに取り組まれている。しかしながら、単独の市町村では対応が難しいことも多くあり、県でもさまざまな支援を行ってきた。
〇 偏に人材の確保・育成といっても、市町村によっては、DX等の専門人材を確保したい、あるいは職員の中途退職を止めたいなど、その実情はさまざまである。
私ども市町村振興局では、個々に異なる市町村の実情をしっかり把握し、それぞれの市町村に適した対応策についてきめ細かく助言していく。
○ また、県だからこそ実施できる課題解決型研修など各種研修を充実させ、実務研修生の受入れも積極的に行い、市町村の行政サービスが将来にわたり維持できるよう取り組んでいく。

2024.10.2



令和5年6月定例会一般質問〜出産・子育て施策の充実強化と出会い結婚応援について

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令和5年6月14日、令和5年6月定例会一般質問で、初日一番のトップバッターとして質問に立ちました。自民党県団に入会して初めての質問でありました。
壇上に立ち、初当選して初めて質問した時のことを思い出してきました。「「規矩作法 守り尽くして破るとも 離るるとても本を忘るな」、「守破離」という言葉を胸に、これからの与えられた議会活動、議員活動に全力で頑張って参ります。今日の質問の冒頭に、この言葉を引用して決意表明しました。

質問テーマは、「出産・子育て施策の充実強化と出会い結婚応援について」と大きくくくりましたが、今、日本のもっとも深刻な課題であり、解決策がなかなか見出せない少子化対策の質問でした。様々な考え、ありとあらゆる政策を総動員して事に当たらなければならないと言う想いです。切り口も多種多様、誰に遠慮することなく、いろいろな人たちの様々な意見を自由闊達な議論をしていくことが大事なんだと思います。そのくらい少子化問題は危機感をもたなければならないんだと思います。

PDFはこちらから(全文)

質問と知事答弁骨子は以下の通りでした。

少子化対策は本県だけでなく、全国的にも最重要課題の一つであり、このままでは地域経済の活力を損なうばかりでなく、社会保障制度の維持が困難になることが予想されます。
そこで私は、近年の福岡県内の市町村別の合計特殊出生率と婚姻件数の推移を調査しました。驚くべきことに、令和2年度に公表された厚生労働省の資料によれば、県内60市町村の中で、田川市郡の合計特殊出生率が上位にランクインし、田川市郡1市7カ町村いずれも県の合計特殊出生率を上回っていることが分かりました。また、内閣官房の平成30年の統計によると、田川市郡では、生まれた子どものうち第3子以降が占める割合が、いずれも県平均より高い状況となっています。
一方で、田川市郡の平均県民所得については、市町村の経済規模や産業構造などを示す「市町村民経済計算」の「人口1人当たりの市町村民所得」で見ますと、県平均が約284万円であるのに対し、田川市郡は約209万円となっています。また、令和2年国勢調査の就業状態等基本集計において、15歳以上の労働力人口に対する完全失業者数の割合は、県平均が約4.6%であるのに対し、田川市郡は約7.6%となっています。
つまり、田川地域は、平均所得が低く、失業率も高いという状況にありながら、子育て世帯における第3子の割合が高く、合計特殊出生率は高い状況になっていたことは興味深い結果であると言えます。
通常、子育て・教育にはお金がかかることから、理想的な子どもの数と、実際の子どもの数との乖離が生じていると思われますが、田川地域では、このような一般的な常識とは異なる実態が存在しています。
�,修海任泙此�知事にお尋ね致します。厚生労働省が令和2年に公表されたデータで、田川市郡の市町村の合計特殊出生率が県の数値を上回っている理由について、県としてどのように考えているのかお尋ね致します。

(知事答弁)
令和2年度に国が公表した人口動態に関する市町村別統計によると、田川市郡8市町村の合計特殊出生率は、最も高いところで1.94、最も低いところで1.61と、県の数値1.50をいずれも上回っていたところである。
合計特殊出生率に影響を及ぼす要因は様々であるが、このような結果となっている理由として
・晩婚化が少子化の要因の一つとされる中、田川市郡の多くの市町村で、女性の平均初婚年齢が県平均と比べて若いこと
・また第1子出産時の母親の平均年齢が県内他市町村と比べて若いこと
・田川市郡では、保育所の待機児童が発生しておらず、令和元年度以降、0歳から2歳児を対象に保育の完全無償化を複数の市町村が実施するなど、子育て支援が充実していることなどが推察される。

私は、このような状況が生まれた背景には、田川地域における、子育て世代の生活保護を受けている世帯の増加が、関係しているのではないかという仮説を立てました。しかしながら、生活保護を受けている世帯の合計特殊出生率を示すデータが現在ありません。知事、ここは県として調査研究する必要性が極めて高いと考えますので、是非、調査を検討して頂き、相関関係・因果関係を分析されますように要望致します。
�△修海巴了�にお尋ね致します。生活保護を受けている世帯の出産・育児、教育費などに対して、どのような支援策があるのか聞かせ下さい。

(知事答弁)
保護費としては、世帯人員数に応じた生活費の他、妊娠時の栄養補給のための加算や出産費用、新生児のための寝具やおむつ代などが支給される。
教育費については、子どもの数に応じた入学準備金、入学料、クラブ活動費、高校受験料や教科書代等が支給される。
高校卒業後、就職する場合には就職支度費、大学等に進学する場合には進学準備給付金が支給される。

生活保護は、子どもの数が増加すれば、その分だけ支援が増える仕組みとなっていますが、生活保護を受けている世帯の合計特殊出生率が高いという結果であれば、我が国の少子化対策において重要な示唆が得られる可能性があります。
��そこで知事にお尋ね致します。私は、少子化対策のヒントが生活保護の支援策の仕組みの中に存在していると考えますが、知事の見解をお伺いします。

(知事答弁)
生活保護を受給している世帯の合計特殊出生率のデータがなく、生活保護と出生率の因果関係について検証することができない。
少子化対策については、特効薬はないが、子育て世帯の経済的負担を軽減し、若者が結婚や子育てに夢や希望が持てる社会をつくっていくことが非常に重要であると考える。
子どもの人数に応じた支援の仕組として、児童手当がある。
国において、児童手当について、
・全てのこどもの育ちを支える基礎的な経済支援としての位置づけを明確化するため、所得制限を撤廃するとともに支給期間を高校生年代まで延長すること
・こども3人以上の世帯数の割合が特に減少していることや、こども3人以上の世帯はより経済的支援の必要性が高いと考えられることを踏まえ、第3子以降3万円とすること
が2024年度中に実施できるよう検討することとされている。
県としては、国の検討状況について注視しているところである。

次に出会いや結婚を促進する取り組みについてお尋ね致します。一般的に、男女ともに、結婚を希望する年齢が若いほど、「理想の子どもの数」も多い傾向があり、早期に結婚を望む人たちの希望を叶えることが重要となってきます。そのために行政の取り組みとして、結婚をためらう要素を取り除く施策が必要だと考えます。
ためらう要素の中には、「結婚資金が足りない」といった経済的理由や、また「結婚後の生活資金も足りない」という懸念が挙げられています。そこで、経済的なインセンティブを導入することで、早期に結婚することが経済的にもメリットをもたらすような仕組みを考えることが重要です。
具体的には、これは国の税制に関して検討されるべきですが、結婚後の世帯を支援するための税制優遇措置や、子どもの数に応じて所得税控除が高くなる「N分のN乗方式」の導入も有効な手段だと言われています。これらの政策は国レベルで検討されるべきですが、県としても何ができるのかを議論していく必要があります。
�い修海巴了�にお尋ね致します。県として、早期に結婚し、多くの子どもを持ちたい、という人の希望が叶えやすくなるよう、どのような取り組みを行なっているのかお聞かせ下さい。

(知事答弁)
県では、若者に対するライフプラン教育を推進するため、高等学校の授業で活用する副読本の作成や、大学や専門学校へ講師を派遣し、「仕事」、「結婚」、「出産・子育て」といった自らのトータルライフプランについて、若いうちから主体的に考えてもらう取組を行っている。
また、就職間もない社会人が、出会い・結婚について具体的なイメージを持ち、それに向けた活動に踏みだすきっかけにするため、経済団体と連携し、出会いイベントの体験会やライフデザインセミナー等を実施している。
さらに、独身者の出会い・結婚を応援するため、企業・団体間マッチング支援センターでの異業種団体間による出会いイベントを開催しており、カップル成立率を向上させるため、今年度から新たに、AIが診断した相性の良いグループ間による出会いイベントの開催に取り組むこととしている。
このほか、市町村では、結婚後の経済的不安の解消と負担軽減を図るため、結婚して一定期間内の世帯を対象に、婚姻に伴う住宅の取得費用や引っ越し費用等を支援している。
県では、この取組を拡大するため、県及び市町村の担当職員で構成する協議会を設置し、活用を促している。

コロナ禍の影響で大きく落ち込んでいた本県の出会いイベントの開催回数及び参加人数については、令和4年度には開催回数が519回と、コロナ禍が本格化する前の令和元年度の開催回数444回を上回り、参加人数も令和元年度の8,779人には及ばないものの、6,991人にまで回復していました。
一方で、田川地区を含む筑豊地域では、令和4年度のイベントはわずか14回であり、参加者数も171人にとどまったと聞いています。
そこで知事にお尋ね致します。5月8日に新型コロナの感染法上の位置づけが2類相当から5類へ変更されたことを受けて、田川地区を含む筑豊地域での結婚を希望する方々の出会いの機会をもっと増やしていただきたいと思います。筑豊地域での出会いイベント開催回数の増加に向けた、県としての方策をお尋ね致します。

(知事答弁)
筑豊地域における出会いイベントの開催数は4地域で最も少ない状況が続いている。
このため、出会いイベントの実施主体として中心的な役割を担う出会い応援団体について、昨年度、筑豊地域の建設業などへ集中的に登録拡大の取組を行った結果、登録団体は令和元年度末の255団体から昨年度末は472団体に増加したところである。
また、今年度は、出会いイベントの開催に積極的な宿泊業・飲食サービス業等を対象に、出会い・結婚応援事務局の専任のコーディネーターが出会い応援団体の開拓を行うこととしている。
新たに登録があった出会い応援団体に対しては、コーディネーターが、イベント実施の意向確認や実施に向けた調整・支援を行い、今後のイベントの開催を働きかけていくこととしている。
これらの取組により、筑豊地域の出会いイベントの開催回数の増加を図ってまいる。

結婚や出産は、個人の自由な選択であり、誰からも強制されるものではありません。しかし、「出生率」は「社会を映す鏡」と称されます。低い出生率は、若い世代が家族を形成する上で直面する「生きづらさ」や「子育ての困難さ」が未だ改善されていないことを示しているのではないでしょうか。
今日の質問のように、行政では、どうしても少子化対策を経済的な観点から考えることに注力していくことになりますが、本来は、子育て世代や、子どもたち自身を主役にした支援のあり方や、将来世代を育むことへの、社会全体の視点についても、考えていく必要があるのではないかと思います。私自身も、「結婚に喜びや希望を感じる」、このことが何よりも重要だと考えています。若い世代が望む、新しい社会のあり方を、創り上げることが、少子化対策における重要な視点であるということを、最後に申し上げまして、質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。

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2023.6.14



令和4年9月定例会一般質問〜田川地域の雇用創出と関係人口の促進

令和4年9月20日、令和4年9月定例会一般質問をしました。折しも9月20日は誕生日と重なり、かつ人生の節目となる還暦を迎えての質問でありました。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に夢なき者に成功なし。」これは吉田松陰の言葉です。私のホームページ(ブログ)のタイトルは、”夢からはじまる”なんですが、まさに、吉田松陰の言葉の通りなんです。吉田松陰の生誕は1830年9月20日、私の誕生日は1962年9月20日であり、今日の質問の冒頭に、この言葉を引用しました。

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知事答弁骨子は以下の通りでした。

田川地域における雇用創出について
〇 県としては、国道201号飯塚庄内田川バイパスや国道322号香春大任バイパスなどの道路をはじめ、白鳥工業団地、田川工業用水道、学校等の遊休不動産などのインフラを活かした企業誘致を進めている。これまで、県立田川商業高校の校舎を含めた跡地を活用しためんべい添田工場を誘致したほか、令和となってから、自動車部品のプレス加工会社ユニテクノなど3社を誘致している。また、福岡県立大学等と連携して医療福祉関連機器分野に参入する企業への支援などに取り組んでおり、今後この分野におけるさらなる集積を目指してまいる。
〇 農業では、盆地特有の寒暖差を活かした美味しい米づくりに加え、トルコギキョウや小松菜といった園芸品目の産地化を進めてきた。近年では、水田をフル活用するため、スマート農業機械の導入を支援し、麦や大豆の生産拡大と品質向上に取り組むとともに、夏秋ナスや花のケイトウといった新たな品目の産地づくりにも取り組んでいるところである。
〇 さらに、一流のフレンチが堪能できる平成筑豊鉄道の「ことこと列車」の運行や霊峰英彦山を活用した海外の映画やドラマのロケーション誘致、観光拠点としての英彦山宿坊跡の再整備など創意工夫をこらした新たな取組も進めている。
〇 今後とも、田川地域の持つ特性や資源を活かし、市町村と連携して、産業振興を図り、雇用の創出につなげてまいる。

田川地域の関係人口を増やす取組について
〇 関係人口とは、地域外に居住しながら、地域の人々と継続的に多様な関わりを持っている方々のことであり、地域振興を図る上で大変重要な存在であると考えている。特に、若者の流出、高齢化が進む地域においては、地域外の方々が担い手として地域に積極的に関わることで、多様な視点や力が加わり、地域が活性化するものと認識している。
〇 これまで、県としては、関係人口の創出・拡大を図るため、「ふくおかファンクラブ」を設立し、令和3年度末で、県内外の約21,000人の方に登録いただき、地域の体験イベントやお祭りなどの情報を提供してきた。
〇 今後は、会員になっていただいた方々に、地域との結びつきをさらに強めていただくため、これまでのイベント情報の発信に加え、例えば、田川地域におけるまちづくりの参画やお祭りの担い手としての参加など、市町村が地域外の方に関わってもらいたい役割についても発信し、実践につなげてまいる。また、田川地域の市町村や経済界、福岡県立大学なども交えた「ふくおかファンクラブ」会員交流会を開催し、地域外の方と地域との深いつながりを築く機会を作ってまいる。
〇 さらに、オンラインゲーム「マインクラフト」を活用した仮想空間「福岡ワールド」を作り上げるコンテストの課題に田川地域の「二本煙突・伊田竪坑櫓」を挙げるなど、地域内外の方に、幅広く田川地域への関心を高めていただくような取組を進めている。
〇 そのほか、田川市では、パラリンピックの事前キャンプで使用されたトレーラーハウスを活用したスポーツ合宿の誘致にも取り組んでいる。
〇 市町村と連携しながら、このような取組を推進し、関係人口の拡大・深化を図ってまいる。

2022.9.20



令和3年決算特別委員会知事保留質疑〜令和3年8月豪雨において被災したJR日田彦山線軌道敷きについて

決算特別委員会(令和3年10月8日(金)) 知事保留質疑(全文掲載)
(令和3年8月豪雨において被災したJR日田彦山線軌道敷きについて)緑友会 神崎 聡

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緑友会の神崎聡です。
8月11日から降り続いた令和3年8月豪雨において被災したJR日田彦山線運行休止区間での軌道敷きの災害について知事保留質疑をお願いしました。
知事、ご承知の通り、JR日田彦山線復旧問題は、県政を揺るがす大きな問題として政治事案化しましたが、関係者の皆さんのご尽力でBRTへと決着し、今後は地域振興策をどう図っていくのかという議論へ移行しています。そのさ中の今回の災害でありました。
部長からは、「廃線後の鉄道施設の適切な維持管理について、要請を行ったところでありますが、今後も県として、改めて、しっかりJR九州に申入れを行いたいと考えております。」との答弁でしたが、この災害でお分かりの通り、県民の人命に係わっていたことと、そして、私は、県の誰が、JR九州のどなたに、申し入れをするのかということが、どれほど重要で、かつ物事が大きく左右されるということを、JR日田彦山線復旧問題で身をもって痛感しました。

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問1 そこで知事、単刀直入にお尋ね致します。知事は災害現場にいち早く駆けつけられましたが、このJR日田彦山線運行休止区間での盛り土軌道敷きの災害における知事の認識をお聞かせ下さい。

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(服部知事)
私は、8月22日に秋田議長と十中副議長と共に、8月11日からの大雨で被災した添田町を含む1市3町を視察しました。
添田町では、地元選出の大島委員、神��委員とともに寺西町長から、土砂災害の現場について説明を受けました。
私自身、実際の災害の現場を目の当たりにし、人家や消防団格納庫などを損壊させた土砂の威力の恐ろしさを改めて痛感した次第であります。
この災害では、1名の女性が倒壊した建物の柱に左足首が挟まれ、下半身が土砂に覆われ身動きができない状態であったが、消防、警察をはじめ関係機関による懸命な救助活動により、約18時間後に救出されました。
被災された方が一日も早くお元気になられることを願っています。長時間にわたり、救出活動に従事いただいた皆様に、この場を借りて改めて深く感謝します。
また、この土砂災害は雨のピークが過ぎ、小康状態となって数時間以上経ってから発生しました。雨が止んだ後も、気を緩めることなく、しっかり警戒して対応していく必要があるということを改めて認識したところであります。

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問2 知事のご認識はわかりました。私の認識は、二度と同じ災害が起こらないように、JR九州には、しっかりと原因究明し、徹底した再発防止策を講じることです。知事、選挙で選ばれた私たちの責任と役割は、住民の生命と財産を守り、安心で安全な住みよい街をつくっていくことなんだと私は改めて認識しています。
運行休止区間では、年3回と大雨警報時の点検をしているとのことでしたが、それだけでは今後も、同様の災害が起こるのではないかという懸念は払しょくできません。
伏びの管理はもとより、JR九州として、廃線跡の盛り土軌道敷きをどうすれば、住民の安心・安全が担保できるのかを、知事自らしっかりJR九州のトップにお伝え頂きたいと思います。そして、添田町と沿線住民の皆さんに、JR九州自らが説明して頂くことが何よりも大切であり、それが地元住民の安心・安全の担保につながるものと私は考えます。知事のご所見をお聞かせ下さい。

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(服部知事)
今回の土砂災害でございますけども、先ほどもうしましたように家の裏の山の斜面、そしてJR日田彦山線の線路敷き、これが崩壊をいたしておりまして、現在、JR九州と被災された住民の皆様との間で、災害の原因、また今後のですね、対応方法について話し合いが行われておるというふうに承知いたしております。
ただ、原因についてはですね、現段階では、その因果関係といいますか、原因についてはまだ明確になっていないというふうに伺っております。
添田町には、今、神崎委員おっしゃったようにですね、やはり今回の被災個所と同様に、この山の斜面と並行して敷設された線路敷がございます。こういったことから、添田町の住民の皆様がですね、はやり不安に思っていらっしゃるということもあると思います。
このため、この線路敷きの所有者であり、そして管理責任があるJR九州から、やはりこの線路敷きの点検、維持管理といったもののこの状況についてですね、しっかりと、地元の皆様に説明をしていただくということがはやり安心していただけるための必要なことであるというふうに思っております。このことから、指導監督権限これは国の運輸局にございますので、運輸局の方の意見も聞いてみたいと思いますし、また地元の添田町ともよく協議をさせていただきまして、今後のJR九州に対する申し入れについて検討を進めてまいりたいというふうに思います。

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ありがとうございました。知事から明確な答弁を頂きました。よろしくお願いします。おわります。

2021.10.14



令和3年決算特別委員会〜令和3年8月豪雨において被災したJR日田彦山線軌道敷きについて

決算特別委員会(令和3年10月8日(金)) 総括質疑(全文掲載)
(令和3年8月豪雨において被災したJR日田彦山線軌道敷きについて)緑友会 神崎 聡

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おはようございます。緑友会の神崎聡です。
8月11日から降り続いた令和3年8月豪雨において被災したJR日田彦山線の運行休止区間での軌道敷きの災害について質問します。
JR九州は、九州で降り続いた大雨による被災状況では、在来線の久大線や佐世保線での線路変形、停車中の車両の浸水が起きたほか、各地の路線で広範囲に土砂流入や倒木などが発生し、被害は15路線の128件に上ったと発表がありました。
私の地元、添田町では8月15日未明、民家の裏山が崩れ、流れ込んだ土砂で70代女性の下半身が埋まり、自宅に閉じ込められた状態になりました。女性は山の斜面に近い一室で就寝中、流れ込んだ土砂に襲われ、倒壊した柱に足を挟まれて身動きがとれなくなり、自ら携帯電話で110番通報したとのことでした。
警察や消防は家屋の倒壊など二次災害を防ぐため、手作業で慎重に土砂を取り除く一方、派遣された医師が点滴をし、声をかけ続けながら救助作業を続け、通報から約18時間後の午後7時半ごろに助け出されました。女性は足首を骨折していましたが、命に別状がなく、本当に良かったと思います。
私も当日現場に駆けつけ、そして二日後に地元の方の案内で被災現場に行きました。また一週間後の8月22日には服部知事も現場視察され同行させて頂きました。土砂崩れは住宅裏の竹林で発生し、日田彦山線の線路土台がえぐられ、線路が十数メートルにわたって宙に浮いたようになり、土砂は住宅をかすめるように流れ落ち、主要地方道八女香春線の道路も完全に塞いでいました。
そこでお尋ね致します。

問1 この土砂災害の概要を簡単に説明してください。また、この被災現場近くでは、どの程度の降水量があったのでしょうか、併せてお答えください。

(総務部防災危機管理局防災企画課長答弁)
○ この土砂災害は、8月15日の午前1時半頃発生し、民家1棟、空き家2棟、消防団格納庫などを巻き込むとともに、この民家の横にある県道八女香春線を越え、彦山川にも土砂が流出しました。
被災現場近くの降水量でございますが、気象台が設置した添田町の観測所では、8月11日から18日までの8日間で、平年の8月の月間降水量の3倍を超える714ミリの降水量を観測しました。
このうち、8月12日から14日までの72時間雨量は、観測史上最大となる574ミリを観測したとのことです。

問2 崩壊した部分は、線路より山側の農地(茶畑)から始まっており、JR軌道敷き路体の盛土が一体となって、短時間のうちに一気に土砂の崩壊が発生したと添田町役場から聞いています。
  それが県道八女香春線を越え、彦山川まで流れていました。そのため、現場の県道八女香春線が全面通行止めとなりましたが、その道路被害の状況と通行止めの期間を教えてください。

(県土整備部 道路維持課長答弁)
○ 添田町の県道八女香春線におきましては、山間部から道路上に土砂が流入したため、8月15日から通行止めを行いました。
通行止めを早期解消するため、道路上の土砂撤去など実施しました。地元建設業者が昼夜を問わず作業を行い、令和3年8月17日に通行止めを解除しております。

問3 昼夜を問わない作業により迅速に復旧いただき、地域の方々も大変喜んでおられました。私からも謝意を申し上げます。
地元では一日も早い復旧を望んでおられます。現在、地元関係者や添田町とJR九州で復旧に向けた協議が行われており、その際、県の飯塚農林事務所も同席しているとお聞きしています。
この協議がうまく進展し、被災地域が一日も早く復旧・復興へと向かうためには、県のサポートも必要であります。この協議に農林事務所は、どのような立ち位置で参加されているのかをご説明いただいた上で、今後、どのように係わっていかれるのか、お答えください。

(農林水産部 農村森林整備課長答弁)
○ 飯塚農林事務所は、JR九州との協議に際して、添田町から「復旧工法など技術的助言のために立ち会ってほしい」との依頼を受けたため、オブザーバーという立場で助言を行っているものであります。
今後とも、復旧が行われるまで、町からの要請に応じて、必要な技術的な助言を行ってまいります。

問4 添田町においては、技術職員が少ないなどの状況もありますので、引き続き、県からのサポートをお願いしておきます。
鉄道(線路)の下を横断するように布設されている管路があります。この管路のことを伏びと言うんですが、本来なら、伏びによって排水される沢からの水が、予定外の方向へ流れたために盛土が崩壊したのではないかと聞いています。今回の災害の要因をしっかり調査しなければならないと考えます。
JR日田彦山線が不通になって丸4年となりました。被災区間は、現在、代行バスによる輸送が行われているところですが、現在鉄道施設の点検はどのように行われていたのかお答えください。

(企画・地域振興部 交通政策課長答弁)
○ JR九州によりますと、日田彦山線の災害に伴う不通区間につきましては、近接する道路や踏切から、主に徒歩による目視により、盛土のひび割れや陥没等の変状の有無等について、年3回点検を実施していたとのことでございます。
これらに加え、大雨特別警報が発出された場合は、毎回同様の手法で点検を行っていたと聞いております。

問5 年3回点検を実施し、大雨特別警報が発出された場合も、点検を行っていたとのことですが、実際に災害現場を目の当たりしますと、それだけでは住民の安心・安全は担保できないと思います。
平成29年に被災する前は、列車が毎日運行していましたから、何らかの異変があれば運転手が気づき、危険性を把握し、報告していたのではないでしょうか。年3回と特別警報時の点検だけで、本当に大丈夫なんでしょうか。それはちょっとなぁ〜と私は思います。次に進みます。
BRTの開通後、JR九州は、廃線後の線路や盛土等の鉄道施設を今後どうする考えなのか、また、その管理をどうしていくのか、県が把握している内容をお答えください。

(企画・地域振興部 交通政策課長答弁)
○ JR九州からは、BRTの1日も早い開通に向けて、BRTで使用する既設ホームの改修や専用道部分の道路工事等に注力しているところであり、添田駅から彦山駅区間の鉄道施設につきましては、今後どのようにしていくのか、順次検討していくと聞いております。
また、その管理につきましては、先月、所有者として、適切に行っていく必要があるとの認識を確認し、今後も適切な維持管理を行うよう要請を行ったところです。

問6 JRの認識はわかりましたが、被災現場付近は急傾斜地の崩壊による「土砂災害特別警戒区域」に指定されています。災害発生によりJR軌道敷きの路体が流出していますが、被災前は軌道敷きが堤防の役目をしておりました。
線路より山側は特別警戒区域(レッドゾーン)、線路より下方は警戒区域(イエローゾーン)となっていました。
BRTによって使われなくなったJR日田彦山線の軌道敷きは山地に並行して、山裾に盛土によって形成されています。その盛土のすそ野に民家が点在していますから、今後も同様の災害が発生する可能性があります。
住民は、今後、同様な土砂崩れが発生しないか不安に思っています。住民の不安を解消するためには、JR九州において、廃線後の鉄道施設の管理が適切になされるよう県から働きかけを行うべきと考えますが、部長の所見をお尋ねします。

(企画・地域振興部長答弁)
○ 委員からは、添田町の皆さんが、今後同じような土砂崩れが起きないか、不安を抱いており、JR九州がしっかり管理を行うよう、県から求めるべきとのご指摘がありました。
○ JR日田彦山線は、平成29年の九州北部豪雨以来運休し、現在BRTでの早期復旧や沿線地域の振興に取り組んでいるところですが、沿線にお住いの住民の皆様は、今後廃線跡がどうなっていくのか心配されていると思います。
○ 住民の皆様が安全・安心に不安なく暮らせることは、非常に重要であると考えております。
○ 課長が先ほど答弁したとおり、廃線後の鉄道施設の適切な維持管理について、要請を行ったところでありますが、今後も県として、改めて、しっかりJR九州に申入れを行いたいと考えております。

(知事保留)委員長、ことは県民の生命と財産にかかわることですので、知事保留質疑のお取り計らいをお願いします。

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2021.10.8



令和3年決算特別委員会〜ロケツーリズムによる国内外からの誘客について

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決算特別委員会(令和3年10月6日)商工部議案審議(全文掲載)
(ロケツーリズムによる国内外からの誘客について) 緑友会 神崎 聡

おはようございます。緑友会の神崎聡です。
私事で大変恐縮ですが、実は先月の9月20日、私の誕生日だったんですが、59歳となりました。私が初めて県議選にチャレンジしたのが44歳の時でしたから、ちょうど15年も前のこととなりました。
その時のリーフレットを見てみますと、政策の一つとして、“地域の資源を活かした観光産業の促進 第二の故郷づくり”を掲げていました。
「観光は光を見る」と書きます。21世紀に最もふさわしい産業であります。
また、自分の後半のもう一つの人生を、自分の一番暮らしやすい所で過ごす。これこそが本当の観光ではないでしょうか。まだ炭鉱というと何となく暗いイメージがありましたので、炭鉱から観光へ。「健康、環境、観光」という新しい3K産業を創出したい。そんな想いで県議選に挑戦したわけであります。
そこで本日は地域振興、観光振興の一助となる「ロケツーリズムによる国内外からの誘客について」質問してまいります。

問1 新型コロナウイルス感染拡大によって、本県の観光産業も大きな影響を受けています。そこで、新型コロナの県内宿泊者、旅行消費への影響について、日本人と外国人のそれぞれ、新型コロナ前の状況との比較で説明をお願いします。

(観光政策課長答弁)
○ 国の統計によると、令和2年の県内宿泊者数は、日本人が997万人と、コロナ前の一昨年と比較して約4割減、訪日外国人は、入国制限等により令和2年4月以降、皆減に近い状況となっています。
○ また、令和2年の県内旅行消費額は、日本人が、前年比約6割減の2,979億円、訪日外国人は、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年4月から国は調査を中止しており、公表されていませんが、宿泊者数と同様、皆減に近い状況と考えられます。

問2 今の説明では、インバウンドは皆減状態ということですが、県では、インバウンド観光客について、いつ頃コロナ前の状況に戻ると見込んでいるのかお尋ねします。

(観光政策課長答弁)
○ インバウンドの回復時期については、コロナ感染症やワクチン接種の状況、各国の渡航規制や我が国の入国制限の状況、また、航空会社の路線再開など多くの要因があり、見込みを立てるのは大変難しいところであります。
○ 国連世界観光機関(UNWTO)の発表では、国際観光市場の回復について、当機関の専門家委員会のほぼ半数の方が、コロナ前の令和元年(2019年)の水準に戻るのは、2024年以降になると予測しています。この予測を踏まえ、私どもとしましては、インバウンドがコロナ前の状況に戻るのは、令和6年(2024年)頃になるのではないかと考えております。

問3 国際機関の予測では、インバウンドが本格的に戻るのが令和6年、2024年頃になるとのことでありますが、その際には、日本国内の地域間競争だけでなく、全世界での観光客の争奪戦が繰り広げられると思います。福岡を選んでいただくためには、いかに福岡の情報を魅力的に、効果的に発信できるかにかかっていると思います。
そこで、その有効な手立てとして、映画やドラマのロケ地を訪ね、その地域の風景と食を堪能し、人々の”おもてなし”に触れ、その地域のファンになることで、ロケ地となった地域の持続的な観光振興の取り組みにつながる「ロケツーリズム」を提唱したいと考えます。
まず、福岡県を舞台とした映画やドラマなどを活用した国内外からの誘客について、県のこれまでの取り組みについてお尋ねします。

(観光振興課長答弁)
○ 県では、これまでも、福岡県を舞台として注目を集めた映画やドラマについて、その舞台となった場所を県の観光情報サイト「クロスロードふくおか」やパンフレットで紹介するとともに、旅行会社に対して旅行商品化を促すため、情報発信を行ってきたところです。
○ また、インバウンド向けとして、タイ語の観光パンフレットの中で、北九州市の河内藤園や福岡市の舞鶴公園などタイのドラマの撮影スポットを紹介しています。このパンフレットをタイで開催される旅行博で活用するとともに、県のインバウンド向け観光情報サイト「VISIT FUKUOKA」にも掲載し、広く情報発信を行ってきたところです。

問4 これまでの取り組みは分かりました。一方で、一つのドラマや映画の観光資源としての賞味期限は2年ぐらいと言われています。つまり、ロケ地情報をはじめとする県内の観光資源の情報をつかんで、それをタイミングよく発信していく必要があるということです。県として、今後どのように情報発信に取り組むのかお尋ねします。

(観光振興課長答弁)
○ 今後も県内の豊かな自然や景観など、まだ十分に知られていない地域や魅力ある観光資源を市町村とも連携して、掘り起こし、それを動画や県の観光情報サイト、SNS、観光情報パンフレットなどで紹介してまいります。
○ 映画のロケ地をPRすることは、権利関係により一定の制限が生じることもありますが、注目を集めた作品については、これまで同様に、その舞台となった場所やその周辺の観光スポットを、観光サイト、SNS、パンフレットなどで発信してまいります。

問5 各地域のフィルムコミッション、ロケ誘致に積極的に取り組んでいる市町村もあります。ロケ地をはじめとする県内の観光資源の情報を国内外のターゲット層にしっかり届けていただきたいと思います。そのためには、特にコロナ禍においては、デジタルの有効性が一層増しているのではないかと考えます。そこで、デジタルを活用した情報発信について、昨年度の取り組みをお答えください。

(観光振興課長答弁)
○ 国内向けには、これまで取り上げてこなかった隠れた観光スポットを旅行者目線で紹介した観光PR動画「ふくおか避密の旅」において、福智町の「平成筑豊鉄道の運転体験」や、赤村の「源じいの森」などを紹介し、SNSなどにより広く発信しました。
○ また、インバウンド向けには、県内観光地の魅力をよく知る県内在住の留学生などにご協力いただき、英語や中国語などそれぞれの国の言葉で安全・安心な福岡の魅力を伝えるための動画を制作し、往来再開時には、福岡に来ていただけるように、インバウンド向け県観光情報サイト「VISIT FUKUOKA」などで発信したところです。

問6 福岡県が舞台となった映像作品の舞台を、国内外に発信し、ロケ地となった地域の魅力を伝えることで、ロケツーリズムが国内外からの誘客に有効であると私は考えます。また、本県の魅力をデジタル活用によってターゲットに応じた情報を発信していくことは、本県の観光振興に大いに寄与していけると考えます。こうした取り組みを通じて、国内外からの誘客に繋げていただきたいと思います。
9月定例会に補正予算として添田町・英彦山のロケ誘致のための市場調査が提案され、議決しました。また来春には、ドキュメンタリー映画として、添田町・英彦山の山伏とアメリカのインディアンとの交流も企画されています。今後、英彦山が舞台となる海外の映像作品が誕生した際には、コロナ収束後の国内外からの誘客への起爆剤になるやもしれません。 ところで課長は「鬼滅の刃」をご存じでしょうか?

(観光振興課長答弁)
○ はい、映画を観ました。世界的に有名な作品です。

問7 ご多分にも漏れず、私も全巻読みましたが、実は「鬼滅の刃」の鬼滅とは、英彦山山系の岳滅鬼岳(がくめきだけ)・岳滅鬼山(がくめきさん)ではないのかと噂が広がっているのをご存じでしょうか。
岳滅鬼山は、鬼滅の逆の漢字を書きます。
山名の由来は、「(悪業の報いとして餓鬼道に落ちた亡者)餓鬼の心を滅する」から来ていると言われています。
英彦山の鬼杉や一晩にして作ったと言われる鬼の階段、鬼の割れ石など英彦山や求菩提山、修験の山には鬼にまつわる伝説が数多く残っています。
英彦山の御祭神は、天照大神の第一子、天忍穂耳命(あまのおしほみみのみこと)です。つまり天照大神の子ども、「日の子どもの山」、「日の子の山」、これが「日子山(英彦山)」の由来です。
鬼滅の刃では、唯一、鬼を倒せることができるのが日輪刃ですが、どう考えても鬼滅の刃は、この「日の子の山」つまり「英彦山」をモデルにしているのではないかと考えてしまいます。
主人公の竈門炭次郎の師匠の鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)の天狗の面は、英彦山天狗を連想させますし、「花の呼吸」の使い手の栗花落カナヲ(つゆり・かなを)の手に乗っている蝶は、日本で唯一の渡り蝶といわれるアサギマダラではないでしょうか。アサギマダラは英彦山にも飛来してくる蝶です。
そして、主人公の竈門炭次郎の竈門ですが、もともと英彦山は、平安時代末期に編まれた「梁塵秘抄」(りょうじんひしょう)という歌謡集に記されています筑紫の霊験所「竈門の本山『彦の山』」としても紹介されています。
作者の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏は福岡県出身であることから、英彦山の修験道や鬼伝説などの歴史に精通していてもおかしくありません。
鬼滅の刃は、世界的なヒット作品となっておりますので、もし英彦山がその聖地だとすれば、これは世界の観光名所になりうるのではないかと思います。
部長、「鬼滅の刃」を詳しく調査・研究して、調査・研究っていうのは、漫画を熟読し、一番いいのは、やはり作者に聞くのが一番ですが、それで「ふくおかの避密の旅」ならぬ「ふくおかの鬼滅の旅」の企画を検討されてはどうでしょうか。
部長、最後に、県内の観光産業は、新型コロナの影響を受けているところでありますから、国内外からの誘客を図ることによる観光振興に向けた部長のお考えを伺います。

(商工部長答弁)
○ 県では、旅行先を検討する国内外の方々に、本県を選んでいただけるよう、県内の豊かな自然や景観など、まだ十分に知られていない地域や魅力ある観光資源の発掘、また、それを情報発信していくという取組を行っております。
○ また、その中で、福岡県を舞台として注目を集めた映画やドラマについては、舞台となった場所や周辺スポットを観光サイトやSNSなどで発信してきたところです。
○ 特に、コロナ禍においてはデジタルを活用した情報発信、それも、これまで取り上げてこなかった隠れた観光スポットや、ドローンを使った空撮などこれまでと違う角度や視点での動画で、本県の魅力を伝えていく、こういう取組が大事だと考えております。
○ 今後とも、本県の魅力を国内外の方々に、いろいろな工夫をしながら、PRに取り組み、新型コロナウイルス感染症の影響を受け減少した観光需要を喚起していき、観光の振興にしっかりと努めてまいります。

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2021.10.6



令和3年2月定例会一般質問〜大学入試改革及び新型コロナウイルスの影響による進路指導について

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令和3年2月定例会一般質問(大学入試改革及び新型コロナウイルスの影響による進路指導について)

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今年の大学受験は、受験生にとって五重苦とも言われました。これまでのAO(アドミッション・オフィス)入試が「総合型選抜」に、従来の推薦入試が「学校推薦型選抜」へと変わりました。そして、これまでの大学入試センター試験から代わったのが、「大学入学共通テスト」で、去る1月16日、17日に行われました。
この大学入学共通テストは、当初、入試改革の目玉とされていた「英語民間試験」と「記述式問題」の導入が見送られるなど、国の対応が現場の混乱を招きました。また文部科学省による入学定員が厳格に管理され、受験生にとっては、大変厳しい入試となりました。さらに追い打ちをかけるように襲いかかったのが新型コロナウイルスであります。
これまでの大学受験とはまったく異なる入試制度と環境に、受験生はもとより、保護者も戸惑い、翻弄され、不安を抱えながらの受験となったのではないかと思います。
私も保護者の立場で大学受験に関わり、いくつかの諸課題が見えてきましたので、来年度以降の入試を見据えて教育長に質問しました。

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問 福岡県の高校生・若人たちへのメッセージについて
○ この度、高校を卒業された皆さんは、新型コロナウイルスの影響で、思い描いていたような学校生活を送れず、不安や悩み、焦り、くやしさなどをたくさん感じながら最後の1年間を過ごされたことと思う。
○ しかし、苦しみやつまずきの多かったこの1年間で、逆境を乗り越える精神力や、人の喜びや悲しみに寄り添う心、他者と協力して新たな価値を生み出す力の大切さにも気付いたのではないかと思う。
○ 未来を担う若者には、この経験を糧に、自分の目標に向かって挑戦を続け、若者らしい自由で豊かな発想と行動力で人生を切り拓き、社会に新たな希望をもたらす原動力となることを期待している。

問 新たな大学入試に対応した指導や授業のあり方について
○ 大学入学共通テストは、いわゆるセンター試験と比べ、知識のみで解答できる問題が減り、理解の質を問う問題や、日常生活から課題を発見し解決方法を構想する場面、資料やデータ等を基に考察する場面など、学習の過程を意識した問題が増えている。
○ このような入試に適切に対応するには、知識・技能の確実な修得とこれを基にした「思考力・判断力・表現力」や「柔軟な発想で課題を解決する能力」を育成することが求められる。
○ このため今日の各学校においては、「主体的・対話的で深い学び」の視点から、課題についてグループで共に考え、学び、豊かな発想が生まれる授業や、現実の課題を考える中で学んだ知識がつながり、驚きや感動を伴う授業などが取り組んでおり、今後ともこうした授業改善を促進してまいる。

問 大学入試の多様化への対応について
○ 大学入試には、「一般選抜」、「総合型選抜」、「学校推薦型選抜」などの方式があり、特に私立大学においては、大学入学共通テストを利用する方式や一般テストと大学入学共通テストを併用する方式もあるなど、複雑化している。また、インターネットによる出願が主流になりつつあり、従前よりもきめ細かな指導が必要となっている。
○ このため、担任が責任を持って生徒の希望に沿った入試制度の情報収集・整理を行うことを基本としつつ、担任間、あるいは担任と進路指導担当者が連携した指導、さらには、大学による説明会を学校で実施することなどにより、生徒が適切に進路を選択できるよう努めてまいる。

問 今年度の学校現場での学習指導・進路指導について
○ 大学入学共通テストでは、英語民間検定試験の活用や国語と数学の記述式問題の実施が見送られたものの、問題の質は変化している。県立高校においては、その変化を想定して柔軟かつきめ細かな指導を行ってきた。
○ また、家庭の経済状況の急変に対応するため、あらかじめ日本学生支援機構の奨学金制度についての周知を行うほか、主に生活困窮世帯の生徒に対して、進路支援コーディネーターが様々な奨学金制度を紹介するなど丁寧な進路指導が行われている。

問 来年度の学習指導の具体的な対策について
○ 県立高校では、今年度の臨時休業期間中にオンライン学習の取組が始まり、現在、全校において実施が可能となっている。
○ また、通常時においても、ICTを活用した指導と従来の対面型指導の最適な組み合わせによる「新しい教育様式」を確立する取組を推進している。
○ 県教育委員会としては、教員のICT活用指導力研修の充実を図るとともに、学校がオンラインで相互に取組事例を共有できる仕組みを整え、県立高校全体の学習指導体制の充実を図る決意です。

問 県立高校卒業後の就職未決定者と今年度の課題を踏まえた来年度の取組について
○ 県立高校における本年1月末時点の就職未決定者数は、117名である。
○ これらの生徒については、引き続き丁寧な就職支援を行い、卒業後も本人の状況や希望に応じて連絡を取り、ハローワークや若者就職支援センター等と連携した求人情報の提供や会社説明会の案内など、きめ細かな支援を継続することとしている。
○ また、来年度は就職指導員を年度当初から配置し、学校を挙げての就職指導の充実にさらに取り組んでまいる。

2021.3.4



令和2年9月定例会〜一般質問(経済再起動のマインド転換と新型コロナウイルス感染不安払拭健康づくり)

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令和2年9月定例会一般質問(経済再起動のマインド転換と新型コロナウイルス感染不安払拭健康づくり)について

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新型コロナウイルス感染症拡大で、私たちの生活は一変しました。
この4連休中は、行楽を含めて、かなり賑わいを取り戻したようで、一方、新型コロナウイルス感染拡大も1桁台が続いています。しかしながら、一度、冷え込んだマインドを転換させることは、そんなに容易なことではありません。新型コロナウイルス拡大を抑えながら、経済を再起動させる。福岡県民の先頭に立つ知事が、未来の社会を明るく描かなければ、私たち福岡県民は後ろ向きのままで、前向きな気持ちになれません。
「病は気から、景気も気から」
本日の質問のねらいは、県民の冷え込んだマインドを転換させるための、知事の未来社会に希望が見える力強いメッセージ、明確な経済再起動へのビジョンを示して頂くこと、教育長に、ゴルフをはじめ総合運動部の設置を促すことにありました。

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問 ゴルフ場利用者数の減少について
○ 平成29年に実施した県民の運動・スポーツに関する調査では、週1回以上、スポーツをしている人の割合は増加している。一方で、国の統計では、ゴルフ場の利用者数は、減少傾向にあり、特に20〜30歳代について、その傾向が大きくなっている。
○ このようにスポーツ実施率が増加しているにもかかわらず、ゴルフ場利用者が減少している状況については、若い世代を中心に、スポーツクライミングやスケートボードなど、個人の興味と関心に応じて、スポーツ種目が多様化し、選択肢が増えたことが要因として考えられる。

問 ゴルフを通じた地域の活性化について
○ 本県では、賞金ランキング上位者をはじめ、著名な選手が数多く参加する国内メジャートーナメントが開催されており、県内外から多くの観客やマスコミ、大会関係者が来訪している。その際、多くの方が県内に宿泊されるとともに、トーナメントによっては、本県の農林水産物を使った食事の提供や特産品の販売を行っており、地域の活性化に資するものとなっている。
○ 一方、国では、このようなスポーツへの参加や観戦を目的として地域を訪れたり、地域資源とスポーツを掛け合わせた観光を楽しんだりするスポーツツーリズムの拡大に取り組んでいる。
○ 本県には、豊かな自然や、四季折々の農産物といった魅力ある地域資源がたくさんある。これらを最大限に生かし、ゴルフをはじめ様々なスポーツと地域資源とを組み合わせた新たな観光商品を開発し、これを広く国内外にPRすることで、交流人口の拡大、スポーツを通じた地域の活性化に取り組んでいきたいと考えている。

問 ゴルフ型ニュースポーツの振興について
○ グラウンド・ゴルフやターゲットバードゴルフなど、ゴルフ型のニュースポーツは、年齢や性別、障がいの有無に関わらず、どこでも実施できるといった特性があることから、スポーツになじみの薄い方も気軽に体験することができる。
○ このため、本県では、毎年、「スポーツ・レクリエーション祭」を開催し、その中で、ゴルフ型のニュースポーツを競技種目に取り入れている。また、県内各地域に創設されている総合型地域スポーツクラブにおいても、スポーツを始めるきっかけづくりとして、ゴルフ型ニュースポーツをプログラムに取り入れている。
○ 今後も、市町村や競技団体、総合型地域スポーツクラブなど、関係者と連携し、ゴルフ型ニュースポーツの振興を図ってまいる。

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問 本県高等学校のゴルフ部の設置校数とゴルフ部創設のメリットについて(教育長答弁)
○ 県高等学校体育連盟の調査によると、今年度、ゴルフ部として登録している高等学校は、4校である。
○ ゴルフは、自然の中での自己申告による競技であることから、「正直さ」や「判断力」等を育成するのに適していると認識している。 また、ゴルフ部をはじめとした県内に数少ない運動部活動を創設することは、学校の特色化につながるものと考えている。

問 公立学校の授業等においてゴルフを実施するモデル校の検討について(教育長答弁)
○ ゴルフは、学習指導要領上、取扱いの制限があり、容易に体育の授業で取り上げることができないことや、練習施設や指導者、活動に係る経費などの競技特性上の問題もあることから、モデル校の検討は、現状では難しいと認識している。
○ しかしながら、子供たちがゴルフをはじめとした様々なスポーツに触れる機会を提供することは重要であることから、多様なニーズに対応した総合運動部の設置について検討するとともに、必要に応じて各競技団体が実施する体験教室等の情報提供に努めてまいる。

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問 経済再起動に向けた明確なビジョンについて
○ 新型コロナウイルス感染症とは、長く向き合っていく必要があり、医療提供体制の維持・確保を中心に据え、社会全体で感染防止を図りながら、経済活動のレベルを上げていくことが重要であると考えている。
○ 新型コロナウイルス感染症の拡大や最近の自然災害の頻発により、国民は、人口や機能の大都市部への過度な集中に伴うリスクを改めて実感したのではないか、価値観と行動も変わってくるのではないかと考えている。
それに伴い、これまでの社会生活、事業活動も大きく変わっていくことが見込まれる。現在、リモートワークなど多様な働き方が推進されており、実際に、各種機能を分散する民間企業の動きも出てきている。
そして、このような変化に伴い、新しい業態のビジネスも生まれてきている。
○ 本県の経済は、依然として厳しい状況にあるが、このところ持ち直しの動きがみられる。
この機を捉え、実効性のある経済対策・雇用対策に取り組み、「働く」「暮らす」「育てる」ことができる環境を整え、地域の魅力を高めることにより、福岡県を元気にしていきたいと考えている。

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2020.9.24



令和2年予算特別委員会〜JR日田彦山線復旧会議について(緑友会福岡県議団質問)

JR日田彦山線復旧会議について〜第二款総務費(緑友会福岡県議団質問)3月17日

(質問)日田彦山線復旧会議の設立の目的について
(交通政策課長)
日田彦山線復旧会議の要綱第1条で、「平成29年7月九州北部豪雨で被災した日田彦山線(添田駅〜夜明駅間)について、福岡県、大分県、東峰村、添田町、日田市、そして、九州旅客鉄道株式会社が連携し、日田彦山線を復旧するための方策を検討し、実施するための会議を設置する」と定めている。

(質問)
日田彦山線の復旧は、鉄道による復旧ということを目的とされた会議か。

(交通政策課長)
日田彦山線を鉄道で復旧するための会議であると認識している。

(質問)
日田彦山線復旧会議は誰の呼びかけで設立されたのか。

(交通政策課長)
JR九州の青柳社長の呼びかけで設立された。

(質問)
日田彦山線復旧会議で、現在、BRT案を含めて3案が検討されている。当初の日田彦山線復旧会議の鉄道による復旧という、その会議の目的が変質したと考えるが、県の見解は。

(交通政策課長)
規程や目的が変わったわけではない。協議の中で、JR九州が自治体側に運行経費1億6,000万円を求めているということから議論が膠着している。

(質問)
もしこの日田彦山線が被災していなかったら、通常通り運行していたかどうか、沿線自治体に1.6億円を求めていたかどうか問う。

(交通政策課長)
JR九州の経営に関することで、私にはわかりかねます。

(質問)
九州の自立を考える会とJR九州の意見交換会で、JR九州から設備メンテナンス費1億5,700万円ということを根拠に、1.6億円を求めているという説明があった。事実上の上下分離方式だと思う。他の赤字ローカル線の議論に波及しかねないと危惧するが県当局が見解を問う。

(交通政策課長)
JR九州は、1億6千万円は、いったん不通となった日田彦山線を復旧し、将来に渡り、継続的に運行していくために必要ということで求めているものと認識をしている。このことをもって、直ちに他の路線に適用されるものではないと考える。

(質問)
先ほどの答弁で、もし被災をしていなかったら、運行をしていたかとには、経営状況のことで答えられないと言われた。今回、危惧があるということを言ったら、それは明確にないと思うと言われた。これも経営状況に関することで、答弁に矛盾があるがいかがか。

(交通政策課長)
これはあくまでも私の推測でいうことで、日田彦山線をいかに復旧するかということの議論の中でなされているものだと捉えている。

(質問)
日田彦山線復旧会議は5回開催されているが、これ以外にJR九州に対して、知事自らが根回し、もしくはトップ会談をされた事実があるのか。

(企画・地域振興部長)
本会議で知事は、「ご自身の経験や人脈も使いながら、国などの関係機関に対して働きかけを行ってきた」と答弁をされている。私自身が存じ上げているものも含めて、その内容や時期、回数については、信頼関係をもとに協議を重ねてきたもので具体的には申し上げられない。

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JR日田彦山線復旧会議について〜知事保留質疑(緑友会福岡県議団質問)3月25日

(質問)
会議の目的が変質をしたという見解を知事は持っておられるのか。第3回会議の議事録を読むと、知事は「交通ネットワーク」という言葉を使われた。東峰村の澁谷村長は「交通ネットワーク」ではなく「鉄道ネットワーク」という言葉に代えさせていただきたいと2回発言されている。しかし、知事は何らフォローはされていない。復旧会議の目的が変わった引き金を引いたのは知事ではないか。

(小川知事)
鉄道による復旧ということでスタートしており、その目的、この問題の解決というのは変わってない。 今、鉄道による復旧、それから地元負担による鉄道復旧、それからBRT、バスが検討の対象になっている。私の発言は、「地域住民の移動手段とか利便性の確保、あるいは地域の活性化に応える交通ネットワークというものについて、そもそも鉄道事業者であるJR九州としてどう考えているのか」と、お金を出さないと鉄道がなくなるというような言い方をされたものだから、そもそも、だったらということで、今の話をさせていただいた。

(質問)
東峰村の澁谷村長が「交通ネットワーク」ではなくて「鉄道ネットワーク」という形で言い換えてくださいと2回発言されている。そこについては何ら言及されなかった。なぜフォローされなかったのか。

(小川知事)
議論が膠着をしていた。JR九州が1億6千万円が出せなければ鉄道が終わる状況にある。我々は鉄道による復旧、これはずっと言い続ける、変わっていないと。そういう意味では、フォローアップをしてなかったということは申し訳なかったかもしれない。

(質問)
知事は、この1年間で、日田彦山線復旧会議以外でJR九州と直接交渉されたのか。

(小川知事)
青柳社長ともいろいろ協議を行ってきました。その内容、時期、それから回数につきましては、それぞれ信頼関係があるので、お答えを控えさせていただきたい。

(質問)
では、東峰村の澁谷村長とは、この1年間、膝付き交えて何回話されたのか。

(小川知事)
何回という回数は覚えておりません。いろんな機会にお話をさせて頂いている。

(質問)
澁谷村長にお聞きをしたところ、令和元年6月2日16時30分に会っている。いろんな局面で会っていると言われたが、村長は、県は一貫してJR九州の主張に寄り添い、沿線住民の切実な願いを無視するかのごとき態度だと言われている。小川知事に問題解決へのリーダーシップが感じられないと言われている。東峰村との信頼関係をどう取り戻すのか。

(小川知事)
今月になり澁谷村長のところにお訪ねをした。信頼関係がないと言われたら、私としては、それを取り戻すべく、これまで以上にしっかりやらせていただきたい。

(質問)
大分県交通政策課長が国土交通省からの出向で、大分県とJR九州でシナリオができているんではないか。次回の日田彦山線の復旧会議で、知事が本当に県民に寄り添って公平公正な判断をこの会議で出しうるのか、知事の見解を問う。

(小川知事)
今まで失った時間というか、地域の皆さんの信頼関係、これをしっかり築いて、地域の皆様にとって、よりよい解決策になるよう、引き続き地域にしっかり入っていって、首長の皆さんとも相談をしながら、また、県議会の皆様のお力添えも賜りながら、できるだけ早く、より良い形のものを導き出したい、一生懸命やっていきたいと思う。

《参考資料》自民党県議団より提案された新たな復旧案

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2020.3.17



令和2年予算特別委員会(新型コロナウイルスによる学校給食中止に伴う酪農への影響について)

令和2年予算特別委員会が開会されています。委員会の理事兼委員として、委員会の運営と委員として質疑(保健福祉介護部所管・農林水産部所管)に、そして会派内の質疑内容(JR日田彦山線普及問題)に携わっています。3月17日の予算特別委員会では、・健康づくり・食生活改善の取り組みについて、また3月18日は、新型コロナウイルスによる学校給食中止に伴う酪農への影響について、質問に立ちました。

今議会では、新型コロナウイルスが、私たちの生活に大きな影響を与え、何よりも政治や行政に大変重たい課題を突き付けていますから、すべての質問をこの新型コロナウイルス対策に充てています。
行政として何を為すべきか、特に住民生活に直結する都道府県の責任は極めて重く、素早く的確な対応が求められてきました。
そこで私は、新型コロナウイルス対策としては、短期的・長期的、そして中期的の3つの視点からの対策が必要ではないかと考え、質問をしています。
一つ目は、短期的視点で、これは行政関係者が集団感染して行政が機能不全に陥らないための対策。また、医療機関が医療崩壊を起こさない取り組みが重要だということで、一般質問をしました。
二つ目は、長期的視点から、予算特別委員会の保健福祉介護部所管で、県民一人ひとりの健康増進を図り、免疫力を高める施策を講じることについて質問しました。
そして三つ目が、中期的な視点から、新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食業などの外食産業やスポーツジム、イベント開催の中止などで、大きな影響を受けている産業・分野へ、しっかり手当てをし、経済活動の停滞を最小限に抑えること。これは農業分野も例外ではありません。特に、全国一斉休校により、影響の大きい、酪農関係者や乳業メーカーに対する支援策について質問をしました。

予算特別委員会(農林水産部所管 新型コロナウイルスによる学校給食中止に伴う酪農への影響について)テープ起こし
緑友会の神崎聡です。
本日は新型コロナウイルス対策の中期的な視点から、質問をしたいと思います。
農家の間では、この終わりの見えない感染拡大が、経営に及ぼす影響に不安がつのっているのではないかと思います。
特に、今回の小学校・中学校の全校一斉休校によって、酪農関係者や乳業メーカーでは、学校給食用牛乳を加工用製品に振り替え、影響を最小限にする対応に追われています。

問1
県内の酪農家が生産する生乳のうち、学校給食用牛乳に利用される割合は、どれ程のものでしょうか。
また、給食用として納入できなくなった生乳はどうなっているのでしょうか。

課長答弁
九州各県の生乳は、九州生乳販売農業協同組合連合会が一元的に購入し、各乳業メーカーに対し、市販用や学校給食用、加工用などの用途別に販売しています。
九州全体で生産された生乳のうち学校給食用に使用された割合は、平成30年度実績で約7%となっており、本県についても同様の割合となります。
今回の臨時休校により学校給食用として使用されなかった生乳は、ほとんどがバターや脱脂粉乳などの加工向けに販売されています。

問2
それでは、生産した生乳が、学校給食用牛乳から、加工向けに変更されることで、酪農家にどのような影響が考えられるのでしょうか。

課長答弁
現在、酪農家が生産した生乳は、廃棄されることなく、今までどおりの全量が出荷できています。
しかし、生乳の価格は、飲用や加工などの用途ごとに異なり、学校給食に用いられる飲用向けに比べ、バターや脱脂紛乳など加工向けは、低く設定されているため、加工向けに変更されると、酪農家に支払われる乳代がその分減少します。

問3
学校給食用牛乳が停止したことで、酪農家の収入が減少し、経営に大きな影響があるという、そういうことですね。
今回の酪農家への影響については、国が対策を公表していますが、どのような内容になっているのでしょうか。

課長答弁
先週、国は、学校給食用牛乳向けから生乳価格の低いバターや脱脂粉乳などの加工向けへの用途変更によって、生じる価格差を補てんする事業を公表したところです。
それによると、学校給食用牛乳に生乳(せいにゅう)販売した場合と同等の収入が確保されるものと考えております。

問4
酪農家の収入は何とか確保されるとのことですが、一方で、今回の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、小・中学校の生徒が牛乳を飲む機会が減ったことや、影響が長期化した場合には、牛乳の消費量の減少も心配されます。
そこで、県や県民が、酪農家を応援するためには、もっと牛乳を飲んでいくことが大切ではないでしょうか。
そこで、県として、これに向けてどのように取り組んでいこうと考えられているのでしょうか。

課長答弁
新型コロナウイルスの影響により牛乳の消費減少が起きていることから、一層の牛乳の消費拡大が重要と考えております。
そうした中、来年度には、九州で全日本ホルスタイン共進会の開催が予定されていることも踏まえ、牛乳の消費拡大の取組みを強化するための予算をお願いしているところです。
具体的には、酪農団体が実施する消費拡大イベントの開催や子供達を招いた酪農体験活動を支援したいと考えています。

問5
牛乳の消費拡大の取り組み強化をするための、予算をお願いするとのことですが、是非、この予算を活用して、最大限の効果が出るように、しっかり取り組んで下さい。
また、農林水産業分野における新型コロナウイルスの影響についても、しっかり把握して頂き、影響が最小限に抑えるように、部長に要望しておきます。
執行部には、外国人技能実習生への影響についてお尋ねするようにしていましたが、時間の関係で、割愛させて頂きます。
ただ、外国人雇用は、農業分野のみならず、今日本では、貴重な労働力となっています。新型コロナウイルスによる影響の中で、まだまだ終息する気配はなく、今後の影響が心配されますが、別の機会で議論をしたいと思います。
最後に、農林漁業者が安心して事業継続できるよう、県としてどう対応していく所存か、部長の決意をお聞かせ下さい。

部長答弁
本県の農林水産業においても、新型コロナウイルスの感染拡大により、様々な影響が出て来ております。
このため、県では、先週水曜日に、農業、林業、水産業それぞれの経営相談に応じ、対応可能な支援制度を紹介する相談窓口を、県下の農林事務所や普及指導センター、水産海洋技術センター等に開設したところです。
今後とも、農林漁業者への資金繰りをはじめとした様々な課題について、国の支援制度も活用しながら、農林漁業者に寄り添い、きめ細やかに対応してまいります。

2020.3.18



令和2年予算特別委員会(健康づくり・食生活改善の取り組みについて)

令和2年予算特別委員会が開会されています。委員会の理事兼委員として、委員会の運営と委員として質疑(保健福祉介護部所管・農林水産部所管)に、そして会派内の質疑内容(JR日田彦山線普及問題)に携わっています。3月17日の予算特別委員会では、・健康づくり・食生活改善の取り組みについて、また3月18日は、新型コロナウイルスによる学校給食中止に伴う酪農への影響について、質問に立ちました。

今議会では、新型コロナウイルスが、私たちの生活に大きな影響を与え、何よりも政治や行政に大変重たい課題を突き付けていますから、すべての質問をこの新型コロナウイルス対策に充てています。
行政として何を為すべきか、特に住民生活に直結する都道府県の責任は極めて重く、素早く的確な対応が求められてきました。
そこで私は、新型コロナウイルス対策としては、短期的・長期的、そして中期的の3つの視点からの対策が必要ではないかと考え、質問をしています。
一つ目は、短期的視点で、これは行政関係者が集団感染して行政が機能不全に陥らないための対策。また、医療機関が医療崩壊を起こさない取り組みが重要だということで、一般質問をしました。
二つ目は、長期的視点から、予算特別委員会の保健福祉介護部所管で、県民一人ひとりの健康増進を図り、免疫力を高める施策を講じることについて質問しました。
そして三つ目が、中期的な視点から、新型コロナウイルスの感染拡大により、飲食業などの外食産業やスポーツジム、イベント開催の中止などで、大きな影響を受けている産業・分野へ、しっかり手当てをし、経済活動の停滞を最小限に抑えること。これは農業分野も例外ではありません。特に、全国一斉休校により、影響の大きい、酪農関係者や乳業メーカーに対する支援策について質問をしました。

予算特別委員会(保健福祉介護部所管 健康づくり・食生活改善の取り組みについて)〜テープ起こしより
こんにちは。緑友会の神崎聡です。 早いもので議員になって10年目を迎えようとしています。初当選時には、希望を胸に抱えて議会に来ていましたが、そのうちに、脂肪を腹に抱えて来るようになっていました。 これじゃ身体によくないと思い、幾度となくダイエットを試みているところです。 元気で長生きすることは、誰しもが願っていることだと思います。健康上に問題なく日常生活が送れる期間とされる健康寿命を延ばすために、どうすればいいのか。そこで本日は、健康づくりについて、食生活の改善の取り組みを中心に質問したいと思います。 問1
元気で長生きすることは、誰しもが願っていることだと思います。健康上に問題なく日常生活が送れる期間とされる健康寿命を延ばすために、どうすればいいのか。そこで本日は、健康づくりについて、食生活の改善の取り組みを中心に質問したいと思います。
わが会派の代表質問で、「健康づくり県民運動」について、2月5日から開始しましたスマートフォンアプリ「ふくおか健康ポイントアプリ」の取り組みを質問しましたが、私もさっそく利用しています。
子どもから高齢者までのあらゆる世代や男女の性別に関わらず、自らの健康を自ら意識して取り組んでいくことが、何よりも大切なんだと思います。
私の場合、50才を過ぎたあたりから、体重が増え、太り出してきました。先ほど申しましたように、何度もダイエットを試みたんですが、結局リバンドして、なかなかうまくいきませんでした。
そこでまず中高年が太りだす原因と、どのようなリスクが発生するのかお聞かせ下さい。

課長答弁
中高年は加齢に伴って、「特段の活動を行わなくても必要なエネルギー量」である「基礎代謝量」が低下するなど、エネルギーの必要量が低下いたします。
このような中、若いころと同様の食事量を摂り続けるといった食生活を送ると、結果として摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、太る原因となると考えられます。
太ることにより体脂肪が過剰に蓄積し、いわゆる肥満の状態となります。特に肥満の中でも、内臓に多くの脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」は、糖尿病や脱質異常症・高血圧症・心血管疾患などの生活習慣病をはじめとして数多くの疾患の要因になるといわれています。

問2
私もですね。今、課長がおっしゃられたように、中年になると基礎代謝が落ちて、太るのは仕方ないのかなぁと諦めかけていたんですが、厚生労働省の生活習慣病予防のための健康情報サイト「e‐ヘルスネット」に、「日本人の基礎代謝基準値」という表がありまして、意外な事実を知りました。
それによると、標準的な体格の人の場合、男性の基礎代謝量のピークは15〜17歳で、1日1610キロカロリー。それが、30〜49歳までは1530キロカロリーを維持しますが、50〜69歳になると1400キロカロリーになります。
また、女性の基礎代謝量のピークは12〜14歳で、1日1410キロカロリー。それが徐々に落ちてきて、50〜69歳になると1100キロカロリーになります。
つまり、50代〜60代になるとピーク時に比べ、基礎代謝量が男性では210キロカロリー、女性では310キロカロリー落ちることになりますが、ごはん1杯分のカロリーは、普通盛り140gで235キロカロリーですので、基礎代謝量は若い時と比べても、ごはん1杯分ぐらいしか落ちていないということになるようです。
従って、私が太ってしまった原因は、基礎代謝量が落ちたからというよりは、要は食べ過ぎ、飲み過ぎだということが厚生労働省の「e‐ヘルスネット」でわかりました。
そこで課長にお尋ねしたいんですが、理想的でバランスの良い食事とは、どういうものなんでしょうか。お答えできますか。

課長答弁
肥満や生活習慣病を予防するための理想的なバランスの良い食事とは、エネルギー収支に配慮しながら、たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどの無機物といったか五大栄養素が過不足なく摂取できる食事であって、食塩摂取量も一定以下に抑えられる食事です。

問3
私たちは日本人ですので、日頃から和食を食べています。一汁三菜という言葉がありますが、和食は1食で五大栄養素が補えるので理想的なバランスの良い食事だと言われています。
ところで、課長、この和食には、「まごわやさしい」という言葉がありますが、ご存知ですか?
実は、今年の5月に私の長女の出産予定でありまして、私にとりまして、いわゆる初孫ということになります。「まごわやさしい」食事とは、どのようなものなのかご存じですか。

課長答弁
日本食に使用される食材の頭文字をとって「まごわやさしい」という言葉があります。
「ま」は「豆類」、「ご」は「ごま」、「わ」は「わかめなどの海藻類」、「や」や「野菜」、「さ」は「魚」、「し」は「しいたけなどのきのこ類」、「い」は「芋類」をさしています。
「まごわやさいい」の食材は、エネルギー源となる炭水化物、体をつくるたんぱく質、体の調子を整えるビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれる食材であり、これらをうまく活用することで理想的なバランスの良い食事の摂取につながると考えられます。

問4
「まごわやさしい」、和食は理想的なバランスの良い食事ということを具体的に説明して頂きました。
ところで、中年の肥満や生活習慣病とは対照的に、高齢者の間では、低栄養が健康上の大きな問題になっています。高齢者は風邪をこじらせて肺炎となり、肺炎が原因で死亡することもあります。
一般質問で取り上げましたが、今、新型コロナウィルスの発生により、わが国は大変憂慮すべき事態になっています。肺炎でお亡くなる高齢者もおられるのは承知の通りです。
まだ、ワクチンも開発されてなく、治療薬もありませんから、やはり免疫力を高めていることが大事なんだと考えます。
免疫力を低下させないためには、適度に運動し、よく寝ること、そして日光浴、太陽に当たること、そして食事をしっかりとることだと思います。
他には何かありますでしょうか。

課長答弁
食事をしっかりとることと合わせて栄養バランスの良い食事を心掛けることがあげられます。
また、喫煙や過度な飲酒などは、免疫力を下げる要因になります。

問5
私の地域は高齢化率が非常に高く、敬老会には多くの高齢者が来られ、そこで来賓の挨拶をさせて頂きます。その時、私は、「1に健康、2に健康、3・4がなくて、5に健康、健康のためなら命はいらない」と笑いを誘います。
そうなんです。「笑い」や「笑顔」が免疫力を高めるんです。「よく寝て、よく食べ、よく笑う」これなんだと思います。
課長の方からは、栄養バランスの良い食事を心がけることが重要とのことでしたが、それでは、バランスの良い食事を県民の皆さんに行っていただくために、どのようなことに取り組んでいるのかお尋ね致します。

課長答弁
これまで、6月の食育月間や11月の食育・地産地消月間におけるキャンペーンなどを通じて、県民に直接、栄養バランスの良い食事の摂取などについて働きかけてきたほか、野菜たっぷり、塩分・カロリー控えめなヘルシーメニューを提供する店舗を「食の健康サポート店」として登録・公表し、その利用を広く呼び掛けてきたところです。
また、今年度からは、ヘルシーメニューの一層の普及を図るため、県民の皆様から広くヘルシーメニューのレシピを募集する「チャレンジ!レシピコンクール」を開催したところです。 さらには、2月に公開しました「ふくおか健康ポイントアプリ」には、食事バランスや野菜、塩分の摂取などの取り組みについて、毎日健康記録につけていただき、それを一覧で確認できる機能を搭載しています。
このような取り組みを通じて、バランスの良い食事について働きかけてきたところです。

問6
レシピコンクールを開催したとのことですが、どのようなレシピを募集し、どうやって順位などを決めたのか、お聞かせ下さい。

課長答弁
「チャレンジ!レシピコンクール」では、野菜たっぷり、塩分・カロリー控えめな生活習慣病の予防に資するレシピについて高校生・学生の方と一般の方を対象に募集を行ったほか、一般の方を対象に、高たんぱくで高齢者に不足しがちな栄養が摂れ、かつ食べやすいフレイル予防に資するレシピを募集しました。
コンクールについては、まず、一次審査として県と県栄養士会で書面審査を行い、3つの募集区分ごとに、それぞれ上位6組、計18組を予選通過者として選定しました。
そして、昨年11月10日に中村学園大学の調理実習室をお借りして、この選定した18組の方々に来ていただいて、実際に料理をつくって頂き、審査委員による試食審査により、3つの募集区分ごとに、それぞれ1位〜3位作品を選定しております。

問7
なかなか面白そうな取り組みだなぁと思います。ただ、単にコンクールを開催して、優秀なレシピを選定しただけでは意味がないのではないでしょうか。
目的は、バランスの良い食事を県民の眠さんに行って頂くためだと思うんですが、この点について、今後、どのように取り組んでいこうと考えているのかお聞かせ下さい。

課長答弁
レシピコンクールの受賞作品については、全てレシピカードを作成しており、県民運動用の情報発信サイト上で公開しているほか、今後、食育キャンペーン等を通じて広く県民の皆様に配布していくこととしています。
また、次年度には、県内各市町村にある食生活改善推進会において、レシピコンクール受賞作品のレシピカードを使って県民向けの料理教室を開催してもらい、各家庭への浸透を図っていきたいと考えております。

問8
しっかり普及を図って頂くように要望します。
では、最後に、今回は食生活改善の取り組みを中心に聞かせてもらいましたが、冒頭に触れました「ふくおか健康ポイントアプリ」ですが、県内60市町村のランキングを見ますと、2月は在住しています添田町が1位で、3月もトップを維持していました。ちなみに、2月15日、JR日田彦山線復旧ウォーキングに参加し、彦山駅から筑前岩屋駅まで14kmを歩いてきました。
わが会派の代表質問では、本年中の登録数が10万件をめざすと答弁がありました。なかなか厳しい高い目標設定にしています。大丈夫でしょうか。
「健康づくり県民運動」を展開する上で、県民の皆さんにとって、非常に身近な取り組みです。達成に向けた部長の決意をお聞かせ下さい。

部長答弁
「ふくおか健康ポイントアプリ」は、県民一人ひとりが、自身の健康づくりの取り組みを「みえる化」することにより、その取り組み意欲を高めることを狙いとしており、このアプリの活用により、多くの県民の皆様が、県民運動の3つの柱である「健康受診率の向上」、「食生活の改善」、「運動習慣の定着」の取り組みを、楽しみながら続けていただくことを期待しているところです。
県では、これまで、新聞広告や「福岡県だより」、チラシの配布などを行い、現在約7,000名の方にご登録いただいております。
今後、今までの取り組みに加えまして、県、市町村、各種団体などが行います健康づくり、あるいは地域おこしのイベントなどの機会を活用しまして、私どもの方から直接、県民の皆様にこのアプリの登録をについて働きかけるなど、10万人の目標達成に向け取り組んでまいります。

2020.3.18



新型コロナウィルスへの本県の危機管理体制及び知事の政治姿勢(令和2年2月定例会一般質問)

新型コロナウィルスへの本県の危機管理体制及び知事の政治姿勢

ippan202003h

こんにちは。緑友会福岡県議団の神崎聡です。
1年ぶりの一般質問となりますが、新型コロナウィルスについては、緊迫した状況下でありますので、前置きは省き、質問に入ります。
2月29日、安部首相は、新型肺炎に関して、「国民の命と暮らしを守る責任を果たす」と述べられ、感染症対策の体制の立て直しを図り強化する考えを強調されています。感染症対策には医療機関と行政機関の連携が欠かせません。したがって、医療機関と行政機関が機能不全に陥いることは、社会崩壊につながりますから、絶対にあってはならない、阻止しなければならないことだと考えています。そこで知事にお尋ね致します。
最初に、連日の報道で国内感染者が増えていますが、本県の「新型コロナウィルス対策本部」として、どのような活動をされ、その体制は十分機能を果たしているのか、まずお尋ね致します。

知事は、代表質問で検査機器を一台増設し、検査態勢を強化することを明らかにしました。また、感染者は県内12の感染症指定医療機関の66床の他、新型インフルエンザ発生時の協力医療機関87カ所を活用する考えも示されました。また保健所などへの相談件数が2日までに1万4697件に上っているとのことです。
これを受けて、自分は大丈夫なのかとPCR検査を受けたいと希望している方が多くいるのではないかと思います。また、6日からPCR検査を公的医療保険の適用対象となり、民間会社も検査できるようになりましたから、かかりつけ医などに希望者が殺到するかもしれません。
しかしながら、今の段階では、PCR検査の結果には100%正確ではなく、誤差も出ているという報告もあり、偽陽性(ぎようせい)・偽陰性(ぎいんせい)の可能性もあるという見解であります。
これは大変な問題だと考えます。軽微な症状でも希望する人がいたら、できるだけPCR検査を受けさせるべきだという意見もありますが、先ほど申しましたように、PCR検査には誤差がでるという報告がありますから、仮に感染していない人が、陽性という結果になった場合、その方は2週間隔離されてしまいます。その結果、感染していない人が隔離されるだけなく、本来、隔離しなければいけない人が隔離できなくなる可能性も出てくるということです。これが積み重なると、感染症指定医療機関や協力医療機関が持っている病床数や医療関係者のリソースが、無駄に占有されるという事態になってきます。逆に感染している人が、陰性という結果になった場合、これは最悪で、本人は大丈夫ということで普通通りの生活をしますから、本人は気づかずに、多くの人に拡散させてしまう恐れがあります。今、政府は総力を挙げて、ウィルスを封じ込めようとしていますが、これではかえって真逆のことになってしまうのではないでしょうか。
そしてPCR検査結果が、正しい結果が出たとしても、この新型コロナウィルスには、現在のところワクチンも治療薬もありませんから、家で安静にしているか、肺炎と診断されれば、従来の通りの肺炎の治療ということしかありません。
したがって、重篤な人でない限り、PCR検査を受けるということは、本人にとっても、周りの人にとっても、かなりリスクが高くなるのではないかと考えます。知事はどのようなご所見をお持ちなのかお尋ね致します。

県として、検査機器を導入し検査体制を充実させることは、極めて、大事なことです。しかしながら、県民の皆さんが、軽微な症状でもPCR検査を受けられると誤ったメッセージとして受け止めていたら、医療機関はキャパを超え、混乱に陥り、大変な事態になるのではないかと危惧します。
また、今は、感染の連鎖を起こさないことが大事なのに、多くの人がPCR検査に殺到すると、そこで感染することもあるのではないでしょうか。さらに医療従事者が感染すると、そこを閉鎖しなければならなくなり、閉鎖する病院が増えると医療崩壊を招きかねません。
今、大事なことは、医療体制の崩壊を招かないように、知事が県民に対して、PCR検査はどういう症状になった場合にだけ実施すると、しっかり知事ご自身が、メッセージを発信することが何よりも必要だと感じます。知事のご所見をお尋ね致します。

北海道の鈴木知事は、2月28日、この時点で、国内最多の64人の新型コロナウィルス感染者を受け、「緊急事態宣言」を出されました。
現在のところ、本県の感染者数は3名ということですが、感染者が一気に増えることも想定されますから、知事のリーダーシップの下で危機管理を徹底しなければならないと考えます。
特に県行政の停滞や機能不全に陥らないためには、県職員は一人も感染者を出さない、職場には感染者を一人も入れないといった知事の強い覚悟と決意が必要であります。
新型コロナウィルスを含む感染症対策の基本は、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」ですが、それだけで県行政は大丈夫でしょうか。県庁出入口にサーモグラフィーカメラを設置するなど入館者の体温を測定し、感染拡大を防ぐことも考えなければならないと思いますが、県職員及び県庁内の危機管理はどのようになっているのかお尋ね致します。
県職員に感染者が出た場合には、濃厚接触者の検査体制はどこまで行われるのでしょうか。また、職員が風邪の症状や37.5度以上の熱が出た場合、どのタイミングで登庁を禁止するのか、あるいは家族が同様の症状の場合には、県職員はどのような対応をするのか、きちんと県職員向けの感染症対策マニュアルは整備されているのでしょうかお尋ね致します。

今、日本は、国を揺るがす危機的状況にあります。したがって、本県としても、知事がリーダーシップを発揮して頂き、県並びに県内60市町村と医療機関が連携し、ありとあらゆる対策を講じなければならないと思います。
クラスタ・集団感染を阻止し、県行政が機能不全に陥ることは絶対にあってはなりません。知事、待ったなしの状況です。まずは、県庁内からの取り組みが、県全体の大きな指針となり、基本となります。新型コロナウィルスを封じ込めるためには、今の対策のまま本当によろしいんでしょうか。集団感染阻止に向けた知事の覚悟と決意をお聞かせ下さい。

安部首相は、「ここ1、2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となる。今からの2週間程度、国内の感染拡大を防止するため、あらゆる手を尽くすべきである、そのように判断致しました。」と述べられました。一国の首相の覚悟と危機感がヒシヒシと伝わってきました。総理の心の叫びを、私たち一人ひとりが汲み取り、この未知の生物である新型コロナウィルスに総力をあげて戦わなければならないことを、肝に銘じまして、私の一般質問とします。ご清聴ありがとうございました。

知事答弁

ippan202003e

問 新型コロナウイルスに係る対策本部の活動とその体制について
○ 武漢に渡航歴のない日本の方の感染が、1月28日、29日と続けて2名報告されたことを受け、30日に私を本部長とする「福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置した。
○ 対策本部では、感染症拡大防止のため、丁寧な手洗いの励行や咳エチケットの県民への呼びかけ、県主催のイベントや集会の開催中止または延期、県有施設の臨時休館、学校の臨時休業などの全庁的な対策を迅速に講じている。

問 PCR検査について
○ 国が示した、発熱や息苦しさなどの症状に該当する方について、まずは、保健所に設置する「帰国者・接触者相談センター」に相談いただくようお願いしている。
○ この相談センターでは、相談者の状況を丁寧に聞き取り、国の示した目安に沿って確認を行い、感染の疑いがある場合には、県内の医療機関に設置した「帰国者・接触者外来」に連絡し、受診につなげている。
○ 「帰国者・接触者外来」において、医師が新型コロナウイルス感染症の疑いがあると診断した場合には、保健所に相談する。その上で、保健所の要請により、医師が検体を採取し、現在、県内に3か所ある保健環境研究所でPCR検査を適切に実施している。昨日までに、全県で451件を実施し、その結果、陽性となった3名以外は全て陰性となっている。なお、3名のうち1名は陰性が確認され、今月6日に退院している。
○ また、今回の国の措置によって、PCR検査については、3月6日に保険適用となり、民間会社も検査できるようになった。
このため、検査を受けられる対象者は「帰国者・接触者外来」の医師が新型コロナウイルス感染症の疑いがあると診断した場合と、従来と変わらないが、今後、県内3か所の保健環境研究所に加えて、民間会社においても、PCR検査が行われることになる。

問 PCR検査に係る県民へのメッセージについて
○ 発熱や息苦しさなどの症状に該当する方がセンターに相談し、「帰国者・接触者外来」の医師が新型コロナウイルス感染症の疑いと診断した場合に検査することを、これまで、県のホームページやSNSにより、情報提供を行うとともに、県内市町村等を通じて、周知を図ってきた。
○ 引き続き、県民の皆さまに、PCR検査に至るまでの流れについて、しっかり理解していただくよう、繰り返し発信をしてまいる。

問 新型コロナウイルスに対する県職員及び県庁内の危機管理について
○ 県では、職員に対し、手洗いや咳エチケット等の徹底を図るとともに、人混みの多い場所への外出は控えること、発熱等の風邪の症状が見られる場合には、自宅で療養するよう、繰り返し注意喚起を行っている。また、所属長に対しては、職員の健康状態の把握に努め、体調が悪そうな職員については、休暇等の取得を促すよう指示している。
   ○ 県庁舎においては、出先機関も含め、庁舎の入口にアルコール消毒液を設置している。また、入口のほか、執務室、エレベーターに「感染症対策」を、トイレや湯沸室など手洗いを行う場所には、「正しい手の洗い方」を表示している。さらに、執務室の定期的な換気についても、注意を促している。
○ これらに加え、通勤時の公共交通機関での混雑を避けるため、2月28日から、県庁及び県外事務所、並びに両政令市にある出先機関に勤務する職員については、時差通勤の運用を拡大している。
○ こうした取組みを着実に行うことによって、県職員への感染防止を図っていく。

問 濃厚接触者の検査体制について
○ 感染が判明した場合には、県庁や出先機関の所在地を管轄する保健所が調査を行い、感染者と2メートル程度の距離で、対面で会話するなど、濃厚接触者と認められる場合には、PCR検査を実施し、感染の有無を確認する。

問 県職員又はその家族に症状が出た場合の対応について
○ 職員に発熱等の風邪の症状が見られる場合には、自宅で療養するよう指導している。
また、職員の家族に同様の症状が見られた場合には、職員に対し、感染予防策を徹底するよう指導するとともに、家族への検査が必要となった際には、当該職員を自宅で待機させることにしている。なお、家族が陽性と判定された場合には、職員も検査を受けることとなる。
○ 感染症には、はしかや新型インフルエンザなど様々な種類があり、感染経路やその予防策もそれぞれ異なることから、感染拡大防止のための必要な情報については、マニュアル形式ではなく、その都度、通知を発出し、職員への周知徹底を図っている。

問 集団感染阻止に向けた知事の覚悟と決意について
○ 庁内で集団感染が発生した場合には、県民サービスの低下を招き、県民の皆様の生活に支障を来たすおそれがある。このため、先程申し上げたとおり、職員の感染を防ぐため、できる限りの対策を講じてきたところである。引き続き、これらの対策に着実に取り組み、県庁における集団感染を阻止していきたいと考えている。

ippan202003a 2020.3.10



JR日田彦山線の復旧問題(令和2年2月定例会代表質問)

小川知事が今年度までに結論を出すと言ってきた、JR日田彦山線の復旧問題について代表質問で取り上げました。質問内容は以下の通りです。

次にJR日田彦山線復旧問題に対する知事の政治姿勢についてお尋ね致します。
平成29年7月の九州北部九州豪雨災害により被災したJR日田彦山線ですが、既に2年と9カ月経ちました。この間、県議会では一向に進展しない復旧問題に対して、知事に再三再四にわたり質してまいりましたが、今議会初日の議案説明では知事は、日田彦山線の問題について、「全力を挙げて、その早期解決を図ります。」と一言だけしか述べられませんでした。いったい知事は、どこを向いて、誰のための政治を行っているんでしょうか。これだけ県議会でも問題にしてきましたが、それで被災した皆さんに本当に寄り添っていると言えるんでしょうか。
なぜ、これだけ知事のリーダーシップを問うて、大きな政治事案になっている日田彦山線の復旧問題をたった一言で済ませたのか、知事の真意をまずお聞かせ下さい。

2月12日にJR日田彦山線復旧会議が、10カ月ぶりに開催されています。未だJR九州と地元との間に意見の乖離があり、丁寧な説明が必要である。JR九州からは新たなBRT案が示され、利便性向上や観光振興につなげる議論を深めていく必要がある。そして3月末までに復旧の方向性を目指すとして会議結果の報告を聞いています。
わが会派は、なぜここまで復旧問題が長引いたのか、解決の糸口を見いだせなかったのかを検証する必要があると考え議論を重ねてきました。
その結果、知事には大きな判断ミスがあったのはないかと指摘がありました。知事がどのような結論を出すにせよ、私たちは議会として指摘した上で、知事に質さなければならないと考えています。
私たちが知事の大きな判断ミスがあったのではないかと思われる一つ目は、JR日田彦山線復旧への初動対応の遅れであります。 同じ九州北部豪雨で被災した久大本線は1年後には復旧していますが、これだけ結論が先送りされたのは、本県の初動対応の遅れが原因だったのではないかと考えます。
二つ目は、JR九州側からの提案だった鉄道復旧を前提とした復旧会議が、1年前の知事の公共交通ネットワークの維持という不用意な発言により、先月2月12日の復旧会議でJR九州側からBRTによる復旧による具体策の提案がなされたことです。
三つ目は、九州北部豪雨から2年9カ月の間、日田彦山線で被災に伴う東峰村並びに添田町に対して、地域振興策、活性化策を図ってこなかったことです。被災地に寄り添う、県民一人ひとりが幸福感を実感できるような地域振興策が、JR日田彦山線不通区間に対してまったくなかったところです。
以上3つを指摘させて頂きます。

ここで、日田彦山線の沿革について触れさせて頂きます。
筑豊では石炭輸送を目的にした鉄道路線が、炭鉱経営者によって建設されてきました。筑豊の鉄道網は、ひとえに、石炭産業があったからこそだということはご承知の通りです。
知事はご存じだとは思いますが、日田彦山線の前身は、小倉鉄道であります。この小倉鉄道敷設に貢献したのが藏内次郎作公であります。
蔵内次郎作公は、弘化4年(1847年)、築城郡上深野村(現築上町)で庄屋の次男として生まれました。
蔵内次郎作公は明治41年(1908年)から5期にわたり衆議院議員を務めるとともに鉄道の敷設にも尽力し、大正4年(1915年)に、東小倉から上添田間の小倉鉄道を敷設したのであります。
藏内次郎作公は、大正5年には、藏内鉱業株式会社を設立し、大正8年(1919年)には全国6位の出炭高を上げました。大正14年(1925年)には年間生産量85万トンの石炭会社となり、同11位の飯塚・麻生商店の年間生産量70万トンを抜くほどの成長を遂げています。
また藏内家は、旧制田川中学校・現在の福岡県立田川高等学校や旧制築上中学校・現在の福岡県立青豊高等学校の創設にも尽力し、大分市・高崎山に万寿寺別院のため土地7万坪を寄進するなど地域に貢献しました。
このように藏内家は田川の発展に大きく貢献され、特に添田町の炭坑と非常にかかわりが深く、大正9年(1920年)の国勢調査の人口では、添田町は28,569人であり、当時の田川郡では一番人口が多く、人口の半分近くが藏内鉱業株式会社の関係だったということです。
このように藏内家が田川地域・添田町、そして日田彦山線に多大な貢献をされてきました。

そこで知事にお尋ね致します。知事は、この日田彦山線の鉄道での復旧に政治生命をかけるとまで言われましたが、2年と9カ月間、JR日田彦山線復旧問題が解決できなかったことに対して知事の政治責任をどう考えているのかお尋ね致します。

また、この間、日田彦山線の被災に伴う東峰村・添田町への地域振興策・活性化策がまったく行われてきませんでしたが、それは何故なのか、併せて、これから東峰村・添田町への県としての地域振興策をどう考えているのか、被災地に寄り添うと言われている知事のご見解をお尋ね致します。

さて知事は、9月定例会わが会派の代表質問で、JR九州と住民の皆さんが意見交換を行うことによってJR九州の考え方を直接聞く、そして地域の皆さんの思い、声を直接JR九州に伝えていく、そのプロセスを積み重ねていくことが重要であると答弁されてきました。
東峰村では10月15日、JR日田彦山線の不通区間の復旧案について、JR九州による住民説明会の参加者から集めたアンケート結果を公表しています。条件なしの鉄道復旧を求める回答が9割を超え、BRTが望ましいとする回答はありませんでした。
東峰村の住民の皆さんでつくる「日田彦山線の完全復旧を求める会」では、「鉄道での復旧」を、JR九州の責任において被災自治体に運行費用を求めることなく早期に行うことを要求する要望書が知事並びに議会に提出され、先月には、1万7千9百6名の街頭署名がJR九州に提出されました。
一方、添田町でもJR九州による住民説明会があり、アンケート調査の結果が新聞報道され、添田町のホームページに掲載されています。BRTでの復旧が多いとの回答でありますが、あくまでも鉄道による復旧は毎年1.6億円の地元負担を前提にしたアンケートです。その後、2月25日、27日に添田町ではBRTを前提とした住民説明会を実施しています。 そこで知事にお尋ね致します。2月12日の復旧会議でも沿線自治体の温度差が報道されていますが、なぜ東峰村と添田町は、同様の被災を受けているにもかかわらず、これだけ温度差が出てくるのか、知事はどのように分析をされているのでしょうか、お尋ね致します。

また、県執行部が被災した沿線自治体に対して、「鉄道での復旧は難しい、鉄道案の代わりにJRから地域振興策を引き出す交渉もしてはどうか」と打診をしたという報道が掲載されていました。復旧会議中でもあり、JR九州の意をくんだと言われても仕方がない言動だと思いますが、この報道の真相と真意をお聞かせ下さい。

また、2月12日の復旧会議では、JR九州側から、路線バス付近などへの専用停留所設置、バリアフリー機能のある車両導入、既存鉄道との円滑な乗り換えの実現、鉄道跡地の観光資源への利活用などのBRTの詳細が提示されました。JR側のBRT案では彦山駅から筑前岩屋駅間の釈迦岳トンネルだけが提示されていますが、地元から、添田駅〜彦山駅間、また筑前岩屋駅〜夜明駅間でのBRT路線要望は議論があがっているのでしょうかお尋ね致します。

沿線自治体・特に東峰村の住民の皆さんに対して、知事ご自身はきちんと説明をされるのでしょうか。知事が結論を出すことにより、JR九州にどのような影響を及ぼし、その責任を知事はどのようにお取りになるのでしょうか。
どのような結論を出されるのかわかりませんが、知事が結論を出したことによる影響と責任についてご所見をお尋ね致します。

知事答弁骨子
問 日田彦山線問題の解決に期間を要したことについて
○ 平成29年7月の発災直後、鉄道復旧を願う住民の皆様の思いを受け止め、地元の県議会議員の皆さん、沿線の町村長とともに、JR九州本社を訪ね、鉄道による早期復旧を要請した。
○ また、平成30年10月には、関係自治体に呼び掛け、一緒に国土交通省事務次官、鉄道局長と面談し、路線の適切な維持に向けた指導をJR九州に行うよう要請した。
○ さらに、JR九州が、運行経費に係る自治体の財政支援を求めてきた際には、青柳社長と面談し、直接、早期鉄道復旧に向けた地域の思いを伝えるとともに、このことについて再考を要請してきた。
○ このほか、政府・与党に対する「国の施策、制度、予算に対する提言・要望」にあたっては、日田彦山線の早期復旧を最重点項目の一つとし、県議会とともに要望を実施するとともに、九州地方知事会を通じても同様の要望を行ってきた。
○ こうした中、昨年4月の復旧会議において、JR九州からは、鉄道で復旧するには財政支援を含む1億6千万円の収支改善が必要とした上で、財政支援を前提とした鉄道復旧案のほか、新たに、BRTや路線バスによる復旧案の提示があり、地域の意見を聞いていくこととなった。
○ その後、地域での意見交換を経て、2月12日の復旧会議では、
�‥監刺�旧のためには、財政支援を含む年間1億6千万円の収支改善がなぜ必要かということについて、JR九州は地元の皆さまに引き続き丁寧な説明に努める。
�■複匐綵�からの新たな復旧案について、地域振興策や観光振興、利便性向上の観点から、JR九州としてブラッシュアップした上で、次回の復旧会議で議論する。
��3月末までに復旧会議を開催し、復旧方針の合意を目指すという今後の方針が確認されたところである。
○ 私としては、沿線住民の皆様の思いを受け止め、鉄道による復旧、そして、地域にとって最善の方法は何かということを考えながら、これまで、関係の皆さんと一緒になって、また、私自身取り組んできたが、今日まで、復旧方針の決定に至っておらず、申し訳なく思っている。引き続き、具体的な方策の決定に向けて全力をあげてまいる。

問 東峰村・添田町の地域振興策について
○ 被災地の復興のため、これまで、商工業者向けの低利融資、国の「小規模事業者持続化補助金」の県による上乗せ補助を行うとともに、「復興支援プレミアム付き地域商品券」の発行支援、旅行需要の喚起のための「ふくおか応援割」の販売などを行ってきた。
また、多くの窯元が被災した小石原焼の復興のため、村とともに共同窯を設置し、県庁ロビーでの販売会も行った。
○ これらに加え、地域振興のため、添田町については、日田彦山線貸切列車の旅や英彦山紅葉バスツアーを実施するとともに、観光情報誌「はっち」で沿線地域の魅力を紹介し、地域外からの観光客の誘致にも取り組んできた。
○ 東峰村については、朝倉地域周遊バスツアーを実施したほか、農家と地域住民が連携して修学旅行などを受け入れる朝倉型グリーンツーリズムを行ってきた。周遊バスツアーでは、昨年度までに約140名の方が東峰村の窯元や味噌工場などを訪れ、修学旅行の受入れでは、今年度、7校33名の生徒が東峰村で農業や村の生活を体験した。
○ 今後も、このような取組みを進めるとともに、添田町、東峰村の地域振興に向けた取組みに対して、将来にわたって息の長い支援を行っていく考えである。

問 沿線自治体の復旧に向けた考え方について
○ 2月12日の復旧会議では、沿線の各首長から復旧案に対する地元意見の報告がなされた。
○ 東峰村の澁谷村長からは、「この鉄道は災害で失われたものであり、JR九州が原形復旧すべき。復旧したあとに、今後の運営方法は協議すべき。」というのが主な意見であると報告があった。
○ 一方、添田町の寺西町長からは、「原形復旧を求める」意見と「新しい交通での地域の復旧を目指すべき」との意見の両論があり、共通して、「ネットワークの確保、利便性の確保、将来的に継続できる、地域が元気になる復旧・復興」を求める意見があったとの報告があった。
○ 参加の首長さんは、それぞれの地域の皆さんの気持ちを背負っての発言をなされたものだと考えており、私としては、東峰村では、あくまで原形復旧を求める意見が多く、一方で、添田町では、JR九州が示す3つの復旧案では不十分であるものの、ネットワークの確保や将来の地域振興につながる復旧案を求めていると受け止めている。

問 「県執行部が地域振興策を打診した」という新聞報道について
○ 日田彦山線の問題の解決にあたっては、地域住民の皆様の生活の維持、沿線地域の振興につながるものでなければならないことから、鉄道復旧を断念するものではないと断った上で、「住民の皆様にとって何がいいのかという観点で、将来の地域振興につながるような提案はないのか、JR九州からの提案も聞いてみたらどうか。」といった趣旨で両首長と話をした、との報告を受けている。

問 BRT専用道区間について
○ JR九州が提示したBRT専用道区間は、彦山駅から筑前岩屋駅間の約7.9キロメートルとなっている。
○ 添田町で2月末に行われた住民の皆様とJR九州の意見交換では、「行楽シーズンには道の駅周辺で渋滞が発生するので、添田駅から豊前桝田(ますだ)駅までは専用道区間でお願いしたい。」といった声もあったとお聞きしている。

問 知事の決断が及ぼす影響について
○ 2月12日の復旧会議では、「3月末までに復旧会議を開催し、復旧方針の合意を目指す」という今後の方針が、関係者間で確認された。
○ この会議を受け、添田町では住民の皆様とJR九州との意見交換が行われており、東峰村においても、復旧会議の結果を村民の皆様にお伝えする予定であると聞いている。
○ 私としては、こうした意見交換を積み重ね、その結果も踏まえて、被災前と比べ、
� ̄森塰椰瑤箴莵濂椎修幣貊蠅反堯▲丱螢▲侫蝓鴫修覆匹陵�便性が向上するか
��交通ネットワークが長く継続できるか
�4儻�や地域の振興につながるか
といった観点から検討し、添田町・東峰村の両首長と協議を行った上で、年度内に復旧の方向性について決断していきたいと考えている。
○ その上で、先ほど申しあげたように、添田町、東峰村の地域振興に向けた取組みに対して、将来にわたって息の長い支援を行っていく考えである。

再質問
JR日田彦山線復旧問題の東峰村と添田町の間で復旧をめぐる温度差が出ているが知事はどのように分析されているのかと質問しましたが、明確な答弁ではありませんでした。また、東峰村の住民の皆さんに対して知事ご自身説明されるのでしょうかという質問にも答えていませんので再質問を致します。しっかりお答え下さい。
知事からは、東峰村と添田町、それぞれの意見を受け止めているとだけの答弁でしたが、質問は、なぜ同様な日田彦山線の被災で、隣接している村と町で、復旧への温度差が出てきたのか、それをどう分析されているのかをお尋ねしているんです。もしかしましたら、知事や執行部の方は、東峰村・添田町の住民の方の暮らしの様子や生活の実態を知らない、分かっていないのではないですか?
東峰村と添田町での温度差が出てきているのは、不通区間となっている添田〜夜明間の不通区間を利用している住民の皆さんの通学や通院、あるいは買物などの生活圏が影響しているのではないかと私たちは考えています。
つまり、被災したJR日田彦山線沿い添田町の利用者の生活圏は、日田方面に行くことはなく、田川・小倉、飯塚への利用が大多数であります。しかも大半の添田町住民は、現在、不通区間となっている添田駅〜夜明間は利用していません。
したがって、添田町の住民の皆さんは、日田方面へのアクセスは殆ど頭になく、現在、終点となっている添田駅での乗り継ぎの利便性が向上すれば、停留所も増えるBRTの方が鉄道よりも良いのではないかと思うのは当然のことです。
一方、東峰村の住民の皆さんは、生活圏が日田方面・朝倉・うきは方面ですから、田川への利用よりも夜明行きへのアクセスが重要となります。したがって、全区間が不通区間となっている東峰村では、田川・小倉方面もさることながら、生活圏にある日田・朝倉・うきは方面であり、田川方面への利用が多い添田町とはまったく状況が異なり、東峰村と添田町では、温度差が出てくるのは当然のことであります。こうした地域の実態をわからず、被災した沿線自治体を一括りにし、被災した地域感情の混乱を招いた知事の政治的判断は非常に重たいものだと考えています。
ここは村全体が不通区間となり、村民生活が死活問題となっている東峰村の意見が最優先に考えなければならないと考えます。知事の所見をお尋ねします。また、東峰村民の意に反して、知事がBRTという結論を出した場合、あるいはJR九州が鉄道による復旧を断念した場合、東峰村の住民の皆さんは果たして幸せな生活が待っているのでしょうか。BRTという結論になった場合、東峰村の皆さんにとって、それが県民幸福度日本一であると知事はお考えなのかを再質問します。

知事再答弁
3点お答えをしたいと申します。私自身、復旧の方向性、これを決断するにあたりましては、村民の皆様の代表であります東峰村の澁谷村長とこの方向性、また、当地域の具体的な振興策について、協議を行いたいとこのように思っております。

そして、地域間の温度差、その背景についてお尋ねがございました。
この問題の解決にあたりましては、東峰村、今おっしゃいましたような状況、それから、ご意見、これはしっかり受け止める必要があると思いますが、同様に、添田町の置かれている状況、現状、そしてその意見についても、しっかりと受け止める必要があると私自身考えておりまして、それらも踏まえまして総合的に検討し、知事として決断をしていきたいと思っております。
その決断の結果がどうなるかということでございますけれども、私としましては、被災前と比べ、運行本数や乗降可能な場所と数、バリアフリー化といったの住民の皆様の生活の利便性が被災前と比べて向上するのか、その交通ネットワークがこれから長く維持継続できるか、観光や地域の振興につながっていくのか、そういった観点から、村民の皆さんにとって最善の方法は何かということを検討し、東峰村村長と協議を行った上で、その復旧の方向性というものについて決断をさせて頂きたいとこのように思っております。

2020.3.10



JR日田彦山線の復旧問題(令和元年6月定例会代表質問)

令和元年6月定例会、緑友会の代表質問において、知事の政治姿勢の一つに「JR日田彦山線の復旧問題について」取り上げた。質問と答弁骨子は以下の通り。緑友会として、知事の答弁、そしてこれまでの復旧会議の経緯に対して極めて厳しい評価をしています。被災地の仮設住宅の入居期限延長も同様ですが、生活者の視点を重視ながら、弱い立場にある方々に寄り添う「温かみのある行政」と言いながら、やっていることは真逆ではないかと思います。二元代表制の一翼として、地域住民の声をきちんと伝え反映させるようにと考えます。

<問>
小川知事は、3期目のビジョンについて、「豪雨災害の復旧・復興」を一日も早く成し遂げる。地方創生が喫緊の課題であり、誰もが住み慣れた地域で働く、暮らす、子どもを産み育てることができる地域社会づくりをしっかりやっていく。と抱負を述べられています。私たち議会は、改選前から知事の政治姿勢について質してきました。特にトップリーダーとしての資質・欠如を指摘し、政治家として難局の解決に当たるように強く求めてきました。その1つにJR日田彦山線の復旧問題がありました。知事はJR日田彦山線の鉄道による復旧に対して、「全身全霊で取り組む。職を賭す、あるいは政治生命をかける覚悟で取り組んでまいりたい」と議会で述べられました。政治家の発信した言葉は極めて大きいことは知事ご自身、お判りだと思います。JR日田彦山線の甚大な被害により、JRは代行バスを運行していますが、この状態は被災地域の通勤、通学、通院など、非常に不自由な生活を強いられ、地域住民は、一日も早い鉄道による早期の復旧を求 めています。この豪雨で同じ被害を受けた久大本線は17億円をかけ発災後から復旧工事が始まり、一年ですでに復旧をしています。また、平成29年で台風被害を受けた日豊本線は、31億円をかけ復旧し、熊本地震による豊肥本線も、約50億円かけ復旧をする見通しと聞いています。JR日田彦山線に限って、何故、復旧に着手できないのか、地元住民は理解しがたく、非常に憤り を感じています。知事はどのようにお考えなのか、お尋ね致します。
<答>
復旧会議において、自治体側が復旧工事の早期着工を求めたのに対し、JR九州は「鉄道で復旧するための方策と復旧後の継続的な運行の確保について、両方の議論がまとまって、初めて復旧工事に着手できる。」と主張している。自治体側としては、ハードの復旧工事について、災害復旧事業を活用することで、JR九州の負担額を低減させることができるため、復旧工事に着手すべきと主張したが、JR九州は、不通区間の平均通過人員や収支状況を示し、復旧後の継続的な運行の確保のためには、自治体による利用促進策と財政支援が欠かせないとしており、議論がまとまっていない。未だ、復旧の目途が立っていないことは、誠に遺憾である。

<問>
日田彦山線復旧会議の発足は、JR九州の青柳社長が「鉄道での復旧が前提」との表明により立ち上がったもので、知事も「鉄道による復旧が大前提である」と繰り返し発言されてきました。本年3月15日、第3回復旧会議で、JR九州側から年・1.6億円の鉄道設備維持費用として必要であるとし、運行経費の自治体への財政負担の支援を求めてきました。一方、自治体側は1.6億円の負担はできないことを表明し、両者の溝は埋まりませんでした。その復旧会議の場で知事は突然、「JR九州として交通ネットワーク維持の考え方を次回復旧会議で示すこと」を要請しています。どういった意図で、このような要請をされたのですか。そして、この要請の知事の真意はどこにあったのですか。お尋ね致します。
<答>
「日田彦山線復旧会議」において、鉄道での復旧に向けた協議を行う中、JR九州は、昨年10月、復旧後の継続的な運行を確保するため、自治体側に運行経費に係る財政支援を求め、さらに、今年1月の検討会ではその額として1億6千万円を提示した。自治体側としては、収支改善のための利用促進策を示し、「運行経費に対する財政支援はできない」として、再考を求めた。そして、3月の復旧会議では、JR九州から、改めて鉄道設備の維持費用として1億6千万円の財政支援が必要であるとの説明がされた。そこで、�^貂鯒�の7月に被災し、長期間そのままになっており、1日も早い復興を図りたいこと��鉄道での復旧を求めること�C聾気悗虜眄�支援の要請は再考すべきことという自治体側の強い思いを伝えた上で、「地域住民の移動手段と利便性の確保、地域の活性化に応える交通ネットワークというものについて、鉄道事業者であるJR九州としてどのように考えているのか」と、改めてその考えを質したものである。

<問>
その要請によって、「第4回日田彦山線復旧会議」が行われたのが、4月23日でありました。ここで、鉄道、BRT、バスによる3案が提示されました。鉄道による復旧が前提ではなかったのでしょうか。被災地の首長並びに住民の声を代表し、知事は到底受け入れられないと厳しく発言しなければならなかったのではないでしょうか。それを知事は、事もあろうか、「地域の活性化、観光の振興、それ自身が観光になるかもしれないという観点から、住民のご意見を聞いてみなければならない。」と鉄道以外もやむなしのような発言をされました。知事のこの他人事のような弱腰の発言に、被災地並びに私たちは、あ然としました。被災地の皆さんの気持ちを何だと思っているんですか。「職を賭す、政治生命を懸ける、そうした覚悟で取り組んで行く」との発言は何だったのですか。鉄道以外の復旧になった場合、責任はどうお取りになるのかお尋ね致します。
<答>
4月23日の復旧会議では、3月の会議で私及び大分県知事がJR九州に質したことに対し、青柳社長から、�_�めて社内で検討した結果、やはり継続的な運行を確保するためには、利用促進策と併せ、運行支援による年間1億6千万円の収支改善は欠かせない。�∈眄�支援を求めることなく、鉄道で復旧する方策を見いだせなかったことについては、皆様の期待に沿えず大変申し訳ない。との表明があり、その上で、地域に必要な交通手段を確保するための考え方として、自治体の財政支援を前提とした鉄道復旧案のほか、BRTや路線バスによる復旧案が示されたところである。このため、まずは、地域の皆さんに対し、新たな提案を含め、地域に必要な交通手段の確保に関するJR九州の考え方を説明し、その声を聞いていくこととなった。県としては、これまでの経緯を踏まえ、今後、地域の皆さんのご意見を伺った上で、どういう方策が望ましいのか、沿線自治体と共に考え、解決に向けて取り組んでまいる。

<問>
災害復旧費用の確認をここでお聞きしたいと思います。まず、JR日田彦山線の復旧に要する費用は、JR九州が78億円と積算していますが、これは県としてチェックされた金額ではありません。なぜ復旧費用金額の査定を行わないのですか。JR算出の金額を是とする根拠をお示しください。また、JR九州が提示した78億円の復旧費は、福岡県、大分県の災害復旧に係る事業によって、56億円まで低減できる目途がたったと聞いています。さらに、仮にJR九州が第二彦山川橋梁を架け替えでなく修繕し、国が第三彦山川橋梁を架け替えた場合、この復旧費は34億円にまで低減できる可能性もあると伺っています。これに鉄道軌道整備法を適用すれば、JR九州の費用負担は二分の一となり、17億円まで圧縮されるのではないかと思われます。そうすれば、JR九州の復旧に関する費用負担額は、久大本線や筑豊本線等の復旧費用と同額の金額まで下がると思いますが、その検証をJR九州とされているのかお尋ね致します。「豪雨災害の復旧・復興」を一日も早く成し遂げるとした知事の所信表明の中には、被災したJR日田彦山線の事は、一言も発言をされていません。報道各社からも、これだけJR日田彦山線の復旧問題を取り上げられているにもかかわらず、なぜ所信表明でJR日田彦山線の復旧問題に触れられていないのかお尋ね致します。まさか今年の春の知事選で鉄道存続を訴えたことを忘れたのですか。誰もが住み慣れた地域で働く、暮らす、子どもを産み育てることができる地域社会づくりに逆行するとは思わないのでしょうか。ローカル線を抱える沿線自治体及び九州各県は、JR日田彦山線の鉄道での復旧に 大きな関心を寄せています。九州の鉄道ネットワークの維持向上のための決意をお聞かせ下さい。
<答>
復旧費用78億円は、JR九州が、鉄道事業者として安全運行を確保するために必要と考える復旧方法を選定し、概算費用を積算したものである。復旧会議では、JR九州が提示した資料に基づき、被災箇所ごとの復旧方法や復旧に要する費用の確認を行った。その上で、福岡・大分の両県の災害復旧事業を活用することによって、復旧費用78億円を56億円に低減する方策を見い出すことが出来た。このため、復旧費用の低減額は22億円となっている。なお、一方で、国が管理する河川に架かる2つの橋梁については、�。複匐綵�は、第2彦山川橋梁については、架替でなければ安全運行が確保できないとしていること��第3彦山川橋梁は、鉄道で復旧することが決まった後に、国が架替するか否かを検討することになっていることから、JR九州が負担すべき復旧費用の低減額の確定には至ってない。また、鉄道軌道整備法を活用するには、復旧後の長期的な運行の確保を図る必要があり、JR九州は、そのための1億6千万円の財政支援を求めるという状況になっている。被災地の復旧・復興を進め、被災者の皆様の生活再建を図るためには、住宅再建、公共土木施設や農地、農業用施設の復旧はもとより、地域の皆様の交通手段である日田彦山線の復旧は欠かせないものと考えている。この問題の解決に向けた私の決意は、従来から変わるものではない。日田彦山線の復旧に向けた決意は先ほど申し上げたとおりである。その上で、九州の鉄道ネットワークの維持向上については、毎年度、JR九州に対し、県と県議会に加え、県内のすべての市と町村会、経済団体などで構成する「福岡県地域交通体系整備促進協議会」や、九州・沖縄の各県知事と各県議会議長で構成する「九州地域鉄道整備促進協議会」を通じ、路線の現状維持・存続・利便性向上について働きかけを行っているところである。今後も、引き続き、九州のネットワークの維持向上を図るため、こうした協議会の場を通じて、JR九州に対して働きかけてまいる。

<再質問>
3月15日に、「JR九州として交通ネットワーク維持の考え方を次回復旧会議で示すこと」を要請した知事の発言は、鉄道による復旧が大前提だった論議が、この一言によって、鉄道以外の交通ネットワークによる維持を容認していると、JR九州にメッセージを送ったことなったのではないですか。当初から鉄道による復旧に難色を示していたJR九州にとって渡りに船、JR九州は、この発言で鉄道以外による交通ネットワークに大きく舵を切ったのではないかと思います。実際、4月23日の復旧会議で、鉄道、BRT、バスのJR九州が考える3つの復旧案を提示したことが物語っています。知事の3月15日の発言は、沿線首長の意見・考えとオーソライズされていたのですか。大きく乖離しているのではないですか。沿線自治体の首長とコンセンサスを得 た発言だったのかどうかお尋ね致します。加えて、知事はご自身の、この発言に対してどう責任をお取りになるんでしょうか。また、職を賭す覚悟、政治生命をかけるとまで言いきった知事です。鉄道復旧出来なかった時、知事の政治責任をお答え頂きたいと思います。
<答>
3月15日の復旧会議での私の発言でございます。そのときの議論でございますけれども、自治体側が再考を求めておりました運行経費に対する財政支援について、JR九州は、鉄道での復旧を行う場合には、設備の維持費用として1億6千万円の財政支援が必要だということを、また繰り返して述べたわけであります。その上で私が言ったのは、「鉄道による復旧と、それから運行に対する支援は出来ない。それを前提にして、だったら地域住民の移動手段と利便性、あるいはその確保、地域の活性化、それを支えてきた交通ネットワークというものについて、鉄道事業者であるJR九州として、そもそもこれを一体どう考えているんだ」と、そういう思いで、「ネットワークをどう維持していくんだ」ということを、改めてその基本的な考えを質したわけであります。その発言に当たりまして、事前に参加の沿線の首長さんと意見交換をして言ったわけではございません。そのやり取りの中で私が申し上げた。また、発言をした内容となってございます。私はこの日田彦山線の解決に向けまして、1日も早い地域の復興にこれをつなげていくことが大事だと考え、一生懸命取り組んできたつもりでございます。これまでの復旧会議でいろんな議論が重なっておりますけれども、今の現状を踏まえて、これまでの議論の経過を踏まえて、まずは最近の復旧会議でまとまったところになります。まず地域の皆さまに対し、鉄道による復旧、この案に加えまして、新たにJRが言っておりますこの案を含めて、地域に必要な交通手段、交通ネットワークの確保についてJR九州が一体どう考えているか、その考え方を説明し、地域の皆さまのお声を伺うことが今、大事だと思っております。そのために今、関係の自治体とやり方について協議を進めているところでございまして、私としましては引き続き、この日田彦山線の早期解決に向けて全力を尽くしていきたい。このように考えております。

<要望>
私は、政治は社会的弱者を政治の力でどこまで不公平感を無くすか、これが政治の要点でなければならん。そう思っているんです。常に弱者の立場でものを考える。当たり前のことです。それをJR九州は、国から3,877億円、借金を民営化するときにチャラにしてもらっているんです。小川知事は自信を持って、JR九州と対決していただきたい。そうしないと、地域住民は浮かばれない。さらに、ことは日田彦山線だけじゃないんです。九州中、そういう赤字ローカル線はいっぱいあります。これが前例となっちゃいかん。そのことを肝に銘じて取り組んでいただくことを要望し、終わります。

2019.6.26



JR日田彦山線の復旧後の利用促進について

平成30年9月28日、平成30年決算特別委員会の企画・地域振興部所管)で、「JR日田彦山線の復旧後の利用促進について」質問しました。9月定例会一般質問で、「JR日田彦山線の復旧について」に引き続き、また、それを踏まえながらの質問でした。執行部とのやり取りのテープ起しを要約しますと、以下のような一問一答です。全文は、こちらから。

問1
  〇 復旧後の沿線自治体の具体的な利用促進の取組みについて
答
  ○ 復旧後の利用促進策について、添田町では、・JR歓遊舎ひこさん駅を利用する買い物客に対する特典の設定。・日田彦山線を利用した「めんべい工場ツアー」の開催。・JRを利用して通学する高校生に対する定期券の割引助成。等を検討し、東峰村では、・JR彦山駅から「民陶むら祭」会場までの無料シャトルバスの運行。・通学定期券購入者への助成制度。・大行司駅の喫茶交流スペースの設置。等を検討している。

問2
  〇 日田彦山線のすべての沿線自治体からの利用促進策のヒアリングについて
答
  ○ 「日田彦山線復旧会議」では、被災し現在不通となっている区間の鉄道での復旧を行うにあたって、その不通区間の復旧後の継続的な運行の確保のための利用促進策について検討しているものであり、全ての沿線の自治体から利用促進策についてのヒアリングをすること考えていない。一方、被災市町村を含む日田彦山線全線については、沿線7市町村で組織する「日田彦山線活性化推進沿線自治体連絡会」において、従来から利用促進策を協議し、実行してきたところであり、県はJR九州とともにオブザーバーとしてこの連絡会に参加している。沿線自治体全体としては、今後とも、この連絡会を活用し、利用促進策を検討していきたい。なお、連絡会が利用促進のための具体的な取組みを行う際には、観光協会や旅行会社にも協力していただいている。

問3
  〇 駅の重要性に対する沿線自治体や県の認識について
答
  ○ 沿線の添田町、東峰村では、これまでも駅を活用して活力あるまちづくりを進めてこられた。たとえば、添田町では、特産品販売や観光振興を目的に、平成17年に開設した道の駅「歓遊舎ひこさん」に、平成20年に鉄道駅を併設した。また、JR添田駅に併設した町有施設を観光拠点とする計画もある。東峰村では、大行司駅の駅舎を観光客と地元村民との交流の場として活用するとともに、筑前岩屋駅には名水百選に選ばれた岩屋湧水の水くみ場を設置するなど、駅を交流の場や観光振興に活用してきた。このように、沿線町村は、駅をまちづくりの重要な拠点としてその有効活用を進めておられる。県としても、交通の結節点である駅を中心に、まちづくりと一体となった交通網の形成を進めることは、重要であると考えている。

問4
  〇 日田彦山線への観光列車の誘致について

答

  ○ 平成24年度からこれまで、日田彦山線では6種類の観光列車を運行している。平成24年度から平成29年度に小倉駅〜歓遊舎ひこさん駅間で「みのり号」の運行。平成28年度に門司港駅〜日田駅間で「あそぼーい!」の運行。平成28年度、平成29年度に小倉駅〜日田駅間で、「SL人吉客車」の運行。平成29年度に、小倉駅〜歓遊舎ひこさん駅間で、「ゆふいんの森」、小倉駅〜添田駅間で、「A列車で行こう」、城野駅〜田川後藤寺駅間で、「イルミネーション列車」の運行が行われている。

問5
  〇 今後の観光列車の誘致について

答
  ○ JR九州には、これまで誘致してきた観光列車の他に、「ななつ星」や「ある列車」などの豪華観光列車もある。こうした列車の運行ができるよう働きかけてまいりたいと考えている。

問6
  〇 サイクルトレインの運行の企画について

答
  ○ サイクルトレインを運行するかどうかは、鉄道事業者であるJR九州において判断されることから、交通政策課でJR九州の考えを聞く。

問7
  〇 ローカル線の将来と在来線の存続について

答
  ○ 鉄道は、通勤、通学、通院、買い物など沿線住民が日常生活を維持する上で欠かせない移動手段であり、また、観光をはじめとする産業の振興、地域の活性化にとっても、極めて、重要な役割を担っていると認識している。鉄道は広域のネットワークで結ばれて初めて効果を発揮するものである。鉄道会社に対しては、会社が担っている社会的な役割をしっかり認識してもらい、県としては、今後とも、ローカル線を含めた在来線を維持し、鉄道ネットワークを確保していくようについて、強く働きかけて参る。

2018.9.28



平成30年9月定例会〜一般質問

平成30年9月定例会の一般質問(JR日田彦山線の復旧について、平成筑豊鉄道の豪雨災害復旧について)です。PDFはこちらからをクリックして下さい。

一.JR九州の日田彦山線の復旧について

問� 。複匐綵�の青柳社長の記者会見での発言と会談について
(知事答弁)
日田彦山線の復旧につきましては、議員もご指摘がありましたけれども、JR九州の青柳社長から、「鉄道で復旧したいので、協議の場に参加をしてもらいたい。」、その申し入れがありましたことから、本県、大分県、沿線市町村、JR九州による「日田彦山線復旧会議」、これを設置いたしまして、実務者レベルの検討会においてもその協議を行ってきたところであります。  こうした協議のさなかに、JR九州の青柳社長が定例記者会見におきまして、運行費用の負担や鉄道以外での運行といった、協議の場に提案すらされていないことを発言されました。 今までの経緯から見て、その真意のほどは図りかねるところでございますけれども、このことは、鉄道での復旧を切望しております沿線住民の方々、そして我々、自治体に大きな不安と不信感を与えるものでございます。  私といたしましては、事業者であるJR九州が、公共交通機関としての使命感を持って、主体的に鉄道で復旧すべきであると考えておりまして、本来の協議の場でございます「日田彦山線復旧会議」を早期に開催をし、鋭意、協議を進めていく考えであります。

問�◆‘�田彦山線復旧に対する取組みについて
(知事答弁)
これまで、「日田彦山線復旧会議」の下に設置をいたしました実務者レベルでの検討会で、協議を重ねてきたわけでございますが、7月20日に開催されました同検討会におきましては、
� (_�・大分両県からは、災害復旧事業を活用することで、JR九州が当初提示をいたしておりました70億円の鉄道復旧費は、56億円まで低減できること
�◆,泙拭�沿線市町村からは、日田彦山線の復旧後の継続的な運行を確保するため、利用促進のための具体的な取組みを行うこと及びその内容
について、それぞれ提示をしたところであります。その上で、年度内に議論をまとめ、早期着工を目指していくことで関係者の合意が得られたところであります。今後とも、鉄道での復旧、これを大前提といたしまして、一日も早く沿線住民の方々が被災前の利便性を取り戻していただけるよう、関係自治体と連携して、協議を進めてまいります。

問�� 日田彦山線問題に係る連携等について
(知事答弁)
大分県知事とは、九州地方知事会など直接お会いする機会をとらえまして、また、必要に応じ、電話で協議を行い、常に情報を共有し、意思の疎通を図ってきているところであります。また、5月22日に開催された九州地方知事会におきましては、「JR九州が保有する鉄道ネットワークは、日常生活や経済活動のあらゆる面で、私ども九州の発展には欠かせない重要な社会インフラであり、JR九州は、九州創生の重要なパートナーであることを再認識し、 自らの役割をしっかり果たしていただきたい。」、そういった声明文を九州地方知事会では採択をいたしまして、JR九州に対し、その申し入れを行ったところであります。
国への働きかけでございますけれども、これまで県議会とともに、関係省庁に対して、「日田彦山線の早期復旧」に係る要望活動を実施するとともに、九州地方知事会を通じましても同様の要望を行ってきたところでございます。引き続き、国に対し、しっかり働きかけを続けてまいります。

二.平成筑豊鉄道の豪雨災害復旧について

問� (神�筑豊鉄道の豪雨災害の影響について
(知事答弁)
平成筑豊鉄道では、1日も早く全線復旧するように、全力でその復旧工事を進めているところであります。10月中には運行再開ができる見通しとなっております。一方、復旧まで一定期間を要しているため、収益の面では、運休期間の運賃収入の減少、これはもとより、運行再開後におきましても、議員が仰いました利用客離れによる運賃収入の減少が懸念されるところであります。このため、会社におきましては、この利用客離れを防止するため、中・高校生の通学時間に合わせて代行バスを運行するなど、その利便性の確保に努めてきているところであります。 今後、市町村にも呼びかけまして、私ども会社とともに、学校・企業訪問による定期券販売を精力的に実施する予定でございます。これに加えまして、この災害復旧に係る予算をこの議会にお願いしておりますほか、県といたしましては、来春の観光列車の運行開始、また、田川伊田駅におけるマルシェの開設などを通じまして、インバウンドを含めた域外からの利用客の呼び込みを支援することで、平成筑豊鉄道の経営改善につなげていきたい、そのように考えております。

問�◆。複匐綵�や台湾鉄路・平渓線との連携について
(知事答弁)
10月に開催をいたします「へいちくフェスタ」とあわせて「JR九州ウォーキング」を実施するとともに、外国人向けのフリーパス「JR九州レースパス」、その購入者に対し、平成筑豊鉄道の1日乗車券が割引価格で購入できる特典を設けるなど、JR九州とは、その連携を図ってきているところであります。
台湾鉄路・平渓線とは、双方の交流を強化し、知名度を高めることを目的といたしまして、今年の5月、姉妹鉄道協定を締結したところであります。現在、会社では、
� ‖耋兀蚤腓両莵澣區瑤鮓悗訛翹民悗覆匹如�大型ディスプレイやポスターを使って平成筑豊鉄道の沿線のPR
�◆〇藩兀僂澎貽�乗車券を持参すれば、双方、相手側の鉄道に無料で乗車できる乗車券の交流
�� フェイスブックへの駅の写真投稿者に対する鉄道グッズのプレゼント
これらを予定しているところでございます。
台湾からは年間約29万人の観光客が福岡県を訪れております。平成筑豊鉄道の知名度を高めることによりまして、台湾からの利用客の増加、これにつなげていきたいと考えております。

問�� 今後の鉄道防災・予防保全及び災害復旧について
 (知事答弁)
鉄道防災・予防保全という点では、法面を固定する落石防護設備など鉄道施設の安全確保のための補助制度がございます。県では、これまでもこの制度を活用し、支援を行ってきたところでございます。また、鉄道事業者が、災害に備え加入する土木構造物保険制度、こういう制度がございまして、平成筑豊鉄道もこの保険制度に加入しているところであります。災害復旧時には、ご指摘の鉄道軌道整備法による国、地元自治体の支援制度がございまして、基本的には、これにより対応することになります。しかしながら、仮に鉄道の存続にかかわるような、想像を超えるような大規模災害が起こった場合には、その状況に応じて、個々に対応していくことが必要になると考えております。

再質問(問�4慙◆法”�旧に向けての知事の行動について
(知事答弁)
先ほどご答弁を申し上げましたけれども、これまでも県議会の皆さんといっしょに、関係省庁に対して、「日田彦山線の早期復旧」に係る要望活動を実施してまいりました。また、九州地方知事会を通じても同様の要望をさせてきていただいているわけでございますが、引き続き、大分県、また、沿線市町村ともしっかり連携をいたしまして、また、私の持てる力、これを使って、国及び関係者に働きかけをしっかりやらせていただきたいと思っております。

2018.9.20



平成30年6月定例会〜一般質問

平成30年6月定例会の一般質問(JR九州のダイヤ改正の見直しについて、特定外来有害獣・アライグマについて)です。PDFはこちらからをクリックして下さい。

問 JR九州のダイヤ改正に係る田川地域の利用者への影響について
○ 県では、市町村、高等学校等に対して、ダイヤ改正実施後の4月に影響調査を行っている。
○ 調査の結果、日田彦山線の添田発後藤寺行きの列車が、車両数を2両から1両に減らしたことにより、西添田駅で満員となり、豊前川崎駅や池尻駅で乗車できないといった、高校生の通学や通勤への影響があるとの報告を受けている。
○ 後藤寺線においても、新飯塚発田川後藤寺行きの列車が減便になったことにより、田川から飯塚方面に通う高校生の帰宅時間が遅くなるといった声が寄せられている。
○ このように、田川地域において住民の日常生活に影響が出ていることから、県では、調査結果をもとに、ダイヤ改正前と改正後の状況を比較分析し、個別の路線ごとの改善項目を示し、去る5月25日に、九州各県とともに、ダイヤ見直しの要望を行ったところである。

問 株主としての要望と各種協議会での要望の違いについて
○ JR九州の株主となることは、自らの意見や主張を経営に反映させる手段の一つではあるが、多額の資金が必要であり、出資については、財政負担の大きさとその費用対効果などを総合的に勘案し、判断する必要がある。
○ 一方、各種協議会としての要望は、公的な立場の九州各県、県議会、市町村が一体となって、利用者の声を集約し、直接、交通事業者に対し、その見直しを求めることから、効果が大きいと考えている。

問 JR九州の対応と今後の県の方針について
○ JR九州からは、ダイヤ改正前後の同じ時期における利用状況を比較したうえで、ダイヤの見直しを検討したと聞いている。
○ 県では、先ほどもご説明したとおり、市町村、高等学校などに、ダイヤ改正後の影響についての調査を行い、路線ごとに具体的な支障をきたしている事例を取りまとめ、JR九州にダイヤの改善要望を行った。
○ JR九州からは、決まり次第、近日中に、今回の改善要望への対応を公表するとの連絡を、一昨日の夕方に受けたところである。
県としては、今後、JR九州からその内容が示されれば、県議会を始め、関係の皆様にもお伝えした上で、田川地域のダイヤの見直しに必要な対応を行ってまいりたいと考えている。

問 アライグマによる被害の現状と対策について
○ 平成28年度の農作物被害は、主に、果樹、野菜で約700万円となっており、また、屋根裏に住み着くなどの生活環境被害は約90件報告されている。
○ 県では、被害防止対策研修会を開催するとともに、市町村が実施する、アライグマに対応した捕獲器の導入、侵入防止用の電気柵の設置、さらに、25年度からは捕獲活動に対し、支援を行っている。
○ これらの取組みの結果、捕獲頭数は年々増加し、23年度に約60頭であったものが、28年度は900頭を超えており、農作物被害額は、ピーク時の23年度の約1,300万円に比べ半減している。

問 アライグマ対策における市町村への支援について
○ アライグマについては、平成17年に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」、いわゆる「外来生物法」により「特定外来生物」に指定された。また、この法律では、特定外来生物は、国が防除を行うこととされている。
○ しかしながら、県内において、農産物被害や生活環境被害が生じている実態を踏まえ、22の市町村が「アライグマ防除実施計画」を策定し、国の確認を得て、自ら防除に取り組んでいるところである。
○ 県では、これまでに、市町村職員を対象とした防除講習会を開催するとともに、先ほど述べた被害防止のための支援を実施している。今後、新たに開発され、今年度から市販されているアライグマ専用捕獲器を補助の対象とし、その情報を紹介するなど、市町村への支援を強化してまいる。
○ 併せて、国に対しては、引き続き、国の責任による防除の実施を求めるとともに、市町村への財政支援を要望することとしている。

※参考〜特定外来生物(タイワンリス)を根絶か

2018.6.30



平成30年2月定例会〜一般質問

平成30年2月定例会の一般質問(就職活動支援と地方公務員の新規採用について)です。PDFはこちらをクリックしてい下さい。

問 中小企業の雇用確保について
○ 県では、主に若者に地元中小企業の魅力を知ってもらうよう、地元経営者による特別授業や会社見学会を開催してきた。加えて、高校、大学の就職指導担当者と中小企業の人事担当者との就職情報交換会を実施している。
○ また、若者と人材を必要としている企業のマッチングを行うため、若者しごとサポートセンターや30代チャレンジ応援センターでは、求職者一人ひとりのニーズに応じたきめ細かな就職支援を行っている。昨年度は、7,073人の方を就職に結びつけた。さらに、正規雇用促進企業支援センターでは、昨年度、利用企業から1,182件の相談があり、若者に対する企業のPR方法に関する助言等の支援を行い、880人の正規雇用を実現している。
○ 卒業を控えた学生の保護者の方に、県内企業の魅力を伝えることは、学生の県内就職を促進するうえで効果的であると考えている。県では、若者しごとサポートセンターが、大学生とその保護者に対して、メールなどを活用しながら地元企業の情報提供や相談支援に取り組んでいる。今年度から、県と就職協定を結んでいる東京圏等の大学が福岡県内で開催する保護者会に、アドバイザーを派遣し、保護者に県内企業の情報の提供や、就職活動に対する助言を行っている。
○ 今後とも、これらの取組みを通じて、若者の県内企業への就職促進に取り組んでまいる。

問 中小企業・小規模事業者の生産性向上と人材確保について
○ 生産性向上のためには、高効率な設備の導入や人材の育成、ITの活用による業務の効率化が重要である。
○ このため、県では、生産性向上に関するセミナーの開催、県や国の補助金を活用した設備導入の支援、アドバイザーによるカイゼン指導やデジタル技術を活用した設計開発技術者の育成を行ってきた。
○ 今後は、IoTの活用による業務の効率化を図るため、工業技術センターによる技術支援や、中小企業とIT企業とのマッチング支援に取り組んでまいる。
  ○ また、生産年齢人口が減少する中で、人材を確保するためには、女性、高齢者、若者、障がいのある方など誰もが活躍できる社会を実現することが必要である。
○ このため、県では、今後も年代別・対象別のセンターによるきめ細かな就職支援を行ってまいる。また、長時間労働を是正し、ワーク・ライフ・バランスを満たす魅力ある職場を構築することによって、企業の「働き方改革」を促し、中小企業の人材確保を支援してまいる。

問 インターンシップの取組みについて
○ インターンシップは、学生にとってはキャリアに関する考えを身に付け、職業観を形成する機会となるものであり、企業にとっては、学生に向けた魅力発信の場になるものである。
○ 現在、県が参画する一般社団法人九州インターンシップ協議会において、県内の大学生を対象に、海外展開している企業も含め幅広い業種でのインターンシップを実施している。昨年度は、県内289の企業に、899名の学生が参加した。
○ また、九州地域戦略会議で本県が提案したものだが、九州・山口各県共同で、東京圏等の大学生に、地方での就職や暮らしに目を向けてもらうために、おおむね5日間のインターンシップの受け入れ事業を実施している。昨年度は九州・山口の45の企業に対して、72名の学生が参加した。
○ 今後とも、インターンシップについて、海外展開をしている企業や東京圏等の大学生の参加拡大を図るとともに、大学との連携を強化し、大学生に対し県内企業や地域の魅力をしっかりと伝えてまいる。

問 意欲的な学生の地元福岡での就業促進について
○ 県では、バイオやロボット・システムなど今後の成長が期待される分野の産業振興に産学官が連携して取り組んでおり、優れた技術力を持つ企業が数多く生まれている。このような企業への地元学生の就職を促進するためには、その企業の存在を多くの学生に知ってもらうことが重要であり、優れた技術力を持つ県内企業を紹介する冊子「福岡県ものづくりモノ語り100」を大学や高校などに配布し、県内企業の魅力を伝えている。
○ また、学生の起業意欲を高め、地元福岡での起業を促す観点から、県内大学と連携して「ベンチャー起業家出前講座」を実施するとともに、起業後はフクオカベンチャーマーケットによる支援を行っている。今後もこうした取組みを進め、一人でも多くの学生が地元福岡での就業に繋がるよう努めてまいる。

問 職員に求める人物像について
○ 厳しい行財政状況の中で、県がその役割を果たしていくためには、職員一人ひとりが公務員としての倫理観、使命感を自覚し、情熱を持って積極的、意欲的にその職責を果たしていくことが求められている。
○ また、地方創生が極めて重要な課題となる中、自主自立的な行政運営の必要性がますます高まっている。職員の皆さんには、県政全般から、県民一人ひとりの生活に至るまで、幅広い観点から、政策の企画立案や課題解決に、積極果敢にチャレンジしていただきたいと思っている。

問 職員採用試験の受験者確保のための情報発信等について(人事委員会事務局長答弁)
○ 人事委員会では、県ホームページやパンフレットのほか、大学が行う就職説明会や民間主催の合同会社説明会等において、県が取り組んでいる重点施策や県が担う役割の重要性、職員採用試験に関する情報等を広く発信している。
○ また、県職員の仕事に興味を持つ学生との直接対話の場として、実際に業務に携わっている職員が業務内容の紹介等を行う「職員採用ガイダンス」や、女性職員と女子大学生が小グループで仕事と家庭の両立やキャリア形成について語り合う「女性のためのジョブトーク」等を開催しているところである。
○ 引き続き、多くの受験者を確保できるよう、任命権者と連携しながら、様々な機会をとらえて情報発信に努めてまいる。

問 職員採用試験の実施方法について(人事委員会事務局長答弁)
○ 近年の職員採用においては、特に技術系職種の受験者が減少傾向にあり、採用予定者数の確保が困難となる状況も生じている。
○ そのため、平成29年度から獣医師の採用試験において、受験上限年齢を引き上げるとともに、受験者の負担軽減を図るため、教養試験の廃止を行ったところであり、人材確保が困難な職種については、必要に応じて試験の実施方法の見直しを行ってまいる。
○ また、受験者の性格や人柄、公務員としての適格性を把握するために、個別面接や集団討論なども実施しているが、県職員に求められる資質や倫理観を、より一層見極めることができるような人物試験の在り方について、他県の状況を参考としながら研究してまいる。

問 新規採用職員に対する研修や教育について
○ 新規採用職員研修は、職員研修所において、入庁直後と半年後にそれぞれ約1週間、実施しており、公務員としての意識・役割を自覚し、仕事の基本を理解するとともに、職務を円滑に遂行できる知識・能力を修得することとしている。
○ 公務員としての資質や高い倫理観が問われる中、公務員生活のスタートとなる新規採用職員への教育がより重要となってきており、研修内容について、新年度から見直しを行うこととしている。まず、前期研修においては、基本的な知識を身につけるため、公務員としての心構えの基礎となる「公務員倫理」や「県行政のしくみ」などを充実・強化することとしている。
○ 後期研修においては、ストレスへの対処法などを学ぶ「メンタルヘルス対策」を新たに導入するとともに、業務遂行能力の向上を図るため、「財務会計制度」や「文書事務」の研修を強化することとしている。
○ また、職員研修所の研修とあわせて、各職場の日常業務の中で行われるOJT(On the Job Training)が、公務員としての資質向上や職員の能力開発を図る上で重要である。 このため、各職場において、指導担当職員を指定し、新規採用職員が実務上不明な点や日常的なことも含めて気軽に相談できる体制を整えている。この指導担当職員は、仕事の進め方をきめ細かに個別指導するなど、人材育成の役割も担っている。
○ なお、新規採用職員研修に係る予算としては、先ほど申し上げた見直しや採用職員数の増加に伴い、今年度の予算計上額1千万円余に対し、新年度は、約5百万円の増となる1千5百万円余の予算計上をお願いしているところである。
○ 今後とも、必要に応じて、研修内容の不断の見直しと職場での教育によって、人材育成を図ってまいる。

問 新規採用職員確保に向けた決意について
○ 県政を取り巻く環境は、急速に変化をしており、地域間競争もますます厳しさを増している。
これからも、福岡県を元気に発展させていくためには、次代を担う優秀な人材を確保していくことが、大変重要である。
○ 本県は、元気な県である。多様な産業集積と快適な生活環境、豊かな歴史・文化といった強みを活かして、もっと元気にし、福岡県を「日本海側の、かつ、アジアを向いた一大拠点」として成長させ、我が国のバランスのとれた発展に貢献することを目指している。
こうした本県の状況を理解し、目指している方向性に共感してもらい、私とともに一緒に頑張っていただける優秀な人材の確保に努めてまいる。

2018.6.17



平成29年6月定例会一般質問(神崎聡)

平成29年6月月16日(金)、平成29年6月定例会一般質問は、「企業の働き方改革と結婚応援宣言及び少子化対策について」。質問全文はこちらから(PDF)です。

問 結婚応援宣言の目的について
○ 少子・高齢化や人口減少の進展は、経済活動はもとより、持続的な社会保障制度やコミュニティの維持などに大きな影響を与える。こうしたことから、その原因である未婚化・晩婚化に対する取組みとして、社会全体で結婚を応援する気運を高めることを目的に結婚応援宣言事業を実施している。子育て応援宣言を自ら宣言する企業のトップは、社会的な新しい課題に前向きに取り組む姿勢を持っている方が多いと考えられる。そして何より、既に、6千社を超える企業が登録されている。このことから、まずは、子育て応援宣言企業に結婚応援宣言を働きかけることが効果的であると考え、取組みを進めている。

問 結婚応援宣言についての企業や若者世代に対するニーズ調査について
○ 経団連では、国や地方の経営者協会に対して、「人口減少への対応は待ったなし」と題する提言を取りまとめ、「結婚を希望する未婚者」が求める政策を重点的に展開することを要望している。また、九州の経済界と九州・山口各県からなる九州地域戦略会議においても、人口減少社会の克服のため、安心して、結婚、出産、子育てができるような対策を講じることを国に提言しているところである。こうしたことから、経済界においては、出会いの場づくりや、結婚を応援する取組みが必要だと認識していると考え、県独自のニーズ調査は実施していない。また、若者世代に対するニーズ調査としては、県が平成25年度に実施した「県民意識調査」において、7割強の独身者が結婚の意向を示しており、多くの独身者が結婚したいと考えている。そのうち、約6割の方が独身でいる理由として、「適当な相手に巡り会わないから」を挙げている。

問 子育て応援宣言企業を結婚・子育て応援宣言企業に名称変更することについて
○ 子育て応援宣言、結婚応援宣言のいずれも、企業・団体のトップに宣言していただくことは同じであるが、宣言する主旨が異なっている。また、結婚は個人の価値観に関わることであるため、企業の受け止め方の違いもあり、結婚応援宣言に慎重な姿勢をとる企業もあることから、宣言については別々に行っていただくこととしている。

問 子育てしやすい居住環境の確保について
○ 県では、今年3月に策定した福岡県総合計画において、「子育てを応援する社会づくりの推進」を掲げ、子育て世帯が住宅にかかる負担を抑えながら、ライフスタイルにあった住生活を送れるよう、住宅の取得や改修を促進することとしている。このため、子育て世帯の住まいの確保に対し、経済的負担を軽減するための住宅支援に取り組んでいる。具体的には、子育て世帯が親との同居のため、床面積や部屋数が十分に確保された長期優良住宅を新築・購入する場合、その費用の一部を助成している。さらに、取得のための住宅ローンに対しても、県と協定を締結している県内28の金融機関が、金利の引き下げや融資手数料の割引を行っている。また、昨年度から、子育て世帯が既存住宅を購入する場合にも、同居や近居のためのバリアフリー改修や子育てしやすい間取り変更の工事等に対し、その費用の一部、最大で50万円を助成している。

問 乳幼児保育・教育の保障に係る地方独自の取組みについて
○ 乳幼児期の全ての子どもたちが、質の高い保育や教育を享受できることは、重要であると認識している。このため、県としては、私立幼稚園に対する運営費助成の中で県単独で補助額を上積みするとともに、入園料及び教材費の補助を行い、保護者の負担軽減を図っているところである。また、待機児童解消を図るため、独自に産休代替職員雇い上げ費用の助成を行い、保育士の確保に努めている。

問 義務教育を無償とすることを憲法に規定する意義と幼稚園・保育所の無償化に関する憲法改正について
○ すべての国民に対して教育を受ける機会均等の権利を保障するとともに、保護者に対し子どもに最低限度の普通教育を受けさせるため、義務教育の制度と無償の制度が、憲法に規定されているものと考える。幼稚園・保育所の無償化に関する立法論については、国会の場で議論していただく事柄だと考える。

再質問 幼稚園・保育所の無償化に関する憲法改正について
○ 先ほどの質問の中で、無償化を憲法に規定すべきか、法律で対処すべきかということについて、お尋ねがあったので、国会の場で、どういう法律論、憲法論でこれに対応するのか、十分御議論いただきたいというふうにお答えしたものである。私は、県民が全く考えなくてもいいとか、そういうことは一切、申し上げなかった。大いに皆さん考えていただきたいと思っているが、まず幼稚園とか保育園の無償化については、その持続可能性を含めて十分検討していく必要があると思う。その上で、そういう新しい制度を作るに当たって、それを法律であるか憲法であるかということについては、国民の代表である国会議員が国会の場で、県民や国民の思いを踏まえて十分しっかり御議論いただきたいという趣旨で、先ほど答弁を申し上げた。

2017.6.16



平成29年2月定例会〜代表質問(神崎聡)

平成29年3月6日(月)、平成29年度予算を伴う定例会で会派を代表して質問に立った。昨年6月定例会に続き、本年度2度目の代表質問となり、通算5度目の代表質問となる。県議会の主要4会派の代表者が60分という定例会でも一番長い質問時間で、知事の政治姿勢をはじめ県政全般にわたっての質問。重要な2月定例会代表質問だから、特に知事の政治姿勢・県民幸福度日本一について、自分の考えをぶつけようと渾身の想いを込めて質問した。地元田川からもバス3台で傍聴に駆けつけてくれて、とても心強い応援団で本当に感謝しています。緑友会福岡県議団の代表質問の項目は以下の通り。質問全文はこちらから(PDF)。答弁内容はこちらから(PDF)です。

一.知事の政治姿勢について
  1.県民幸福度日本一
  2.新たな福岡県総合計画
  3.本県の働き方改革
  4.地域社会の長期的視点と取り組み
  5.安全、安心、災害に強い福岡県づくり
  6.オリンピック・パラリンピックキャンプ地誘致活動
  7.福岡空港の民間委託及びJR九州民営化
一.農林水産問題について
  1.福岡県農林水産振興計画
  2.水田農業の振興
  3.農業の担い手対策(新規就農者と働く人材の確保)
  4.博多和牛
一.医療・福祉問題について
  1.福岡県地域医療構想
  2.福岡県医師会診療ネットワーク(通称とびうめネット)
  3.がん対策
一.環境問題について
  1.街灯LED化の推進
一.地域振興問題について
  1.「小さな拠点」の形成推進
  2.県有財産の活用による地域振興の効果
一.教育問題について
  1.新採教員の講師枠確保及び初任者研修
    
  2.県立川崎特別支援学校
一.警察問題について
  1.重要凶悪事件の徹底検挙
  2.テロの未然防止

2017.3.7



平成28年9月定例県議会一般質問(耶馬日田英彦山国定公園のブナ林再生について)

9月26日(月)、平成28年9月定例会一般質問は、「耶馬日田英彦山国定公園のブナ林再生について」。質問全文はこちらから(PDF)。答弁内容はこちらから(PDF)です。

一.英彦山のブナ林
  � ̄冑Щ海離屮蔑咾旅喃兢�況と対策について
  �▲屮覆琉乕帖�植樹について
  �C聾気筌椒薀鵐謄�アへの支援と連携について
  �た肯售超�税の他県の状況について
  �タ肯售超�税事業評価委員会について
  �Ε屮蔑�(りん)再生の事業について
  �Э肯售超�税と国庫補助を併用した事業について
二.シカ対策
  �.�オカミの再導入について
  �∧�れた生態系の改善について
  ��シカによる農林水産物の被害対策について

2016.9.26



過疎地域における公共交通(鉄道)の利用促進

平成28年度予算特別委員会(企画・地域振興部所管分)〜過疎地域における公共交通(鉄道)の利用促進

「過疎地域における公共交通、鉄道の利用促進について」鉄道駅を拠点とした街づくりと鉄道を活用した地域振興の観点から質問致します。
人口減少、少子高齢化、車社会によりまして、公共交通・鉄道事業をとりまく環境は、年々厳しさを増しております。
過疎地域においては、鉄道利用者の減少や本数の縮小、サービス水準の一層の低下が懸念される中で、平成26年5月に、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」が一部改正され、まちづくりと一体となった持続可能な地域公共交通ネットワークを実現するための枠組みが作られたところです。しかしながら、現実は、これと大きくかい離しております。

(神崎)
先日、JR九州が、日田彦山線の石田駅などを無人化するという発表がありました。JR九州は、来年度中に予定されております完全民営化・株式上場に向けて、鉄道事業の人件費を削って、鉄道事業の赤字を縮減し、収支改善を図るのが狙いだと思いますけれども、JR九州は、どのような基準で、無人化とする駅を対象としているんでしょうか?無人駅の現状についてお尋ね致します。

(交通政策課長)
JR九州からは、無人化の明確な基準はなく、駅の乗車人員に加え、定期券利用率や切符の売り上げ、駅周辺の住宅や商業施設の状況などを総合的に勘案して、無人化する駅を選択していく方針であると聞いている。しかしながら、JR九州は、無人化する駅の自治体説明等において、1日乗車数が700名以下の駅を目安としていると説明しており、700名が一応の目途となっているものと思われる。

(神崎)
私の地元田川でありますが、田川地区を南北に走るJR日田彦山線の有人駅が急速に減っております。JR九州は、一昨年7月の香春駅、昨年3月には添田駅を無人駅にしました。そして今度は、豊前川崎駅を、無人駅にするという意向を、JR九州は川崎町に昨年の8月に伝えていたようです。川崎町では検討を重ねた結果、簡易委託方式を採用する予定だと聞いておりますが、豊前川崎駅について、県としてどのような支援をしてきたんでしょうか?お尋ね致します。また、県は、JR九州に対して、無人駅化に対してどのような要請を行ってきたんでしょうか?

(交通政策課長)
県は、昨年の8月に川崎町から相談を受け、JR九州内で無人化した駅の対応状況や、無人化せずに市町村に業務委託している事例などの情報提供を行うとともに、JR九州に対し、「九州地域鉄道整備促進協議会」などで「豊前川崎駅舎有人体制の存続」について、要望を行った。

(神崎)
それでは、昨年3月14日に無人駅になった添田駅ですが、どのような経緯だったのか教えて下さい。

(交通政策課長)
JR九州によると、平成26年9月に添田町の自治体職員に対して、無人化を行いたいとの説明を行い、添田町から了解を得た。その後、添田町からJR九州に対して、駅存続等の要望もなかったため、予定どおり平成27年3月14日に無人化したものと聞いている。

(神崎)
正直に申しますと、私はまったく知りませんでした。県も情報が入った段階で、地元選出県議に報告して頂ければと思います。豊前川崎駅では、事前に無人化の情報をキャッチし、川崎町が、JR九州に、無人化を延期するように交渉・要望していたということです。結果としては川崎町が引き継いで、何とか有人駅として存続していくことになるようです。そこには、町の玄関口である駅の無人化は、地域活性化に逆行し、地方創生・まちづくりの議論を根底から覆すことに繋がってくるという、危機感があったからだと思います。駅の重要性について、県はどのように認識しているんですか?

(交通政策課長)
駅に、医療や福祉、商業という機能が集まることは、今後の高齢化の進展を踏まえた場合、利便性を高め、誰もが住み慣れた地域に暮らし続けることを可能にするもので、地方創生にも資すると考える。

(神崎)
先程申しましたように、駅は町の玄関口であり、顔であります。過疎化が進む地方の生き残りは、駅の再開発にかかっていると言っても過言じゃないように思います。
無人駅となった駅舎の活用やJRからの譲渡、あるいは、駅を街づくりの中核に据えた、コンパクトシティを構築するなど、今、課長が言われましたように、鉄道駅を拠点としたまちづくりが、地方創生の起爆剤になるんじゃないかと考えます。
例えば、私の地元添田町役場の庁舎が、老朽化しておりまして、いずれ改築の話が出てくると思うんですが、役場と駅を一体化した庁舎建設も一つのアイデアだと思います。また、小学校の統廃合や小中一貫の課題も抱えていて、学校も含めた公共施設などを、鉄道駅に集約し、街づくりに取り組むことによって、町は、賑やかさを取り戻し、鉄道利用も大幅に増えてくるんじゃないかと思います。香春町役場も香春駅と隣接しています。駅・線路を挟んで小学校もあり、香春駅を中心に都市計画を考えることで、町も活性化できるんじゃないかと思います。
こういった地域構想に立って、県が、町とJR九州との協議の場をセッティングしたり、その役割を担って頂き、街づくりのための交通政策を考えて頂ければと思いますが、これは是非、部長の方から答弁をお願いできればと思います。

(交通政策課長)
県では、住民の利便性に配慮した、地域密着型の公共交通体系の確保のため、県や市町、民間団体等で構成する「福岡県地域交通体系整備促進協議会」において、これまでも、JR九州に対し、「まちづくりと一体となった地域公共交通の活性化に資する取組みへの協力や助言」を要望しているところである。こうした取組みに加え、今後、地元の意向を踏まえ、県として出来ることがあれば対応してまいりたい。

(神崎)
ありがとうございます。できることあれば対応するという事ですので、対応しなければならないことは山のようにあると思います。とにかく、みんなで力を合わせて頑張っていきましょう。
昨年4月1日にJR日田彦山線・採銅所駅が、開業100年を迎えました。知事もふるさと訪問で、採銅所駅を訪れて頂きましたが、駅舎は1915年(大正4年)に建てられた寄せ棟造りの近代洋風木造で、日田彦山線の前身である小倉鉄道開通時からの姿を伝えております。
また、平成筑豊鉄道は、120周年、我が国の鉄道の歴史の中でも最も古い歴史を有している一つです。九州最古の「第二石坂トンネル」や「内田三連橋梁(きょうりょう)」といった、我が国の鉄道技術を伝える資産も多くあります。是非、このような鉄道施設の文化財としての価値を見直し、活用すべきだと思います。県として 鉄道を活用した地域振興についてお尋ね致します。

(交通政策課長)
JR日田彦山線や平成筑豊鉄道は、筑豊炭田の石炭輸送を目的として、造られたものであり、駅舎やトンネル、橋梁などの歴史的価値のある施設が数多く残されている。 これらの鉄道を再評価し、「産業遺産」や「石炭遺産」とストーリーで結んだ鉄道による観光ルートを開発することも検討してまいりたい。

(神崎)
2月18日、JR九州は日田彦山線に「ゆふいんの森号」を走らせました。店員150名が3日間で完売したそうです。当日は、周辺市町村の温かいおもてなしもあり、乗客は大変満足したと報道がありました。私は「ゆふいんの森号」が走った時、ちょうどタイ・バンコクにおりましたので、残念ながら見ることができませんでした。ただ、地域の皆さんがfacebookなどのネットでアップされていましたので、盛り上がったのがよくわかりました。こんなにも盛り上がるんでしたら、SL蒸気機関車や「ななつ星」の新ルートに日田彦山線・平成筑豊鉄道で走らせる企画を立ち上げ、地域が一丸となった取り組みをすることで、地方創生へと確実につながっていくんだと思います。いろいろ課題はあると思いますが、是非、前向きに考えて頂けませんか。

(交通政策課長)
御指摘の点も含めて、今後、県が中心となり、沿線市町村だけなく鉄道事業者はもとより、商工会や観光協会など、これまでにない広範囲の地域主体と協議する場の設置について検討してまいりたい。

(神崎)
ありがとうございます。答弁内容は、とても前向きで、積極的な答弁だと思います。今の答弁を聞けば、田川の皆さんも勇気が湧いてきて、大きな希望を持つことができるんだと思います。
おっしゃる通り、まず、田川広域観光協会に話して頂き、周辺の自治体に声をかけて頂くことから始まると思います。そして、北九州市・大分県にも要請し、JR九州との交渉を進めて頂ければと思います。
最後にですね、JR九州並びに平成筑豊鉄道に要望して頂きたいことがあります。平成筑豊鉄道は株主であり、知事が取締役会長ですから、検討して頂くということですね。 私は、過疎地域における交通政策の切り札は、ICカードの導入だと思います。既に全国10種類の交通系ICカードの相互利用が、昨年3月より始まっています。九州では、JR九州のSUGOCA(スゴカ)、福岡市交通局のはやかけん、西日本鉄道のnimoca(ニモカ)があります。ご承知の通り、ICカードは約20万店の加盟店で電子マネーとしても使用できます。
お年寄りも方も小銭を持たなくていいし、定期券を落としても手数料だけで再発行ができます。是非、実現するように、要望して下さい。これで、質問を終わります。ありがとうございました。

2016.3.15



平成28年2月定例県議会一般質問(神崎聡)

平成28年2月定例県議会一般質問(県民並びに福岡県人会の郷土愛と誇りを育む取り組みについて)の全文PDFです。知事・教育長答弁は後日報告します。

福岡県の歴史を振り返りますと、1871年(明治4年)の廃藩置県によって“福岡県”が誕生しました。初代知事には、有栖川宮熾仁親王が着任されました。 廃藩置県の前日時点で、現在の福岡県域を統治していた藩は、福岡藩・支藩として秋月藩があります。豊津藩・これは旧小倉藩と支藩として千束藩、そして中津藩、久留米藩、柳河藩、三池藩であります。7月14日、廃藩置県により、現在の県域に当たる、 筑前国(福岡県・秋月県)、豊前国(小倉県・千束県・中津県)、筑後国(久留米県・柳河県・三池県)が発足しています。 同年11月14日、同一令制国の県同士を統合し、筑前国域が福岡県、豊前国域が小倉県、筑後国域が三潴県となっています。1876年(明治9年)4月18日、小倉県を福岡県に編入。佐賀県を三潴県へ編入。8月21日、旧小倉県域のうち、旧中津藩領域であった下毛郡(現・中津市)および宇佐郡(現・宇佐市)が大分県域に編入されました。三潴県を福岡県へ編入し、同時に三潴県域のうち旧佐賀県域は長崎県へ編入。これにより、県境がほぼ確定されています。

�,修海巴了�にお尋ね致します。現在、1都14県で、「都民の日・県民の日」を制定しています。制定されている県では、県の歴史を振り返り、現状を十分に認識し、さらに豊かで住みよい郷土をつくるため、互いに力を合わせようという自治意識と郷土愛の精神を育もうという願いから制定されるものだと思います。知事は、1都14県が制定しています「都民の日」「県民の日」の意義は、どこにあるとお考えでしょうか。知事のご見解をお尋ね致します。
<知事>都民の日」「県民の日」については、東京都は、東京市が誕生した日、それ以外は、明治四年の廃藩置県以降、初めて県名が使用されたり、現在の県域がほぼ形成された日に由来しているようである。こうした「都民の日」「県民の日」は1都14県で作られているが、それらは、県の成立から百年目などをきっかけに、その多くが「自治意識を高めるとともに、郷土についての理解と関心を深め、ふるさとを愛する心を育む」という趣旨で制定されたのではないかと思っている。
�∨楔�ではこれまで「県民の日」を制定する議論や検討をしたことはなかったのでしょうか。あれば、その経緯と過程について教えて下さい。なければ、なぜ検討されてこなかったのか理由をお聞かせ下さい。また今後、検討する価値があるものなのかどうかについて、知事のご所見をお尋ねしたいと思います。
<知事>「県民の日」の制定に関しては、特段の要望や機運の高まりがなく、また県民の一体性が高かったことから、議論や検討が行われてこなかったものと承知している。自然な気持ちの発露としての郷土愛は、「県民の日」の制定をもって高まるものではないと考える。むしろ、郷土愛が高まっていって、「県民の日」を求める声が広まってきたときに、「県民の日」の制定についてどうするか、検討すべきではないかと考えている。
�C了�は、本県並びに福岡県民そして海外福岡県人会の皆さんに、どのような形で県民意識を向上させ、郷土愛を育むように取り組もうとお考えなのか併せてご所見をお尋ね致します。
<知事>本県においては「県民の日」は制定していないが、民間の経済誌が行ったアンケート調査によると、郷土に対する愛着度、居住者の満足度は47都道府県の中で、福岡県がともに第1位という結果だった。この背景には、本県が持つ豊かな自然、食、歴史、文化などの多様な魅力はもとより、産業の集積、バランスのとれた住環境、明るい県民性などがあると考える。このような本県の魅力や誇れる点を、県民の皆さんと知恵を出し合い、力を合わせ磨きをかけ、県内外に発信していくことにより、郷土愛をさらに高めていく。また、平成25年10月に開催された海外福岡県人会の皆様の郷土愛の強さについては、実感されたことと思うが、より一層、福岡県に対する愛着を深めていただけるよう、これからも私自身、機会あるごとに、元気な福岡県の姿を伝えていきたい。
�ぁ峺�民の日」を制定した場合、どのような波及効果が考えられるのでしょうか。他都県での事例を参考にお聞かせ頂ければと思います。
<知事>「県民の日」を制定している自治体では、この日に記念式典のほか、文化講演やスポーツイベント、文化・スポーツ施設をはじめとした県有施設の無料開放といった取組みを行っているところがある。また、県によっては、市町村や民間がこの日に因み、地域の祭りやスポーツイベントなどの協賛事業を始めたところもあり、その取組みの内容によっては、文化・スポーツの振興や地域活性化などへの波及効果も考えられる。その場合、当然のことながらイベントに係る経費が発生することから、費用対効果の分析が必要であると考えている。

�ナ_�県のシンボル・県章について知事にお尋ね致します。福岡県の県章は、梅の花を形どり、ひらがなの「ふ」と「く」を梅の花でかたどったものです。5枚の花弁は、平和、県勢の発展、県民の融和と躍進などを表しています。県民から広くデザインを募集し、昭和41年5月10日に県が決めています。私たち議員の防災服、県職員の作業着には、この県章が取り入れられていますが、県職員の襟元には、県章を掲げていません。県章はお作りにならないのでしょうか。県職員全員が県章を記章としてつけることによって、さらに情熱と使命感をもって業務の遂行ができるのではないかと思います。県民の皆さんが、福岡県に誇りを持ち、郷土愛を育んでいくには、まずは知事をはじめすべての県職員の皆さんが真摯に取り組んでいく志が大切であり、そのシンボルが県章だと考えます。知事のご所見をお尋ね致します。
<知事>他県では、職員としての自覚を喚起し、品位を保持するため記章を定めている例もあるが、本県では、職員が着用する記章については定めていない。本県においては、県職員としての品位を保持し、自覚や使命感を高めるとともに、県民サービスの向上、職員相互の円滑なコミュニケーションの促進を図ること等を目的に、平成10年から、職員が着用する県章付きの名札を導入しているところである。名札の着用は、業務以外では使わないものの、記章の着用と同様の効果があるものと考えている。

�κ_�県民の歌について知事にお尋ね致します。福岡県民の歌は、昭和45年、「県民一体感の醸成」を目的に制定を提唱したことを受けて歌詞の一般公募を実施し、入選作品を詩人で広川町出身の丸山豊氏が補作しています。作曲および編曲は久留米市の旧制中学明善校(現福岡県立明善高等学校)卒業生である中村八大氏が依頼により担当し、10月17日に県民音頭「ふくおか音頭」と合わせて制定されました。こういったものは時代と共に、消えていくものなのでしょうか。私は、「県民一体感の醸成」を目的に作られていたんであれば、本来は、自然に親しまれ、歌い継がれていくようにしなければならなかったんじゃないかと思います。郷土愛を育む上でも、子どもの頃から慣れ親しむことは大変意義のある事だと思います。県主催事業などで県歌を積極的に活用したり、電話保留音に県歌を使用したり、あるいは、県立高校や県主催のスポーツ大会時などに県歌を積極的に活用するなど、普及活動を行わないと、なかなか普及・定着するには難しいんじゃないかと思います。一方、県民の歌が普及し、定着している県もあります。知事の率直なご意見をお聞かせ下さい。
<知事>これらの歌は、今から46年前の昭和45年に、県民の一体感の醸成を目的に制定したものである。制定当時、多くの県民の皆さんに親しんでもらえるよう、レコード6千500枚を作成し、学校や市町村などに配布した。昭和45年と現在では社会状況が大きく変化し、音楽や歌に対する個人の接し方、受け取り方は多様化している。平成19年度からはカセットテープの貸し出しを、平成20年度からは利用許諾への対応を行っているが、昨年の決算特別委員会で県民の歌に関する質問があった後、マスコミからカセットテープの貸し出し申請が1件あった以外、これまで、いずれも実績がないというのが実態である。このような経緯を考えると、県民の歌や県民音頭が、県民の皆さんに歌い継がれて行くような状況にはないと考えている。

�Ц�民体操について教育長にお尋ね致します。この福岡県民体操は昭和36年に考案された体操と聞いています。県民体操の特徴は、男性はたくましさを、女性はしなやかさを表現しようと、男女で異なる動きがあることです。この県民体操は、どういった方々が、どういう想い入れでつくられたんでしょうか。その目的にも関わらず、何故多くの学校でやめたのでしょうか。他県でも同様に県民体操がありましたが、殆どが定着できていないようです。現在、県民体操に取り組んでいる県では、どのような取り組みをしているのか、また、県内の高校で取り組んでいる学校はどこで、生徒たちはどのような感想を持っているのかお尋ね致します。併せて、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、今後、郷土愛を育み、伝統を守るため、この県民体操をどうしていこうと考えているのか、教育長のご見解をお尋ね致します。
<教育長>県民体操は、県教育委員会が、高等学校教員、県体操協会関係者、県内の大学教員などからなる体操作成委員会を設置し、福岡県民の心身の健全な発達と明るく豊かな県民生活をめざして、昭和36年9月に作ったものである。作られた当時は、県内の中学校や高等学校における体育の授業の準備運動や運動会等の演技として広く取り入れられたが、この体操は、複雑な動きが多いことに加え、動きの見本となる映像や音源がなかったため、昭和40年代から実施する学校が少なくなってきたと聞いている。また、学校体育における指導が変化し、実施する種目に応じて、ストレッチ等の多様な準備運動を行う学校が多くなってきたことも実施されなくなった主な理由として考えられる。ホームページ等で確認したところでは、県民体操は十数県で作られているが、現在、学校に普及しているのは長崎県のみである。長崎県では、平成26年の国民体育大会に向けて、「長崎がんばらんば体操」が作られた。この体操は、小・中・高等学校の運動会等の準備運動やその他の学校行事で実施されている。普及している要因として、作られて間もないことのほか、各学校に、見本となるDVDを貸し出したり、この体操のコンテストを実施したりしていることがあると聞いている。また、県内の県立学校では、現在、小倉工業高校、宗像高校、福岡工業高校、筑前高校、宗像中学校の5校が実施している。実施している学校の生徒からは、「学校の伝統として守りたい」や「福岡県民の体操であることを誇りとしている」といった感想もあっている。県民体操については、当時、集団としての一体感や県民意識を醸成する上では、一定の効果があったと考えている。しかしながら、先に答弁したとおり、学校体育における準備運動の考え方は変化している。現在、学校では、実施種目に応じた準備運動やオリジナル体操を実施しているところが多く、多様化している。したがって、県民体操の実施については、各学校の実態に応じた主体的な判断に委ねることが適当であると考えている。

<再質問>知事に再質問を一つと知事・教育長に要望を一つさせて頂きたいと思います。 「県民の日」の意義と認識を示して頂き、ありがとうございます。 一点、再質問は、知事のご答弁でありますので、大変恐縮とは思いますが、県職員が着用する記章についてであります。私は記章と名札は、まったく性質の違うものだと思っています。記章の重みは、名札とは比べものにならず、同等に扱って頂きたくないと率直に思います。学校の校章や企業の社章、様々な団体の記章は、校訓や社是・社訓、そして組織の理念などを共有し、胸に掲げた記章には、誇りや使命感・規範意識が植えつけられ、何よりも、一つの目標に向かっていく仲間・同志としての連帯感・一体感・帰属意識が湧いてくる不思議な力があるんだと思うんです。
私は学生服を着た中学生から、高校・大学そして社会人と、ずっと襟元にバッチを付け、それを誇りに想い、母校愛・愛社精神を育んできました。今は議員バッチを頂いておりますが、県民の皆さんからの負託を受け、大変な重責を担っております。県民の皆さんの想いが、この記章・議員バッチの重みだと思っているんです。記章とはそういったものなのではないでしょうか。
悠久の歴史の中に私たちの福岡県はあります。知事が提唱される「幸福度日本一」も次の世代へと受け継がれていかなければならない、志の高い政策目標であり、崇高な理念であると思います。そういったトップの理念や先人たちの郷土愛の想いが、県章に込められ、それを伝えていければ、福岡県民並びに福岡県人会の皆さんは、福岡県に誇りを持ち、いつまでも郷土愛が育み続けていくんじゃないかと思います。官衛兵バッチは直ぐに作られましたが、どうして県章を記章として作らないのでしょうか。記章は、県章付きの名札や名刺の類(たぐい)とはあきらかに違うと思います。知事は、記章と名札は、本当に同じ効果があると思われているんでしょうか。同じ重みなのでしょうか。企業に勤め、様々な団体に参加しております私には、よく理解できませんでしたので、再度質問させて頂きます。
知事・教育長に要望を一点させて頂きます。世の中には、時代と共に消えていくものと、風化(ふうか)させてはならないものがあるんだと思います。私は、県民の歌・県民体操は、先人の方々が、苦労し、努力しながら、郷土への想いを込められて作られたんだと思います。そんな先人の人たちの想いを風化(ふうか)させてはいけなかったんだと考えます。自分たちの学校の伝統としてしっかり守ってきた、小倉工業高校・宗像高校・福岡工業高校・筑前高校の4県立高校は、大変、立派であります。今後は、このような事がないように、伝統・文化・芸術をしっかり守って頂きますように強く要望しまして、私の一般質問を終わります。
<知事>記章の意義について、今、議員からいろいろお聞かせいただいたところである。今の時点で新たに記章を作るというよりは、県職員としての誇りや自覚を持つように職員一人ひとりの意識を高めていく、そのことが重要であるというように考えている。まさに、先ほどご質問で議員もおっしゃったとおり、一人ひとりの真摯な取組み、これが肝心だろうと思っている。その際、庁外においても、業務という場面ではあるが、職員がその名札を着用し、県民の皆さんに氏名を明らかにするということは、それぞれの自覚、使命感、責任感、あるいは県民サービスの向上という観点から有用ではないかと考えている。

2016.3.3



平成27年9月定例県議会一般質問(神崎聡)

9月定例県議会の一般質問は、「観光立県・街歩きの取り組みについて」(全文)のテーマで質問(10月1日)しました。骨子は以下の通りです。(後日、知事・教育長の答弁はテープ起しをしてアップします。)

�〆G�度から文化庁は、地域が主体となって、地域の文化財を積極的に活用して、文化・伝統を語るストーリーを国内外へ戦略的に発信し、地域の振興を図ることを目的とした「日本遺産」を認定した。教育長に、この「日本遺産」認定に向けて、本県としてどのように取り組もうとされているのか。また、「日本遺産」に認定されることによって、文化庁と協同でどのような事業を推進し、どのような効果が期待できるのか問う。
�△泙舛鯤發韻仞ご岼篁此�世界遺産のような立派なものではないけれど、私たちの町の中にも、後世に残していきたい世間遺産がたくさんある。今、歩きながらの地域巡りは、健康づくりやリフレッシュ、あるいは達成感を求めて、地域の新しい旅行の楽しみ方として、関心も高まり、期待されている。その一例が「九州オルレ」に見られる。このオルレの魅力と成功要因をどのように分析されているか。本県では、国内外から九州、福岡に訪れた観光客を一人でも多くこの福岡県に滞在、宿泊してもらうための福岡プラスワン戦略を推進している。このオルレの成功事例や、「日本遺産」を観光戦略上、如何に活かしていこうとお考えなのか知事に問う。
�6綵�自然歩道は、環境省の長距離自然歩道構想に基づき、東海自然歩道に次いで全国で2番目に指定されたもの。福岡県内における九州自然遊歩道は、どのように整備されているのか。施設の整備について問う。また、台風や豪雨などにより、危険になっている個所もあると聞くが、災害を受けた場合の対応について問う。併せて、九州自然歩道も重要な観光資源になりうると考えるが、県では利用促進のため、どのような取り組みを行ってきたのか、今後、市町村が九州自然歩道を観光資源として活用することを踏まえ、県ではどのような取り組みを行っていくのか問う。
�ぢ膓�が屋根のミュージアム「田川まるごと博物館」事業の一環で、昨年取り組まれた、“田川にこんなところが「あったがわ」!”について知事のご所見と、この取り組みを今後どう活かしていこうとお考えなのか問う。
�ダ�府は成長戦略で「観光立国」の実現を掲げ、2020年までに、外国人旅行者を年間2000万人に増やすことを目指す。観光立県を目指す本県として、知事はこれから何が課題で、それをどのような手段で解決していこうとお考えなのか問う。

2015.10.4



県立学校の老朽化施設について

7月8日、平成27年予算特別委員会の教育費(教育委員会所管)で、「県立学校の老朽化施設について」質問しました。県立高校は、昭和40年代から50年代にかけて一斉に整備されていて、耐震化については一部を除いて平成27年度末にほぼめどがたっていますが、老朽化は喫緊の課題として対策が求められています。母校、県立田川高等学校も平成29年に百周年を迎えますが、現在の校舎は創立50周年の時に建てられていますから、改築は急務だという想いで、質問に立ちました。(もちろん、固有名詞は出しませんが・・・)執行部とのやり取りのテープ起し(PDFはこちらから)を要約しますと、以下のような一問一答です。

問1
  〇 本県教育委員会の県立学校施設の経年別保有面積と棟数はどのように推移しているのか。
答
  ○ 平成17年度、10年前の状況は、面積185万�屐¬鵤院ぃ械娃暗錙�このうち、築30年経過したものは約3割。現在平成27年度の状況は、面積175万�屐¬鵤院ぃ横械暗錙�このうち築30年経過したものは約5割半数となっている。

問2
  〇 現老朽化施設の安全面について、部材の経年劣化により、外壁の落下や、雨漏りなど老朽化に伴う不都合について学校の方から報告はどの程度か。また、学校運営上影響が出なかったのか、どのように対応したのか。併せて、内部の状況についてどのような状態にあるのか。特にトイレについて、状況はどのようになっているか。
答
  ○ 昨年度、外壁のモルタルの剥離・落下の報告は6校。緊急に補修を実施した。雨漏りは、40校から報告があり、そのうち緊急に対応する必要がある22校について補修を行った。いずれも学校の教育活動への影響は極力排除された。また、内部の状況、設備機器やトイレについては、使用頻度も高く、経年による老朽化も進みやすく、不具合の報告があった場合、修繕を実施し、大規模な改造の際に更新を行っている。

問3
  〇 今後、学校施設の老朽化対策を進めるに当たり基本的な考えを問う。
答
  ○ 施設が一斉に老朽化を迎え、大きな問題となっている。このため国は、これまでの改築中心の老朽化対策を改め、各自治体に学校施設の長寿命化対策を求めているところ。この長寿命化対策は、事後的な改修ではなく、施設を一定の状態に保つ予防的な改修を行い、施設自体の寿命を延ばすことである。今後は本県においても、国の要請に従って、長寿命化のための改修を進めていくことが必要である。

問4
  〇 老朽化対策を進めるにあたり、安全面また機能面で問題のある施設の整備、環境面に配慮した施設の整備、それに加えまして、教育内容・方法の変化に対応した施設の整備が求められてくると思う。「事後保全」この管理から、計画的に施設設備の点検・修繕等を行い、不具合を未然に防止する「予防保全」型の管理へと転換することが求められている。ただ、長寿命化の改修ばかりでは、将来、同時期に改築の時期が来てしまい、そこで予算が集中してしまうことになる。一定規模の改築を行いながら、長寿命化のための改修を図り、建築時期を分散することで、予算面での負担を平準化することも必要ではないか。

答

  ○ 長寿命化対策の目的の一つとして、予算の平準化を図ることがある。これは、これから長寿命化を図る施設を改修していくと同時に、一定規模の改築を組み合わせて、単年度ごとの予算を平準化するということで、こういった施設整備が今後必要になってくるものと思われる。

問5
  〇 県立高校は、地域の核であり、地方創生の人材を輩出する重要な役割を担っている。また、平成32年より大学入試改革など、国において大きな教育改革が行われようとしている。これは、学力低下が問題となっております地域の進学校にとっては、大きなチャンスであり、重要な転換期にもなってくる。そういった状況も踏まえて、県立学校の施設整備について、これら時代の変化に応じた対応が必要であると考える。教育長の見解を問う。

答
  ○ 県立学校の施設整備についての考え方は、まずは、長寿命化対策を含めます老朽化への対応、これを長期的な見通しのもとに実施をして、安心、かつ、安全しかも良好な教育環境を維持していくと、そのための施設整備に努めてまいりたい。あわせて、今日の県立学校、これは地域の核として、地域のニーズに対応した教育活動を展開するということが必要になってまいる。また、教育内容や方法の革新にも取り組む必要。そういった諸々の状況の変化を踏まえまして、施設面においても必要な整備のための予算の確保に努めてまいりたい。大学入試の変更は高等学校にも大きな影響を及ぼし、能動的学習いわゆるアクティブラーニングというような手法が高等学校においても実施すべきということになっている。このアクティブラーニングはいろんな実験であるとか、調査とか、そういったものを踏まえた話し合い活動、グループ活動を重視する勉強の方法で、そういったものに必要な施設のあり方というのは、当然検討していかなければならない。

2015.7.10



サービス産業政策について

7月7日、平成27年予算特別委員会の商工費(商工部所管)で、「サービス産業政策について」質問しました。地方創生を考えたときに、地方に仕事を作り、人材をいかに育てていくかが重要なポイントです。地方には農林水産業をはじめ、製造業、建設業や商店などの中小零細企業が地域の雇用を現在支えていますが、新しく地方で雇用や産業を考えると、やはりサービス産業がその役割を担ってくると思われます。現在本県では、ワンストップでサービス産業を所管する部署はなく、しっかりと商工部の中での位置づけが必要ではないかと思います。庁内間で、横の連携を密にしたとしても、サービス産業を総合的に支援していくことが必要だと思い、質問に立ちました。執行部とのやり取りのテープ起し(PDFはこちらから)から要約すると、以下のような一問一答で、サービス産業政策について質しました。知事保留質疑もしたかったのですが、「地方創生・広域圏における地方版総合戦略について」とも関連しましたので、知事保留質疑のお願いはしませんでした。

問1
  〇 本県のサービス産業の総生産は、全産業の何割を占めているのか。
答
  ○ 成24年度の県民経済計算によると、本県におけるサービス産業の総生産は14兆2千128億円で、全産業の総生産17兆9千122億円に占める割合は、79.3%となっている。

問2
〇 現在、サービス産業を所管とする部署はどこか。
答
  ○ 商工部では、金融や経営改善などを支援する中小企業振興課。経営革新、創業、海外展開などを支援する新事業展開支援室。成長産業を支援する新産業振興課。観光や物産振興を支援する観光・物産振興課などで、サービス産業に対する支援を現在行っている。

問3
  〇 これだけサービス産業の占める割合が多い本県であるので、商工部の中での位置づけが必要ではないか。庁内間で、横の連携を密にしたとしても、やはり、サービス産業を総合的に支援していくことが必要だと思うが、如何か。
答
  ○ 本県の中小企業に対する支援施策を考える上で、サービス産業の位置づけは大きい。そのため、商工部内の連携だけでなく、必要に応じて、県庁内の他の部局とも連携を図り、サービス産業の中小企業支援にきめ細かに取り組んでまいる。

問4
  〇 東京から地方へ移住促進するために、地方にある既存施設を有効活用しようと「ふるさとテレワーク」を推進する自治体も出てくると思うが、県と市町村が保有している公共施設の空スペース、未利用・未使用施設はどのくらいあるか。

答

  ○ 県においては廃止した県立高校など4か所あり、市町村については企業誘致担当部署に調査を行ったところ、県内31施設となっているところ。今後も、コンタクトセンターなどの受け皿となる公共施設について、情報収集を行って参りたい。

問5
  〇 その未利用・未使用施設を企業へのテレワークセンターやSOHOで活用することも考えられますが、コールセンター・コンタクトセンターの誘致などについて、どのように進められているのか。

答
  ○ 本県では、これまで、本県の災害リスクの少なさや豊富な人材などの立地環境をセミナーなどの場でPRするとともに、個別企業に対しては、訪問活動や現地案内などを行いながら、コンタクトセンター等のオフィス系企業の誘致に取り組んで参った。これまで、このようなオフィス系企業は、人口が集中し、貸オフィスが豊富である福岡市に集中して立地していたが、近年、雇用の確保ということから、都心部以外の各地域にもサテライトオフィスを設ける動きが出てきている。オフィス系企業の立地を県下全域に広げ、地域における雇用を創出する好機となっているところ。今年度は、オフィス系企業の受け皿として市町村が行う未利用公共施設の整備に対する助成制度の創設、それから三大都市圏において立地促進セミナーを開催することにより、コンタクトセンター等のオフィス系企業の誘致に取り組んで参る。

問6
  〇 地方創生に重要なポイントが、起業化を目指している方、創業まもない事業者などを支援するための、インキュベーション施設である。現在、公的団体が運営するインキュベーション施設はどのくらいあり、県内4地域への分布、その入居率はどのようになっているか。

答
  ○ 公的団体が運営する県内のインキュベーション施設の数は、25施設628室ある。その地域別の内訳は、福岡地域に10施設263室、北九州地域に5施設185室、筑豊地域に4施設81室、筑後地域に6施設99室となっており、また、その入居率は、6月末現在で、県全体で76.6%となっている。

問7
  〇 インキュベーションは、地域がもっているポテンシャルをより強く、そして、地域の将来ビジョン、将来構想を実現していく上で、大き役割を担っている。ちなみに、田川地域にはインキュベーション施設と呼ばれるものがあるか。
答
  ○ 現在、公的団体が運営するインキュベーション施設は、田川地域(1市6町1村)にはない。

問8
  〇 田川のウィークポイントはインキュベーションがないことだと思う。是非、知事に機会あるごとに、田川のウィークポイントは、研究開発やインキュベーションがないことだと伝えてもらいたい。地方創生は、企画・地域振興部だけではない。産業界の政策をリードする商工部の政策が大きく左右してくるんだと思う。今後、県が策定する地方版総合戦略では、15圏域ごとに地域のポテンシャルと地方創生に向けた施策の方向性を提示するということで、産業振興を考えるにあたっては、地域のポテンシャルを生かした研究開発や実証実験、先進的モデル事業などの取り組みを後押しするための政策が必要。この点についてどのような認識をお持ちか。
答
  ○ 地域のポテンシャルを生かして、企業などが行う研究開発や実証実験、先進的な取組みに対しては、制度融資による資金繰りの支援、工業技術センターによる技術支援、ものづくり人材の育成などを行うとともに、創業や異分野からの参入を促進するため、大学や企業のマッチング、製品開発に対する支援、フクオカベンチャーマーケットによる販路開拓支援など、総合的な支援を行う必要があると考える。

問9
  〇 地域のポテンシャルを生かした研究開発や実証実験などの取組への支援について、部長の認識を問う。
答
  ○ 本県の経済が引き続き成長、発展をしていくうえでは、地域のポテンシャルを十分生かして、企業などが実施する、新たな製品やサービス、ビジネスモデルこういったものの研究開発さらには実証実験、こういったことに対して支援することは大変重要であると考えている。商工部では、自動車産業をはじめ、水素、バイオ、ロボットなど様々な成長産業分野において、地元の大学などの研究シーズや産業の集積、こういった地域の持つ強みを活用して、具体的には産学官連携による研究開発や実証実験、そしてそれらを支える高度人材の育成、さらには、新たな価値や雇用を生み出すベンチャー企業の育成や企業の誘致、こういったことに取り組んでいる。今後も、これらの取組を積極的に推進いたしまして、委員ご指摘のとおり、各地域の特性を十分踏まえて、産業振興に努めてまいりたい。

(神崎委員)
  〇 地元の大学の研究シーズを生かした政策では、地元の田川には福岡県立大学がある。ここが、ストロングポイントである。これも知事に伝えて頂きたい。

2015.7.9



地方創生・広域圏における地方版総合戦略について

平成27年予算特別委員会の総務費(企画・地域振興部所管)で、「地方創生・広域圏における地方版総合戦略について」質問しました。4月の統一地方選挙でも、大きなてーまであり、「地方創生」が選挙の焦点の一つだったと思います。 6月定例会でも、この「地方創生」が代表質問・一般質問でも取り上げられ、今議会は「地方創生議会」と言ってもいいんじゃないかと思います。日本を変えるのは地方であり、明治維新以来続けてきた中央集権的な発想を変えていく、その壮大な取り組みが、この「地方創生」にかかっているんじゃないかと考えます。執行部とのやり取りのテープ起し(PDFはこちらから)から、要約すると、以下のような一問一答で、広域圏における地方創生の県の取り組みを質しました。まだ知事保留質疑を残していますが、ブログにアップしておきます。

問1
〇 本県の人口ビジョン・地方創生総合戦略は、現在どのように進められているのか。
〇 県と市町村が策定する地方版総合戦略の整合性をどう図るのか。
答(県の人口ビジョン・地方創生総合戦略の進捗について)
○ 昨年11月に、知事を本部長とする人口減少対策本部の設置以降議論を進めてきた。
○ 6月15日には、これまでの議論を取りまとめた「福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略の基本フレーム」を公表。
○ 今後、県議会からのご意見もお聞きしながら、策定作業を進める。

(県と市町村が策定する地方版総合戦略の整合性について)
○ 15の広域地域振興圏域会議での意見交換、市町村のマンパワー不足解消のために創設した「地方創生ふるさと貢献隊」の派遣による戦略策定の助言などにより、市町村の目標設定、施策の方向性と、県の総合戦略との整合性を図る。

問2
〇 総合戦略作成費用補助として、都道府県に一律で2千万円、市町村には1千万円の予算がつけられている。県、市町村は総合戦略作成業務をコンサルタントに委託しているのか。
答(県の戦略策定について)
  ○ 県の総合戦略策定は、コンサルタントに委託していない。
  ○ 人口減少に対する県民意識調査、大学生等就職フェアにおける調査など、総合戦略策定に必要な基礎的調査については、業者委託している。
(市町村の戦略策定について)
  ○ 国が示した手引きでは、総合戦略策定に必要な調査等を民間コンサルティング企業等に委託することは差し支えないとされている。
  ○ 大半の市町村で住民意識調査などをコンサルタントへ委託、又は委託を予定している。
○ 教育研究機関(大学)へ委託する市町村、コンサルタントへ委託せず、独力で策定に取り組む市町村も一部に見られる。

問3
〇 地方創生は「従来の取組みの延長線上にない、次元の異なる大胆な政策」である。市町村の総合戦略は、これまでのような振興策・活性化方策とは次元の違う、大胆な政策が策定できるのか。
答
  ○ 県は今後、県内15の広域地域振興圏ごとに、地域ポテンシャルと施策の方向性を提示。
○ 県が提供した情報を参考として、市町村が自ら施策を構築し、その各施策ごとに、検証のための重要業績評価指標(KPI)を設定することとなる。
○ これらにより、今までにない、実効性の高い施策の策定が可能となると考える。またそうなるように努める。

問4
〇 田川地域のポテンシャルと地方創生に向けた施策の方向性とは何か。
答
  ○ 田川地域には、福岡県立大学の医療・福祉人材、世界記憶遺産、豊かな自然、伝統工芸、農産物とそれを販売する直売所など、地域の人びとが培ってきたさまざまな地域資源がある。
  ○ 国道201号などの道路整備が進み、北九州市、福岡市へのアクセスも大きく向上。
  ○ 前にお答えしたように、今後、田川地域のこうしたポテンシャルや地域資源を活かした、施策の方向性をお示しする。

問5
〇 県の総合戦略検討会議や人口減少対策本部では、田川地区の圏域の戦略をどのように考えているのか。また、地方創生における田川圏域の責任者は誰か。
答
○ 今後、県から提示する地域ポテンシャルと施策の方向性が、田川圏域の総合戦略のベースとなるものと考えている。
○ 田川圏域の地方創生の責任者は、まずは、各市町村の総合戦略の策定主体である市町村と考える。県は広域的な行政主体として県全体の総合戦略策定における責任者である。

問6
〇 次元の異なる大胆な政策の実現には、地元選出の県議の地域を経営する発想が必要だと思うが、そういった会議の出番がない、どう思うか。
答
○ 地域の将来像については、基本的には、市町村が広域的な視点からも検討し、決定すべきものと考える。
○ 現在、市町村では、産官学金言労の有識者の意見を幅広く聞きながら戦略の策定を進めており、いわゆる有識者会議などのメンバーとして、地元県議に参加いただくかどうかは、個々の市町村の判断と考える。

問7
〇 本県でも「地方創生ふるさと貢献隊」を創設すると聞いたが、これはどんな取組みか。
答
○ 小規模団体を中心に、総合戦略の策定に必要な人材の確保に困難を感じる等の声が寄せられている。
○ こうした市町村のマンパワー不足を解消するため、今後、「地方創生ふるさと貢献隊」を創設する。
○ 市町村への出向経験者など特定の市町村に見識と愛着を持つ各部局の県職員をあらかじめ候補者としてストックしておいて、市町村からの支援の求めに応じて適任者を隊員として委嘱することとしている。
○ 貢献隊員は、市町村が設置した総合戦略推進組織に参加した り、個別具体的なプロジェクトの構築について助言する等、専門的知識や経験を活かして、市町村の戦略策定を支援する予定。

問8
〇 広域圏の中で、地元選出の県議をどのように地方創生で位置付けるのか、部長の答弁をお願いする。
答
○ 県では、これまでも地域の振興に関する様々な県の施策はもとより、市町村が抱える課題、県への要望などについて、必要に応じ地元県議の皆様にご相談してきたところ。市町村が地方創生の総合戦略を策定するという重要な時期になっていることから、こうしたことについて、これまで以上にきめ細かく、地元県議の皆様にご相談してまいる。

2015.7.6



平成27年2月定例県議会一般質問(神崎聡)

 facebookアルバム

 「ダム周辺・湖面の有効活用について」PDFはこちらから

一期目、任期の最後となる2月定例県議会の一般質問は、「ダム周辺・湖面の有効活用について」質問(2月18日)しました。これで、4年間のすべての本会議で壇上に立つことができました。議会や議員各位、地域の皆さんのご指導の下、また執行部の協力・理解のお蔭だと本当に感謝しています。

質問骨子は以下の通りですが、本県では、これまでに完成した15の県営ダムの管理運用を行っています。また、現在、那珂川で五ヶ山ダム、祓川で伊良原ダムの建設事業を現在行っています。私の地元田川・添田町には、治水・利水の観点から建設された油木ダムと陣屋ダムの2つの県営ダムがあり、各ダムにおいては、下流域の洪水被害を防止や貯留した水を水道や農業用水に供給するなど、治水、利水という県民の安全と生活になくてはならない大切な役割を果たしています。ダムには大きな予算規模の投資が必要でありますから、このような治水・利水はもちろんのこと、さらに観光資源として、憩いの場として、スポーツ・健康づくりなどの場として、いろんな活用が当然望まれてくると思います。身近な例では、佐賀県の北山ダムの周辺はアスレチック施設やサイクリング道が整備され、湖面ではボート遊びもできるなど、ダムを中心にリゾート化が進んでいます。そこで、既存のダム、これから建設されるダムの有効活用という観点から、現状と今後の考え方について知事に質問致しました。

�)婿灰瀬爐里茲Δ法▲瀬猖寨茲亮�水・利水機能を超えた効果的な活用がなされている他県の例もある中、本県が管理・建設している17ダムでは、ダム周辺の環境を観光振興などに積極的に活用されているのか、あるいは治水・利水に注力されているのか、本県のダムの役割についての認識をお示しいただきたい。
<知事答弁>本県は、大雨による洪水調節や、水道や農業用水を確保するため、現在15のダムを管理し、2つのダムを建設中である。また、ダムの周辺地域は、自然環境に恵まれていることから、いくつかのダムでは、キャンプ場や公園もあわせて整備し、レクリエーションや憩いの場として利用されている。具体的には、南畑ダム、日向神ダムについては、地元自治体がキャンプ場や公園整備を、牛頸ダム、鳴淵ダムについては、県と地元自治体が公園整備を行っている。さらに、現在建設中の五ヶ山ダム、伊良原ダムについては、地域の振興に役立つ、オートキャンプ場を備えた公園や地域農産物販売施設の整備も行っている。なお、再生可能エネルギーの開発という観点から、瑞梅寺ダム、藤波ダム、建設中の五ヶ山ダムについては、水力発電の導入を進めている。

�∨楔�の観光面でのダムの利用状況について、ダム施設の見学受け入れや、豪快な放流の様子を一般に公開する観光放流など、ダム自体の魅力で都市圏から人を呼び寄せている好例があれば、その代表的なものは何か。
<知事答弁>県が管理している15のダム施設では、昨年度、約4千名の見学者を受け入れて、ダムへの理解や関心を深めていただいている。今後も、見学者の受け入れについては、積極的に対応する予定である。観光放流ができるダムは、放流が可能なゲートと放水の余裕があるなどの条件が整っている必要がある。本県では、観光放流ができるようなゲートがあるダムは日向神ダムのみであるが、貯留している水は全て発電に利用するため、観光放流を行う余裕はない。また、ダムに観光客を呼ぶイベントとして、地元自治体をはじめ、様々な主体が主催し、牛頸ダムの大野城いこいの森ロードレース、日向神ダムの桜まつり健康マラソン大会及び油木ダムの桜ウォーキング大会などが開催され、多くの県民の方に参加いただいている。今後とも地元の主催者から相談があれば管理者として積極的に対応していく。

��ダム自体が観光資源だと思う。観光振興という観点から、都会のさわがしさを忘れさせる自然環境とダム周辺の施設などを一体的に観光資源として県内外にアピールし、福岡・北九州都市圏から多くの観光客を山間部へ呼び込む取組みについて、どのようなお考えをお持ちかお聞かせ願いたい。
<知事答弁>県内のダムでは、見学者を受け入れたり、地域が主体となってイベントを開催して、人を呼び込む工夫をしている。ダムを観光資源として、より活用することについては、ダム及び周辺の観光資源の実態を調査し、その上でどのようなことができるか、今後研究していく。

2015.2.20



平成26年12月定例県議会一般質問(神崎聡)

12月11日、平成26年12月定例県議会一般質問。今回は、1.県政の十大ニュースについて 2.婚活支援・ふるさとウエディングについて 知事に質問します。質問の骨子は以下の通りです。全文のPDFはこちらから。知事の答弁は後日テープ起しをしてアップします。

1.�仝�政の十大ニュースについて、選定過程と、どういった基準で順位づけられているのか。
  ��知事が今年印象に残った出来事について
2.� 屬佞襪気肇Ε┘妊�ングについて」
  �∈О�数を増やすための取り組みについて

2.昨年、ブライダル業界が発表した調査によると、全国の結婚式場・ホテルなどで挙式した合計は、日本の婚姻組数70万組の約55%だった。つまり半数近くのカップルが従来型の結婚式を挙げていないということになる。入籍だけ済ませ、結婚式を挙げない理由として「費用がかかりすぎる」、「パターン化した結婚式に魅力を感じない」という2つの理由が大半ということ。福岡県では、社会全体で結婚を応援する気運を高めるため、「新たな出会い応援事業」の実施や、ふくおか結婚応援リーダー養成事業などの取り組みがあり、徐々に成果が表れている。そこで、人生の一大イベントであるウェディングにも、一歩踏み込んで応援されては如何か。全日本ブライダル協会の主催で、「ふるさとウェデングコンクール」というのがある。「ふるさとウェディング」とは、地域の魅力を活かした挙式スタイルで、結婚式と披露宴の場所を変えて行い、幸せ感いっぱいのカップルの姿を、地域のみんなで祝うセレモニー。この「ふるさとウェデングコンクール」は総務省・観光庁の後援で開催されてる。これは、観光振興と地域活性化という観点から有効なものと考えるが、本県としても積極的に取り組んでもらいたいと思う。知事は所見を問う。また、今後、本県の婚姻数を増やしていくには、婚活・街コンなどの結婚支援と同時に、県、自治体、NPO、学校、婚活会社、ブライダル業界、関連企業、メディアなどが一体となって取り組む必要があるのではないか。知事の所見を問う。

2014.12.11



平成26年9月第18回福岡県議会定例会〜代表質問

平成26年9月第18回福岡県議会定例会、緑友会福岡県議団を代表して質問に立った。刻々と変わる社会情勢や政治状況に対して、前日まで何度も原稿を練り直して、知事・教育長・県警察本部長に様々な分野・諸課題を質した。一期生でありながら、3度目となる代表質問となるが、毎回、緊張してドキドキしながら壇上に立ち、質問に入ると喉がすぐに渇いてしまう。代表質問は45分の持ち時間だけど、そこに至るまで相当な時間と知力・体力・精神力を費やす。でも、これこそが議員としての資質を向上させる一番の取り組みだと思っている。

質問全文は、PDFでアップします。答弁内容は、福岡県議会インタネット中継に録画アップされますので、それを聞いた上で、要約したものをのちほどアップしたいと思います。緑友会・代表質問(神崎聡)

代表質問を終えて〜感想

第2次安倍改造内閣が発足し、政府は「地方再生」を重要テーマに掲げています。今こそ、九州をモデルとして、「人口減少」と「東京一極集中」の問題を解決し、「住みやすく活力ある九州」「ブランド九州」を確立する時代がやってきたと思います。各都道府県では、来年3月までに、地方人口ビジョンを公表するとして、地域ごとの人口や税収、企業動態の変動予測などを盛り込むとして、来年度中に「地方版総合戦略」を策定します。本県としては、県内の各地域の特徴や実態を踏まえた政策が必要であり、同時に、県域を越え、九州各県が連携した取り組みの推進が求められてきます。知事からは、人口減少社会に対応できるよう、県民意識調査など各種の調査結果、市町村や関係団体の意見などを踏まえ、各地域の特性や地域資源を最大限生かしたきめ細かな施策に総合的に取り組んでいきたいとの答弁でありました。また、国の動きも踏まえながら、各部局の連携をより一層強化するため、知事をトップとする新たな庁内組織を設置したいとの明快な答弁でありました。

九州の観光戦略を質し、外国人誘致のためのWIFI化は必須条件であり、観光庁の調査で外国人観光客の不満第1位が「無料公衆無線LANスポットが少ない」ことを挙げられているように、WIFI化環境をいち早く整備することが地方再生と地域の国際化への第一歩であります。政府も「サクサクJAPANプロジェクト」として、無料WIFIの整備促進と利用円滑化に乗り出しました。本県としてもWIFI環境の充実・強化を目指すべきだと問い質したところ、知事は、WIFIそのものに対する理解不足であったが、今後は、観光施設や市町村に対して、ICT利用環境整備の重要性について周知し、訪日外国人のICT利用環境の県としての整備方法等について検討して参るとの積極的な答弁になりました。
農業問題に関しては、6項目からなる質問をしましたが、特にキウイフルーツのかいよう病対策と今後の振興についてでは、本県において、キウイフルーツかいよう病が発生し、感染拡大を防ぐため、農協、市、県で協力し2.3ヘクタールの園地が伐採されました。知事からは、発生調査や薬剤散布を実施することが必要であると考え、これに係る補正予選を今議会に提案し、国や関係県と共同で、感染経路の解明や早期診断技術の開発について、研究を進めるとし、今後とも関係団体と一体となった生産販売対策を通じ、全国第2位の生産を誇るキウイフルーツの更なる振興に努めてまいるという答弁でした。

教育長に対しては、効率学校教育の振興方針として小中一貫教育と中高一貫教育における地元中学校教育への効果及び今後の取り組みについて質しましたが、再質問で田川地域の学力向上について、これまで県教委として経験したことがない強力な指導教員体制など質したところ、田川地域8市町村全てを強化市町村に指定し、指導主事の重点的派遣や非常勤講師の配置、さらには教員研修や教材・教具の開発、放課後学習など独自の学力向上策に対して経費の補助などの施策を講じていくとの答弁でした。

県警察本部長に対しましては、工藤會最高幹部らの逮捕により、県警察に対する願い・期待をしっかり受け止め、工藤會に壊滅的な打撃を与えるため、今後とも、組織の総力を挙げて諸対策に取り組んでいくとの強い決意を述べられました。

2014.9.28



平成26年9月定例会〜代表質問(神崎聡)

今日(24日)から9月定例会代表質問が始まった。県議会の主要4会派の代表者が45分の質問時間で、知事の政治姿勢をはじめ県政全般にわたっての質問。24日は自民党(桐明県議)と民主党・県政クラブ(仁戸田県議)で、明日(25日)は公明党(田中県議)と緑友会(神崎聡)となっている。緑友会福岡県議団の代表質問の項目は以下の通り。

一.知事の政治姿勢について
  1.地方再生
  2.九州の観光戦略
  3.航空機産業の誘致
  4.オスプレイ問題
一.本県の観光戦略について
  1.軍師官兵衛・福岡プロモーション活動
  2.添田町歴史的風致維持向上計画
  3.福岡ソフトバンクホークス
一.農業問題について
  1.本県農業の振興
  2.農産物の輸出
  3.ふくおかエコ農産物・GAP(ギャップ)
  4.農外からの新規参入者の拡大
  5.キウイフルーツのかいよう病対策と今後の振興
一.教育問題について
  1.県立専門高校の取り組み
  2.公立学校教育の振興方針
一.暴力団対策について
  1.暴力団壊滅に向けた取り組み
一.その他県政一般について

25日代表質問終了後に質問の全文と答弁骨子をアップします。24日夕方から、加地邦雄先生の第64代福岡県議会議長就任祝賀会に出席する。会場に入りきれないくらい多くの関係者の皆さんが祝賀会に駆けつけられていた。7月の国連ハビタット・ナイロビ本部訪問や台湾訪問などご一緒する機会を頂き、何かにつけて声をかけて下さり、本当にありがたく、この度のご就任、誠におめでとうございます。

2014.09.24 22:07



平成26年2月定例県議会一般質問(神崎聡)

平成26年3月12日、2月定例県議会一般質問に挑みました。PDFファイルはこちらにアップしています。録画中継もこちからから見れますので、神崎聡で検索して下さい。

小川知事、杉光教育長及び長谷川環境部長の答弁骨子は以下のようになっています。
一−��
問 循環型社会の構築に向けた県の具体的な取組み及び資源循環に関する産業の育成について
○ 循環型社会構築のためには、県民の皆さんのライフスタイルや事業活動の中に広く3Rの取組みが浸透することが必要。
そのため、地域や企業における3R学習会への講師派遣、子ども達を対象としたリサイクル施設見学会、マイバッグキャンペーンなど、様々な機会を捉えて啓発事業を推進。
○ また、リサイクル総合研究事業化センターにおいて、紙おむつやレアメタルなど、本県企業の強みを活用した新たなリサイクル技術の開発を行うとともに、効率的な回収体制づくりの検討を進め、これまでに23件が事業化。
○ さらに、廃棄物の再資源化設備に対する補助の実施やリサイクル製品認定制度の活用により、資源循環産業を支援しその育成に取り組んでいるところ。県が認定したリサイクル製品の販売額は、制度創設当初の平成19年度の20億円から、24年度は158億円に大幅に増加。
一−��
問 安全で安心した暮らしにつながる県の産業廃棄物対策について
○ 産業廃棄物処理施設の設置や処理業の許可に当たっては、廃棄物処理法の許可基準に基づき、厳正な審査を行うことにより、産業廃棄物の適正処理の確保に努めている。
○ 施設の設置に当たっては、紛争予防条例の手続を行うことにより、地元住民と事業者との合意形成を図り、紛争の防止に努めている。
 今般、この条例を改正し、環境調査の指針の明確化や市町村の意見聴取手続の見直しなどにより、県民のさらなる安全・安心を確保していきたい。
○ 許可後の不適正処理防止については、「早期発見、早期対応」が重要である。
 このため、本年度から、安定型最終処分場について、5年ごとの許可更新に併せて、掘削調査を行い、埋立物の確認を行っている。
 来年度は、不法投棄が行われやすい休日・夜間のパトロールの頻度を上げるため、人員増を行い体制を充実させていきたい。
一−��
問 産業廃棄物対策におけるITの活用について
○ 電子マニフェストは年会費が必要であり、紙マニフェストに比べ経済的負担が増加することから、平成24年度の普及率は全国ベースで3割程度であり、福岡県でも同程度にとどまっている。
一方、電子マニフェストは、産業廃棄物の排出事業者や処理業者にとって、事務処理の効率化に加えて、産業廃棄物の処理状況がパソコンから随時確認でき、不適正処理を防止できるといった利点がある。
  このため、県では、排出事業者講習会や処理業者講習会の機会を利用し、電子マニフェストの普及に努めている。
○ 排出事業者が処理業者を効率的に選定できるよう、県内の処理業者に関する情報をホームページに掲載し、産業廃棄物の種類や処理の方法を抽出したり、施設の設置場所を検索することができる仕組みにしている。
一−��
問 ごみ焼却施設の効率的な設置に向けた県の関わり方について
○ 一般廃棄物の処理は、市町村が自ら責任を持って行う事務ではあるが、ごみ焼却施設の設置については、環境負荷の抑制や市町村の財政負担の観点から、効率的な整備が重要である。
○ このため、県としては、新設する施設の規模や処理方法の決定に必要な情報の提供、既存の施設の改修による延命化の提案など、市町村に対する技術的助言を幅広く行っている。
○ 施設の整備に対する国の交付金制度を市町村が十分活用できるよう、しっかりと取り組んでいく。
二−��
問 絶滅危惧種保護対策として英彦山の植物を対象とする理由について
○ 英彦山は県内でも特に絶滅危惧植物の種類が多いところであるが、近年、シカによる食害が著しく、オオヤマレンゲやミヤマカラマツなど17種への影響が深刻である。
○ 絶滅危惧植物の保護に取り組むことで、英彦山の豊かな自然環境を守り、筑豊地域の魅力向上につなげていく。
二−�� 問 絶滅危惧植物を保全再生する方法について(部長答弁)
  ○ 英彦山の植生に詳しい専門家や保健環境研究所の職員が分布や被害状況を調査。その上で種子を採取し、保健環境研究所や英彦山青年の家、添田町の施設で栽培し、再び英彦山に移植する。
○ 移植後は、シカの食害から守るための防護柵を設置し、地元のボランティア団体と協働して維持管理を実施する。
○ また、同時に、採取した種子は、種の保存のため、保健環境研究所で冷凍保存し、必要に応じて栽培や移植を行う。
  併せて、国の保存事業の対象種については、国への提供を検討していく。
○ この取組みは、対象植物の種類も多く、自生する場所も広範囲にわたることから、3年程度をかけて実施することとしている。
二−��
問 英彦山以外の絶滅危惧植物の保全対策について
○ 今回の対策は、多様な主体による保全活動を促進するため、県と地元のボランティア団体や添田町と協働して行うものである。
また、保健環境研究所において、種子の採取の時期や方法、冷凍保存の技術などの研究を行っていくこととしている。
○ まずは、今回初めて実施する英彦山での保全対策にしっかり取り組み、成果を検証の上、他の地域における絶滅危惧植物の保全対策にも活用してまいりたい。
三−��
問 学校給食における衛生管理について
○ 「学校給食衛生管理基準」により、学校給食施設・設備等の定期検査や給食従事者の健康管理等の日常点検を励行するとともに、基準に照らし衛生管理上適性を欠く場合には、早急に改善を図るよう指導している。
○ 平成22年度から、退職栄養教諭等を衛生管理指導者として、毎年度県内30ヵ所の学校給食施設に派遣し、実地調査を行うとともに、衛生管理の徹底を図るための指導・助言を行っている。併せて、各教育事務所では、保健福祉環境事務所と連携し、学校給食施設の監視指導を実施するなど、「学校給食衛生管理基準」の周知徹底を図っている。
三−��
問 栄養教諭等の配置基準と衛生管理体制について
○ 栄養教諭・学校栄養職員の配置基準は、国の標準法に基づき、自校方式により学校給食を実施している学校については、児童・生徒数550人以上で1名、550人未満の学校は、4校に1名配置できる。
○ 栄養教諭等が配置されていない自校方式の学校においては、衛生管理基準では調理師資格を有する学校給食調理員等を衛生管理責任者として定めることになっている。栄養教諭等の有無に関わらず、学校長は、学校給食の安全な実施に配慮するとともに、学校保健委員会等を活用して、衛生管理体制を整備することとされている。
三−��
問 県立高校の食堂における危機管理について
○ 県立高校の食堂においては、学校給食衛生管理基準の適用はないが、食堂を利用した生徒に食中毒や感染症が疑われる場合は、速やかに保健所、学校医その他関係医療機関に通報し、保健所等の指導に従い消毒を行うなど、感染拡大防止のための必要な措置や再発防止に努めるよう各学校に指導している。
三−��
問 栄養教諭の負担軽減への対策について
○ 教育事務所による学校視察や学校給食施設の実地状況調査等により、栄養教諭の職務内容の実状等についても把握を行っている。
○ 過重な負担等により学校給食の運営等への支障が懸念される場合は、必要に応じて市町村教育委員会に対して、教育事務所の指導主事等による支援や運営体制等への指導・助言を行っていく。
三−��
問 栄養教諭未配置校における「食」に関する指導について
○ 栄養教諭が未配置の学校においても、「食」に関する指導の全体計画を作成し、担任が中心となって指導している。
○ 同一市町村の栄養教諭などが定期的に各学校で巡回指導を行うことにより効果をあげている事例もある。そのため、こうした事例を、市町村教育委員会に対し周知するなどにより、栄養教諭未配置校における「食」に関する指導の充実を図っていく。
三−��
問 栄養教諭に対する支援について
○ 学校給食の運営は、教育委員会の管理の下に学校長が責任者となり組織的に行われることが重要。
○ 食育の推進は、学校長のリーダーシップの下に関係教職員が連携・協力しながら、教育活動全体を通じて総合的に推進されるもの。その中で、栄養教諭は、他の教職員の協力の下、食に関する全体計画等を作成する中心的な役割を担う。今後とも、学校給食の運営や食育の推進について、組織的な取組みを進めるよう、引き続き市町村教育委員会に指導を行っていく。
三−��
問 栄養教諭の増員について
○ 「食」に関する指導と学校給食のより一層の充実を図るために、栄養教諭等の定数改善を、全国都道府県教育長協議会等を通じて要望しているところであるが、今後も、引き続き、国に対して要望してまいりたい。

2014.2.15



平成25年12月定例会代表質問(神崎聡)

平成25年12月9日、会派を代表して代表質問を行ないました。PDFファイルはこちらにアップしています。地元田川からもたくさんの皆さんが傍聴に駆けつけて頂き、本当にありがたく、とても心強く思いました。大変お忙しい中をありがとうございました。傍聴後、知事室で小川知事が親切丁寧に説明して頂き、また展望室での広報課の案内もあり、皆さん、とても喜んでおられ、大変お世話になりました。録画中継もこちからから見れますので、神崎聡で検索して下さい。

代表質問答弁骨子

一−1−��
問 幸福実感の推移と本県の取組みについて
○ 県民意識調査は、幅広く県民の皆様から、幸福実感と県政に対するニーズをお伺いするため、地域、年齢、性別のバランスに配慮のうえ実施している。現在の幸福実感について、「とても不幸」から「とても幸せ」まで10点満点で点数付けをしていただいた結果、平成23年度は6.44点、24年度は6.48点、25年度は6.59点と着実に向上してきた。
○ 私は、これまで、厳しい経済・雇用情勢が続く中で、国の経済対策も活用し、景気・経済・雇用対策に全力を挙げてきた。人は生活に不安があれば幸せを感じることができない。本県の景気も着実に持ち直しており、緩やかな回復に向けた動きが見られることが県民の気持ちを明るくしているのではないかと考えている。
○ また、県民生活の「安定」「安全」「安心」の向上に向けた施策の展開に当たって、私自身、就任以来できる限り現場へ出向いて直接県民の皆様の声を聞き、県民意識調査における県政に対するニーズや、県議会でのご指摘ご議論を踏まえて、政策を企画立案し実施してきたことも一つの要因ではないかと考える。

一−1−�¬筺〜換颪砲�ける本県の「県民幸福度」の位置付けについて
○ 個人の幸福の考え方は様々であり、「県民幸福度」を一律に特定の指標で表すことや他県と比較することは難しいと考えている。
○ このため、私は、県民の皆さんがどう感じておられるかという幸福実感について、県民意識調査を実施している。「福岡県に生まれてよかった、または、生活して良かったと思うか」との問いに対して、本年度は約8割の方から肯定的な回答をいただいた。本県での生活に満足され、幸せを感じておられる県民は多いと考えている。
○ また、総合計画では、個々の施策目標を掲げており、その達成状況を把握することによって、必要に応じて施策の充実・強化を行っている。
○ こうした県民の声や総合計画の進捗状況、県議会でのご議論ご指摘を踏まえ、具体的な施策を着実に実施し、県民から「福岡県は日本一」、「福岡県は一番生活しやすい」と思っていただける福岡県づくりを進めることが「県民幸福度日本一」の実現につながると考えている。

一−2−�L筺‐暖饑芭┛�上げに伴う県の対応について
○ 本県では、消費税率の引上げが国内需要の落ち込みや景気の腰折れにつながらないよう、10月には国に対し、全国知事会と連携して提言を行った。11月28日には、県議会とともに、中小企業・小規模事業者の価格転嫁対策や引上げ後の景気対策、経営安定対策などに万全の措置を講じるよう要請した。
○ 本県経済は着実に持ち直しており、緩やかな回復に向けた動きが見られる。こうした流れをしっかりとした回復軌道に乗せるため、今回決定された国の経済対策も最大限に活用し、景気・経済・雇用対策に全力で取り組んでいく。

一−3−�ぬ筺々餾欷鯲�推進に向けた議会との連携について
○ 本県が発展していくためには、海外と多様な交流を行い、友好協力関係を築いていく必要がある。
○ これまでも議会の皆様とともに、福岡プロモーション、地元関係者との意見交換など交流を深めてきた。
○ 人と人との草の根交流、地域間交流を積み重ねることが、安定的な関係を作る上で重要である。
○ 今後とも議会と連携を図り、幅広い分野で海外との交流を進めていく。

一−3−�ヌ筺々餾欷鯲�を推進するための人事配置について
○ 県では、海外事務所をはじめ、外務省在外公館や自治体国際化協会等へ職員を派遣し、国際感覚や広い視野を持った人材の育成を進めている。
○ 派遣職員については、庁内公募を実施し、国際交流業務に意欲ある職員を広く募るほか、語学力やこれまでの経験分野、勤務実績等を踏まえ、適任者を選考している。
○ 派遣期間が終了した職員については、国際交流局や商工部など、海外での勤務を通じて培った知識や経験を活かせる職場への配置を基本とし、その経験やノウハウの共有化、蓄積とともに、国際的な視点を有する若手職員の育成を図っている。今後ともこうした取組みにより、国際交流の推進に資する人材育成や人事配置に努めていく。

一−4−�μ筺|了�のTPP協定に対する認識と対応について
○ TPP協定は、日本経済の再生と更なる成長を目指すためのものであり、農林水産業を始めとする地域産業の維持・発展や住民福祉の向上につながるものでなくてはならない。このため、国に十分な情報提供を求めるとともに、重要5項目を聖域としてこれを守ることを前提に交渉入りしたことを十分に踏まえ、安易に妥協することなく強い姿勢で交渉に臨むよう、11月28日に、松尾議長とともに林農林水産大臣をはじめ政府関係者に直接要請を行った。また、九州地方知事会においても特別決議を行い、会長である大分県知事から、国に要請活動を行った。農林水産業は、食料の安定供給、食の安全・安心の確保、国土や自然環境の保全など、重要な役割を果たしている産業であることから、県としてもTPPいかんにかかわらず、維持・発展していけるようしっかり取り組む。

二−�〔筺|瓦ぜ蠅悗稜醒呂僚言僂砲弔い�
○ 県では、水田農業の持続的発展のため、一貫して個別大規模農家や法人化された集落営農組織といった永続性のある担い手への農地集積を進めている。
○ 農地中間管理機構の制度は、公的機関である機構が、農地を出し手から借り入れ、担い手へまとめて貸し付けることで、農地集積を促進する仕組み。
○ 県としては、この制度を積極的に活用し、担い手への農地集積をさらに進めていく考えであり、市町村や農業委員会等に対し、制度内容の周知徹底を図ってまいる。この制度を効果的に進めるためには、集落段階における話し合いを通じて、担い手に集積する農地の確保を図っていくことも必要であると考えており、市町村等と協力して集落への働きかけを行ってまいる。

二−�¬筺(得�策の転換について
○ 水田農業は、本県農業の重要な部門の一つであり、その振興を図るため、規模拡大による生産コストの削減、県育成品種のブランド化などに努めてきた。また、米価の安定は、担い手の経営安定につながることから、本県では、生産調整の達成に努めてきた。
○ しかしながら、生産調整は、米の需要減少により年々強化され、本県では約4割に達し、また、米価も依然として低下傾向であることから、生産者の中には閉塞感がただよっている。
○ このような中今回の米政策の見直しは、意欲ある生産者にとっては、自らの判断により経営を可能とするものであり、規模拡大に向けたインセンティブが働くことが期待される。このため、担い手への農地集積や、小規模農家の集落営農組織への参加につながり、本県水田農業の持続的発展に資すると考える。
○ しかし、生産者の間では、米価の下落や交付金の減額による所得減少に対する不安が広がっていることから、米政策の見直しにあたっては、迅速な情報提供と、現場への丁寧な説明をしていただくよう、先月末、農林水産大臣に直接求めたところ。

二−�L筺/絨陲粒加逎肇咼ぅ蹈Ε鵐�対策について
○ トビイロウンカは、もともと熱帯で生息する害虫で、毎年、梅雨時期に日本に飛来し、水稲の茎から栄養分を吸って枯らす。本年は、夏場の気温が高く、繁殖に適した条件であったため、九州北部を中心に大発生。
○ このため、県では、病害虫防除所が8月から9月にかけて、臨時の発生情報を4回にわたって発信し、防除を徹底するよう生産者へ注意喚起。また、普及指導センターは、JAと協力し、生産者に対して、緊急的な防除と被害軽減のための早刈りを促すチラシを配布するなど、現地指導を実施。
○ その結果、近年で最も多発した平成17年と比べ、トビイロウンカの発生密度は、45倍と非常に高かったにもかかわらず、被害はほぼ同じ程度。
○ 本年の大発生については、夏の高温に加え、虫が生息する株元に農薬が届くような丁寧な散布が出来ていなかったことも要因として考えている。また、本年飛来したトビイロウンカを農業総合試験場で検定した結果、一部の農薬に対して抵抗性を有していたことも判明。このため、今後は、定期的な発生状況の把握に加え、防除効果の高い農薬の使用やその効果的な散布方法についての指導を行い、被害の軽減に努める。

二−�ぬ筺/卦�就農者が定着するための取組みについて
○ 昨年度の新規就農者数は、204名と過去最大となったが、その約9割が他産業からのUターン者や新規参入者が占めており、当面の生活費や住宅の確保などが課題。
○ 県では、市町村に営農から生活関連まで一体的に受け付ける相談窓口の開設を進めるとともに、国の給付金制度を活用して、就農前後の所得の確保を支援。
○ 新規就農者に対しては、経営改善のためのフォローアップが重要であり、普及指導センターにおいて営農講座を開催するとともに、個別に現地を巡回し、きめ細かな技術・経営指導を実施しているところ。今後とも、これらの取組みを通じて、新規就農者の定着に努める。

三−�〔筺)漂匯里琉蘋�状況について
○ 本県では、平成18年度から3年間で約5百名を養成し、現在、約2千名の防災士がいる。この中には、自主防災組織のリーダーや災害ボランティアセンターのスタッフとして活動する方がいる一方で、資格は取得したものの活動する場が身近になく、防災士としての技術向上の機会に恵まれない方もいる。
○ このため、防災士を対象に、避難計画の策定や避難所運営などのノウハウを習得できる研修を行っている。さらに、研修受講者に、より実践的な技能を習得させるため、県が取り組む自主防災組織の育成強化事業において、災害図上訓練や避難訓練の指導員として参加させている。

三−�¬筺)漂匯里魎泙瓩深�主防災組織のリーダーの育成について
○ 自主防災組織が、災害時に情報伝達や避難誘導などを的確に行うためには、組織の中心となるリーダーの育成が重要である。
○ このため、県では、自主防災組織のリーダーを対象に、防災気象情報と求められる対応、組織活性化の手法など防災に関する知識や技術の習得を目的とした研修を実施している。また、消防団OBなど防災実務経験者や防災士の方にも、リーダーとなるよう、研修への参加を働きかけている。こうした、リーダーの育成・確保に取り組むことにより、自主防災組織の活動強化を図る。

三−�L筺)媛亟浜�者等に対する教育・指導について
○ 防火管理者は、消防計画の作成、通報・消火・避難訓練の実施、消防設備の点検・整備など、ハード・ソフト両面における防火対策の責任者である。従って、消防本部が、立入検査時に防火管理者が実施すべき防火対策が行われているかを確認し、違反があるものについては、的確に指導することが重要である。県としては、消防本部に対しその徹底を指導してまいる。
○ 今回の診療所火災を踏まえると、防火管理者はもとより、全ての従事者が、火災に対し適切に対応できる能力を身に付けることが非常に重要である。このため、県の消防、建築、医療部局が連携し、病院、診療所の関係者に対する研修会の機会を捉えて
・通報・消火・避難訓練、その全てを含む総合訓練の年2回以上の実施
・消防用設備の設置場所、仕組み、使用方法の把握
・防火戸、非常用照明、排煙設備の維持管理のポイント
今後は、社会福祉施設などにも指導の対象を拡げていくこととしている。

四−�〔筺/靴燭複稗垤餡叛鑪�に対する本県の取組みについて
○ 本県では、「ふくおかIT戦略」や「新ふくおかIT戦略」を策定し、「ふくおかギガビットハイウェイ」やルビーソフトウェア技術拠点の構築を行ってきた。
○ 平成24年3月策定の「福岡県総合計画」においては、IT化の推進を計画推進の基盤のひとつと位置づけている。
○ 本年6月に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」において、規制・制度の見直しや実証プロジェクトが実施されることとなっている。
○ 県としては、国の取組みを活用し、様々な分野におけるITの利活用を積極的に展開して参りたい。

四−�¬筺仝朕揚峭羸�度導入時における県のシステム整備へのクラウドの活用について
○ 国の個人番号制度の導入に伴い、県でも新たなシステムが必要となる。
○ クラウドコンピューティングは、情報通信機器やソフトウェアの効率的な利用により、安価なシステム整備が可能となるため、県のシステム整備においても、有効な整備手法のひとつと考えている。

四−�L筺〇堋�村へのクラウド導入の進捗状況及びクラウド導入に対する県の役割と意義について
○ 本県では、現在23の市町村においてクラウドの導入に取り組んでいる。
○ 県としても、�〇臆短堋�村を増やすことで、導入効果がさらに高まること、��番号制度の対応においても、コストの削減やセキュリティの強化が図れることから、県内すべての市町村におけるクラウド導入を目指している。
○ 「ふくおか電子自治体共同運営協議会」において、共同利用が可能な「ふくおか自治体クラウド」の構築を進めており、引き続き県内全市町村に利用の働きかけを行っていく。

五−�〔筺仝�立大学を活用した田川地域活性化について
○ 県では、昨年度から、田川地域の活性化に向け、地元8市町村と連携し、二つのプロジェクトに取り組んでいる。
○ 一つは、英彦山をはじめとした豊かな自然や歴史、文化など、田川地域の魅力ある地域資源を活用し、交流人口の拡大を図る「田川まるごと博物館プロジェクト」である。もう一つは、将来を担う子ども達の人材育成を目的とした「田川飛翔塾」をはじめとする「田川・人財力育成プロジェクト」である。
○ いずれのプロジェクトにおいても、県立大学と密接に連携し、専門的立場からの助言・指導や学生ボランティアの協力により、効果的な事業メニューの策定や円滑な事業運営に大きな成果を上げている。
○ 今後とも、同大学が持つ知的資源を有効に活用して、地元8市町村をはじめ、地域づくり団体や住民の皆さんと知恵を出し合い、田川地域の活性化を進めて参る。

五−�¬筺〆8紊療沈鄰楼菠餝舅�携協定の取組みについて
○ 福岡県立大学は、これまでも、田川地域の活性化のために、教員による各市町村の施策に関する調査・分析や審議会委員等への就任、学生による不登校・ひきこもりサポートセンター等でのボランティア活動など様々な地域貢献活動を実施してきた。
○ 大学と田川市郡8市町村において、相互の連携をより強化し新たな地域活性化に活かそうという機運が高まり、包括連携協定が締結されたものである。
○ 今後の取組みについては、本年度中に連携協議会を設置し、協議が行われると承知している。
○ 県立大学が有する人材や研究成果、学生の力を活用しながら、地域住民の保健・医療・福祉の充実、子どもの健全育成・学力向上等に資する取組みが連携して実施されることを大いに期待する。

六−�〔筺〕鎚殤�携型認定こども園移行に伴う職員の確保及び研修等の充実について
○ 「幼保連携型認定こども園」の保育教諭になるためには、幼稚園教諭免許と保育士資格の両者が必要となる。こうした要件を満たす保育教諭を確保するため、国においては、新制度の施行に当たり、5年の経過措置を設け、この間に、片方の免許又は資格のみ有している者が、教育・保育の経験を踏まえ、もう片方が取得できる特例措置を講じることとされている。「幼保連携型認定こども園」への移行を検討している事業者に対し、こうした特例措置の周知や活用について、積極的な働きかけを行ってまいる。
〇 現在、国において、「幼保連携型認定こども園保育要領(仮称)」の策定が進められている。認定こども園においては、利用時間の長短、登園日数の違いなどの課題にも対応する必要があることから、そうした配慮事項を盛り込むため、保育教諭に対する新たな研修内容についても検討されているところである。教育・保育等に係る人材の確保を総合的に推進する観点から、「県子ども・子育て会議」の意見も踏まえながら、国の保育要領に即した効果的な研修を実施し、保育教諭の質の向上に努めてまいる。

六−�¬筺”坩造鯤�く幼稚園への対応について
〇 新制度の実施主体である市町村において、地域の実情を的確に反映した子ども・子育て支援事業計画が策定されるためには、幼稚園や保育所をはじめとする子育て支援事業者の意見を十分に踏まえることが重要である。このため、これまで市町村に対し、子どもの保護者はもとより、子育て支援事業者が参画する「子ども・子育て会議」の設置に努めるよう助言してきたところであり、県内全ての市町村で今年中に設置される予定となっている。また、市町村に対する新制度説明会の開催に当たっては、幼稚園担当課にも出席を要請し、私立幼稚園への財政支援に関する国の検討状況などについても説明を行っているところである。
〇 併せて、私立幼稚園や私立幼稚園団体に対しては、これまで新制度について説明を行ってきたところであり、現在、「国の子ども・子育て会議」で議論されている財政支援等の具体的な基準が明らかになり次第、適切な情報提供を行うなど、関係者の不安解消に努めてまいる。

六−�L筺|淤�地区の学力向上について
〇近年、筑豊地区の市町村においては、独自に平日や土曜日の補充学習を実施したり、学力の基盤となる学校のきまりを複数の市町村で作成・遵守したりするなど、地域や学校の課題に応じた主体的な取組みを実施しており、全国との差はまだ大きいものの、その差が徐々に縮まる傾向にある。
○ 県教委は、学力向上強化市町村の筑豊地区への重点的な指定や非常勤講師の配置、教育事務所学力向上支援チームの派遣回数を増加させるなど、市町村や学校の学力向上への取組みを支援している。今後は、教育事務所に設置している学力向上推進委員会において、教材集や診断テスト等の取組みを統一的に実施し、市町村をまたいだ筑豊地区全体での取組みを推進する。
○ 学力調査における平均正答率の目標値は、学力向上推進委員会において、年度ごとに地区内の実情を踏まえ設定することとしており、来年度は、本年度の調査結果を基準にして教科区分ごとに、全国平均との差を0.7ポイントから2.1ポイントの幅で縮めることを目標値として設定している。

六−�ぬ筺仝�立高校の教員の広域的な人事異動について
○ 教員の人事異動は、学校の規模や課程、学科等を考慮するとともに、通勤時間や本人の希望等についても勘案しつつ、学校の活性化、特色化の課題に適切に対応できるよう、適材適所を旨として行っている。
○ このような観点を踏まえながら、異動希望の地区割を工夫するなどして、福岡・北九州・筑後・筑豊の地区相互の広域的な人事異動について推進している。

六−�ヌ筺〇愼確呂僕イ譴振軌�の適切な配置について
○ 教員の配置については、地域の状況や各学校の実態・課題等に適切に対応するとともに、人事評価を通して把握した教員の適性や特長等を踏まえて行っている。
○ 今後とも、各学校の活性化、特色化を推進するために必要な人材が、地域間で偏りが生じないよう、全県的視野に立った適切な教員の配置に努めてまいる。

六−�μ筺”當眠聞盥擦砲�ける学力向上の取組みについて
○ 生徒の実態等を踏まえた学習指導方法の研究や、生徒一人一人の確かな学力を培うための、習熟度別指導や少人数指導などきめ細かな指導に努めている。
○ 県教育委員会においても、庁内のプロジェクトチームを中心に、学校現場と連携しながら、学力向上を含む活性化の取組みを進めており、各学校においては、難関大学進学を目指す生徒に対応するための特進クラスの設置や、先進校等の授業研究による教員の指導力向上等の取組みのほか、高校進学後の学習への意欲を高めさせるため、出前授業による地域の小・中学校との連携強化にも取り組んでいる。
○ このような学校の取組みに対し、県教育委員会としても、広報活動の強化や効果的な人員配置等の支援を行っているところであり、今後も、県教育委員会と学校とで連携し、県民から信頼される学校づくりに努めていきたいと考えている。

七−�〔筺‖疂畚儼盈�及び拳銃訓練について
○ 逮捕術訓練は、安全かつ効果的に制圧逮捕するための技を習得する目的、拳銃訓練は安全的確に拳銃を操作し、適正かつ効果的に使用する目的で実施している。これらを組み合わせた実戦的な訓練も実施している。

七−�¬筺―儔雰盈�の実施状況について
○ 柔道・剣道及び逮捕術については、各所属において定例訓練、強化訓練などを実施。拳銃訓練については、採用時、警察学校において、集中的に訓練を実施。各所属において、年間を通じ、計画的に実施。特に、拳銃を使用する可能性が高い地域警察官や機動捜査隊員等にあっては、重点的に実施。

七−�L筺―儔雰盈�の成果を生かした検挙事例について
○ 昨年10月博多駅構内において発生した連続殺人未遂事件において、2人の警察官が連携を取りながら、制圧逮捕した事例。

七−�ぬ筺―儔雰盈�の推進について
○ 精神力と技を身につけるべく、柔道・剣道はもとより、あらゆる現場を想定した実戦的な逮捕術訓練や拳銃訓練を引き続き推進していく。

七−�ヌ筺\直�年健全育成のための活動状況及び今後の取組について
○ 柔道・剣道の合宿研修や地域での柔道・剣道の指導を通じ、少年の非行防止と健全育成に努める。

再質問:教育問題について
問 地域間の学力格差の是正のための人事配置について(地方の普通科高校に対しては、重点的に指導力のある教員を配置することで学力格差に繋がるのではないか)
○ 筑豊・田川地域において、学校が抱える学力をはじめ様々な教育的課題を踏まえ、適切な人材配置を行なう必要があると考える。
○ 人事異動に当たっては、学力や進学実績の向上を目指している高等学校に対して、例えば教科指導や進路指導に長けた教員、を配置するなど、各学校の課題解決や目標達成のために必要な人材配置に努めてまいりたいと考える。

2013.12.14



平成25年12月定例県議会代表質問

平成25年12月第14回福岡県議会定例会が開会されています。期間は12月2日から19日の18日間の日程です。代表質問は6日と9日となり、私の代表質問は9日午後からとなっています。福岡県議会主要4会派(自民・民主・公明・緑友)が、年4回の定例県議会で毎回代表質問を行ないます。これは全国都道府県でも珍しく、福岡県が相当活発な議会と言われている所以だそうです。質問項目は以下の通りです。県議会での傍聴の他、インタネットで生中継もされますので、お時間がありましたら、どうぞお越し、ご覧いただければと思います。(質問時間は45分で、知事・警察本部長・教育長にそれぞれ質問します。)

平成25年12月第14回定例会
緑友会・清進 代表質問 神崎聡議員 
1.知事の政治姿勢について
1 県民幸福度日本一
2 消費税増税に対する県の対応
3 国際交流
4 TPP問題
1.農政問題について
5 農地中間管理機構
6 米政策の転換方針
7 水稲の作況指数とウンカ被害
8 新規就農者が定着するための県の取り組み
1.地域の防災・防火対策について
9 防災士を含め自主防災組織のリーダーの育成
10 防火のあり方
1.情報通信政策について
11 本県におけるIT利活用社会の実現
12 個人番号制度導入に伴うクラウドの推進
1.田川地域活性化について
13 田川地域包括連携協定
1.教育問題について
14 子ども・子育て支援新制度
15 筑豊地区学力向上にむけた取り組み
1.警察問題について
16 警察官の術科訓練

2013.12.8



平成25年9月定例会一般質問〜青少年の人材育成について

9月24日、県議会は一般質問に入った。明日25日午後一番からの予定になっていて、福岡県議会中継(録画あり)で見れますので、どうぞよろしくお願いします。

質問要旨は以下の通り。(知事・総務部長・企画振興部長・新社会推進部長・県土整備部長・教育庁)
一.青少年の人材育成について
 1.2020年東京オリンピック・パラリンピック開催
 2.小中学生の体力向上
 3.英彦山青年の家
 4.県立高等学校同窓会

◎2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市に東京が選らばれました。オリンピック・パラリンピックは、スポーツを通じて青少年健全育成や健康づくり、また、文化の発信と観光の推進、インフラの整備やユニバーサルデザインの推進などに大きく貢献していきます。

� ,修海如�知事にお尋ね致します。オリンピック・パラリンピックの東京開催決定について、知事のご所見をお聞かせ下さい。

知事:オリンピック・パラリンピックの東京開催決定についてお尋ねがございました。世界最大のスポーツの祭典でございます、オリンピック・パラリンピックその夏季の大会が、2020年、56年ぶりに東京都で開催されることが決定し、私自身大変うれしく思っております。今回の開催決定によりまして、国民の皆さんのスポーツに対する関心が高まる。それから我が国のスポーツの振興や地域の活性化、経済発展にもつながっていくものと思います。そして、今、この国は復興と再生というものを目指しているところでございますけれども、改めて国民の皆さんの心が一つになる契機にもなるとこのように考えております。

◎次に、7年後の東京オリンピック・パラリンピックにおいて、本県ゆかりの選手が活躍することは、県民に大きな夢や感動を与えることにより、本県スポーツ振興にとっても大きな影響を及ぼすものと思います。本県では、県内に眠る優れたスポーツ能力を持つ子供たちを探しだし、世界に通用するトップアスリートを育成する 「福岡県タレント発掘事業」があります。今年も県立スポーツ科学情報センターで開催され、開講式には小中学生152名が参加し、福岡県関係者の他に、国立スポーツ科学センターや日本オリンピック委員会からも来賓として駆けつけ、未来のトップアスリート達に激励のエールを送ったと聞きました。

�◆,修海廼軌蘢垢砲�尋ね致します。この世界に通用するトップアスリートを育成する「福岡県タレント発掘事業」についてお答え下さい。

知事:福岡県タレント発掘事業の現状と成果についてでございます。この事業は日本オリンピック委員会等と連携をいたしまして、本県が国内初の取組みとして、平成16年度から実施している事業であり、小・中学生の中から運動能力が高い人材を見いだし、身体能力の育成だけでなく、コミュニケーション能力などの向上を目的とした様々な指導が行われております。さらに、個々の能力に応じたより適性の高い競技に導くことにより、世界に通用するトップアスリートを育成しようとする事業でございます。これまで10年間で卒業した148名の修了生の中で、第1期生は、大学2年生にあたりますが、すでにジュニアの日本代表として21名が国際大会に出場しており、その中には、優勝者1名を含むメダリスト4名が誕生している状況です。また、現在の受講生の中でも、全国大会や国際大会等で活躍している選手が25名おり、今後の世界大会等での活躍が期待されます。

�� 知事にお尋ね致します。このタレント発掘事業も含めた、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた本県のアスリート育成について知事の御考えをお聞かせ下さい。

知事:福岡県におけるアスリートの育成でございます。県では、トップアスリートの育成に向けまして、優れた才能を持っておられるお子さんたちを発掘・育成をする「福岡県タレント発掘事業」とこれをはじめといたしまして、県の体育協会、各競技団体を中心に、専門家を招いての強化練習会でありますとか遠征合宿そういった競技力向上事業と言ったものに取り組んでおります。障害者スポーツに関するトップアスリートの育成につきましては、優秀な競技者に対しまして医学・科学両面からのサポートなど、その支援について、検討していきたいと考えております。

◎本県の子供たちの体力・運動能力が低下しているという問題があります。文部科学省が昭和39年から行っている「体力・運動能力調査」によりますと、昭和60年ごろを境に、子どもの体力・運動能力は低下傾向が続いており、また、運動する子どもとしない子どもの二極化の傾向が指摘されております。文科省の調査では、本県の児童生徒は、多くの項目で全国平均を下回っているとの報告です。福岡県の子どもの体力の向上を目的として、幼児から出来る運動遊びや、小中高生の運動能力向上のための様々な取り組みや、その実施方法を紹介しています、「福岡県子どもの体力向上広場」があります。

�ぁゞ軌蘢垢砲�尋ね致します。「福岡県子どもの体力向上広場」が、学校現場でどのように活用され成果が上がっているのか。また、県内小中学校でどのくらい利用されているのかお尋ね致します。

教育長:福岡県子どもの体力向上広場についてでございますが、「子どもの体力向上広場」は、児童生徒の体力向上を総合的に図ることを目的として開設したものであり、ホームページ上に縄跳び等の様々なスポーツの記録を登録し、他校の子どもと競い合うことができる「スポコン広場」や個人の体力を分析・評価できる「体力しんだん広場」等、児童生徒が楽しんで運動できるようなホームページとなっております。実際、学校現場では、保健体育や運動会等の学校行事など、体力向上を図るための指導資料として、家庭においては、親子で取り組む「親子体操」などの参考資料として活用されております。このような活用を通してまして、子どもは目標をもって、意欲的に運動やスポーツに取り組むなどの成果が上がっているところでございます。この「子どもの体力向上広場」の昨年度のアクセス件数は、約3万5千件であり、本年度は、現在のところ、すでに2万3千件を超えておりまして、多くの学校や家庭で活用されていると思われます。

◎私は、子どもの体力の向上には学校での取り組みだけでなく、地域での子供たちのスポーツ活動を充実させることが必要だと思います。地域における子供のスポーツ活動を支える一つに、昭和37年に日本体育協会創立50周年の記念事業として創設された日本スポーツ少年団があります。福岡県スポーツ少年団では、平成24年度現在では、43市町村が加入しており、軟式野球、バレーボール、サッカー、ドッジボール等の様々なスポーツ種目やレクリエーション活動、野外活動等を行っています。しかし、団体数・指導者数ともに市町村間でかなりバラつきが見られます。また、このスポーツ団の活動は単位団と直結した市町村スポーツ少年団の活動が根幹でありますので、近年、行政からの直接的なサポートがなくなりつつあるなど、組織の弱体化も指摘されております。さらに、団員の確保はもとより、指導者の確保も大きな課題の一つとも聞いています。これらのことは、スポーツ少年団だけでなく、多くの地域のスポーツクラブにおいても同様であり、こうした現状は、子供の体力向上のみならず、青少年の健全育成を図る上でも問題だと思います。

�ァ,修海巴了�にお尋ね致します。こうした現状を踏まえ、今後、子供の体力向上に向けて、地域における子供のスポーツ活動の推進にどのように取り組まれるのか、知事のご所見をお聞かせ下さい。

知事:地域におけるお子さんたちのスポーツ活動についてでございます。スポーツ少年団をはじめとする地域スポーツクラブは、子どもたちの体力向上や健全な育成に大変重要な役割をもっております。県としては、クラブの指導者の資質の向上そして新たな指導者の養成を目的とした研修会を開催をし、その活動を支援しているところであります。また、活動レベルの違いなどから、従来のスポーツクラブには入れないお子さんたち、その子供たちも、気軽に参加できる総合型地域スポーツクラブを、県内すべての市町村に少なくとも一つは設置されるようこれを目指して、その育成に努めているところであります。本年度からは、より積極的にスポーツに取り組むお子さんたちを育成するため、小・中学校を対象に、子どもたちの憧れでありますプロ選手等トップアスリートの方々を市町村に派遣をしているところであります。今後、更に、もっと小さい幼少のころから運動・スポーツに親しむ習慣を身につけさせるために、幼児とその親御さんを対象としたスポーツ教室が県内各地で開催されるよう、市町村の担当者等を対象といたしました研修会において、その働きかけを今やっているところでございます。

�Αゞ軌蘢垢砲�尋ね致します。学校現場では、運動部活動顧問が不足している状況ではないかと思います。外部指導者派遣に対するニーズも高いと思われますが、どのような取り組みをされていますでしょうか。現状と対応策についてお聞かせ下さい。

教育長:運動部活動の顧問不足についてでありますが、現在、中学校及び高等学校の運動部活動においては、教員の高齢化等により指導者が不足し、休部や廃部を余儀なくされている状況があります。そこで、各学校におきましては、外部指導者を活用して、指導者不足の対応に当たっているところであり、運動部活動における外部指導者の役割が重要になっております。また、中学校体育連盟や福岡県立スポーツ科学情報センター等において、専門的な知識や技能を有する外部の指導者の登録を勧めておりまして、県教委としましては、各学校が必要に応じて外部指導者を積極的に活用できるよう、こうした情報の提供を行うとともに、教員自身の運動部活動の指導力向上を図るための研修を行っております。今後とも、こうした取組みの充実を図り、教員の指導力向上や外部指導者の活用促進に努めてまいります。

◎次に、田川地域のリーダーとして活躍できる人材の育成を目指し、地域の中学2年生を対象に、各界の第一線で活躍されている講師陣による講義や社会見学等を内容とした「田川飛翔塾」に関連して「英彦山青年の家」についてお尋ね致します。このプロジェクトのウリは、何と言っても英彦山青年の家での活動だと思います。ご存知の通り、英彦山青年の家は、耶馬日田英彦山国定公園の中にある英彦山の標高800mの位置にあり、英彦山の素晴らしい景観とたくさんの動植物が生息する恵まれた自然環境の中で、野外活動、文化活動、スポーツレクリエーションなどを快適に体験できる宿泊型社会教育施設として、昭和45年に自衛隊により敷地造成工事を開始し、昭和46年に開所されました。延べ研修者数は毎年6万5千名を数え、昨年度の施設利用状況は、延べ6万9千139名と増えてきています。自然体験活動を中心に様々な体験活動の機会と場を提供し、幼児から高齢者まで幅広い年齢層の方々に利用してもらっています。知事にお尋ね致します。

�А|了�は、次代を担う青少年の育成のために充実した活動を展開している英彦山青年の家をどのような認識をお持ちになられているのでしょうか。お尋ね致します。

知事:英彦山青年の家に対する認識についておたずねがありました。英彦山青年の家は、「自然体験を基盤とした生きる力と豊かな心をもつ青少年の育成」を目的とした施設でございます。そこでは、英彦山の豊かな自然や史跡、文化など地域の教育資源を生かした体験活動プログラムを実施するとともに、学校やボーイスカウト、子ども会などに対しまして、文化・スポーツ・レクリエーションなどの活動の場を提供する。それをやっておりまして、これらを通じて、青少年の多様で豊かな体験活動を支援する役割を果たしている重要な施設であると、このように考えております。

�─\椎�の家も、時代とともに求められる役割も変わってきているのではないかと思います。一昨年の東日本大震災、昨年の九州北部豪雨、今年も全国各地でゲリラ豪雨に見舞われましたように、今後は、環境教育、防災・安全教育等、多様な体験活動が求められているんだと思います。豊かな自然に恵まれた英彦山でありますが、修験道の霊山として、四季を通して自然の厳しさも同時に学ぶ場でもあると思います。英彦山青年の家の月別利用者数は、極端に差があります。特に1月・2月の利用者数は、利用者が多い5月・8月と比較しますと、3%にしか過ぎません。理由としては、積雪によるチェーン規制と通行止めにより、キャンセルがあったり、予約が受け付けられないということです。チェーン規制や通行止めの区間ですが、ほぼ毎年、別所駐車場から青年の家までの約2.8�劼龍茣屬任△蠅泙后�除雪によって、往来ができるようにすれば、冬の時期の英彦山青年の家の利用が増え、四季を通しての自然体験ができるのではないかと思います。また、職員や食堂を委託している皆さんの安全のためにも、除雪や凍結防止剤により、安全性を確保して頂きたいと思いますが、(安全性の確保、英彦山青年の家のより活発な活動と委託先等の雇用の確保の観点からも知事の前向きな答弁を期待して)知事のお考えをお聞かせ下さい。

知事:英彦山青年の家へのアクセス道の除雪についてでございます。冬期における安全で安心な交通を確保するため、交通量・バス路線などの状況を考慮いたしまして、県では道路の除雪や凍結防止剤の散布をすることといたしております。県が管理をする道路延長、約3,500kmのうち、約890kmについてその作業を実施しているところでございます。別所駐車場から英彦山青年の家までの約2.8km区間でございますけれども、そこの区間つきましても、除雪を行ってきております。なお、通行の安全性を確保するため、除雪作業中や、連続して雪が降る場合は、一時的に通行止めの規制を実施しておりまして、昨年の場合は除雪中の数時間、通行止めを行いました。また、除雪後も、路面が凍結することから、さらに通行の安全性を高めるため、冬用のタイヤでありますとか、チェーンの装着といった規制を実施させていただいております。英彦山青年の家を利用される方々につきましては、安全を確保するための、私達が行っております交通規制について、ご理解いただくようお願い申し上げたいと思います。道路を管理する県といたしましては、今後も除雪や交通規制を適切に実施することによりまして、英彦山青年の家への、通行の安全性をしっかりと確保してまいります。

�� 教育長にお尋ねします。青少年が自立した大人として成長していくためには、年齢の異なる仲間や地域の大人との交流、生活体験・社会体験や自然体験が極めて有効だと思います。教育長事は福岡県立英彦山青年の家の意義と役割についてどのようなご所見をお持ちになっていますでしょうか。また、ハード・ソフト面において、青少年の実態や時代のニーズに対応したものになっているのか、今後の方針についてお尋ね致します。

教育長:英彦山青年の家の意義と役割についてでございます。英彦山青年の家は昭和46年に集団での宿泊訓練や多様な体験活動をはじめとする青少年教育の場を提供する施設として設置されました。これまで、英彦山の恵まれた自然環境の中で、野外活動やスポーツ、レクリエ―ション活動等を通じ、青少年のコミュニケーション能力や協調性、自主性、責任感などを育み、豊かな心を育成する上で、大きな役割を果たしてきたものと考えております。また、ハード・ソフト面の今後の方針についてでございますが、施設設備につきましては、平成22年に空調設備や耐震補強の改修工事を行い、快適性、安全性の向上を図ったところでございます。また、ソフト面では、専門職員を配置し、特色ある体験活動の企画実施、指導者の養成、利用団体への指導助言等をきめ細かに実施しております。今後とも、青少年の体験活動の重要性に鑑み、自然等立地条件を生かした質の高い活動プログラムを提供しますとともに、環境・安全など現代的課題に対応した新たなプログラムを開発し、効果的に実施していけるよう取組みを進めてまいります。

◎県立学校における同窓会についてお尋ね致します。小・中・高等学校・大学と、同窓会も様々ありますが、なかでも高等学校の同窓会は、強い絆で結ばれているように思います。高校の同窓会組織は、PTAと同様に、母校の教育活動等の支援をはじめとして、母校の最大の応援団であります。地域にとりましても、それぞれの分野で活躍されている方が多く強い絆で結ばれております。また、遠く故郷を離れた同窓生も、ふるさとを想う気持ちは皆さん強く、常に故郷を心配し、何か自分たちでできることはないものか、いつか恩返しをしたいと言われます。このように母校や故郷に想いを寄せる気持ちを受け止められるのが、同窓会の役割の一つじゃないでしょうか。本県では、東京福岡県人会や関西福岡県人会をはじめ、全国各地で福岡県人の相互親睦をはかり、あわせて郷土との連携感を強化することを目的として活発に活動が行われています。そして、福岡県人会は様々な面で、本県の振興に寄与され、福岡県出身青年学生の指導援助をなされております。同窓会組織の活性化が福岡県人会活動もより強化されてくるものだと思います。様々な行政施策を実施する観点から知事にお尋ね致します。

�� 福岡県の魅力を高め、本県を支援して頂く方を1人でも増やすためにも、県人会や高等学校同窓会との連携はとても有効な手段だと思います。福岡県出身の方やゆかりある方に、例えばふるさと納税や空き家情報、就農就職情報等、タイミングよく効果的な情報発信を行えば、本県の振興にも寄与できるのはないでしょうか。知事のご所見をお聞かせ下さい。

知事:県人会や県立高等学校同窓会と連携した情報発信についてでございます。県人会や県立高等学校同窓会は、福岡県と各地で活躍されている皆さんをつなぐネットワークとして大きな役割を果たしていただいております。このため、東京をはじめ、規模の大きい県人会につきましては、私自身をはじめ幹部職員が総会に出席いたしまして、直接、福岡県の近況報告でありますとか、「ふるさと寄附金」の呼びかけを行いますとともに、県人会のホームページや会報を通じて県の施策や取組みを紹介するなど、情報発信に努めているところであります。また、今年の10月9日から12日にかけまして、12年ぶりでございますが、本県で、海外福岡県人会世界大会を開催をいたします。21カ国・地域、37団体の皆様に御案内をしておりまして、約300名の方が来県される予定でございます。この機会を捉えまして、海外の県人会の皆様に、福岡県の現状や取組みをお伝えし、本県と世界各地の絆を更に強くしていきたいと考えております。同窓会というのは、いろんな役割、機能というのを果たしておりますが、県立高等学校同窓会との連携につきましては、有効な情報発信のあり方につきまして、教育委員会と協議していきたいと考えております。

�� 教育長にお尋ね致します。本県の振興にも期待させる同窓会組織に対しまして、県立高等学校のホームページリンク集と同様に、高校再編で統廃合された旧高校の同窓会を含めて、県内の県立高等学校同窓会総会の日時や活動等を紹介するポータルサイトを立ち上げ、他同窓会との情報交換の場や本県の情報・地元の情報を提供しては如何でしょうか。

教育長:県立高等学校同窓会のポータルサイトについてでありますが、県立高等学校の同窓会は、各学校を様々な形で支援していただいており、同窓会が活性化し、同窓生の交流が深まることで、学校の発展にもさらに貢献していただけるようになるものと考えております。この同窓会のポータルサイトを通して各同窓会の情報を共有することは、同窓会の活性化を図る上でも一定の効果があると思われますが、同窓会の中には、公式のホームページを開設していないものもあれば、支部を設立していない同窓会もあるなど、取組み状況が異なっております。今後、同窓会の活性化に対する支援等につきましては、他県の取組みも参考にしながら研究して参りたいと考えています。

�� 少子高齢化の影響で、同窓会の意義や役割も問い直す時期に来ているように思います。政府では「キャリア教育」の推進を掲げていますが、今後、教育現場は企業や地域社会とのつながりを意識した教育へと変革を遂げていくと思います。同窓会もその接着剤としての役割を担ってくるかもしれません。教育長の同窓会に対しての意義や役割についてお考えをお聞かせ下さい。

教育長:同窓会の意義や役割についてでありますが、県立高校の同窓会につきましては、同窓生間の親睦・懇親の場にとどまらず、母校や後輩に対して様々な支援をいただいており、学校にとっては頼りになる存在でございます。また、生徒にとっても社会の各分野で活躍する卒業生の姿は実に誇らしく、未来の夢と希望を与える存在となっていると考えております。現在、各学校では、進路指導における講話や企業・大学等の訪問、インターンシップなど、キャリア教育の充実に向けて様々な取組みを推進しておりますが、こうした取組みに対しましても同窓会から様々な協力をいただいております。高等学校教育の更なる改善・充実を図るためには、今後とも各学校が同窓会との連携を強化することは極めて重要であると認識しております。

2013.9.26



6月議会一般質問した結果・・・

6月定例会一般質問(ソーシャルメディアの活用と対策について)で、
問�Α.宗璽轡礇襯瓮妊�アの特性を生かした情報発信について
問�А/�場におけるソーシャルメディアの活用について
質問した。知事からの答弁はそれぞれ、
○ フェイスブックなどのソーシャルメディアは、�ー蠏擇望霾麋�信ができる、�∩佇�向性がある、�7搬喘舎�で利用しやすい、といった特性から利用者が急増しており、企業や自治体においても、広報ツールとしての活用が広がりつつある。
○ 本県でも観光に関する情報を発信する「めんたい豚骨新旅行社」など、11の公式ページをフェイスブック上に開設し、特定の政策目的に特化した情報発信を行っている。
○ 今後、他の広報媒体とソーシャルメディアの総合的な活用を図るとともに、ソーシャルメディアの利用に当たり留意すべき事項などを取りまとめた取扱基準の策定に向けた作業を行っている。策定次第、研修等を通じて職員に周知することにより、その適正な活用を図っていく。
○ 個人による不適切な情報発信の防止やセキュリティ上の観点から、ソーシャルメディアなどについてアクセス制限を行っている。
○ ソーシャルメディア等による情報発信が業務上必要な場合は、アクセス制限を解除し、システム上、活用できるようにしている。

質問全文はPDFファイルにアップしています。

この答弁によって、8月15日付で福岡県ソーシャルメディア利用ガイドラインの策定について、本庁・各出先機関等々に通知が出され、「福岡県ソーシャルメディア利用ガイドライン」が出来上がった。

ソーシャルメディアは、広報紙や新聞や、テレビ等、既存の広報媒体と組み合わせて、県政の情報発信に適切に活用することで、より効率的、効果的な広報活動が可能となります。一方で、情報が瞬時に拡散するという特性から、発信する情報によっては、甚大な損害を生じさせるなどのリスクも想定されます。そのため、職務上、ソーシャルメディアを利用する際の基本的な考え方や留意点をまとめた「福岡県ソーシャルメディア利用ガイドライン」を別紙のとおり策定しました。ついては、今後、ソーシャルメディアを活用した情報発信を行うに当たっては、このガイドラインに沿って、適正に運用されるようにお願いします。

知事の即時対応に感謝するとともに、県職員の皆さんの業務遂行能力の凄さにある意味驚いている。これまでもすべての議会で質問してきて、できた事・取り組んでいる事・検討している事等々すべて報告を頂き、議員としての本職を全うさせて頂いていると思っている。議員の本文は、やはり議会で質問し、それに対してどのような成果を上げてきたか、この一点に尽きると言ってもいいのではないかとも思う。一期生として、まだまだ政治的駆け引きができないから、とにかく議員としての資質を磨いていきたいと思う。

2013.8.22



ソーシャルメディアの活用と対策について

平成25年6月定例会一般質問(ソーシャルメディアの活用と対策について)

質問全文はPDFファイルにしています。(ソーシャルメディアの活用と対策について)PDFはこちらにアップしています。以下は知事答弁骨子です。

問� 仝�補者URLの選管への届け出について
○ 国会の各党代表者で構成する「インターネット選挙運動等に関する各党協議会」において、今回の改正法の解釈や適用関係などについて整理が行われ、「ガイドライン」が作成、提示された。
○ この「ガイドライン」の中で、平等性の確保等の観点から、候補者・政党等が立候補時に選挙管理委員会に届け出るURLについては、ひとつに限るとされた。
○ その内容を受け、総務省令において規定されたものと聞いている。

問�◆.優奪帆�挙運動に関する見解について
○ インターネットを活用した選挙運動については、「誹謗・中傷」や「なりすまし」などの問題が生じることが懸念され、その対策に万全を期す必要がある。
○ 一方、候補者にとっては、速やか、かつ、広範な情報発信が可能となる。有権者にとっては、政党や候補者の情報を入手しやすくなり、政治がより身近な存在となることが考えられるなどのメリットがあると考えている。
○ なお、投票率が低い傾向にある若年層は、ネットの利用率が高いことから、ネット選挙運動が、彼らの政治への関心を高め、投票率の向上に寄与することも期待している。

問�� 知事自身のネット活用について
〇 私自身はホームページやブログを、現在、開設していない。
○ 将来的には、インターネットを利用した情報発信も検討したい。

問�ぁ〆匈音�におけるSNSの活用について
○ SNSは、情報収集手段として活用する場合には、不特定多数が情報伝達に関わるため、自治体になりすまし、被害情報や災害復旧活動に関する噂やデマ情報が発信されるおそれがあるなどのデメリットが指摘されている。
○ 一方で、自治体の情報発信手段として活用する場合には、その発信力を強化し、即時に災害情報を伝達できるというメリットがあるため、最近、SNSを活用し、災害に関する情報発信の充実を図ろうとする自治体が広がりつつある。
○ 災害情報を確実に伝達するためには、緊急速報メールやインターネットなど、様々な手段を活用することが重要。このため、本県としては、SNSについても、災害時の情報発信手段として、なりすまし等のデメリットをどのように解決できるかということに留意しながら、有効に活用できる方策を検討していく。

問�ァ)楔�のメディア戦略に対する所見について
○ 県の施策や取り組みを広く県民にお伝えするため、「福岡県だより」や「グラフふくおか」などの紙媒体を始め、マスメディアやインターネットなど、さまざまな広報媒体を複合的に組み合わせた効果的な広報に努めている。
○ 昨年7月には、広報動画サイト「ふくおかインターネットテレビ」を携帯端末から視聴できるようにするとともに、ユーチューブでの配信を開始。今年度からは�(_�県だよりの内容・デザインを一新するとともにコンビニに配架する�▲謄譽喩崛箸鬟螢縫紂璽▲襪垢襦△覆匹慮�直しを行った。
○ 今後も、複数のメディアを総合的に活用しながら、より効果的な広報となるよう努めていく。

問�Α.宗璽轡礇襯瓮妊�アの特性を生かした情報発信について
○ フェイスブックなどのソーシャルメディアは、�ー蠏擇望霾麋�信ができる、�∩佇�向性がある、�7搬喘舎�で利用しやすい、といった特性から利用者が急増しており、企業や自治体においても、広報ツールとしての活用が広がりつつある。
○ 本県でも観光に関する情報を発信する「めんたい豚骨新旅行社」など、11の公式ページをフェイスブック上に開設し、特定の政策目的に特化した情報発信を行っている。
○ 今後、他の広報媒体とソーシャルメディアの総合的な活用を図るとともに、ソーシャルメディアの利用に当たり留意すべき事項などを取りまとめた取扱基準の策定に向けた作業を行っている。策定次第、研修等を通じて職員に周知することにより、その適正な活用を図っていく。

問�А/�場におけるソーシャルメディアの活用について
○ 個人による不適切な情報発信の防止やセキュリティ上の観点から、ソーシャルメディアなどについてアクセス制限を行っている。
○ ソーシャルメディア等による情報発信が業務上必要な場合は、アクセス制限を解除し、システム上、活用できるようにしている。

問�─.僖屮螢奪�コメントにおけるソーシャルメディアの活用について
○ 規則案などに対するパブリックコメントの周知については、ホームページや県公報等を活用している。
○ パブリックコメントの周知について、ソーシャルメディアをどのように有効に活用できるかを検討し、より多くの人に見てもらえるよう努める。

2013.6.18



平成25年6月17日午後一番(13時半〜14時ぐらい?)一般質問します。

6月17日(月)から平成25年6月定例会の一般質問が始まります。多分、午後一番(13時半〜14時ぐらいだと思います)で壇上に立つ予定です。今回は、ソーシャルメディアの活用と対策について質問します。骨子は以下の通りです。県議会インタネット生中継(http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/)か、僕のホームページ(http://kouzakisatoshi.com/)でご覧いただけます。どうぞよろしくお願いします。

◎ソーシャルメディアの活用と対策について

福岡県の魅力をより多くの方にお届けするために、これまでの情報発信ツールに加え、ソーシャルメディアの活用が、県政情報の発信・地域間交流の促進を図るためにも必要であると考えます。

●ネット選挙運動解禁を受けて

今回、公職選挙法の改正で、インターネット等の普及に鑑み、選挙運動期間における候補者に関する情報の充実、有権者の政治参加の促進等を図るため、インターネット等を利用する方法による選挙運動が解禁されます。

ネット選挙運動の解禁によって、政治家の声が有権者に届きやすくなる反面、他人が候補者を装う「なりすまし」や、候補者へのネット中傷などが心配されているところです。特に「なりすまし」は、ブログなどで候補者の主張や政策とは全く異なることが書かれ、広まってしまう恐れがあります。政党、候補者のホームページや電子メールに貼り付ける「電子証明書」の発行を始めた民間会社も出てきました。行政として、こういったネット選挙運動解禁に向け、どういった対策を取られていくのか、非常に気になっているところです。

そこでまず、ネット選挙運動解禁に向けてお尋ね致します。多くの有権者に候補者の政治姿勢・政策・人物を広く知ってもらうためには、SNSや動画共有サイトを含め、複数のURLの告知が必要だと思います。

�仝�ではウェブサイトのURLを一つだけの届けられるとしていますが、これは「公職選挙施行規則の一部を改正する省令」によるところだと思いますが、どういう経緯で届け出が一つだけになったのでしょうか。お尋ね致します。

また、「なりすまし」対策の防止策として、行政機関の広報による候補者のホームページやブログ、ソーシャルメディアのアカウント情報を広く周知することによって、「なりすまし」対策として有効だと考えます。一つだけのウェブサイトのURLの届け出では、周知にも、「なりすまし」対策としても、不十分なのではないでしょうか。

�∈2鵝∩換饅蕕離優奪帆�挙運動となる7月14日投開票の中間市議選、21日投開票の参院選を通じて、様々な課題が見えてくると思います。今後のネット選挙の定着に向けて、選挙の公平の確保の観点から、誹謗中傷・なりますし対策に対して、十分研究して頂くように要望致します。

今後のネット選挙運動解禁で、私は、ホームページの更新やブログによる情報発信よりも、ツイッターやフェースブック、或いはユーストリームといった、双方向コミュニケーションが主流になり、口コミ・拡散が期待できる選挙戦にとって大きな武器になってくると思います。反面、不適切な言葉による炎上や意図しない情報漏えい等、大きなリスクも抱えているのも事実だと認識しています。その他ソーシャルメディアで考えられるリスクとして、設定の不備や誤使用、不正なアプリやスパムメッセージ、アカウント関連での乗っ取りや偽アカウントの不正行為、利用規約違反による業務停止、デマ情報やつきまといなど考えられます。こういったリスクに対して、候補者としては対策を取らなければならないと思っています。ネット選挙は、お金がかからない選挙と言われてきましたが、実はこういった目に見えないところでコストがかかってしまいます。

��ネット選挙運動に対してどのようなご見解を持ちになられているのかお尋ね致します。

�っ了�はご自身のホームページやブログはお持ちでないのでしょうか。県公式ウェーブサイトでは、ユーチューブ版の「ふくおかインターネットテレビ」をはじめ、様々なメディアで情報発信をされておられますから、政治家個人としては、そんなに必要性を感じておられないのでしょうか。公務ご多忙の中で、個人的な時間がないと思いますけど、知事ご自身はネット活用を考えておられないのでしょうか。お尋ね致します。

●災害時の(県民への情報伝達を目的とした)ソーシャルメディアの活用について

東日本大震災では、ソーシャルメディア等インターネットを活用して安否確認や被災者支援が効果的に行われるなど、これまでにない取り組みが数多く行われました。行政庁内のシステムが被災しますと、公式webサイトを通じた情報発信に大きな支障をきたします。

また、避難所や仮設住宅等では、情報の収集・発信手段が少なく「情報の空白地帯」となります。大規模災害発生時には、被災状況や避難状況等についてのきめ細かな情報収集や発信が非常に重要であり、そのための対応が求められてきます。

�ゾ男苗�がこの夏を目処に、SNSを使った大規模災害時の緊急通報システムの試験運用を開始する方針を決めました。防災行政無線だけでは災害情報が完全には伝わらないことを考えますと、ソーシャルメディアを含む多層的な警報を発動する新しい警報システムを具現化した防災訓練も必要だと思います。本県の災害時におけるSNSの活用について知事のご所見をお尋ね致します。

●県民との双方向コミュニケーションによる広報・広聴活動の強化について

本県では、「福岡県だより」や「グラフふくおか」をはじめとした広報誌、テレビ、ラジオ、新聞に加え、ホームページや「ふくおかインターネットテレビ」等の様々な情報発信ツールを活用して、県民の皆さんへの情報提供や情報収集に取り組んでいます。

�Δ泙此∨楔�のメディア戦略に対して知事をどのような所見をお持ちになられているのかお尋ね致します。

本県のホームページですが、情報は充実しているものの、そのページを県民のどこの地域のどのような分野の方に、どの年齢層に見てもらいたいのか、ターゲットがわからず、どなたでもご自由にご覧くださいというような作りになっていると思います。これでは、いくら質の高い情報を作成しても、ターゲティングとなる情報を求めている層に対して的確に情報が伝わっているかどうか疑問が残ります。

そこで活用が期待されるのが、ツイッターやフェイスブック等のソーシャルメディアです。サイトの認知度や評判を高め、ウェブサイトへのアクセスや評価を向上させるために、それらのサイトに共有するボタンの設置を行うことによって、ホームページの情報が共有しやすくなります。

具体的には、各ページの中で、そのページにフェイスブックの、いいね!のボタンとか、あるいはツイッターのリツイートのボタン、メールに転送できるボタン、こういったものを埋め込むことも考えて頂ければと思います。

�Ц�が発信する情報を多くの県民に的確に伝えていくためには、ソーシャルメディアの特性を生かした、より最適化された効果的な情報発信が大事だと思います。知事のご所見をお尋ね致します。

こういった取り組みを推進するためには、まず本県のアカウントを取得しなければなりませんし、部・局・課やプロジェクト毎のページアカウントが必要となります。また、ソーシャルメディアは、その情報が不正確であったり、法令や公序良俗に反したり、さらには意図せず、特定又は不特定の人たちの感情を害したりする恐れもあり、発信者のみならず県政に対して想定しない影響を及ぼす場合もあるかもしれません。したがって、ソーシャルメディアを使いこなすためには、その利用者がソーシャルメディアの特性やリスクなどを十分理解しておく必要があります。他県では、県職員の職務上ソーシャルメディアを適切に利用し、その有用性を十分に活用できるよう、ソーシャルメディアを利用する際の基本的な考え方や留意点を明らかにするガイドラインを定めています。

��他県の活用事例やガイドラインを参考にされ、是非取り組んで頂きたいと思いますが、知事のご所見をお尋ね致します。

��現在、県庁内の職場において、ソーシャルメディアの活用がシステム管理上できないという事を耳にしましたが、どういう問題があり、活用できないのでしょうか。お尋ね致します。

●パブリックコメントにおけるソーシャルメディアの活用について

様々な分野で県民の幅広い意見を募集するためのパブリックコメントを実施しておりますが、私は県民の意見を把握する重要な手法であると思いますが、事例によってはパブリックコメントの意見件数が少ない場合もあると思います。まず、パブリックコメントを実施していること自体を周知させるのが容易ではありません。

現在、パブリックコメントについて、ホームページ、福岡県だより、メールマガジン等によるお知らせや県政情報コーナーでの情報提供など、さまざまな手法で周知していると思いますが、より多くのご意見を寄せていただくために、さらに周知に努めていく必要があると思います。

��これまでの手法に加えて、利用者間での情報の広がりが期待できるツイッターやフェイスブック等ソーシャルメディアを積極的に活用することを提案したいと思いますが、知事のご所見をお尋ね致します。

2013.6.16



教職員の再任用について

平成25年予算特別委員会〜教職員の再任用について(テープ起し)

教職員の再任用について(骨子)

Q 教職員の退職後の再任用について問う。再任用の制度は定年60歳と年金支給開始年齢である65歳の期間の収入を維持させるために出来た制度。平成26年度から、年金の支給開始年齢が段階的に65歳まで引き上がることとなっている。この制度について簡単に説明願う。
A 現行の再任用制度は、公的年金の定額部分の支給開始年齢が段階的に引き上げられることに伴い、平成14年度から実施されたものである。これに対し、新たな再任用制度は、公的年金の報酬比例部分の支給開始年齢が段階的に引き上げられる中で、定年退職後、年金支給開始までの間、無収入期間が発生しないよう、平成26年度から実施されるものであり、国の方針によると、定年退職する職員が再任用を希望する場合、原則として、当該職員の任命権者は、定年退職の翌日に、当該職員を採用するものとされている。

Q 再任用するにあたっては、県教委が任免を行い、給与も県規定に定めている。また、勤務形態も常勤として現職と同じ場合と非常勤としての雇用がある。私は教育専門職の教職員の再任用には、実は様々な問題があるように思う。子供たちに直接かかわり、その発達等に大きな影響していくのが教育現場だから、再任用の実施上、様々な課題に対して県教委としてどのような考えで、どう対応していくのかを問う。
はじめに、平成23年度末の教職員退職者と再任用の人数を尋ねる。また、平成24年度末退職者の見込み数を聞かせもらいたい。
A 平成23年度末の教諭及び事務職員の定年退職者は250人、勧奨退職者は233人であり、そのうち97人が平成24年度に新たに再任用職員となっている。平成24年度末の教諭及び事務職員の定年退職者は252人、勧奨退職者は317人の見込みであり、そうち114人が平成25年度に新たに再任用職員となる見込みである。

Q 県では50才以上になると退職勧奨の制度を適用されているが、どのような目的のために退職勧奨を行っているのか。
A 退職勧奨は、職員の新陳代謝を促進し、年齢層の全体的な若返りに資するためのものであると捉えている。

Q これまで、早期退職者から再任用の申し込みがあった場合、どのような方針をもって対応してきたのか。
A 教職員の再任用については、原則として定年退職者を対象としており、これまで早期退職者からの再任用の申し出はあっていない。

Q 再任用について、県はどのような見解を持っていて、この制度を運用していこうと考えている問う。
A 教職員の再任用については、定年退職後、年金支給開始までの間の生活に不安を覚えることなく職務に専念できるよう、雇用と年金との継続を図るという観点から必要であると認識している。この制度により、再任用職員の長年培った能力や経験を活用することで、若手職員の育成をはじめとした教育力の向上につなげていきたい。

Q 先程の答弁と矛盾している。定年退職後の雇用の継続と長年培った能力や経験を活かし、若手職員を育成する。一方で退職勧奨により、新陳代謝を進め、組織の若返りをする。どちらを優先させたいのか。
A 退職勧奨により職員の新陳代謝が進められ、組織に若い活力が入ってくる効果が期待される。一方、再任用により、定年退職後であっても、それまで培ってきた経験と知識を活かしたいという意思と情熱をもった職員による若手職員の指導的役割も期待される。したがって、どちらを優先するということよりも、両制度のバランスを取りながら、優秀な教員の確保を図ってまいりたい。

Q 退職勧奨で早期退職した人は、若手に道を譲る。一方、再任用は、若手の就業機会を奪う。という見方もでき、どうしても相反した政策と思う。退職勧奨は、県の制度であり、再任用は国の制度であるから、こんな矛盾した政策になってくるようにも思える。では、採用計画とスケジュール及び再任用希望者の把握と登用についての説明をお願いする。
A 教職員の採用計画については、採用試験を実施する年度の当初に、翌年度に必要となる定数の見込みを基礎として、退職者数や再任用者数の見込みなどを考慮して決定することとしている。また、再任用ついては、11月から12月前後に希望者を把握し、2月中を目途に再任用として任用することを決定している。

Q 今の説明で再任用希望者数を任用するのは、2月の年度末であることがわかった。再任用希望者が出た場合は、講師枠からの再任用教職員を登用するということで、理解していいのか。
A 再任用の見込みを考慮して採用予定数を決めているため、再任用者数が見込みよりも多かった場合は、結果的に講師の数が減ることになる。

Q 例えば、県立高校の場合、教科性となっており、新規採用で教師が定数いっぱいになった場合は、再任用できないと考えてよいのか。また、講師枠の中からということで、採用試験に不合格となり、講師で頑張ろうと思っている若い人材がいても、優先的に再任用希望者を登用するという事になるのか。
A 高校や中学校は教科制であるが、各教科ごとに退職者や再任用の見込みも考慮した上で採用予定数を決定していることから、新規採用で定数がいっぱいになり再任用ができないというような事態にはならないと考えている。また、新たな再任用制度のもとでは、再任用者数がこれまでよりも増加することが見込まれるが、退職者数が今後増加していくことも踏まえると、講師についても、ある程度の採用枠は確保できるものと考えている。

Q 若い人たちを育てるべきだと思う。不合格になったが、教師が天職だと情熱を持っている人材を潰つことのないようにしなければと思う。平成25年度末退職者について、再任用制度の義務化になると、若い人材の新採の枠が狭まれるんじゃないか。どのように認識されているのか。
A 新たな再任用についても、あくまで本人の希望に基づくものであるため、必ずしも新規採用の枠を狭めるとは限らないが、平成25年度末の定年退職者のうち、どれくらいの者が再任用を希望するのか現時点では不明であるため、今後、そのような状況も見極めながら、新規採用枠の確保に努めたい。

Q 大量退職者を迎えるこれからが問題です。特に小中学校の再任用採用は、県立高校に比較すると格段に少ない。この理由についてどのように分析されているのか。
A 再任用を希望しない理由について調査等を行っていないので、その詳細は把握していない。

Q 私もアンケートを取ったわけではないが、先生方にヒアリングした。個人差はあると思うが、
・60歳以降の教職員は、新採のような体力がなく、子供のエネルギーを受け止められない。
・共働きだから。
・あるいは、夫婦とも学校の先生で、一緒に退職したい。
・多少の貯えがある。
等の理由。これから一斉に大量退職教員を迎え、来年度から年金受給年齢が引き上げられてくると、希望者がこれまでよりも出てくることを想定しておく必要があるのではないか。仮に60歳以降の教職員が再任用された場合、よほど技術か年齢を感じさせないファイトがないと担任は難しいのではないか。それを満たしていない職員がいると、担任配置が困難となってくる。現在、学校現場では担任をさせられない教員を抱えているという声を聞く。その多くが50歳代であるという。そのような教師を再任用すれば、学校はパンクするんじゃないかと心配している。
現在60歳近くの教員は、校内で、どのような役割を担って働いているのか退職に近い教員の校務分掌について問う。
A 平成25年3月現在50歳代の教諭等について、県域の小学校18校、中学校18校を抽出調査した。
・小学校対象教員計 104人
教務主任12人
学年主任及び通常学級担任62人
特別支援学級担任12人
その他18人
50代中、教務主任及び学級担任の割合 71.2%
・中学校対象教員計 129人
教務及び生徒指導主事20人
学年主任及び通常学級担任61人
特別支援学級担任10人
その他38人
50代中、教務主任、生徒指導主事、学年主任、学級担任の割合62.8%
※「その他」=指導方法工夫改善、初任者指導、進路指導主事等

Q 尋ね方がよくなかった。クラス担任を持っていない教員は、どの年齢層が多いのかとお尋ねすればよかった。・・・先程申したように、クラス担任ができない、持つことができない教師の多くは50歳代だと聞いている。たしかに、60歳ぐらいでまだまだ担任で頑張っている稀な実力者もいる。ただ、子供たちと体当たりで接するためには、知識や経験だけでは如何ともしがたいのが年齢だと思う。私は再任用された教師には、補完的な仕事とかTTとか、いろんな活かし方や、新たな雇用形態・指導形態等を含めて、方策を考えなければならないと思う。県教委として、平成25年度末退職者に対する、新たな再任用教員の雇用形態・指導形態等の研究はどのようになっているのか。
A 現在、再任用の雇用形態としては、フルタイムのほか、再任用短時間勤務として週2日、週3日及び週5日勤務の形態を整備している。これは、体力面や生活スタイルでの個人差に応じた勤務形態を選択できるよう、多様な勤務形態を提供しているもの。再任用教員の指導形態は、各学校の実情に応じ校長が校務分掌を定めている。今後とも、雇用形態と併せて研究を進めてまいりたい。

Q 心配しているのは、体力的にも情熱の減退した教員が漫然と勤務していたりすると学校全体の活力が低下するということ。問題なのは、再任用者を定数に入れていること。再任用を定数に入れると、中堅層や若年層にしわ寄せがいき、現職教員の負担が増すことになる。若い教職員が働きづらい、学校運営がうまく回らないという事態にも、なりかねない。定数の中に、再任用の教員を入れている現在の状況を、どう思われているのか。
A 再任用教員も、公立学校義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等によって定められた定数の中で任用されており、これまで培った能力や経験を生かし、ベテラン教員として、若手教員の指導や育成等が期待されているものと考えている。

Q 法律なのでという事であるが、現場は本当に厳しい状況になってくると思う。現実の問題としては、再任用者に不適格教員や指導力不足の教員がいた場合、管理職・校長からの勤務実態を把握した業績評価を反映することが、やはり必要だと思う。私はこの業績評価は大事な点だと思う。これがないと、歯止めが利かなくなる。何れにしましても、任用時の具体的な判断基準の明示は必要。
本当に子供たちの事を考えると、学校現場の再任用には様々な課題が見えてくる。再任用教職員は、子供たちに接するにあたり、体力的にはどうしてもハンディがあるわけで、雇用形態・指導形態、役割を明確にして、知識や経験、人脈を生かした地域や家庭への対応等にシフトするとか、学校現場で困っている問題に取り組んでもらうことも必要。力量があり、若手を指導できる先生の再任用は良いことだと思う。問題なのは、指導力不足教員や不適格と言われる職員が現役だけではなく、退職後も学校にとどまること。しかも、校内では最年長ということで、主のような振る舞いで、学校経営に悪影響を与える。このような再任用者を任用しないように、最後に、教育長の再任用の対する取り組みを問う。
A 再任用者は、体力的には若い職員に劣る部分はあると思うが、一方では、長年に至る豊富な経験によるベテラン職員として、若手職員の指導等期待される面も考えられる。このため、今後、新たな再任用の実施に当たっては、御指摘のような学校経営に悪影響を与える恐れのある者が再任用とならないような制度の在り方について検討してまいりたい。

2013/03-23 14:51


平成25年予算特別委員会(国保連合会の特別調整交付金について)

国保連合会の特別調整交付金について(テープ起し)

国民健康保険の特別調整交付金について(概略骨子)

本日は県民の健康を守る国民健康保険、この中の特別調整交付金について質問致します。国民健康保険については各種の国庫助成が行われておりますが、その一つとしまして、市町村が行う国民健康保険について調整交付金が交付されております。調整交付金は、市町村間で医療費の水準や住民の所得水準の差異により生じております、不均衡を調整するためのものですが、その中に、結核・精神疾患に係る特別調整交付金があります。細かい質問かもしれませんが、金額ベースではかなり大きな数字になりますので質問をしたいと思います。平成23年度における結核・精神に係る特別調整交付金の交付額に関する資料を予め執行部に要請しております。委員長、お取り計らいをよろしくお願いします。

�〆能蕕砲海里Δ粗段鳴汗宛鯢婉發瞭睛討畔擦擦董△海了駑舛寮睫世魎蔽韻砲�願いします。

A.特別調整交付金とは、災害等により保険料を減免した場合など、市町村に特別な財政需要が発生した場合に交付される。その中に、市町村の医療給付費等の全体に占める結核・精神疾患の割合が15%を超える場合に、その15%を超える額の一定割合を交付するというものがある。提出資料については、平成23年度の県内市町村の結核・精神疾患に係る特別調整交付金の交付状況。なお、国の調整交付金は、国から市町村に対して直接交付される。

説明を頂きました。もう少し詳しく申しますと、市町村が払っている医療給付費等の全体に占める、結核・精神疾患の割合が、15%を超えた場合、この超えた額の10分の8、平成24年度まで10分の9となっていますが、交付されるという特徴を持っております。申請にあたっては、1年間分のレセプトからこの結核・精神疾患を抽出し、交付対象額を算出する必要がありますが、膨大なレセプトの集計が必要でありまして、かなりの人手と時間が、現場ではかかっているんです。問題なのは、医師や医療機関によっては、病名の表現がまちまちになってたりするもんですから、結核・精神疾患の集計漏れが発生してしまうという、やっかいな問題となっています。そのため、申請できない、申請したとしても過少申請となるといったケースが多くなっているのではないかと考えられます。

�△修海如∋堋�村においてどのようなデータをもとに交付金の算出を行っているのかお尋ね致します。

A.結核・精神疾患に係る特別調整交付金の算出には、すべてのレセプトから結核精神分のレセプトを抽出する必要がある。国保連合会では電算システムを使用して、該当レセプトを抽出し、市町村にデータを提供している。多くの市町村では国保連合会からの提供データをもとに、さらに対象となる額を絞り込み、申請額を算出している。

この資料を見ますと、県内の自治体で交付金を申請していない市町村が24団体ありますが、

��申請していない理由は何だと思われますでしょうか。

A.交付金の申請を行っていない市町村には、大きく3つのパターンがある。一つ目は、絞り込みの作業を行った結果15%に達しなかったもの。二つ目は、絞り込み作業を進めていく中で15%に達しないとして途中で作業を中止したもの。三つ目は、過去において絞り込み作業を行った結果、15%に達しなかったとして、その後申請していないもの。

今、示された3つのパターンですが、1つ目と2つ目、15%に達しなかった、或いは、達しないと判断して作業を中止したということですが、これについては、国保連合会のレセプトデータから、該当するものを、本当に、正確に抽出できたかどうかという確認が必要だと思います。3つ目についても、過去の絞り込み作業も、同様なことが言えると思うんですけれども、それに加えてですね、今、ストレスから、うつ病等になる人、認知症の人が増加していることを考えますと、過去に15%に達しなかったかという理由で、その後は申請していないというのは、ちょっと理由にならないんじゃないかと私は思います。国保連合会が提供しているデータでは、市町村側で利用するには、人手と時間がかかり過ぎるので、申請ができない。さらに、申請している市町村も、対象レセプトの絞り込みが難しいので、正確性に欠けるというのが実態なんじゃないでしょうか。これは大変な問題だと思います。市町村が交付を受けるべき交付金がもらえていない。交付されていても、申請漏れがあり、交付不足となっている。さらには、申請されている市町村においては、多大なコストを使って絞り込み作業をしているという事なんです。

この表から福岡県の保険医療をどう分析するか考えたんですが、よくわからりませんでした。それで大学の先生や権威ある専門家に見てもらったんですが、やはり分析不能だと言われました。例えば、直方市・宮若市・鞍手郡は交付額があるのに、そのお隣の中間市・遠賀郡は交付額0なんですね。どう分析すればいいんでしょうか。専門家に聞いてもわかりませんでしたので、このことはあえてお尋ね致しません。

�ぞ�し視点を変えますが、国保連合会の役割は、市町村国保保険者に代わって診療報酬の審査支払業務を行うほか、保険者の事務の共同処理などのサービスが主要な業務であると解釈してよろしいでしょうか。

A.はい、そのように解釈していただいて差し支えありません。

だとすれば、市町村の不利益にならないシステム構築と、市町村保険者が活用しやすいデータの提供をしなければならないということだと思います。一昨年、国保連合会では大規模なシステムを導入されたそうですが、この大規模システムは、福岡県国保連合会が、全国に先駆け、最初に取り組んだと聞いています。

�イ海離轡好謄爐瞭各�費用はいくらでしょうか。また、その一部である結核・精神疾患に係る交付金に関連するシステムにはどのくらい開発費用がかかったんでしょうか。

A.国保連合会に確認したところ、一昨年導入された国保総合システムに係る経費は、9億7千万円、また結核・精神疾患に係る特別調整交付金の算出機能を含むシステムの開発経費は、1千万円と聞いている。

福岡県国保連合会が最初に採用・導入したことによって、システム不具合から相当な混乱もあり大変なご苦労をしたと聞いています。また保険者への負担もあったと聞いています。本体のシステムが大規模で、多額のお金をつぎ込んでいる分、今、取り上げています結核・精神交付金を算出するための、サブシステムには、あまり手をかけてなかったのかもしれないですね。そこで、このシステムの信頼性・抽出したデータの正確性について質問します。問題なのは、電子レセプトに記載されたコード化されていない傷病名、いわゆる“ワープロ病名”と言われる、ドクターがつけた病名をいかに傷病名としてコード化できるかということだと思います。このワープロ病名は、一般的に電子レセプト全体の3割近くあると聞いています。紙じゃありません。電子化されたレセプトです。その中に3割近くものワープロ病名が使用されているため、抽出したデータから、この結核・精神分の申請漏れが発生していると考えられるんです。一方、ある県の国保連合会では、ワープロ病名をコード化するシステムが導入されております。ワープロ病名をコード化するのには、相当なデータ蓄積によるナレッジデータベースの構築と、より正確なアルゴリズムが必要であり、そのことによって、高い疾病変換率が実現できるとされています。ちなみに、同義語・類義語等のシソーラス検索エンジン(これは、あいまい検索のようなものですが)、こういったシステムを使って、2百数十万もの傷病名を変換し、コード化しているものでした。しかも、このシステムは、作業負担も少なく、低コストで実施できるとのことです。実は、福岡県内のある市町村において、この交付金の計算システムを使って、データ変換をテストしてみたところ、かなりの交付金額の増額が見込めることがわかりました。調べてみますと、この自治体では28%ものワープロ病名が抽出されておりました。当初、算出した結核・精神疾患分では、やはり抽出されていなかったという報告でした。県内全市町村ともなれば、かなりの金額の申請漏れになる可能性があるのではないでしょうか。

�Ω�内全市町村の結核・精神疾患に関わる特別調整交付金にどれくらいの申請漏れがあるのか調査をする必要があると思いますが、如何でしょうか。

A.来年度国保連合会においてはワープロ病名をコード化するためのシステム改修を行う予定であると聞いている。改修の前後において、どの程度の改善が図られたのか、報告を受けたいと考えている。

来年度、国保連合会ではシステム改修が予定されているということですが、ということは、国保連合会としても、これまでワープロ病名が低い変換率だったという認識はもっていたということですよね。聞くところによりますと、変換するためのデータベースは、WHOのICD10を使うそうじゃないですか。これは、厚労省が推奨している「標準病名マスター」と言われるものですが、標準用語病名数としては、2011年10月現在で、23,522語となっています。詳しい説明は省きますが、専門家に聞きますと、ワープロ病名を変換するのには厳しいのではないかと言われました。無駄な投資にならないように、交付金の対象レセプトの抽出精度については、十分に確認して下さい。大事なことは、国保連合会はできるだけコード化されたレセプト情報をスピーディに提供し、市町村は正確な交付対象額を算出しなければならないということです。県として、市町村への説明会等による適格な指導・助言が必要であります。加えて、国保連合会には市町村から要請があったレセプトデータは速やかに提供するよう指導して頂きたいと思います。如何でしょうか。

A. 県では、毎年1月、市町村保険者を対象に「調整交付金申請事務処理に係る説明会」を開催しており、その中で、適切な申請手順等の説明を行っている。過去において絞り込み作業を行った結果、15%に達しなかったため、それ以降申請していない市町村もあることから、近年の精神疾患の患者数が増加している状況や、来年度、システム改修により交付金の算定作業が省力化されることを踏まえ、申請の可否についてよく確かめるよう助言してまいる。レセプトデータの速やかな提供については、市町村の業務への影響などについて、市町村の意見をよく聞きながら、適切な対応をとるよう国保連合会に伝える。

我が国は、伸び行く医療費が大きな社会問題となっていまして、このままでは皆保険制度の維持継続すら危ぶまれています。こうした中、国民の約30%の加入者を抱える「国保」の将来にわたる安定的運営は極めて重要であり、とくに各県におかれた組織、国保連合会の動き如何で、保険者の財政運営に多大な影響を与えることになるのも事実であります。市町村保険者が不利益を受けることのないよう、しっかりとした検証を行うよう国保連合会を指導していただきたいと思います。

�Ш埜紊防�長のお考えをお聞かせください。

A.保険者である市町村が、国保の財源確保を図る上で、交付金の適切な交付申請が大切であると認識している。国保連合会は、未コード化傷病名のコード化の必要性を認識した上で、来年度、システム改修を行うことを決定している。委員のお考えについて、国保連合会に伝えたいと考える。保険者である市町村等の意見を踏まえ、適切に判断されると考える。

2013/03/20 14:51



予算特別委員会・審査日程(案)〜平成25年3月

3月15日(金)〜26日(火)の日程で、平成25年度予算審査が行われる。

 拡大版

最初の質問は、18日(月)午前中の歳出第3款(保健費)〜保健医療介護部で、「国民健康保険の特別調整交付金」について質問する。国民健康保険については、各種の国庫助成が行われており、その一つとして、市町村が行う国民健康保険について財政調整交付金が交付されている。財政調整交付金は、市町村間で医療費の水準や住民の所得水準の差異により生じている国民健康保険の財政力の不均衡を調整するため、国民健康保険法(昭和33年法律大192号)に基づいて交付するもので、普通調整交付金と特別調整交付金がある。県内各市町村の平成23年度調整交付金交付額をもとに問いただそうと思う。これは、市町村にとって由々しき問題だから・・・

 平成23年10月の決算特別委員会の様子

2013.3.16



2月定例会一般質問骨子〜本県の林業振興について

本日(3月7日)より県議会は一般質問に入った。予算案を伴う2月定例会ということもあって、一般質問は32名壇上に立たれ、一般質問期間は12日までの4日間の予定。僕の一般質問は最終日12日の午後一番の予定となっている。福岡県議会中継で見れます。

一般質問骨子(知事・農林水産部長)

◎本県の林業振興について

平成23年7月26日、我が国の森林・林業の基本方針を定める森林・林業基本計画が閣議決定され、森林施業の集約化や路網整備など「森林・林業再生プラン」の実現に向けた取組を推進し、木材自給率50%を目指すとともに、東日本大震災への対応として、住宅等の再建に必要な木材の安定供給や木質バイオマス資源の活用により、環境負荷の少ない新しいまちづくりに貢献していくこととしている。
しかしながら、国産材の原木価格は低迷を続け、昨年6月には暴落。さらに、7月には九州北部豪雨災害によって、国道・県道は言うに及ばず、市町村道・林道・作業道まで大きな被害を受けた。特に、被害は県南部に集中し、本県有数の林業地である八女市・うきは市・朝倉市においては、1/2から1/3の地域が木材の搬出困難な状況となり、林業生産活動の低下を招いた。

1.森林経営計画について
・国では、森林・林業を再生し、持続的な森林経営を確立するとともに、国土の保全や水源かん養などの森林の持つ多面的機能の維持増進を目的として、森林環境保全直接支援事業を実施。
・本事業の補助を受けるに当たっては、森林経営計画の認定を受ける必要。
・認定要件の一つに、「林班等の面積の2分の1以上の面積規模が必要」とされている。しかし、本県では小規模な森林の所有者がほとんどであるため、多数の森林所有者分をまとめて計画を作成する必要があり、地元森林組合が計画を作成している。
・このため、多くの所有者の同意を得なければならないうえに、多くの森林資源の情報を把握する必要があることから、非常に手間がかかるとの声が聞こえる。
�,海Δい辰疹�況に対して、本県としてのどのように対処していくのか、知事の見解を問う。
・計画の作成作業を効率的に行うためには、GIS等のIT活用がますます重要。
�⊃肯啖弍跳弉茲虜鄒�を進めるため、県では、ITの活用を含めどのような取り組みを行っているのか問う。
・林業では、所在地の確認、手入れするための施業界の確定、現地の測量、図面の作成、作業道の測量・開設、搬出経路の設定など時間と労力が必要となる多くの作業がある。
・この分野にGPSのデータを取り込んだGISを導入することにより、所在地の確認や境界の把握、測量などの現場作業、図面作成や作業道の計画作成などの書類作りが大幅に効率化され、かつ、行政と森林組合をネットワークで結ぶことにより、双方の業務も効率化できるのではないか。
��今まで以上に、きめ細かな森林管理や経営が、可能になると考えられる森林情報の活用について、現状と今後の取り組みについて知事のご所見を問う。

2.九州北部豪雨災害の復旧について
・九州北部豪雨災害では、森林はもとより、林道・作業道も崩壊しており、木材の伐採・搬出。
・育林などの林業生産活動は停滞。
�ぬ攤爐鯣遜个垢襪燭瓩法⊃肯咾篋邏汎擦魎泙瓩親始�網の復旧整備は不可欠なものとなるが、こうした森林の災害復旧に対する知事の取り組む姿勢を問う。

3.木材需要拡大と原木供給について
・添田町では、添田町森林組合と株式会社ウッディーとの事業提携により原木の効率良い利用を目指し、林業・木材産業で地域振興を実施。
・ �螢Ε奪妊�―のような製材工場では、質や規格など必要な材木が決まっているため、全てのサイズを受け入れることができないなど、難しい課題もある・また、地元で聞くところによると、主な原木の流れは、山から市場へ約95%で、このうち生産量の約半分以上の年間1万数千#13221の原木が日田市場に流出。
�イ海里茲Δ文従�を踏まえて、製材工場が求める原木を安定的に供給していくことが今後は必要ではないか。知事の見解を問う。
・原木価格は、急激な低下と低迷。木材市場の需給バランスが崩れているというところであり、住宅着工も依然として低水準にある。
�Δ海里茲Δ幣�況においては、平成24年1月に「福岡県内の公共建築物等における木材の利用の促進に関する方針」を策定し、県自ら率先して木材需要の拡大取り組むこととしているが、木材の需要拡大に向けて、今後、具体的にどのような取り組みをされるのか知事に問う。

4.伐採後の森林整備について
・国が定めた10年後の国産材の自給率を50%にすると目標を達成するためには、間伐だけでなく主伐を増やし、材を確保することが必要。
・しかしながら、伐採後の再造林、下刈等の保育に多額の費用がかかり、さらに増加しているシカの食害対策として防護ネットの設置などにも費用がかかることになり、主伐で得た収入が失われてしまう。
�Г修海如∈8紂⊆�給率50%を達成するためには、所有者が、伐採後の森林整備をしなければならないが、本県として、どのように取り組むのかが鍵となる。知事の所見を問う。

5.要望について
◎長崎県では、森林環境税で作業道の開設経費の一部を支援し、伐採・搬出には補助事業等を活用することによって、その収入を森林所有者が得ていると聞いている。森林環境税を活用した荒廃森林再生事業で林業経営を行う森林の作業道開設に支援することで、間伐が大きく進む事例もあり、今後の検討課題だと思う。
◎また、添田町では、山の中で切り捨てられている間伐材などの買い取る支援事業補助金制度を導入しています。間伐の搬出コストにおいて、1kg当たり、4円の補助金を出している。県の対策だけでは間伐が進まない状況に地元自治体が財政負担で森林の保全に力を入れているものと思う。やはり県民全体の運動として荒廃林再生に向けた啓蒙や環境教育に力を入れなければ、荒廃森林が増加する中で、抜本的な解決にはつながらない。
◎荒廃森林から生じる間伐材は、地域資源の有効利用の観点から、搬出し利用を進めていくことが必要。県内木材の供給拠点として各地に設置しているストックポイントを活用し、山林内に散在する間伐材を効率的に回収・集積するとともに、需要者にまとまった量を安定的に供給する取り組みを是非進めて頂くことを要望する。

2013.3.12



議会での質問の重さ

一昨年(平成23年)9月定例会一般質問で、社会保障と税の一体改革について質問した。その中で、番号制度に関して、国民生活に非常に深い影響を与える社会のインフラであり、単に行政の事務の効率化を上げるためでなく、国家と国民の権利・義務関係を明確にするものであり、私たちの実生活に直面している自治体が、住民の生活を守るため、幅広い行政分野に利用すべきもの。共通番号の導入(費用負担)に関してどのように考えられているのかを質問している。

共通番号制度(マイナンバー法案)は昨年の衆院解散で廃案となっていて、どうなるのかと心配していたけど、政府は今日(3月1日)、社会保障サービスの提供や徴税を適切に行うため、国民全員に番号を割り振る共通番号制度関連法案(マイナンバー法案)を閣議決定した。ちなみに、政府全体のIT政策を担当する内閣情報通信政策監を新設する内閣法改正案も合わせて閣議決定されている。2016年1月の共通番号制度利用開始を予定。

また、1年前(平成24年)の2月定例会では、サイバー空間における情報セキュリティー対策について質問した。最近、国の中枢機関や企業をはじめとしたサイバー攻撃により、情報の流出、ウィルスの感染等、新たなサイバー攻撃の続発は、国の安全保障に影響を及ぼしかねない問題として顕在化し、サイバー空間の脅威に対する対処能力が喫緊の課題である。その中で、警察本部におけるサイバーテロ対策について、以下のように警察本部長にお尋ねする。
�)楔�ではどのような体制で、諸対策に取り組んでいるのか問う。
�▲汽ぅ弌璽謄軋从�の技術的基盤として、各管区警察局等に、サイバーフォースと呼ばれる技術部隊が設置されている。サイバーフォースは、都道府県警察に対する技術支援を実施していると聞いている。被害状況の把握、被害拡大の防止、証拠保全等の緊急対処活動等を行うにあたり、十分な技術支援が受けられているのか伺う。
��サイバーテロ対策を行うにあたっては、サイバー攻撃の手法や情報セキュリティに関する知識及び技術が必要であることから、対策に従事する職員を対象として、どのような教育訓練を実施しているのか問う。

来年度(平成25年度)の警察本部の重点事項に、サイバー犯罪対策費やハイテク犯罪対策、それと警察官増員の中に新たにサイバー犯罪取締りなどの強化に17人増員するように提案があっている。多くの議員の皆さんが質問し、それを行政がきちんと政策に反映させている。やはり、政治家の役割というのは極めて大きいなぁと思う。これもすべて行き着くところ選挙であり、民意を反映させるためには、究極、選挙しかないんよなぁと実感。たから、大切なことは政治家は常に勉強し質を高めていかないと地域のレベルが上がらないし、同時に有権者は地縁・血縁・風に惑わされることなく、選挙に立つ人を見極める目が大事なんだと痛感する。

2013.3.2



議会で質問したことが・・・結果として

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9月定例会一般質問で本県の海外戦略について質問した。その中で最初に質問した、「本県の海外事務所のあり方について」以下のように知事に尋ねた。

 最初の訪問地でありましたフランクフルトであります。ここには、平成15年度より、本県のフランクフルト事務所が開設されています。(中略)私は、今後の本県の海外戦略を考えた時に、アメリカ経済圏・ヨーロッパ経済圏・アジア経済圏という視点での事務所の設置は、再考する時期に来ているんじゃないかと思いました。たしかに、北米・ヨーロッパ、そしてアジアは、世界のGDPを3分の1ずつ分ける割合となっていますから、欧米への拠点設置は重要な位置づけだったと思いますし、ブランド力や付加価値の高い技術力は、わが国にとって魅力的な市場なんだと思います。

ただ結果として、遠く離れた欧米諸国には、福岡県としての知名度が、なかなか上がってこなかったのが現状ではないかと思われます。ここは、選択と集中の観点から、アジア諸国に福岡県を売り込み、欧米においては、九州は一つという理念の下で、九州全体を売り込んでいく戦略が必要ではないかと思いました。

そこで知事にお尋ね致します。本県の海外戦略として、成長発展が著しいアジアへの経済交流をより充実させ、他県との差別化戦略を図る一方で、欧米諸国には、九州全体をPRしていく観点から、九州各県と共同で海外事務所の設置に取り組むなど、九州地方知事会で積極的に提言されては如何でしょうか。また、日本貿易振興機構(ジェトロ)や財団法人自治体国際化協会(クレア)との連携も必要不可欠だと思いました。九州各県と協調しながら、欧米諸国への展開をこういった出先機関と連携を取りながら進めていくのも一つの方法だと思います。或いは、観光・企業誘致に特化した現地業務委託への切り替えも考えらえますが、本県の海外事務所のあり方について、知事の見解をお聞かせ下さい。

実際にフランクフルト事務所を訪問し、率直に感じたことや時代の流れ・議会での他議員の考え等も聞いた上で質問させてもらった。やはり議会での質問、それに知事の答弁は本当に重たいと思った。新聞記事だけを見ると”欧州のウェート低下”だけが大きく見出しになっているけど、今後は九州各県や国の出先機関と連携を取りながら欧州への展開を図ろうとするもので、地方分権を睨んだ選択と集中の海外戦略ということを県民の皆さんに理解して頂きたいと思う。

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また、もう一つの記事が掲載されていた。ブラジル県人会との交流促進であり、ブラジル県人会県費留学生OB会の福永ミルトン会長の知事表敬。これも以下のように質問している。

世界最大の日系人社会を有するブラジルとの経済交流に向けた取り組みについてお伺い致します。(中略)経済交流のネックとなっている距離と12時間という時差を利用して、コールセンターの活用が適しているんじゃないかと思いました。日本国内では、なかなか人が集まらない夜間のコール業務をブラジルで行なう。もちろん、日本国内のコール業務だけじゃなく、世界中の日本語によるコール業務を、日本とブラジル両国で、24時間ノンストップで提供できれば、縮小していく日本市場に新たなサービスや価値という需要を創出することができ、併せて、少子化によって若者が減少するわが国の救世主になり得ます。(中略)

今回の訪問で、資源大国ブラジルは、わが国、そして日本企業にとって非常にポテンシャルが高い、経済交流が大きく見込める国であり、大きなビジネスチャンスが潜んでいることがわかりました。行政だけじゃなく民間の海外経済視察団を派遣するなど、是非ブラジルの魅力を発信し、多くの企業にビジネス展開して頂くことが重要だと感じます。特に若い世代の経営者には、ワールド・ワイドに事業を展開して頂きたいものです。

そこで知事にお尋ね致します。少子高齢化で人口が減少する将来の日本が、持続可能な成長戦略を遂げるためには、世界の優秀な若者を取り込んでいくことが重要な要素となってきます。私は、10年・20年後の日本の将来にとって、ブラジル日系人社会が大きなバックボーンとなり、日本の成長に欠かせない大きな可能性を秘めていると思いました。

この記事に掲載されているけど、福永会長も「産業技術や経済的な分野を中心に、何ができるかを検討している。」と言われている。若いIT業界の使節団を派遣する等、実際にブラジルに行ってみて、その目で確かめ人脈を築けば、人口減少でマーケットが縮小していく日本再生の可能性を大いに見い出せてくると僕は思う。

2012.11.6



福岡県議会6月定例会〜代表質問

平成24年6月18日(月)、福岡県議会6月定例会の代表質問(緑友会福岡県議団)。演説の最初に、高村孝太郎の道程、「僕の前に道がない、僕の後ろに道ができる」から切り出した。今回の代表質問のテーマは、すべてここに集約される。そして、質問・再質問の最後の言葉「資源の少ない日本で人を育てずして何を育てるのか」で、一番言いたいことを結論づけるように原稿を書いている。一言で、簡潔・明瞭にまとめる言葉というのは、簡単なようでいて、なかなか難しい。代表質問のPDFはこちら 2012.6.18



代表質問〜主な項目(記事にもなってしまい・・・)

6月15日、本日より県議会6月定例会代表質問が始まる。緑友会福岡県議団の代表質問として機会を与えて頂き、6月18日(月)13時30分)から予定。主な項目と骨子は、以下の通り。その項目の一つに、「香春岳に生息するニホンザルに関して」質問するようにしている。今日の読売新聞の朝刊に、香春町で岡崎議員からの一般質問に対して、加治町長が報道機関に応えたものが掲載されていた。ブログに書いている「帰国後は精力的に」に対して、香春町もその方向で取り組んでいってもらえるので、本当にありがたいことだと思う。来月4日・5日にベトナム政府関係者や国会議員が来日するにあわせて、NPOの皆さんと一緒に、このニホンザルに関して、東京で会談してくるようにしている。一つひとつ丁寧に、それでいてスピード感を持って取り組んでいきたい。是非、県議会代表質問にもご注目頂ければと思います。

1.知事の政治姿勢について
  1年目の総括として、成果と課題を中心に(九州広域行政機構やTPP問題について他)
2.防災対策について2.防災対策について
  県防災・行政情報通信ネットワークシステムについて
3.農政問題について
  香春岳周辺に生息するニホンザルに関して他
4.商工問題について
  国際規格となったRubyの本県の支援策について
5.地域の観光戦略について
  田川地域振興のための環境戦略について他
6.雇用問題について
  子育て応援宣言企業について他
7.少子化対策について
  新たな出会い応援事業について他
8.教育問題について
  中高一貫校設置について
その他県政一般について

2012.6.15



サイバー空間における情報セキュリティー対策について

3月6日13時20分、一般質問を行なった。facebookやtwitter等でご案内し、多くのIT関係者が議会棟に傍聴して頂き、本当に有難く嬉しかった。皆さんの後ろ盾があればこそ、質問ができるし、これからも現場の生の声を伝えていき、自分なりに訴え、施策に反映できるようにしていきたい。全文はいつものようにPDFでアップ→サイバー空間における情報セキュリティー対策について 骨子は下記のように質問した。詳細は知事・教育長・警察本部長の答弁を活字に起こしてアップする。

平成24年2月定例会一般質問〜サイバー空間における情報セキュリティー対策について〜

二十八番 神崎 聡 サイバー空間における情報セキュリティ対策について
・情報セキュリティ対策に対して現状と取り組み
・地域医療ネットワークセキュリティに対しての基本的考え
・TPPによって危惧される医療情報について
・警察本部におけるサイバーテロ対策について
・学校現場におけるセキュリティリテラシーについて
・情報セキュリティの官民連携と情報産業(IT産業)の推進
知事・総務部長・商工部長・企画地域振興部長・保健医療介護部長・警察本部長・教育長

<背景>急速なIT化の進展に伴い、情報の危機管理が求められている時代。最近、国の中枢機関や企業をはじめとしたサイバー攻撃により、情報の流出、ウィルスの感染等、新たなサイバー攻撃の続発は、国の安全保障に影響を及ぼしかねない問題として顕在化し、サイバー空間の脅威に対する対処能力が喫緊の課題である。特に、様々な情報が集まっている行政関連機関は、利便性が要求されるから、情報管理には細心の注意を払う責務がある。サイバー空間の脅威に対して、本県における情報セキュリティ対策について問う。

<知事への質問>本県において、昨年11月9日午後に、職員採用試験などの申し込み手続きができる電子申請システムが一時利用できなくなったという事態になった。民間企業でも、福岡市の化粧品製造販売の通販サイトがサイバー攻撃を受け、顧客1493人分の氏名やクレジットカード番号等、個人情報が外部に流出し、カード情報の不正使用も確認されている。現在、本県では県が保有する情報資産を様々な脅威から保護するため、平成14年3月25日に、必要な対策について、組織的かつ継続的に取り組むための基本的な考え方として、福岡県情報セキュリティ基本方針を定めている。
�,海隆靄槓�針に基づいた物理的対策や技術対策、あるいは職員への研修など人的対策に、現在どのように取り組んでいるのか。実施状況について問う。標的型攻撃メール等の対応では、インターネットから内部ネットワークに接続する入り口の部分で、全ての電子メールについてセキュリティ・チェックを行っていると思うが、サイバー攻撃は、市販されているウィルス対策ソフトでは検知できない未知のウィルスを使って、パソコンやサーバーを乗っ取り、機密情報等を外部に送り出しているから、これまでの外部から攻撃をガードする
��入口を中心としたセキュリティ対策と同時に、今後は外部への通信を監視し、情報漏えいを防御する出口対策、また、監視ログを取ったり、どういうルートで誰が持ち出したのか、追跡調査が必要になってくる。現在どのような対策を取っているのか問う。また今後、どのような対策が必要だと認識しているのか問う。
�3匿Π�のパソコンにおいてもウィルス対策ソフトでチェックするなど、重層的なセキュリティ対策に万全を期していると思うが、職員を対象とした情報セキュリティ研修においても、標的型攻撃メール等への対応の徹底を図っているか。職員全員を対象とした抜き打ち調査等を実施する事も必要かと思う。どのような研修になっているのか併せて伺う。また、今後の強化策があればお聞きしたい。基本方針の対策の実効性をしっかり確保するためには、セキュリティ監査が必要不可欠になってくる。監査体制はどのようになっているのか問う。
�ぅ汽ぅ弌執況發牢�存の対策をすべて超えて行われており、末端のウィルス対策ソフトでは防御が不十分で、ネットワーク全体での対策が急務である。外部アドバイザーや有識者も今後はネットワーク全体を含めたサイバーセキュリティという観点から求められてくると思うが、具体的な対策はお持ちか問う。
要望:本県経済の成長戦略を考えた時、情報産業・先端産業の育成・推進が欠かせないと思う。産学官連携や人材育成等により、ITのクラスター化を図り、差別化された立県を目指さなけばならないと思う。電子県庁・電子自治体等の情報政策を推進する組織はあるが、IT・情報産業をもっと強力に推進して頂きたい。情報セキュリティ技術者に力を注いで頂きたい。
要望:アメリカ政府では違法なサイバー攻撃に関わっていないホワイトハット(ハッカー)の力を積極的に取り入れ、米国企業も採用している。デフコンと言われる世界最大のハッカーの祭典が毎年ラスベガスで開催されているが、日本でも九州工業大学情報工学部(飯塚市)で2月18日・19日に国内で初めて不正アクセスを防ぐ知識や技術を競う大会が開催された。今後、日本の国内で2年以内に全国大会を開催される予定で、是非、福岡県・飯塚の地で開催され、本県としても、情報セキュリティ技術者の育成に力を注いで頂くことを要望する。

医療関連機関の情報セキュリティについて、医療機関は、患者さんの情報など多くの機密情報を持っていて、日々、情報漏えいの危機にさらされている。医療機関の多くはオフラインで運用されているため、一般的に直接的なサイバー攻撃を受けにくいと思われているが、実は人を介して、USBメモリー等からの感染で情報流出するケースがあり、情報漏えい防止に向けた教育・研修が重要。今後、医療を取り巻く環境は、病々診連携、医療・福祉・介護の地域における連携がネットワークにより推進・拡大してくる。ネットワークシステムとしては、効率性・利便性・運用面からもクラウド化への流れが医療・福祉・介護全般に普及していくことが予想される。従って、これまで以上の個人情報・医療情報等を安全性の高い情報セキュリティとして担保していかなくてはならない。
�,海里茲Δ憤緡邸κ〇磧Σ雜酳�野全般にわたって、どのように情報セキュリティを担保し連携していくのか、システム間の連携、ネットワーク構築の基本的考え方を問う。医療関連機関への周知についても問う。医療関連機関における環太平洋経済連携協定(TPP)問題とサイバー攻撃によって危惧される個人情報・医療情報の開示について、米通商代表部がTPPへの参加交渉や事前協議で、保険適用の診療と適用外の自由診療を併用する混合診療の全面解禁を対象外とする方針を日本政府に非公式に伝えていたこと報道された。ただ、アメリカ側は医薬品規制の見直し、保険事業の優遇措置撤廃などは譲歩しない構えで、混合診療の全面解禁は、TPPとは別の枠組みで日本に要求する可能性もあるという事。TPP問題においては、農業分野と共に医療分野・特に混合診療については今後とも注視していかなくてはならない。米保険業界が、公的保険に参入してくると医療関連機関におけるサイバー攻撃の危険性が拡大する可能性がある。日本の医療市場に参入してきた米国企業に、個人情報のみならず医療機関の情報等の膨大なデータが集まり、ここがハッカーたちの標的にり、サイバー攻撃を受けると大変な事態になる。サイバー攻撃を受けた米国企業は、パトリオット法によりアメリカ大統領から直接開示を求められる。
要望:TPP等によって日本市場に参入してくる米国企業。そこがサイバー攻撃を受ける事によっておこる日本の個人情報や医療情報が他国から開示を求められる問題。サイバー攻撃によって危惧される個人情報・医療情報ついて国や地方で議論を深めて頂きたい。

<警察本部長への質問)国家の重要機関や施設の機能を破壊したり麻痺させたりするサイバー攻撃は、国際的にサイバーテロとも呼ばれ、新たな“戦争”の形態と位置づけられつつある。サイバーテロは容易に国境を越えて行われ、一国だけでは解決できない問題であることから、警察庁では、米国国土安全保障省が主催する国際的なサイバー攻撃対処演習である「サイバーストーム��」に参加している。また、警察庁ではサイバーテロ対策推進室を設置し、都道府県警察に対してサイバーテロ対策に関する指導・調整のほか、都道府県警察の職員に対する教育訓練を行うなど、総合的なサイバーテロ対策を推進しているという。
�)楔�ではどのような体制で、諸対策に取り組んでいるのか問う。
�▲汽ぅ弌璽謄軋从�の技術的基盤として、各管区警察局等に、サイバーフォースと呼ばれる技術部隊が設置されている。サイバーフォースは、都道府県警察に対する技術支援を実施していると聞いている。被害状況の把握、被害拡大の防止、証拠保全等の緊急対処活動等を行うにあたり、十分な技術支援が受けられているのか伺う。
��サイバーテロ対策を行うにあたっては、サイバー攻撃の手法や情報セキュリティに関する知識及び技術が必要であることから、対策に従事する職員を対象として、どのような教育訓練を実施しているのか問う。

<教育長への質問> 教育関連機関の情報漏えい対策及び情報セキュリティ教育について、昨年一年間、報道されただけで9件の個人情報漏えいがあった。紛失・置き忘れ3件、盗難4件、誤操作・誤送信1件、そして今年1月には不正アクセス・サイバー攻撃によって個人情報が流出している。情報セキュリティへのニーズが高まってくると、国民のセキュリティリテラシーの向上施策を講じなければならない。義務教育の段階からセキュリティリテラシーに関する内容を学習カリキュラムに組み込み、子供たちがネット社会の一員となるための基礎的素養としてセキュリティ意識を身につけられるよう、検討を進めなければならないと思う。
�,修里燭瓩砲蓮�教員に対して、セキュリティ意識を身につける研修が必要だと思う。どのように進められているのか問う。県立学校ではどのような情報漏えい対策をおこなっているのか問う。
��県立学校ではどのような情報漏えい対策をおこなっているのか問う。
�3惺讃霾鵐札�ュリティポリシーの策定・改善・周知はどのようになっているのか問う。
�ぞ霾麩咳婿�故等発生時の対応としての対応マニュアル等はどのようになっているのか。現場に対しては、過去の情報漏えい事故等を受けて、どのような改善を図ってきたのか、情報漏えい事故に対する対応と改善について問う。
要望:実施状況を評価し,具体的改善策を提案する内部監査・外部監査の実施も必要なのではないかと思うので指摘する。今後はクラウドコンピューティング技術の活用によって、情報セキュリティを担保し、加えて、教員が子供たちと向き合う時間を増加させ、先生方の校務の負担軽減を図り、教育の質の向上と学校経営の改善に資するためにもクラウドの活用が必要になってくると思う。クラウドはIT資源を共有し、ネットワークを介してIT資源を利用します。教育現場においてクラウドを利用することによるメリットは、個人情報を私物PCやUSB等に保存して持ち出すことに起因する情報漏えい等を、ユーザローカル環境にデータを保存、複写できないようにする仕組みを利用可能とすることで防止ができる。
�κ_�県共通基盤の整備や福岡県の自治体クラウド化を推進する一環として、県立学校もこのクラウド化を進めなければならないと思うが如何か。
要望:教育の情報化を加速度的に推進し、生きる力を持ったたくましい子供の育成と、子供たちの真の学力向上を目指し、併せて情報セキュリティを担保できるシステムを構築を要望する。

2012/03/06 19:24



12月定例会一般質問(水政策について)答弁テープ起こし

12月定例会一般質問「水政策について」が福岡県議会録画中継にアップされている。詳しくはそちらで。

(質問) 本県における水道の目指す姿や実現方法について

(知事答弁) 水につきまして、若い苗木を育てることを含めまして、その役割について、いろいろご指摘を頂きました。水道は、県民生活におきまして、最も重要なライフラインの一つだというふうに認識しております。
県と致しましては、まず普及率の向上を図る。それを図りながら、県民に安全な水を安定的に供給できるよう、水道に関わります市町村、それから水道企業団と一体になりまして、水道の広域化を推進するとともに、災害や渇水に強い水道づくりに努めてまいります。

(質問) 福岡県水道整備基本構想の改定と今後の田川地域広域的水道整備計画について
〇策定から20年経過しているが、改定の予定はないのか。
〇今後どのように水道の計画的整備を促進していくのか。

(県土整備部長答弁) まず、福岡県水道整備基本構想と田川地域広域的水道整備計画についてでございます。水道整備基本構想は、県内での広域圏の区分や需要に見合った水源の確保、重要予測などの将来見通しを示したものでございます。
現在、国の要請に基づき県内市町村が地域水道ビジョンを策定するにあたり、水需要の将来見通しについて見直しを行なっている状況であります。この結果を踏まえ県の基本構想の改定について検討して参ります。
また、田川地域広域的水道計画は、水道法により関係市町村長の要請に基づき県が策定しているものでございます。同計画に基づく水道施設整備は着実に進んでおり、現段階で関係市町村から改定についての相談や要請はなされていないのが状況でございます。

(県土整備部長再答弁) 田川地域の広域的水道整備計画でございます。議員ご指摘のとおり、法律上要請を受けて策定する或いは改定することになっています。先程申し上げましたように、現時点では要請はきていませんが、整備計画に規定されました事業につきましては、残事業も含め、国とも協議の上、事業を実施する予定でございます。地域水道ビジョンの策定に伴う将来需要の見通し等に伴いまして、需給計画に変更が生じ、必要が生じた時点で、当然、要請を受けて改訂になると考えています。県としましては、地域水道ビジョンの策定状況等については、施設管理の立入検査時に策定状況の聞き取りを各市町村に対し、現在行なっていますが、それとともに今後とも市町村が参加する研修会を活用して、指導・啓発を行なって参りたいと考えています。

(質問) 田川地域の水道料金について
〇地域の水道料金が高い原因はなぜか。

(県土整備部長答弁) 田川地域の水道料金についてでございます。水道料金につきましては、施設建設に伴う費用、人件費、浄水に必要な経費、施設の維持管理費等を基に水道事業者において設定されております。従いまして、事業者ごとの施設設備の規模や時期、水源の種類の相違などより、事業者間の料金に違いが生じているところでございます。田川地域につきましては、施設の老朽化の進行や小規模施設が散在していることも給水コストに影響していると聞いております。

(県土整備部長再答弁) 田川地域の水道料金の件でございます。現時点での整備計画に定められている水源の関係では、伊良原ダム関連事業が残っています。伊良原ダムの計画的整備に努める中で、水源の広域化等にも努め、安定した水道の供給から高料金への効果も期待できるのではないかと考えています。

(質問) 伊良原ダムの事業費見込みと地元関係団体との協議について
〇平成29年度までの事業費見込み。
〇今後協議が必要な地元関係団体とその対策について。
〇平成29年度完成に向け、ダム本体着工時期について。

(県土整備部長答弁) 伊良原ダム建設事業は、総額約680億円を予定しており、現在設計業務付替道路等の工事を計画的に実施中でございます。地元関係団体との協議でございますが、伊良原ダム建設に当たり、件は事業に伴う損失を補償するため、また、共同事業者であります田川地区及び京築地区の両水道企業団は水利権を取得するため、各々関係河川使用者との協議が必要であります。そのため県は、共同事業者と共に「伊良原ダム水利権調整会議」を設置し、協力して関係河川使用者との協議を行なっております。
これまで伊良原ダムでは、調査及び設計業務、用地取得、付替道路工事などを進めて参りました。現在は、仮排水トンネル設計業務やダム本体着工時に必要な付替道路の工事などを行なっております。今後、設計業務や付替道路工事などの進捗状況を踏まえながら、本体発注時期を検討していきたいと考えております。

(県土整備部長再答弁) 海面漁業補償のお話がございました。海面漁業者の対応につきましては、「伊良原ダム水利権調整会議」の中で検討していく必要があると考えておりまして、今後関係者と協議を進めて参りたいというふうに考えております。それから現在協議が行なっております内水面の漁業者と河川使用者との協議につきましては、現在はまだ協議中でございますけれども、一部団体とは調整が終わっており、また残る団体との協議を鋭意進めている状況でございます。

(質問) アジア環境ビジネスの展開
〇国際環境協力の状況について。
〇現地調査を行なった結果、どういうニーズがあったのか。

(知事答弁) アジアとの環境協力についてのお尋ねがありました。アジア諸地域の環境改善を図っていくために、環境政策を担う中核の行政官を本県に招きまして、我が県が持っております環境技術、ノウハウを活用して廃棄物処理や水質汚濁の改善等に関する人材育成研修を行なっております。友好提携先のうち、ハノイ市や江蘇省とは調査団の派遣、環境改善提案・協議を行ない、環境協力協定を締結したところでございます。本県では、これらの協定に基づきまして、ハノイ市におきましては、住民の環境意識の醸成を担う指導者を育成するために、先方の行政官や教職員の方々を対象としました環境教育の研修に取り組んでいるところでございます。また、廃棄物処分場の技術導入に関しましても、現地調査を行なうなど、検討を進めております。江蘇省との間では、下水汚泥処理などに係ります技術協力を行なうことを合意しておりまして、現在、現地における調査や江蘇省の企業による本県内施設の視察、意見交換を行なっています。また、タイのバンコク都とも環境協力協定を締結すべく、現在協議を行なっているところでございます。こうした取り組みをさらに進めまして、アジア諸地域の環境改善に本県として貢献してまいりたいと考えております。
アジア環境ビジネスに関します、現地調査についてのお尋ねがありました。本県では、県内環境関連企業のアジアへのビジネス展開を図るために、64社、団体からなります「福岡アジア環境協力産業協会」を設立致しております。これを主体にいたしまして、ハノイ市、それから江蘇省に現地のニーズを把握し、ビジネスの可能性を探るための、調査団を派遣しました。その結果、それぞれのニーズにつきましては、ハノイ市では、生活排水、工業排水の垂れ流しによります、湖沼や河川の水質汚濁が非常に深刻になっております。排水処理技術や浄化システムの整備が求められております。今後、こうした現地のニーズを踏まえまして、協議会会員企業との協議を進めながら、具体的なプロジェクトの中身を進め、現地への提案を行なって、本県企業が向こうの環境改善に貢献していく、それとともにこちらの企業にとりましてはビジネスチャンスを増やしていく、それを努めていきたいと考えております。

(再質問) ダム完成に向けた知事の決意について(水利権の取得や関係自治体・漁業組合の同意がなければ本体着工ができないのが原則であり、その認識はお持ちか。完成に向けて危機感を持って取り組まなければならない状況であり、どのように認識しているのか。)

(知事再答弁) 伊良原ダム完成に向けて私の思いと言いますか決意ということでお尋ねがあったと思います。伊良原ダムは、治水・利水の両面から非常に必要性が高く、京築、田川両地域の皆様の安全で安心な暮らしを確保するために重要なダムであると考え、事業を進めて参りました。今年の5月でございますが、これも全国に先駆けてでございますけれども、国土交通大臣による補助金交付に係る対応方針の継続決定がなされた訳でございます。事業の新たな段階に進むことが出来た訳でございます。平成29年度の完成に向けまして議員の方からもいろいろご指摘のありました関係者との協議あるいは諸手続き、それも念頭におきまして計画的な事業推進に努めて参ります。

2011.11.17



本会議場での決算特別委員会の報告

福岡県議会本会議代表質問が始まった。今日は、自民党・民主党で、明日が公明党そして緑友会となっている。そして、12月9日午前中(12時前ぐらいかな?)2番目で一般質問を行なう。テーマは、水政策について(水道事業・伊良原ダム・アジア環境ビジネス)の質問する予定。持ち時間は、24分も頂いているので、かなり突っ込んだやり取りになるのか、どうなのか。質問項目の骨子は執行部に渡しているけど、具体的にどこまで答えられるのか、内容はどうなのか、わからないから、再質問するのも結構大変。それにしても議員の皆さんはよく勉強していて、感心しながらいつも聞いている。本当に質問するというのは、かなりの調査力と自分なりの意見をもっておかないと質問できない。基本的には、現場の声、住民のニーズ、課題は何なのか、という視点で質問するように心がけている。

それと、12月1日の開会で決算特別委員会の報告が田中秀子決算特別委員長からされた。その中に、僕が質問した教員採用試験と業績評価についての報告がなされている。本会議場で報告されると、えっ!と思い、何となくうれしくなった。

2011.12.7



有害鳥獣被害(サル対策)について

11月4日決算特別委員会最終日、2日間開催されず、総括質疑と知事保留の質疑が行なわれた。緑友会福岡県議団は、林裕二委員が「鳥獣被害について」の質問。僕は関連質問をするようにしていた。決算委員会は一問一答形式で、質疑応答時間は20分。結局、林裕二委員の質疑応答に21分かかったため、持ち時間が無くなっていた。委員長の計らいで、関連質問をさせてもらったけど、これからは関連質問はしない方が良いと思った。やはり時間が不確定だし、質問者のテーマの中身までわからないから、焦点がぼけてしまう。猿対策だけでも、十分論議できたから、別途自分の時間ですればよかったと反省。「反省だけなら猿でもできる」と後援会の方から叱られそう。5分間の質問だったけど、地元香春町の人たちから、かなりの時間割いて頂いていた。先日は、福智町の方からも上野峡まで連れて行ってもらい、集団の猿軍団の実態も見て来ていたから、本当に申し訳なかった。ただ、解決策がまだ見つかっていないし、猪・シカ同様の問題を提起できればと思っていたから、取りあえず、良かったかな?次は、現実的な解決策を持って、挑んでみようと思う。

委員会が終わってから、自然環境課長と打ち合わせをし、僕が質問したかったところの答えを頂いた。
� ̄遒砲茲詒鏗仮�況について
・サルの生息地として確認されているのは、香春岳周辺と脊振山地であり、被害の報告が上がっているの主な市町村は、香春町や北九州市、みやこ町、糸島市、那珂川町などである。
・平成22年度の農林産物被害額は約2千万円となっている。
��県ではこれまでどのような対策を実施してきたのか。
・県では、平成20年度に専門家によるサル対策検討委員会を設置し、広域的化するサル被害対策のあり方について検討を行ない、平成21年2月に「福岡県ニホンザル対策基本方針」を策定。
・この基本方針において県は、市町村が策定する実行計画に基づき捕獲活動への支援を行なうこととしており、現在、捕獲後の薬殺に要する経費の助成を行なっている。
��サルの薬殺にどの程度の費用がかかるのか。
・サルの薬殺に係る経費については、薬剤費用と焼却処分費用としておおむね3万円の費用がかかるものと見込み、その2分の1の1万5千円を上限として、県の補助金を交付している。
(注)香春町はサルの処分を外部委託しており、1頭に付き8万6千円の費用がかかっている。

猪やシカは、実は行動範囲がそれほどでもないけど、サルは広範囲に移動する。市町村広域圏にまたがるサルこそ、県が率先して取り組むべき問題だと思う。「お前のところのサルやろうが!」と苦情も寄せられているとか、でもサルに市町村の境界はないし、住民登録もしていない。県もきちんとサル対策に対しての問題の大きさを認識されている。ただ、なかなか妙案が浮かんでこない。猿公園を造るとか、国内どこかの動物園に譲渡するとか、海外との友好関係の中で提供するとか、現実論じゃないから、やはり今のところ、より多くの予算確保をしてもらうしかない。ただ、大量捕獲しないとこの問題は解決せず、同時に大量捕獲後にどうするかを決めた上じゃないと大量捕獲もできない。

学びて思わざれば即ちくらし、思いて学ばざれば即ち殆し。→ ”学びて思わザルは即ちくらし、思いて学ばザルは即ち殆し。”

2011/11/04 23:59



教員採用試験と業績評価について

10月31日、決算特別委員会教育庁への質問(教員採用試験と業績評価について)。質問骨子と音声をアップ。

将来を担う子供たちの学力向上への取り組みは、福岡県そして我が国にとりまして最大のテーマであり、重要な政策課題であります。知・徳・体のバランスの取れた教育を進め、基礎的・基本的な学力を基に、主体的に生きる力を養成するとともに、それぞれの個性や能力を活かして、地域社会に貢献できる人財の育成を目指さなければなりません。ベテラン教員の大量退職期を迎えて、教員の養成、採用、研修の一体化が求められてきます。

・そこでまず教員採用試験について問う。昨年度の小・中学校教員採用試験の合格率、及び採用された教師の中で、講師で働いていた先生の人数と割合はどのくらいか。

・学校現場では、教員の職務遂行状況、これを公正かつ客観的に、評価者である学校長が評価することになっているが、講師経験をされた採用者は、講師時代の業績評価が反映されているか。

・反映されていないという事で、何の為に評価しているのか。

・講師を経験した採用にあたっては学校現場の評価が、極めて重要になるんじゃないか。講師時代の過去の業績評価を採用時に反映させることが大切だと思うが如何か。

・指導主事や管理職そして採用担当者や採用に関係した職員の退職後の民間への再就職先の実態はどうなっているか。予備校・専門学校等の民間への再就職についた退職教員を把握しているか。

・予備校・専門学校の資料の講座案内に、卒業生や現場の校長先生などの紹介の場合は、入学金を1万円割引する。と書かれている。民間会社なのに本当に学校長が紹介しているのか。とても不適切だと思う。どのように思われるか。

・専門学校や予備校に再就職した教員と県教委或いは現職管理職との接触はないか。

・予備校や専門学校が、教育機関や現職関係者との密接な関係のような、誤解を受ける文言や宣伝は、県としても指導する必要があるように思うが、如何か。

・採用試験内容や評価点の透明性・公平性を強調しているが、透明性とは、ガラス張りにするで、ガラス張りにすればするほど、必ず傾向と対策がとられ、このような、徹底した傾向と対策を分析している予備校・専門学校が有利になることは明らか。現役大学生や学校現場で一生懸命に頑張っている常勤講師に非常に不利な条件になっている。これで本当に公平性が担保されるのか。

・採用には、ユニークな先生、熱血漢あふれるバンカラ先生、名物先生がだんだんいなくなってくるんじゃないのか。こんな人間的魅力ある先生が、子供たちには必要。今のようなガラス張りで、個性豊かな魅力ある先生を採用できるのか問う。

・本当に子供たちの事を考えると、採用試験制度そのものを見直す時期に来ていると思う。採用条件に、民間企業と同様に、将来の可能性を秘めている現役学生の新規採用と、即戦力となる中途採用に分けた制度に改める等の研究が必要。1年間は必ず講師を経験させる。そして、学校現場での業績評価をきちんと反映させる。学校推薦やAOとして枠を設ける。県教委・採用担当者自ら学校現場に出向き、スカウトする。大胆な採用試験改革をしないと、未来を担う子供たちの将来はない。大分県教員採用汚職事件で、なおさら、このようにガラス張りになってきたと聞いた。県教委の採用における崇高な理念と強い信念があれば、どんな圧力や口利きがあっても、はねつけられると思う。素晴らしい教員の発掘に、スクラップ&ビルド、一度ゼロベースで制度を考えて頂きたい。教育は国家百年の大計。活発な議論と十分な研究のもと、子供たちに対しての深い愛情や人間的魅力、強い使命感を持つ優秀な教員を採用できるように、最後に教育長の決意を問う。

子供たちが、何事にも興味・関心を持ち、一人ひとりの個性を引き出し、それを伸ばすためには、多種多彩な教育者が必要だと思います。どうすれば、いろんなタイプの教師を現場に送り出すことができるのか、県教委の使命と役割は本当に大きいと思います。

2011/10/31 22:35


県営住宅における浄化槽処理料の未払い問題について

10月28日(金)決算特別委員会で、2回目の質問をする。所管は建築都市部、「県営住宅における浄化槽処理料の未払い問題について」。これもまた答弁は後ほどアップするということで、ここでは質問の骨子と録音テープをアップする。

県営住宅における浄化槽の未払い問題について質問致します。現在、県営住宅は、県下221団地あると聞いています。県営住宅の建て替えに伴い、し尿処理(いわゆる汲み取り)から浄化槽に切り替えられております。実は、この県営住宅に伴う浄化槽の設置によりまして、入居者負担分となっております浄化槽使用料の未納金が、浄化処理業者の経営を圧迫しているという訴えがあります

・地区別の浄化槽設置状況と浄化槽の管理運営費の負担者及び一戸当たりの費用について、説明を頂きたい。

・浄化槽の管理運営・保守点検・清掃は、一体のものだと思う。基本的に設置者が一括で管理・負担すべきものだと思うが、どうして、県負担と入居者負担に分かれているのか。

・一般的に民間のアパート・マンションでは、その持ち主のオーナーか管理会社が浄化槽処理業者と一括契約している。保守点検・清掃・法定検査は、水環境を守るトライアングルとして一体化されたものであり、料金は切り離せないと思う。どうして民間でやっていることが、行政じゃできないのか問う。

・他の行政機関を調査すると田川市では、田川市汚水処理施設条例の中で、使用料の徴収方法を制定されている。田川市内の県営住宅は、県が田川市に委託し、田川市ではこの条例に基づいて、市営住宅と同様に、県営住宅も同じように徴収している。同じ行政で同じ県営住宅の浄化槽なのに、田川市はできて、県はできないという事に納得できない。再答弁を願う。・一戸あたり2,000円から2,500円入居者負担は、誰が徴収しているか。

・この浄化槽処理料の入居者負担分で、浄化槽処理業者が困っている実態を把握しているか。

・これまでの対応内容と、今後の対応を問う。

この未納問題は、浄化槽に切り替えられた時点から発生している。し尿処理手数料(汲み取り手数料)の基本的な考え方は、使用料を3カ月分(口座振替の場合は4カ月分)以上を滞納した場合、汲み取りを中止し、中止書を手渡すか、または投函することとしている。下水道が整備されている地域では、下水道・汚水処理施設は、上下水道料金として、行政が一括徴収している。従って、業者のへの未納問題は発生しない。合併浄化槽は、入居者全員が共有しているから、し尿処理と違って、中止する手段がない。時代の要請の中で、浄化槽処理が一般的に普及してきた県営住宅において、制度や徴収の仕組みを変えないで、昔の汲み取り式のままの制度を適用してきたんじゃないか。県からの委託業務にも関わらず、経営を圧迫しているんであれば、現在の徴収システムを変える必要があると思う。県或いは指定管理者との委託契約できるように制度を変える。県・処理業者・入居者との三者契約による代理回収を県或いは指定管理業者が行なう等、中小零細企業の現場の声を反映するように要望する。

2011/10/28 21:00



2011年9月定例会一般質問

9月30日12時20分、9月定例会での一般質問。
�ー匆駟歉磴叛任琉貘硫�革について
��県税収入と滞納整理について、
PFDファイルはこちらです。

2011.9.30



2011年6月定例会一般質問

平成23年7月1日14時、初めての議会での一般質問です。
�‥沈鄰楼茲両�来ビジョンについて
��ICT戦略と自然エネルギー政策(電力政策)について、
PDFファイルはこちらから
です。

2011.7.1



一般質問での反省点

9月定例会一般質問も終わった。�ー匆駟歉磴叛任琉貘硫�革について ��県税収入と滞納整理について 少し内容が重たく・固いようなイメージがするけど、自分なりには、わかりやすい原稿を作って壇上に臨んだ。なぜ、このテーマにしたのかは、私たちの将来にとって直接関わってくる大切な問題であり、必ず避けて通れないから。そして県税収入は、新規事業に取り組むのも、あらゆる要望に応えるためにも、ここが一番大事なところであり、公平・公正な社会を実現するための基盤となるから。企業でも行政でも、利益をどう生み出すか、財源を如何に確保するのか、一番力をいれなければならないところは、これなんだと思う。

座席から手を挙げる前がやはり緊張してしまう。それとまた時間をオーバーしてしまい、再質問の途中で、会派の林裕二先生から「もう、よかろう」と声がかかった。”やじ”かなぁと思い、一瞬ビックリしてしまったけど、直ぐにタイムオーバーなんだと気づく。後で会派事務所で時間を聞いたら、20秒超過していたとの事。正直、1分1秒の時間の大切さを、生まれて初めて学んでいるように思う。最後は駆け足になってしまい、再質問も2つ飛ばした。議員の皆さんから、壇上に残り時間の時計があるとの事で、全然気がつかなかったし、知らなかった。もう同じ失敗は繰り返さないようにしよう。小会派の辛さやなぁと身にしみる。他会派は、時間に余裕があるようで、何度も再質問で登壇しているし・・・愚痴とかじゃなく、数は力だと率直に感じる。でも、良いところは毎回質問に立てること。後は、自分で政策立案力を磨き、質問力アップに努力すること。そのためには、住民の皆さんの意見をしっかり聞き、企業・団体の課題や要望に積極的に取り組み、そして健康に気をつけよう。それもこれも、家族の支えがあればこそ!

2011/10/01 23:06



9月定例会一般質問は、9月30日(金)午前中の3番目。

9月27日(火)、本日より福岡県議会9月定例会は代表質問が始まりました。それで、僕の一般質問は9月30日(金)午前の3番目となり、福岡県議会議会中継がありますので、それで生中継で見ることができます。今回の質問は、
�ー匆駟歉磴叛任琉貘硫�革について
��県税収入と滞納整理について
質問します。

�,砲弔い討蓮∋笋燭舛凌閥瓩別簑蠅任�つ大変大きなテーマなのに、地方での意見交換や議論がなされていません。地方で大いに議論し、それを吸い上げるという検討体制が必要だと思っています。また、県と市町村の場も必要じゃないかと思います。そこを聞きたいとと思います。また、僕はこれ以上の財政悪化は許されないじゃないかと思っています。これ以上の財源なき給付の拡大は、さらなる財政悪化になります。知事の見解を伺いたいと思います。それと、社会保障・税に関わる番号制度に関しての質問もします。番号制度導入には、制度上の保護措置、システム上の安全措置を講じなければならないと思います。また、市町村とタイアップしながら県民の納得と理解を得なければならないと思います。知事の共通番号制度の導入に関しの所見を問いたいと思います。

�△砲弔い討蓮�当初予算で織り込んでいる県税の未済額と不納欠損金処理を総務部長に質問します。自動車税ではコールセンター委託による収納の効果が出ているんですが、小規模自治体単独での外部委託は難しく、県の成功事例を横展開する研究や検討されてはどうかと思います。また、未然に防ぐ対策や制度についての研究はされているのかも尋ねようと思います。滞納整理の強化策としての取り組みと成果についての質問もします。23年度予算では29億円の県税収入の確保を計上しているんですが、実際どのくらいのコストがかかっているのかを質問した上で、回答によっては、再質問か要望をしたいと思います。

2011/09/27 22:00



6月一般質問の原稿UPと9月質問&決算特別委員会

6月定例会一般質問の原稿をアップしておこう。9月20日からは9月定例会が始まるので、一般質問のテーマだけでも早めに決めておこうと思う。1つ質問するだけでも、その背景や経緯等すべてを調べなければならないし、何のためにその質問を投げかけ、何を得ようとするのか、しっかり論理を組み立て、自分なりの筋を通さなければならないから、それなりの時間も労力もかかる。今度はm本会議後の決算特別委員会で質問もするそうなので、こちらもしっかり勉強しなければと思っている。今回も”着眼大局 着手小局”で挑もうと思っている。基本はすべて、県民の目線と地域振興・活性化。あらゆる分野・様々な政策について、よりよい社会を創るために頑張りたいと思う。

2011.08.17



6月定例会本会議一般質問

7月1日14時、初めての一般質問に挑戦した。質問席に待機していて、議長の質問を許可しますとの発言で手を挙げた。「神崎聡君」・・・街頭や辻立ちで、演説は慣れているつもりなのに、ちょっとドキドキしながら自分でつくった原稿を持って壇上に歩く。まったく素人で、ぎこちない挨拶だったと思う。質問もどこを見ながら話したらいいのか?正面の議員の皆さんなのか?知事の執行部の方も見ながらなのか?慣れていないから、難しいなぁ〜。16分の持ち時間で、だいたい14分30秒ぐらいの予定だったけど、結局16分2秒かかってしまった。質問席に戻り、こりゃいかんと思い、補助役でお願いしていた吉武邦彦県議と江口善明県議にお願いして、両県議から1分づつ頂き、再質問を要望に切り替えて、再登壇させてもらった。

 田川の将来ビジョンについて

 ICT戦略と自然エネルギー政策(電力政策)について

 小川知事答弁

 再登壇

2011.7.3



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