| 令和7年12月3日、福岡県文化議員連盟の管内視察が行われました。訪問先は、田川市の「中村美術館」と東峰村の「つづみの里 陶器ギャラリー」でした。
◯中村美術館
田川の発展を支えた旧三井鉱山セメント跡地に、市民の憩いの場「池のおく園」として整備された経緯も中村一義社長より説明があり、この地が持つ歴史的な重みを感じました。
美術館には、日本を代表する作家の作品が多数あり、地域に質の高い芸術に触れる機会を提供されています。また、美しい庭園は市民の皆様の癒しの場にもなっていると感じます。
今後も、田川の文化・芸術の振興、そして地域の活性化に向けて、連携できることを探っていきたいと思います。





◯ つづみの里 陶器ギャラリー
村内に点在する窯元の作品を一堂に見ることができ、地域の伝統工芸を支える重要な拠点だと改めて感じました。
小石原焼・高取焼が持つ、素朴でありながら力強い魅力は、長きにわたり受け継がれてきた技術と、作り手の情熱の結晶です。
このギャラリーが、伝統を守りつつも新たなファンを生み出し、村の活性化に貢献していくことを願っています。地域の伝統文化を未来につなぐ活動を、引き続き応援していきまます。




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2025/12/04 16:54 |
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【介護予防講演会】
講師:国立長寿医療研究センター櫻井孝研究所長

国立長寿医療研究センターが、認知症予防を目的とした新しい取組「地域版 J-MINT Brain Health プログラム」を開発し、社会実装のために、2026年4月から全国20自治体で効果検証が始まります。福岡県では添田町と行橋市が採択されました。来年からの取り組みを踏まえて、住民の皆さん、「軽度認知障害」(MCI)を知って頂こうと、12月2日午前中、添田町で櫻井先生の講演会を添田オークホールで開催しました。
7月24日に、国立長寿医療研究センターを訪問し、櫻井孝所長と意見交換を行いましたが、わざわざ遠いところ講演をして頂き、大変感謝しています。
全国で当初18カ所の選定でしたが、全国自治体から多くの応募があり、結局20か所の自治体が採択されたとの事でした。寺西明男町長には、添田町・町民のために公募に手を挙げて頂き、地元添田町で採択され本当に良かったです。
このプログラムは、運動・食事・社会活動などを組み合わせ、週1回・全24回の教室形式で実施する科学的根拠に基づいた認知症予防プログラムです。
今後、MCI=認知症予備群に対する介入として、科学的厳密性と国内事情への適合性を両立した大規模RCTを実施されてくると思います。介入の効果だけでなく、作用メカニズムを明らかにすることで、次世代のサービス開発やAI導入などにつなげています。社会実装の道筋では、単なる研究成果では終わらず、教室運営、認定制度、自治体連携、民間提供体制などを包括的に整備し、「いつでも誰でもどこでも受けられる」サービスモデルを構築する予定です。そのために、自治体協力や事業者認定を通じ、全国展開を目指すことで、高齢者が住む地域にかかわらず、エビデンスに基づいた認知症予防が可能となる展望があります。
国立長寿医療研究センターの取り組みは、軽度認知障害の進行抑制に向けたエビデンス構築から、その社会実装に至る包括的な展開を描いており、今後の日本における認知症予防政策や地域介入のモデルとなる可能性を秘めています。




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2025/12/02 17:56 |
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令和7年12月1日、12月第14回福岡県議会定例会が開会されました。予算議案3件、条例議案13件、工事請負契約の締結に関する議案16件、その他の議案5件、人事に関する議案1件となっています。
補正予算は、事業費として8月末大雨災害の復旧・復興対策のほか、県民の安全・安心の確保、地域活性化に必要な経費の措置。給与費については、人事委員会から「福岡県の職員の給与等に関する報告及び勧告」により、勧告通り給料月額及び期末勤勉手当の引上げなど、一般職の職員の給与の改定を実施し、併せて、特別職の職員及び県議会議員の期末手当についても引き上げるとしています。この結果、補正予算の額は、一般会計で140憶23百万円余、企業会計では、工業用地造成事業で10憶94百万円余をそれぞれ増額。
県民の安全・安心の確保については、医師の地域偏在の是正に向け、県内でも特に医師が少ない京築保健医療圏において、診療所を承継または開業する場合に、施設の整備や医療機器の導入、また地域への定着ができるよう、診療所運営に必要な職員給与や事務費などの支援。(1億2000万円余)また、来年1月に申込受付を開始し、6月に実技講習会を実施する予定の地域限定保育士試験について、公報や実技講習会の企画などの事前準備を行い、地域の保育人材不足の解消につなげるとしています。(280万円余)
地域活性化では、現在、北九州空港の早期・深夜便に接続し、北九州空港と福岡都市圏間を運行している「福北リムジンバス」に替えて、来年4月から「福北リムジンタクシー(仮称)」を運行することについての広報を実施し、北九州空港の利用拡大を図ります。併せて、運行開始に向け、年度内に契約を締結する必要があるため、債務負担行為を措置。このほか、企業誘致の受け皿となる「直方・鞍手工業用地」の地盤改良工事等を実施し、造成を図る補正予算を計上しています。
また、来年度から組織を再編し「人材育成・活躍推進部」や「市町村・地域振興部」など新たに4つの部を新設するための条例改正案も提出されました。



初日の今日は、福岡県議会棟ロビーにて「まごころ製品販売会」で行われました。 |
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2025/12/01 17:56 |
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中村産業グループ会長・中村義道会長のご訃報に接し、いまだに現実を受け止めきれず、胸が締めつけられる思いです。11月17日にご急逝され、11月20日に通夜祭、21日に神葬祭が厳かに執り行われました。改めて、深い哀惜の念に耐えません。
長年にわたり田川地域の政財界の中心として歩んでこられた会長の存在は、地域社会にとって計り知れない大きさでした。
私が県議として活動する中で、会長からは公私にわたり多くのご指導とご厚誼を賜りました。
厳しさの中に温かさをたたえたお言葉、迷いが生じたときに背中を押してくださった数々の助言は、今も鮮明に心に残っています。時折かけていただいた何気ない一言で、自分の進むべき道が見えたことが幾度あったか分かりません。私にとって会長は、単なる支援者ではなく、人生の節目節目で支えてくださった大きな存在でした。
また、会長は田川の歴史に深い造詣をお持ちで、その語りは常に示唆に富み、地域の根を見つめ直すきっかけをいただきました。何気ない会話の中で学んだ歴史の裏側や、地域の先人たちの想いは、私の活動の礎となっています。「地域を知り、地域を敬うことが何より大切だ」と教えてくださったその精神は、これからも私の中で生き続けます。
長く地域の発展のために力を尽くしてこられた中村義道会長の御志は、きっと私たちの社会の中に脈々と受け継がれていくことでしょう。
謹んで御霊が安らかに鎮まり、穏やかにお遷りになりますことを心よりお祈り申し上げます。
会長、長年にわたり本当にお世話になりました。いただいた教えを胸に、これからも地域の未来のために真摯に歩んでまいります。









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2025/11/30 20:54 |
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| 令和7年8月13日の毎日新聞の報道にありました、県道行橋添田線道路整備に伴う用地買収に関する件につきまして、多くの県民の皆様、関係者の皆様にご心配をおかけしております。
この問題について、8月13日夕方に県土整備部の両次長による記者会見が行われ、事実関係の説明と今後の対応方針が示されました。要約すると以下の通りです。
・記事に記載の交渉日付・提示金額・契約金額は事実であること。
・現地の状況を十分に確認しないまま提示額が2回変更されたこと、および近傍類地価格と比較して著しく高額となっていたことは、適正な対応ではなかったこと。
・交渉相手を同和対策関係者として特別視したものではないこと。
・今後は第三者の意見を踏まえ、実態に則した価格算定と改めての地権者協議を行うこと。
・再発防止策として、造成費等の特別な評価を行う際には本庁協議を必須とする仕組みに改めること。
また、9月定例県議会の自民党代表質問に対する服部誠太郎知事の答弁では、
・今回の問題は県民の信頼と現場職員の士気に重大な影響を与える問題であること。
・今後、複数鑑定による再算定と契約の見直し協議を行うこと。
・過去5年間の約1万筆の取得案件を調査した結果、63筆で特殊な算定事例が確認され、必要に応じて再算定・協議を行うこと。
・全件についてチェック体制を強化し、研修や本庁関与の強化により再発防止を徹底すること。
が示されました。
今回の問題は、県民の皆様からの信頼を揺るがす重大な事案であり、公共事業の円滑な推進において透明性と公正性の確保が何より重要です。
地元選出県議でありますので、直後の8月14日に田川県土整備事務所に対して、本事案の内容と経緯の報告を受け、その後も随時質問や報告を受けてきたところです。
県議会としても、経緯の検証と今後の対応について県当局から随時報告を受けながら、適切な対応が図られるよう働きかけてまいります。特に、
・価格算定の透明性確保
・再発防止策の実効性の検証
・地権者・地域住民への丁寧な説明
・議会としてのチェック機能の強化
について、しっかりと役割を果たさなければならないと思っています。
県民の皆様の信頼回復に向けて、責任を持って取り組んでまいりますので、引き続きのご理解とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

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2025/11/28 16:19 |
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