神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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note"福岡県議会で何が起きているのか。「問責決議案が突きつけたもの」

「問責決議案が突きつけたもの」
―― 議会は、自ら決めた倫理を自ら守れるのか ――

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本日9月25日、吉松源昭県議から林泰輔県議に対する「問責決議案」が提出されました。
林県議は、匿名のSNSアカウントを使って吉松県議らに対して攻撃的な投稿をしていたことを認め、9月24日に「ふさわしくない行動だった」と謝罪しています。
私は、今回の林県議の行為について、議員である前に、人としてしてはいけないことがあると考えています。
県民の信託を受けて議席を預かる県議会議員だからこそ、言葉や発信には責任があります。
一方で、問責決議案について議会としてどう判断するのかは、また別の問題です。
大切なのは、
「誰を問うのか」ではなく、
「何を基準に問うのか」。
そして、その基準を、会派の大小や人間関係に左右されることなく、誰に対しても適用できるのか。

現在、福岡県議会では政治倫理条例の制定に向けて、9月30日まで県民から意見を募集しています。
条例案では、議員の責務や政治倫理基準を明らかにし、違反する行為について審査し、その結果を公表する仕組みを目指しています。
だからこそ、今回の問題は一人の議員の問題だけではありません。

私たち県議会議員自身が、自ら決めようとしている倫理を、自分たち自身に適用できるのか。
そこが問われているのだと思います。

8月17日の自分自身の判断も含め、私はこれまでの議会での判断をもう一度振り返りながら、
「会派の論理」ではなく、
「県民から見てどうなのか」
という視点を大切にしていきたいと思います。

政治倫理条例は、作ることがゴールではありません。
その条例を、議会自身が守り、運用し、必要なときには自らを律することができるか。
今回の問責決議案は、福岡県議会の「自浄能力」そのものを問いかけていると私は受け止めています。

詳しくはnoteにまとめました。
第7回「問責決議案が突きつけたもの」
―― 議会は、自ら決めた倫理を自ら守れるのか ――
「問責決議案が突きつけたもの」 ←notoはこちらからです。

2026.9.25


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令和8年9月定例会一般質問〜職員公益通報制度の実効性向上について

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令和8年9月24日、令和8年9月定例会一般質問。「職員公益通報制度の実効性向上について」。

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皆さん、こんにちは。同志会の神��聡です。
今会議より私は一人会派となり、議席も移動いたしました。見渡してみますと、私の席は、かつて所属していた元の場所に戻りました。
「守破離」という言葉があります。「規矩作法 守りつくして 破るとも 離るるとても 元を忘るな」
今一度、議員としての原点に戻ります。議員としての本分は、県民の声や現場の声を受け止めることであります。そして、問題が大きくなる前に、その兆しを見つけ、問い、正していくことも、本分の一つではないかと考えます。

そこで本日は、「職員の声を、県庁組織は本当に受け止めることができているのか」という観点から、職員公益通報制度の実効性向上について質問いたします。
私は、公益通報制度とは、単に「不正を告発するための制度」ではなく、問題が大きくなる前に、組織自身が問題を発見し、改善するための重要な内部統制の仕組みだと考えています。

福岡県では、職員を対象とした公益通報の仕組みが平成16年から運用され、20年以上が経過しています。一方、公益通報者保護法については改正が行われ、本年12月から改正法が施行される予定です。
制度が存在していることと、制度が実際に機能していることは、同じではありません。

(質問)
そこで、まず知事にお尋ねします。
過去5年間について、職員からどの程度の通報・相談が寄せられ、そのうち、どのような案件が受理され、調査され、どのような是正や再発防止につながったのか。単に件数を示すだけではなく、制度が実際に組織改善に結びついているのか。
県として、現在の制度の実効性をどのように評価しているのか、知事にお尋ねします。

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(知事答弁)公益通報制度の運用実績と実効性について
県では、公正な県政運営に対する県民の信頼を確保することを目的として、職務上の法令等に違反する行為について、職員からの通報を受け付ける職員公益通報制度を平成16年に導入している。
過去5年間の通報件数は18件であり、服務規律違反や不適切事務処理の疑いなどの通報を処理している。調査の結果、不適切な行為が確認された場合は、行為者への指導や、問題の是正措置を行っている。また、通報を契機に全庁的な再発防止に繋げた案件もある。
こうしたことから、本県における公益通報制度は実効性が確保されているものと考えている。

ここで、一つ重要な視点があります。
職員が声を上げるルートは、公益通報制度だけではありません。内部の相談窓口や外部の専門家への相談、また、事案によっては報道機関を通じて社会に問題が提起されることもあります。
職員が声を上げようとしたとき、県には、本当に信頼して相談できる選択肢があるのか。このことを検証しなければ、公益通報制度の実効性を本当に評価することはできません。
先日、県は、職員に対する不当な要求や威圧的な言動等について、所属長以上の職員を対象とした匿名アンケートの結果を公表しました。
先の代表質問において、知事から、今回の匿名アンケートは個別事案の特定を目的としたものではなく、アンケート自体の追加調査は行わない一方、過去の不当な要求等については、相談があれば必要な事実確認を行い、適切に対応するとのご答弁がありました。
しかし、私はここで、一つ確認しておきたいことがあります。
今回のアンケートでは、議員による不当な要求等が103件あり、その中には、特定の事業者の選定や補助金の採択に関する働きかけなど、県政の公正性に関わり得る事例も含まれています。
もちろん、匿名アンケートで把握されたすべての事案について、直ちに特定し、調査すべきだということではありません。
しかし、県民の信頼を回復するためには、職員からの相談を待つだけではなく、県としても、可能な範囲で過去に何が起きていたのかを検証し、問題が確認された場合には、適切に是正していく姿勢が必要ではないでしょうか。

(質問)
そこで知事に伺います。
今回のアンケートで明らかになった過去の不当な要求等について、相談を待つだけではなく、県として自ら検証することも含め、可能な範囲で事実関係を明らかにし、法令違反等が疑われる事案については、必要な調査や法的手続まで講じていく考えがあるのか、知事の姿勢をお尋ねします。

(知事答弁)不当な要求等に関する匿名アンケートを踏まえた過去事案への対応について
今回の調査は、職員が職務の過程で受けた不当な要求等の実態を把握し、今後の対策に生かすことを目的として実施したものであり、個別事案の事実認定や行為者の特定を目的としたものではない。
また、匿名で実施した調査であることに加え、行為者や行為類型の双方について複数回答を可能としているため、誰がどのような行為を行ったかを個別に紐づけて把握することは困難であり、追加調査を行うことや過去の個別事案の調査を行うことは考えていない。
一方で、本条例に基づき設置する内部相談窓口及び弁護士による外部相談窓口では、今後新たに発生する事案だけでなく、過去に受けた不当な要求等に関する相談も受け付けることとしており、職員から相談があった場合には、必要な事実関係の調査を行うこととしている。
その上で、事実関係が確認された場合は、当該事案の態様や、行為者との現在の関係性等を踏まえ、必要に応じて行為者に対し、行為が職員に与えた影響を説明し、今後の改善を求めるなど、適切な対応を行ってまいる。
また、調査の結果、犯罪行為が確認された場合は、刑事告発等の必要な対応をとってまいる。

(質問)
そして、公益通報制度の実効性を測るとき、単純に「通報件数が何件あるか」だけを見るのでは不十分です。
むしろ、「本来この制度に届くべき声が、届いているのか」という視点が必要ではないでしょうか。
職員が安心して声を上げ、その声が必要な対応や組織の改善につながる。そうした制度として、本当に信頼されているのかを検証することが重要です。
そこで、県として、職員の声が本当に届いているのかを、どのような方法で把握し、検証しているのか、知事の認識をお尋ねします。

(知事答弁)職員が安心して声を上げられる環境と制度への信頼について
本県の公益通報制度においては、内部窓口として人事課内部統制室長を、外部窓口として指定弁護士を設けており、いずれの窓口に通報するかは通報する職員が選択することができる。
また、通報した職員は、通報したことによっていかなる不利益な取扱いも受けることはないこと、通報者を特定しようとする行為を行ってはならないことを定めており、通報者の秘密やプライバシーは確保される。
加えて、毎年各所属において実施する研修や、新規採用職員研修において、公益通報制度や通報者の保護等について説明し、職員に対する周知を行っている。
現状、職員から制度に対する懸念や不安の声はあがっていない。
この結果、毎年度、一定数の通報が窓口に寄せられているところである。職員が声を上げようとしたときに、安心して制度を利用することができるよう、引き続き、職員に対し制度の周知を図るとともに、適切な制度運用に努めてまいる。

(質問)
次に、県民への説明責任について伺います。
年間の通報件数、主な類型、調査の実施状況、是正や再発防止の取組など、制度がどのように機能しているのかを県民に分かりやすく示すことは、制度への信頼にもつながると考えます。
そこで、県として今後、個人情報や調査上の秘密に十分配慮しながら、公益通報制度の運用状況や改善状況について、県民への説明をどのように充実させていくのか、お尋ねします。

(知事答弁)公益通報制度の運用状況に関する県民への説明責任について
県で処理した公益通報については、翌年度に、事案が特定されない形で、通報の概要、通報先及び是正措置を含む調査結果の概要について、県の附属機関である「福岡県職員倫理審査会」に、制度の概要と併せて報告を行ったうえで、県のホームページで公表している。
今後も、適切で透明性の高い制度運用に努めてまいる。

(要望)
最後に、本年12月から改正公益通報者保護法が施行されることを踏まえ、小さな声を組織が受け止め、問題が大きくなる前に気づき、是正する。そのための公益通報制度を、「あるだけの制度」から「機能する制度」へ。そして、職員が安心して声を上げ、その声を組織の改善につなげられる県庁をつくっていただくことを要望し、質問を終わります。ありがとうございました。

(再質問)
再質問をいたします。
知事は、過去の不当な要求等について、職員から相談があった場合には、必要な事実関係の調査を行うと答弁されました。しかし、その中には、公益通報に該当する事案や、刑事告発等が必要となる事案があるかもしれません。
今回、議員による不当な要求等が103件あったという事実を前に、過去の検証をせずに、未来だけを語る改革では、県民の信頼は、到底、取り戻せません。
知事は、職員を守るための条例をつくろうとしているわけですから、職員が相談したくても、相談できない可能性まで考える必要があるのではないでしょうか。
そこで改めてお尋ねします。
「103件」という事実を県としてどう受け止め、単なるアンケート結果で終わらせることなく、今後の制度改善や必要な事実確認につなげていくのか。知事の明確な答弁をお尋ねいたします。

(知事答弁)
ご答弁申し上げます。まず今回のアンケート調査の結果により、この不当な要求等が、103件あったということについては、大変深刻に受け止めているところでございます。
今回の調査でございますけれども、先程もご答弁したわけでございますが、回答者が不利益を心配することなく、このような実際に経験したこと、あるいは見聞きしたことを率直に回答できるよう、匿名で実施をいたしました。個別事案の事実認定を目的としたものではございません。
また、行為者や行為類型の双方について、複数回答できるということにしておりましたので、だれがどういう行為を行ったかということを個別に紐づけていくと、そういう把握は困難な状況となっております。
このため、アンケート結果を手掛かりとして、追加調査を行ったとしましても、調査としての実効性は低いものとして考えております。
さらに、今申し上げましたように、匿名での回答を前提として、収集した情報でございまして、これを基に追加調査を行うということは、今後同様の調査を実施する際に、職員が率直な回答を控えることにもつながりかねないと思っております。
このため、追加調査を行うことは考えておりませんが、先程もお答え申し上げましたように、過去に受けた不当な要求等に関する相談についても、新たに設けます相談窓口で受け付けます。
相談窓口を積極的に活用してもらいますよう、職員のみなさんには、もちろん条例を御可決いただいた上でということになりますが、しっかりと周知を図ってまいりたいと考えております。

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2026.9.25


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県政報告(2026年10月号)

県政報告(令和8年10月号)をお届けします。今後とも変わらぬご指導・ご助言、ご厚情を賜りますようにお願い申し上げます。

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県政報告(2026年9月号)

県政報告(令和8年9月号)をお届けします。今後とも変わらぬご指導・ご助言、ご厚情を賜りますようにお願い申し上げます。

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2026.9.24


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なぜ、議会は県民の常識から遠ざかるのか。

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【新しいnoteマガジンを始めました】

これまで私は、noteで「福岡県議会で、何が起きているのか。」というマガジンを書いてきました。
こちらでは、福岡県議会で起きている出来事を、その時々の経緯や事実関係を追いながら、できるだけ記録してきました。
今回、新たに別のマガジンを始めることにしました。
タイトルは、「なぜ、議会は県民の常識から遠ざかるのか」
――福岡県議会の内側で見てきたこと――
です。

この二つのマガジンには、明確に役割を分けたいと思っています。
◆「福岡県議会で、何が起きているのか。」
→ 「何が起きているのか」を追う。
◆「なぜ、議会は県民の常識から遠ざかるのか」
→ 「なぜ、そうなったのか」を掘る。

現在、福岡県議会では、正副議長をめぐる金銭授受疑惑、海外視察・海外派遣、議員連盟への公費支出、部課長会とパーティー券、県政と議会の関係など、さまざまな問題が表面化しています。
すでに第三者委員会が設置され、調査も始まります。今後、さらに事実が明らかになっていく可能性があります。
その結果を、今の段階で決めつけるつもりはありません。

しかし、私は一つの疑問を持っています。
「なぜ、これほどの問題が起きても、議会の中で止められなかったのか。」
問題が起きたとき、誰に責任があるのかを問うことは必要です。
一方で、それだけでは見えてこないものもあるのではないか。
なぜ「これはおかしい」と言いにくかったのか。
なぜ、会派の判断が個人の判断より先に来るようになったのか。
なぜ、議会の中では「普通」とされていることが、県民から見ると「なぜ?」となるのか。

私は県議として4期15年以上、議会の内側にいました。
緑友会、そして自民党県議団を経験し、現在は一人会派「同志・挑戦・創造の会」(同志会)として活動しています。
立場が変わったからこそ、これまで当たり前だと思っていたことを、もう一度見直してみたいと思いました。
会派、同期、役職、人間関係、慣例、お金、議員連盟、行政との関係・・・
一つひとつを、自分自身の経験を振り返りながら考えていきます。
もちろん、私自身の記憶や見方がすべて正しいとは限りません。
だからこそ、確認できた事実と、自分が実際に経験したこと、聞いた話、そこから感じたことや推測したことを、できるだけ分けて書いていきたいと思います。

まず第1回は、
「なぜ、これほどの問題が起きても止められなかったのか」
と題して、現在の福岡県議会で起きている問題を入口に、このマガジンで何を考えていくのかを書きました。
「何が起きたのか」だけではなく、
「なぜ、そうなったのか。」
その背景を、議会の内側から、一つずつ振り返ってみます。

第2回は、
「私も、議会の”普通”に慣れていった」
と題して、自分自身の経験から振り返ります。「議会では普通」のことが、果たして県民にとって普通なのか。自分自身も含めて考えてみました。

2026.9.22


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「根回しなし」の福岡県議会は、何を変えるのか

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【noteにマガジンを作りました】

これまでFacebookなどで発信してきましたが、今回、少し丁寧に記録を残していくため、noteにマガジンを作りました。
タイトルは、「福岡県議会で、何が起きているのか。」です。

2026年、福岡県議会では、さまざまな出来事が起きています。
議会で何が起きたのか。
なぜ、私はその判断をしたのか。
そして、これから議会はどう変わるべきなのか。
当事者である一人の県議として、
一つひとつの出来事を、自分自身の言葉で記録していきます。

2026年9月定例会が9月9日より始まりました。
福岡県議会では、これまで「当たり前」とされてきた議会運営や県政のあり方が、少しずつ変わり始めています。
9月15日から始まった代表質問では、これまで行われてきた執行部との事前調整を大きく見直し、質問と答弁をその場で行う、新しい議会運営が始まりました。
そして9月17日。福岡県では、海外活動や県幹部職員による政治資金パーティー券購入問題について、第三者委員会による調査が進められることになりました。
さらに県議会では、正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑について、外部の弁護士による第三者委員会で調査する体制が整えられました。
加えて、県議会議員で構成する議員連盟への県の補助金についても、大きな見直しが始まっています。
私は、これらを単なる「一連の問題」として捉えるのではなく、福岡県議会そのもののあり方が問われているのだと考えています。

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1.「根回しなし」の代表質問が始まった
9月15日から始まった代表質問では、これまでとは違う議会運営が試みられています。
これまで福岡県議会では、質問内容について執行部と事前に意見交換を行うことが、議会運営上の慣行となっていました。
今回、その慣行を見直し、質問内容を事前に細かく伝えることを控える形で代表質問が行われています。
実際、9月15日、16日、17日の代表質問では、その場での再質問も行われました。県議会の公式な代表質問表にも、各会派の質問項目が掲載されています。
私は、議会と執行部の間に、一定の緊張関係があることは必要だと思っています。
議会は、知事や執行部の政策をただ追認するために存在しているのではありません。
県民の立場から質問し、問題点を指摘し、必要であれば政策の修正を求める。
そのためには、議会と執行部が適切な距離を保つことが重要です。

2.しかし、「根回しなし」なら、それでいいのか
一方で、私は今回の代表質問を見ながら、もう一つ考えました。
「根回しをなくすこと」と「議論の質を高めること」は、同じではありません。
事前調整をしなければ、議員がその場で本当に聞きたいことを質問することができます。
その一方で、執行部が十分な資料を準備できなければ、答弁がその場でできないこともあります。
実際、今回の代表質問では、知事が手元に資料がないことを説明しながら答弁する場面もありました。
私は、これは「どちらが正しい」という単純な問題ではないと思っています。
大切なのは、県民にとって、より実のある議論になっているのか。ということです。
「根回し」という言葉の中にも、いろいろな意味があります。
質問内容を事前に確認すること。必要な資料を準備すること。答弁を事前に作り込むこと。
これらは、本来分けて考える必要があります。
議会と執行部が馴れ合うことは避けなければなりません。
しかし、行政が正確な答弁をするために必要な情報まで遮断することが、県民の利益になるとも限りません。
今回始まった新しい方式については、実際の議論を検証しながら、より良い議会運営につなげていくことが必要だと思います。

3.「改革の地図」が示された
今回の変化は、代表質問だけではありません。
福岡県は9月14日、「福岡県庁は変わります〜改革の地図〜」という専用サイトを開設しました。
そこには、
* 海外活動
* 県議会と執行部の関係
* 部課長会による政治資金パーティー券購入問題
* ワンヘルス関連施策
* 講演会等の講師謝金
* 議員連盟への補助金
など、現在進めている改革が項目ごとに整理されています。
知事自身も、これまでの慣行について「健全な緊張関係よりも、摩擦を避けることを優先する慣行に甘んじ、それを変えてこれなかった」として、県政改革を進める考えを示しています。
私は、このこと自体は大きな変化だと思っています。
しかし、改革は「改革します」と宣言したところからが本当のスタートです。

4.第三者委員会が動き始めた
9月17日、福岡県政では、第三者による検証が本格的に進み始めました。
県では、海外活動について第三者委員会による調査・認定・評価を行うこととしています。
また、県幹部職員で構成される「部課長会」による政治資金パーティー券購入問題についても、第三者委員会による調査が行われます。
県は、これらについて日本弁護士連合会のガイドラインに基づく、公平性・透明性のある調査を行う方針を示しています。
そして、海外活動については、知事・副知事の活動だけではなく、県議会の海外活動についても第三者委員会の調査対象とすることが示されています。
これは重要なことだと思います。
県行政だけではなく、県議会自身の活動も外部から検証されることになるからです。

5.議員連盟への補助金も、見直しへ
さらに、9月17日、県議会議員で構成する13の議員連盟についても、大きな動きがありました。
県はこれまで、議員連盟に対して補助金を予算化してきました。
報道によれば、年間約1,200万円が計上され、2021年度からの5年間で13の議連に約4,365万円が支給されています。
今回、支出を受けていた13の議連が、今議会中にも活動を停止し、必要な活動なのかどうかを自ら検証する方向だと報じられています。
ここで、私は一つ大切なことを申し上げたいと思います。
これは、「議員連盟が悪い」という話ではありません。
国際交流や地域間交流など、議員連盟が果たしてきた役割もあります。
問題は、なぜ県民の税金から議員の任意団体に補助金を出す仕組みが、長年にわたって続いてきたのか。そして、その支出について、誰が、どのような基準で必要性や公益性、成果を検証してきたのか。ということです。
福岡県自身も、議員連盟への補助金を見直すことを改革項目として掲げています。
私は、ここにも「これまでの当たり前」を見直す必要があると思っています。

6.第三者委員会は「終わり」ではなく「始まり」
そして、県議会にとって最も大きな問題の一つが、正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑です。
この問題については、県議会が8月17日に、地方自治法第100条の2に基づく専門的知見の活用を決定しました。
県議会は、調査内容や手法、結果について議員が関与できない形で調査を進めるとし、藏内前議長と中尾前副議長にも事実関係の解明に向けて調査に全面的に協力してもらうことを確認しています。
私は、この第三者による調査をしっかりと見届けたいと思っています。
ただし、第三者委員会が設置されたことは、問題解決のゴールではありません。あくまで、事実を明らかにするための出発点です。
何があったのか。何が事実ではなかったのか。なぜ、そのような問題が起きたのか。そして、同じことを二度と起こさないためには、何を変えなければならないのか。
そこまで明らかにする必要があります。

7.「金銭があったのか」だけでは終わらない
今回の調査で重要なのは、単に、「お金が渡されたのか、渡されていないのか」だけではないと思います。
もし、何らかの金銭の授受が事実として認定されたのであれば、なぜそのようなことが行われたのか。
それを可能にした議会内の慣行や意思決定の仕組みはなかったのか。
議長・副議長の選出方法に問題はなかったのか。再発を防ぐためには何を変える必要があるのか。
そこまで検証する必要があります。
一方で、疑惑が事実ではないと認定されるのであれば、
なぜそのような疑惑や証言が出てきたのか。
そこについても、県民に分かる形で説明される必要があります。
事実を明らかにすることは、誰かを悪者にすることではありません。
事実に基づいて、次に進むための作業です。

8.もう一つの「説明責任」
そして、私はもう一つ、考えておきたいことがあります。
それは、当事者自身の説明責任です。
藏内前議長は、8月25日に県議会議員を辞職する際、後日、福岡で報告したいとの趣旨を述べられています。
また、金銭授受については否定し、第三者委員会には協力する考えを示しています。
しかし、現時点で、その福岡での説明の場は実現していません。
私は、第三者委員会の調査と、当事者自身による説明は、別のものだと考えています。
第三者委員会は、第三者の立場から事実を調査する。
一方、当事者は、自分自身がどう判断したのか、自分は何を認識しているのかを説明する。
この二つは両立するはずです。
もちろん、今後の調査に影響を与えない配慮は必要でしょう。
しかし、なぜ辞職という判断に至ったのか。これまでの経緯をどう認識しているのか。金銭授受をめぐる指摘について、自身はどう考えているのか。
県民が知りたいと思うことについて、本人自身の言葉で説明することも、政治に携わった者の責任の一つではないでしょうか。

9.そして、問われているのは「議会自身の自浄能力」
ここまで、第三者委員会について書いてきました。
しかし、私はここで、もう一歩踏み込んで考える必要があると思っています。
第三者に調べてもらうだけで、議会改革が終わっていいのでしょうか。
私は、そうは思いません。
外部の専門家による調査が必要な問題があります。
一方で、県議会自身が事実関係を確認し、必要な資料を求め、関係者から話を聞き、議会として検証しなければならない問題もあると思います。
つまり、第三者による検証。
そして、議会自身による検証。
その両方が必要なのではないでしょうか。
今回の一連の問題で問われているのは、個々の議員の責任だけではありません。
福岡県議会そのものに、自らの問題を自ら正す力があるのか。
私は、その「自浄能力」こそ、これから県議会が示さなければならないものだと考えています。

10.議会改革とは、「自分自身を律すること」
私は、これまでの記事でも、自分自身の一票について書いてきました。
8月17日の判断。
自民党県議団を離れるという決断。
そして、9月9日の議長選挙。
会派の中にいる以上、会派の決定を尊重することも必要です。
しかし、最終的にその判断をするのは、自分自身です。
だから、自分の一票には自分で責任を持つ。私は、これが議会改革の出発点でもあると思っています。
議会改革というと、条例をつくること、規則を変えること、委員会を設置することを思い浮かべます。
もちろん、それも必要です。しかし、それだけではありません。
議員一人ひとりが、自分の判断に責任を持つこと。
自分が関わったことについて、必要な説明をすること。
問題があれば、それを認めて改めること。
私は、それも議会改革の大切な一部だと思っています。

11.「変えること」「明らかにすること」「説明すること」
9月17日。福岡県政では、大きな動きが重なりました。
一つは、「変えること」。
これまでの議会と執行部の関係や、議会運営のあり方を見直すこと。
二つ目は、「明らかにすること」。
第三者委員会によって、これまで明らかになっていなかった事実を調査すること。
そして三つ目は、「説明すること」。
事実が明らかになったら、それを県民に説明する。必要であれば制度を改める。再発防止策を実行する。
私は、この三つがそろって初めて、本当の意味での信頼回復につながるのだと思います。

おわりに
私は、8月24日に自民党県議団を離れました。
それは、誰かと対立するためではありません。
一人の県議会議員として、自分自身の判断と責任で県政に向き合うためです。
だからこそ、これからの福岡県議会についても、是々非々で向き合っていきたいと思います。
良い改革には協力する。問題があれば指摘する。そして、自分自身の判断についても説明する。
それが私の基本姿勢です。
今、福岡県議会は大きな転換点にあります。
「根回しなし」という新しい議会運営。
第三者委員会による外部からの検証。
議員連盟への補助金の見直し。
そして、議会自身に求められる自浄能力。
これらを、一つひとつ「改革」と呼んで終わらせてはいけません。
問われるのは、本当に県民にとって議会が変わったのか。ということです。
私は、議会の中にいる一人として、その答えをこれからの行動で示していきたいと思います。
第三者委員会が何を明らかにするのか。
議会自身が何を検証するのか。
そして、その結果を受けて何を変えるのか。
私は、一つひとつを見届けていきます。
議長が代わっただけでは、議会改革とは言えない。そして、第三者委員会を設置しただけでも、議会改革とは言えない。
改革とは、変えること。明らかにすること。説明すること。そして最後に、自らを律すること。なのだと思います。
福岡県議会は、本当に変われるのか。
その答えは、これからの私たち一人ひとりの行動にかかっています。

2026.9.17


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”根回しない”議会と第三者委員会設置

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9月15日より、福岡県議会は代表質問が始まりました。これまでの「当たり前」を揺るがす大きな動きが続いています。

�� 事前通告なしの「再質問」連発!“ガチンコ”化した代表質問
昨日15日から始まった福岡県議会の代表質問。これまでのように「事前に質問を通告し、行政側が準備した答弁原稿を読み上げる」という通例が大きく変わりました。
最大会派・自民党県議団の渡辺勝将会長は、事前通告済みの質問を終えた後、なんと10問以上の「事前の通告なし」の再質問を服部知事にぶつけました。
不当な要求から職員を守る条例案について追及した際には、知事に県幹部が駆け寄って耳打ちする場面もあり、議場内はまさに緊張感が走りました。
続いて質問に立った県政PLUS県議団の坪田晋会長も3問の再質問を行い、約3億円をかけた「ワンヘルス」モニュメントの設置経緯などを質しました。
今議会より、服部知事が表明した「議員への根回しの排除」。事前すり合わせができなくなったことへの会派側の反発や戸惑いが、今回のやりとりに繋がったと思います。
議員側からは「真摯な対応ではない」と疑問の声が上がった一方、知事は「手元にデータがないものもあったが誠意をもって答えた。対立を目指すのではなく、より良い結論を意見交換して探したい」とコメントしています。
再質問は絞って深掘りしてもよかったのではないかと感じました。

�� 正副議長ポストの金銭授受疑惑、ついに第三者委員会が設置へ
もうひとつ見逃せないのが、議会を揺るがしている正副議長ポストをめぐる金銭授受問題です。
17日、日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会を設置する方向で調整が進められています。弁護士13人に議員への聞き取り調査などを依頼し、実態解明に乗り出す方針です。
また、県幹部による政治資金パーティー券の組織的購入疑惑や、高額な海外活動について調べる第三者委員会も県側が近く設置する見通しで、二重の体制で調査が本格化します。
これまで「暗黙の了解」や「事前調整」で進むことが多かった県政ですが、根回しの見直しや一連の不祥事対応をきっかけに、議会と行政の関係性が大きな転換期を迎えています。
今後の調査結果や、これからの議論の行方を注視し、自らも動いていきます。

2026.9.16


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39対39 福岡県議会は、確実に変わり始めた。

本日9月9日、福岡県議会議長選挙が行われました。
結果は、
大島道人議員 39票
新開昌彦議員 39票
福地幸子議員  1票
無効票  6票
同数となり、最終的にはくじ引きによって、大島道人議員が第75代福岡県議会議長に選出されました。
私は、最後の最後まで各会派の皆さんと話をしました。
今回は、「誰を議長にするか」という単なるポスト争いではないと思っていました。
これまでの福岡県議会の在り方を、このまま続けていいのか。
県民の信頼が大きく揺らいでいる今、これまでと同じ「最大会派から議長」という慣例を、そのまま続けることが、本当に県民の信頼回復につながるのか。
そのことを、一人の議員として問い続けました。
結果として、民主系の3会派が新開昌彦議員でまとまりました。
そして、
39対39。
これは、極めて重い結果だと思います。
これまで「自民党から議長」が当然とされてきた福岡県議会で、今回は最後まで二つの選択肢が拮抗しました。
結果は、くじによって決まりました。
しかし私は、この39対39という数字こそ、今回の議長選挙が残した最も大きな意味だと思っています。
一方で、大島道人議員、新開昌彦議員以外に投じられた7票についても、その一票が何を意味するのか、私たちは問わなければならないと思います。
議長選挙は、単なる人事ではありません。
県民から託された一票を、どのような意思を持って投じたのか。
その判断についても、議員一人ひとりが県民に対して説明する責任があるのではないでしょうか。
福岡県議会は、確実に変わり始めています。
大島議長には、39対39という結果の重みを受け止めていただきたいと思います。
そして、県民の信頼を取り戻すために、何を変えるのか。
政治倫理、議会運営の透明化、議長・副議長選出の在り方、議連や議員をめぐるお金の問題など、これまで指摘されてきた問題にどう向き合うのか。
「議長が代わった」だけでは、議会改革とは言えません。
大島議長が、これからどのような議会をつくるのか。
私は一人会派「同志・挑戦・創造の会(同志会)」として、是々非々で見ていきます。
協力すべき改革には、立場を超えて協力する。
しかし、県民の信頼を損なうことがあれば、誰に対しても、きちんと声を上げる。
それが、一人会派を選んだ理由でもあります。
39対39。
福岡県議会が変わる転機として受け止めています。

20260909a

20260909b

2026.9.9


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「異論に耳を傾けること」も、自浄能力だと思う。

【自分自身の判断と責任を問い直す】

福岡県議会をめぐる一連の問題で、県民の皆さんから厳しい目が向けられています。
こうした状況の中、自民党県議団の江藤秀之県議が、会派の方針と異なる判断をしたことを理由に、会派の資格停止処分を受けたと報じられました。
私は、このことを誰かを批判する材料にしたいのではありません。
むしろ、今回の出来事を通じて、今こそ私たち議員一人ひとりが考えるべきことがあるのではないかと思っています。それは、

「異論があることは、悪いことなのでしょうか」

ということです。
もちろん、組織にはルールがあります。組織として一つの方向を決め、その方針に沿って行動することも必要です。私自身も、組織の中にいる以上、会派の方針に従うことが必要な場面があると考えています。
しかし、その一方で、議員一人ひとりには、それぞれの選挙区で県民の皆さんから託された責任があります。
だからこそ、会派の方針と自分自身の考えが異なったとき、何を基準に判断するのか。
私は、最終的には「県民にとって何が正しいのか」という原点に立ち返らなければならないと考えています。

「自分自身の判断に責任を取る」

8月17日、私は、自分自身の意思や考え、信念とは異なる会派の方針に従いました。
その判断をしたのは、誰かに強制されたからではありません。
最終的に判断したのは、自分自身です。
だからこそ、その判断も含めて、自分自身の意思決定に責任を取る必要があると考えました。
その責任を明確にするため、私は自民党県議団を退会しました。
これは、誰かと対立するためでも、組織を否定するためでもありません。

「自分自身が下した判断について、自分自身が責任を負う」

その姿勢を示すための決断でした。
だからこそ私は、組織についても、誰か一人に責任を押しつけるのではなく、まず自分たち自身の判断と責任を問い直すことが大切だと思っています。

【異論を排除することが「自浄能力」なのか】

組織にとって、本当の自浄能力とは何でしょうか。
異なる意見を排除し、組織として決めた方針に全員が従うことだけが、自浄能力なのでしょうか。
私は、そうではないと思います。
異論があるときこそ、その意見に耳を傾ける。
自分たちの判断が本当に正しかったのかを検証する。
必要であれば、間違いを認め、方針を改める。
そうした姿勢こそが、本当の意味での自浄能力ではないでしょうか。

異論は、組織を壊すものとは限りません。
むしろ、組織が自らを見つめ直し、より良い判断をするための大切な機会にもなります。
もちろん、異なる意見を述べる側にも責任があります。
単に反対するのではなく、なぜ反対するのか、県民にとって何がより良いのかを、責任を持って示していかなければなりません。
議論があること自体を恐れるのではなく、議論を通じてより良い結論を導き出す。
私は、それが政治に求められている姿勢だと思います。

【県民の声を最優先に】

私たち県議会議員は、それぞれの選挙区から県民の信託を受けています。
だからこそ、党や会派の論理だけではなく、まず県民・有権者の声に耳を傾けなければなりません。
大きな声だけではありません。
声を上げることができない人。
政治に対して諦めを感じている人。
「こんなことを言っても仕方がない」と思っている人。
そうした一人ひとりの小さな声にも耳を傾ける。

私は、県議会議員とは、そうした「小さな声の代弁者」であるべきだと思っています。

政治への信頼は、制度や組織の形だけで生まれるものではありません。
一人ひとりの議員が、自分自身の判断と責任に向き合い、県民の声を受け止め、その声を政治に届けようとする姿勢の積み重ねによって生まれるものだと思います。
その原点を忘れたとき、政治への信頼は一気に失われてしまいます。

県民の信頼を取り戻すために、今回の一連の問題を、誰か一人の責任として終わらせてはいけないと思います。
私自身も含め、議員一人ひとりが、自分自身の判断を振り返り、何が正しかったのか、何が足りなかったのかを問い直すことが必要です。
そして、党派や会派の違いを超えて、異なる意見にも耳を傾ける。
耳の痛い意見であっても、まず受け止める。
県民の皆さんから厳しい声をいただいたときには、その声から逃げるのではなく、政治のあり方を見直す機会とする。
それが、県民の信頼を取り戻すために必要なことではないでしょうか。

私自身、今回の決断を通じて、改めて「議員として、そして一人の人間として、自分自身の判断に責任を持つ」ということの重さを感じています。
これからも、誰かに責任を押しつけるのではなく、まず自分自身を問い直す姿勢を大切にしていきたいと思います。
そして、党派・会派を超えて、異なる意見に耳を傾け、議論を尽くす。
県民の皆さんの声を真摯に受け止める。
そんな福岡県議会へと変えていかなければならないと思っています。

「異論に耳を傾けること」も、自浄能力です。

そして、「自分自身の判断に責任を取ること」も、政治家としての責任です。

その二つを忘れず、県民の信頼を取り戻すために、これからも一歩ずつ取り組んでまいります。

etokengi-shobun

2026.9.2


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【ご報告】福岡県議会議長選挙に向け、新開昌彦団長に立候補を要請(令和8年8月31日)

令和8年8月31日、私は公明党福岡県議団の新開昌彦団長を訪ね、来る福岡県議会議長選挙に立候補していただきたいとの要請を、書面にて直接お渡しし、お願いしてまいりました。
今回の要請書は、単に「誰を議長にするか」という人選の問題としてではなく、「これからの福岡県議会をどう変えていくのか」という観点から、私自身の考えを率直にお伝えしたものです。
以下、その背景と私の考えについてご報告いたします。

1.「会派の論理」から「県民目線」へ
私は先般(令和8年8月24日)、自民党県議団を退会いたしました。
自民党県議団の会派の方針と自分自身の信念が異なるとき、会派の論理を優先するのではなく、県民にとって何が正しいのかを自らの責任で判断したいと考えたからです。
今回の議長選挙についても、同じ考え方で臨むべきだと考えていました。
これまでの県議会では、最大会派から議長を選出するという慣例が続いてきました。
しかし私は今回、その慣例を一度立ち止まって見直す必要があるのではないかと考えました。
大切なのは、どの会派が議長ポストを得るのかではなく、誰であれば、会派の利害を超えて議会全体を公平にまとめ、県民の信頼回復と議会改革を託すことができるのかということです。
私は、会派の大小ではなく、その人物の姿勢と覚悟によって議長を選ぶべきだと考えています。

2.なぜ新開昌彦団長にお願いしたのか
今回、私が立候補をお願いしたのは、公明党という会派だからという理由だけではありません。
新開昌彦団長が、これまで議会の中枢を担うことに責任を持って取り組んでこられた姿勢を、私は評価しています。
先日の副議長選挙においても、自ら立候補され、議会運営の一翼を担う意思を示されました。
また、政治倫理条例についても、いち早く制定を提案されるなど、政治と議会に対する県民の信頼を制度面から高めようとする姿勢を示されてきました。
私は、こうした姿勢こそが、現在の福岡県議会に求められているものではないかと考えています。
議長に求められる役割は、単に議事を進行することだけではありません。
会派の利害を超えて議会全体を公平にまとめること。
少数意見にも耳を傾けること。
そして、必要な議会改革を前に進めること。
何よりも、県民の皆様に対して、「福岡県議会は自らを律し、変わろうとしている」という姿を示すことだと私は考えています。
その役割を新開団長に担っていただきたい。
その思いから、今回、率直に立候補をお願いしました。

3.「反自民」でも「ポスト争い」でもありません
今回の要請について、さまざまな受け止め方があるかもしれません。
しかし、私は「自民党以外なら誰でもよい」と考えているわけではありません。
また、誰かと対立するためでも、議長というポストをめぐる駆け引きをするためでもありません。
私が判断の基準としているのは、「今の福岡県議会に何が必要なのか」「誰に議会改革と県民の信頼回復を託すことができるのか」という一点です。
私は、自民党県議団を退会したからこそ、今回の議長選挙についても、会派の都合や従来の慣例に左右されることなく、自分自身の責任で判断し、行動したいと考えました。
だからこそ、新開団長に直接、立候補をお願いしました。

4.今回の議長選挙を「議会が変わる機会」に
私は、今回の議長選挙を単なる議長ポストをめぐる選挙にしたくありません。
福岡県議会が本当に変わる意思を持っているのか。
そのことを県民の皆様に示す機会にしたいと考えています。
議会改革とは、制度を変えることだけではありません。
議員一人ひとりが、県民の信頼に応えるために、自らの立場や会派の都合を超えて判断し、行動することも議会改革の一つだと私は考えています。
今回の私の行動についても、ぜひ県民の皆様に知っていただきたいと思い、こうしてブログに残しておこうと考えました。

5.県民の皆様へ
一人会派「同志・挑戦・創造の会(同志会)」を結成して、一県議会議員として、自分自身の判断と行動について、できる限り皆さんに分かりやすく説明してまいります。
今回、新開昌彦団長にお渡しした要請書も、私がどのような考えで今回の行動に至ったのかを知っていただくため、全文を公開いたします。

【福岡県議会議長選挙への立候補のお願い】
令和8年8月31日
公明党福岡県議団 団長 新開昌彦 様
同志・挑戦・創造の会(同志会)
福岡県議会議員 神�� 聡

gichou-youlsei(shinkai) 福岡県議会議長選挙への立候補のお願い

2026.8.31


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”誰が議長になるか”ではなく、”福岡県議会が変われるか”

"誰が議長になるか"ではなく、"福岡県議会が変われるか"

自民党県議団を退会するにあたり、私はこれから先、県議団の方針と自分の考え方が異なる場面が出てくるだろうと考えていました。
その一つが、これから行われる議長選です。
今回の議長選は、単に「誰が議長になるか」を決める選挙ではありません。
福岡県議会が、本当に変わる意思を持っているのか。そして、県議会自身に自浄能力があるのか。
それが問われる選挙だと思っています。

自民党本部から福岡県連に対し、現状では県議に公認証を出せる状況ではないとの厳しい指摘がなされたと報じられています。
これは、自民党県連・県議団だけの問題ではありません。
福岡県議会全体が、自らの問題を自ら正すことができるのか。
県民から厳しく問われているのだと思います。

私は、だからこそ今回は、自民党県議団から議長を出すべきではないと考えています。

"最大会派だから議長を出す"

これまでの議会の慣例や会派の論理を、そのまま続けるのではなく、今は一度立ち止まるべきではないでしょうか。
最大会派・責任会派である自民党県議団が、あえて議長ポストを求めない。
そして、他会派とも真摯に協議し、県民の信頼回復と議会改革を託せる議長を選ぶ。
それこそが、自民党県議団が自らの姿勢を改め、県民に対して自浄能力を示す大きな一歩になるのではないでしょうか。

もちろん、これは自民党だけに求められていることではありません。
私自身を含め、すべての県議会議員一人ひとりが問われています。

「最大会派だから」
「これまでそうしてきたから」
「会派の論理だから」

そうした考え方から、一度離れる勇気が必要です。そして、私は「自民党以外なら誰でもいい」と言っているのではありません。
どの会派に所属しているかではなく、県民の信頼回復と議会改革を託すことのできる人物を選ぶべきだと考えています。
県民が見ているのは、ポストを誰が取るかではありません。

自分たちの組織や議会に問題があったとき、
自らを律し、身を引く覚悟を持ってでも、改めることができるのか。
そこに政治家としての責任があると思います。

自民党県議団を退会したのも、自民党を否定するためではありません。
会派の方針と自分の信念が異なったとき、県民のために正しいと思うことを、自分の責任で判断するためです。

これからも、「県民にとって何が正しいのか」
この一点を原点として、福岡県議会の改革と県政への信頼回復に取り組みたいと心から思っています。

kengikaihonkaigijou

2026.8.29


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同志・挑戦・創造の会(同志会)結成

令和8年8月24日、「同志・挑戦・創造の会(同志会)」の結成届を議会事務局に提出しました。
同志・挑戦・創造の会(同志会)

掲げる基本理念は、「同志・挑戦・創造」です。
大切にしたいのは、県民の声と福岡県の未来を第一に考える政治です。
政治は、役職や権力を得るためのものではありません。地域の声を聴き、地域の課題を見つけ、自分たちで考え、責任を持って決断する。
そして、その結果として、より良い福岡県をつくっていく。それが、私の考える政治の原点です。

「同志・挑戦・創造」
一つ目の「同志」です。
志を持ち、信念を貫くということです。議員の使命は、当選することでも、役職に就くことでもありません。県民の生命、暮らし、財産、そして福岡県の未来に責任を持つことです。
私は、「私利より公を。保身より信念を。ポストより政策を。」という姿勢を大切にします。
二つ目が、「挑戦」です。
必要な改革から逃げないということです。「昔からそうだから」「組織がそう決めたから」という理由だけで、必要な改革を止めることはしません。立場や人数にかかわらず、県民のために必要なことには声を上げる。それが、議員としての責任だと考えています。
そして三つ目が、「創造」です。
批判するだけではなく、自ら政策をつくる。地域の課題を調べ、政策を考え、提案し、実現につなげていく。行政をチェックすることはもちろん重要ですが、それだけではなく、県民とともに福岡県の未来をつくっていく議会を目指します。

県民への5つの約束
私は、県民の皆さまに対して、5つの約束を掲げています。
1.一つ目は、県民を第一に判断することです。政党、会派、行政、業界などの都合ではなく、県民の暮らしと福岡県の発展を最優先します。
2.二つ目は、是々非々を貫くことです。誰が提案したかではなく、何が県民のためになるのかで判断します。良い政策には賛成する。問題があれば反対する。立場によって賛否を変えることはしません。
3.三つ目は、開かれた議会をつくることです。議会や議員が何をしているのか、県民の皆さまに分かりやすく伝える。そして、県民に対する説明責任をしっかり果たしていきます。
4.四つ目は、政治とお金の透明性を高めることです。政治資金や会派活動について、県民から疑念を持たれることのないよう、透明性と高い倫理観を大切にします。
5.そして五つ目は、地域の声を政策につなげることです。地域を歩き、声を聴き、調べ、提案し、実現する。そして、その結果を県民の皆さまに報告する。この積み重ねを大切にしていきます。

なぜ「無所属」なのか。
特定の政党や組織を否定するために「無所属」という立場を選ぶのではありません。地方政治には、地域の実情を踏まえ、自ら考え、自ら判断することが必要だと考えているからです。
もちろん、政党や他の会派と協力しなければ物事は進みません。しかし、賛成するものには賛成し、問題があるものには問題があると申し上げる。県民にとって何が最善なのかを、自分自身の責任で判断する。その姿勢を明確にするために、「無所属」という立場を大切にしていきます。

これから目指すもの
私は、志と政策で信頼される政治を目指しています。そして、同じ志を持つ人が、立場や組織の違いを越えて、地域のために力を合わせることのできる場にしていきたいと考えています。
私が大切にする言葉は、「政党より県民。組織より政策。ポストより信念。」です。
誰かを批判するための言葉ではありません。私自身が、これから政治活動を行っていく上で、常に自分たちに問いかける言葉です。県民の声をきちんと聴いているか。県民のための政策になっているか。自分自身の立場や役職のために、信念を曲げていないか。常に自らを振り返りながら、活動していきたいと思っています。

守るべきものは守る。変えるべきものは変える。そして、「同志・挑戦・創造」この3つの理念を胸に、県民の皆さんとともに、福岡県の未来をつくっていきたいと考えています。
今は一人であっても、一人で政治をするという意味ではありません。志を同じくする人と出会い、力を合わせていく。立場や会派の違いを越えて、良い政策については幅広く協力していきたい。その想いを込めて「同志会」という呼称に込めました。
「同志・挑戦・創造の会(同志会)」へのご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

doushikai 同志・挑戦・創造の会(同志会)

2026.8.28


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自民党県議団退会と一人会派の届け出

私は熟慮の上、令和8年8月24日をもって、自由民主党福岡県議団を退会いたしました。
今後は一人の県議会議員として、自らの政治信念と責任において県政に向き合ってまいります。

退会を決心したのは8月17日の臨時会後でした。18日には退会の意思を自民党執行部のお一人にお伝えにし、引き留められましたが、熟慮に熟慮を重ね、葛藤との戦いで、勇気をもって、23日(日)に決断し、退会の意思が変わらないことをお伝えしました。
これまでの一連の経緯を通じて、県議団における意思決定のあり方や、そのプロセスについて、私自身、強い問題意識を持つようになりました。
今後、県政の方向を左右する重大な意思決定が予想される9月定例会を迎える中で、県議団としての判断と、私自身の政治家としての信念や判断が異なる場面も避けられないと考えました。
その際に、会派の一員として県議団の決定に従うことと、自分自身の政治信念を貫くことを両立できないのであれば、私は一人の県議会議員として、自らの判断と責任で県政に向き合う道を選ぶべきだと考えました。
これは自民党県議団を否定するためでも、厳しい状況から逃げるためでもありません。
これまで私を支えてくださった地元の皆さんに対しても、自分自身の判断に責任を持ち、これからの県政に向き合っていくための決断です。

8月24日に自民党県議団会長に退会届を提出し、同日に議会事務局に一人会派「同志・挑戦・創造の会」、呼称「同志会」の届け出を提出しました。
会派の名称は、私の基本的な考え方、理念(同志・挑戦・創造)をそのまま会派名としました。
また呼称については、今は一人であっても、一人で政治をする意味ではありません。志を同じくする人と出会い、同じ志を持つ人とつながる。力を合わせていく。その想いを「同志会」という呼称に込めました。
政党や組織の都合ではなく、県民の声と福岡県の未来を第一に考え、自分たちで考え、責任を持って判断する政治を目指します。
守るべきものは守る。変えるべきものは変える。
福岡の歴史や文化、地域のつながりなど大切なものは守りながら、必要な改革にはしっかり挑戦していきます。
そして、誰が提案したかではなく、何が県民のためになるのかという姿勢を貫きます。
私は、県民の声を聴き、政策をつくり、実現につなげる。
「政党より県民。組織より政策。ポストより信念。」
この想いを大切に、県民から信頼される政治を目指していきたいと考えています。

<目指すべき政治>
政党や組織の都合ではなく、県民の声と福岡県の未来を第一に考える政治を目指します。
政治は、役職や権力を得るためのものではありません。地域の声を聴き、課題を見つけ、自ら考え、責任を持って決断し、より良い福岡県をつくっていくこと。それが、私の考える政治です。
〜政党より県民。 組織より政策。 ポストより信念。〜

<3つの理念>
(同志)志を持ち、信念を貫く。議員の使命は、当選することでも、役職に就くことでもありません。県民の生命、暮らし、財産、そして福岡県の未来に責任を持つことです。私利より公を。 保身より信念を。 ポストより政策を。
(挑戦)必要な改革から逃げない。「昔からそうだから」「組織がそう決めたから」という理由だけで、必要な改革を止めません。立場や人数にかかわらず、県民のために必要なことには声を上げます。
(創造)批判するだけでなく、政策をつくる。地域の課題を調べ、政策を考え、提案し、実現につなげます。行政をチェックするだけでなく、県民とともに福岡県の未来をつくる議会を目指します。

数の多さだけを力とする政治ではなく、志と政策で信頼される政治を目指します。
志ある人が、立場や組織の違いを越えて地域のために力を合わせる。
そして、県民とともに、福岡県の未来をつくる。
それが、「同志・挑戦・創造の会(同志会)」の目指す政治です。

同志・挑戦・創造の会(同志会)

doushikai

2026.8.24


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雖謗於世、不違正道。 後世自知其心。

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「世に謗らるとも、正道を違えず。後世、自らその心を知る。」

一連の県議会の問題を受け、私は自民党県議団の組織改革と議会改革の必要性を訴え、副議長選挙にも立候補しました。結果として当選には至りませんでしたが、議会の信頼を取り戻すためには、これまでの慣行や組織論にとらわれず、県民の目線に立った改革が必要だとの思いは変わりません。

8月17日の臨時会では、蔵内議長に対する辞職勧告決議案の採決を中止する動議に賛成しました。これは議長自身が「しかるべき時期に辞任する」と明言したことを踏まえ、同じ辞職を求める決議をあえて行う必要はないと判断したためです。

政治家は、憲法・法律・条例・議会の規則、そして自ら決めたルールを守らなければならない。たとえその判断が世間から批判されても、私はルールと自らの良心に従って判断したのなら、その責任を引き受けたいと思います。
今、どう評価されるかではなく、後になって振り返ったとき、家族に対して「自分は恥じない判断をした」と言えるか。それを自分自身の政治家としての軸にしています。

2026.8.23


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謗世不改志、後世自知心。 

「たとえ世にそしられても、道が正しければ、後に必ず人は知る」

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2026.8.21


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福岡県議会臨時会(8月17日)での緊急動議について

福岡県議会臨時会(8月17日)での緊急動議について

一つは、第三者委員会による調査結果を待つべきだという判断。

もう一つは、開会前に議長本人から示された議長辞職の意思を受け、辞職勧告決議案を採決する必要性はないと判断したことです。

私は、その時点で私が知り得た事実と、自らの判断に基づいて起立しました。

厳しいご意見をいただいていることは、真摯に受け止めています。

その上で、私は自らの判断に責任を持ちたいと思います。

2026.8.19


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藏内勇夫議長、記者会見の上、速やかに議長職を辞されることを求めます。

8月17日の臨時会直前、藏内議長ご自身から「然るべき時期に議長を辞職する」との発言がありました。

私は、その発言を受け、藏内議長ご自身の「議長辞職」に賛同しました。

藏内議長には、県民の皆さんに今回の経緯を自ら説明された上で、速やかに議長職を辞されることを求めます。

2026.8.18


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福岡県議会の信頼回復に向けて

【8月11日の副議長立候補から、8月17日の臨時議会まで】

8月17日、福岡県議会臨時議会が開催されました。この臨時議会では、副議長選挙、第三者委員会の設置に関する条例案、そして議長辞職勧告決議案など、現在の福岡県議会が抱える重要な課題について議論が行われました。
この一連の出来事を、私は一人の県議会議員として、そして今回、副議長候補として名乗りを上げた者として、きちんとご報告しておきたいと思います。

8月11日に自民党県議団の副議長候補選挙への立候補を届け出てから、8月17日の臨時議会を迎えるまでの一週間。
短い期間ではありましたが、私自身にとっては、これまでの議員活動を振り返り、改めて「県議会とは何のためにあるのか」「議員は誰のために仕事をするのか」を深く考える時間となりました。
そして、今回の経験を通じて、私はこれまで以上に強く確信しました。

この間、SNSやブログ、マスコミへの記者会など一切口外してはならないとの厳しいルールがありました。
どんどん外に向けて発信して、”議会の見える化”に向けて提案し、意見も申しましたが、決められたルールを厳守して、選挙戦に挑みました。
多分、自民党県議団の中での選挙であり、選挙戦を通じて誹謗中傷や会派内の分断が無いようにするためのだと、自分の中では、そのように受け取っています。
メモに残していましたので、臨時会が終わったタイミングで、その時の自分の想いを公開したいと思います。

(8月11日 福岡県議会副議長候補への立候補)

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決意表明

本日、私は自民党県議団の副議長候補選挙に立候補を届け出ました。
今回の決断は、決して「副議長というポストを得たい」という思いからではありません。
今、福岡県議会は、正副議長ポストをめぐる金銭授受の問題などにより、県民の皆さまから大変厳しい目を向けられています。
私は、この状況を一人の県議会議員として重く受け止めています。
今回の問題を、個々の議員の問題として「点」で処理して終わらせてはいけない。
長年にわたる議会の体質や慣例・慣行まで含めて検証し、県民の目線から、議会のあり方そのものを見直していく必要があります。
第三者委員会の設置は、ゴールではありません。県議会改革のスタートラインです。
私は、第三者委員会の独立性を最大限尊重し、その調査結果を今後の議会改革につなげていきたいと考えています。
そして、改革とは誰かを断罪することではありません。県民から失われた信頼を取り戻すために、私たち議員自身が変わることです。私たちの意識を変えることです。
「昔からこうだった」という慣例にとらわれることなく、県民の皆さまから見て、公正で、開かれた、信頼される県議会をつくる。
そのために、私は退路を断つ覚悟で今回の副議長選挙に挑戦します。
県議会の常識が、世間の非常識と言われることのない議会へ。
県民の皆さまに「福岡県議会は変わった」と感じていただける議会へ。
その改革の先頭に立つ覚悟です。

(8月16日、自民党県議団 副議長候補選挙を終えて)

jiminfukugichou.JPEG

本日、自民党県議団において、福岡県議会副議長候補を決める選挙が行われました。結果は、
板橋聡 24票
神��聡 14票
無効   2票
となり、私は自民党県議団の副議長候補に選ばれることはできませんでした。
率直に申し上げれば、悔しさはあります。
しかし、それ以上に、私に14票を託してくださった議員の皆さんに、心から感謝申し上げます。
今回、私が副議長候補に立候補したのは、決して役職を得るためではありません。
現在の福岡県議会が置かれている状況を重く受け止め、県民の皆さんから失われつつある信頼を取り戻し、議会改革を前に進めたい。
その思いからの挑戦でした。
今回の結果を受けても、その思いは変わりません。
明日17日は、福岡県議会臨時議会が開催され、副議長選挙、第三者委員会の設置に関する条例案、そして議長辞職勧告決議案など、県議会の信頼回復に関わる重要な議論が行われます。
私は、副議長候補に選ばれなかったからといって、改革への歩みを止めるつもりはありません。役職を得ることが目的ではなく、県民の信頼を取り戻すことが目的です。
明日の臨時議会においても、一議員として責任ある判断と行動をしてまいります。
そして、これからも「県議会の常識が、世間の非常識」と言われることのない、公正で開かれた県議会を目指していきます。
私に一票を託してくださった14名の議員の皆さん、そして応援してくださった皆さまに、改めて心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

(8月17日 福岡県議会臨時議会を終えて)

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本日、福岡県議会臨時議会が開催されました。
今回の臨時議会では、副議長選挙、第三者委員会の設置に関する条例案、そして議長辞職勧告決議案など、県議会の信頼回復に関わる重要な議論が行われました。
副議長選挙では、板橋聡県議が選出されました。
私は、昨日の自民党県議団内の選挙で副議長候補に選ばれることはできませんでしたが、今回の挑戦を通じて掲げた「議会改革と県民の信頼回復」という思いは、何一つ変わっていません。
むしろ、ここからが大切だと考えています。
第三者委員会については、今回の問題を単に個別の事案として終わらせるのではなく、これまでの議会運営や慣例・慣行も含めて、県民の目線から検証していくことが重要です。
第三者委員会の設置はゴールではなく、改革のスタートラインです。
また、議長辞職勧告決議案については、緊急動議が提出され、採決が見送られる結果となりました。

ここについては、私自身の判断について、県民の皆さんにきちんとご説明しておきたいと思います。
臨時会開催の直前、約10分前に自民党県議団の議員総会が開かれました。
その場で、藏内議長から、

「然るべき時期に議長を辞職する」

との発言がありました。
藏内勇夫議長自身の言葉を直接聞き、私自身、大変驚きました。
その後、林泰輔議員から、議長辞職勧告決議案の採決を中止する緊急動議の申し入れがありました。
その時、私は率直に、

「議長自身が議長職を辞職する意思を示されたので、辞職勧告決議案を採決する必要性はないのではないか。」

と考えました。
そのため、議長辞職勧告決議案の採決を中止する動議に、私は賛成しました。

ここは、誤解のないように明確に申し上げたいと思います。

藏内議長が、「議長辞職」を示されたので、私は「議長辞職」に賛同致しました。

ただし、ここには一つ、重要な問題があります。
自民党県議団は、臨時会の直前に「議長辞職の意思」を知ることになりましたが、他会派の議員の皆さんには、その時点では共有されていなかったものと思います。
結果として、臨時会直前に大きな判断が行われることになりました。

このような議会運営のあり方についても、今後、私たちは真摯に考えていかなければならないと思います。
この判断についても、県民の皆さんにはさまざまなご意見があると思います。
だからこそ、私たち議員には、何を決めたのかだけではなく、なぜその判断をしたのかを県民の皆さんに説明する責任があります。
本日の臨時議会を終えて、改めて強く感じています。

福岡県議会は、ここから変わらなければならない。
議長や副議長が変わるだけでは十分ではありません。
長年の慣例や議会の体質を見直し、県民の皆さまに開かれた、公正で透明性のある議会をつくっていかなければなりません。
改革とは、誰かを断罪することではありません。県民から失われた信頼を取り戻すために、私たち議員自身が変わることです。
私はこれからも、一人の県議会議員として、今回の問題を決して他人事にすることなく、議会改革と県民の信頼回復に取り組んでまいります。

8月11日の立候補から今日まで、私の決意を受け止め、応援してくださった皆さんに心から感謝申し上げます。
そして、私に14票を託してくださった議員の皆さんの思いも、決して忘れません。
「福岡県議会は変わった」と県民の皆さまに実感していただける議会へ。
ここからが、本当のスタートです。

2026.8.17


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義を見てせざるは勇無きなり

【どんな運命が待っちょろうが後悔せん!】

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以前、県政に挑戦する前に書いたブログを読み返していました。
どんな運命が待っちょろうが後悔せん!

その中に、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の吉田松陰の場面について書いた文章がありました。
吉田松陰が、黒船に乗り込もうとする自分の思いを語る場面です。

「失敗するかもしれん。それでええんちゃ〜。何もせんでおることより、その方が何千倍も、何万倍も、値打ちがある。」

この言葉を聞いたとき、当時の私は、涙が込み上げてきたと書いていました。

今、改めてこの言葉を読み返してみると、政治の仕事にも通じるものがあると感じます。
何かを変えようとすれば、当然、批判されることもあります。
思い通りにならないこともあります。
失敗することもあるかもしれません。
それでも、何もしないでいるよりも、
自分が正しいと思うことのために、一歩踏み出すことに意味がある。
吉田松陰の言葉を、今の自分への言葉として、もう一度かみしめています。

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「何もせんでおることより、その方が何千倍も、何万倍も、値打ちがある。」

これからも、恐れず、逃げず、一歩ずつ前へ。

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2026.08.14


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至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり

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お盆の初日(13日)、朝一番で妻と2人でお墓掃除とご先祖様をお迎えに。
先日、長男が帰省した折、墓掃除をしてくれていたので助かりました。そして自宅に帰り仏壇に手を合わせ、遺影写真をじっと見つめながら、心の中で亡き父に語りかけていました。
そして、座敷にある我が家の家訓の掛け軸をしばし眺めていました。

「誠実為道 人為宝」
〜誠実を道と為し、人を宝と為す〜

今日も一日中、初盆参りに伺いながら、吉田松陰のあの言葉を思い出しました。

「至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり」

以前書いたブログがありました。
今こそ変革の時

誠而不動者未之有也”〜至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり〜
誠(真の心)を以て行動すれば、人の心を動かさない事はない」

2026.08.13


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”かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂”

地域でお世話になった方々の初盆参りに伺わせていただいています。
20年前に私が初めて選挙に挑んだ際、我がことのように温かく背中を押してくださった方々のご遺族のもとをお参りいたしました。
ご家族と当時の思い出を語り合う中で、あの頃お元気だった故人の情熱や、交わした言葉が鮮明に思い出されました。

「よく決心して立ってくれた。これまでの人間関係や人脈をすべて注ぎ込んで応援する。これは私の人生の総決算だ。頼むからこの地域を良くしてくれ」

人間関係の中で時に嫌な思いをされながらも、一生懸命に私を支え続けてくださったそのお姿。当時かけていただいた言葉の重みと温かさは、何年経っても私の胸の奥で熱く燃え続けています。
満分の一の恩返しもできぬままお見送りすることとなってしまいましたが、先人の想いを引き継ぎ、地域と県政のために果たすべき責任から逃げるわけにはまいりません。

「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」

厳しい道のりや様々な試練があると分かっていても、背負った想いがあるからこそ、立ち止まるわけにはいかない。
私の中に脈々と流れるのは、あの日背中を押してくださった皆様への感謝と、愚直に筋を通し抜く覚悟です。

いずれ私がこの世を去り、あの世で再会できたときに、「神崎聡くん、あんたは良くやったぞ!」と笑顔で言っていただけるように。
これからも初心と感謝を忘れることなく、どんな局面であっても誠心誠意、誇りを持って歩んでまいります。

butudan

ohaka

2026.8.13


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自民党県議団新会長に渡辺勝将会長

8月10日、自民党県議団の新しい会長が決まりました。
お二人が立候補され、選挙が行われたことは、県議団が直面する課題について、それぞれの考えや覚悟を示されたものだと思います。立候補されたお二人に敬意を表します。

私自身、県議会議員となって4期目を迎えました。
これまで、IT振興や地域産業の活性化、教育環境の整備、地域の暮らしに直結する課題など、現場の声を大切にしながら、県政に届けてまいりました。
県議会で議論を重ね、県内各地の現場を訪ねる中で、福岡県が抱える課題の大きさを実感する一方、福岡県には、それを乗り越えてさらに発展していく大きな可能性があることも感じています。
だからこそ、これからの県政には、政策を前に進める力だけでなく、県民の声に耳を傾け、異なる意見にも真摯に向き合い、互いに議論を尽くしながら、より良い方向を見いだしていく姿勢が大切だと考えています。
そして、県民の皆様から信頼される県政をつくるためには、行政だけではなく、私たち県議会自身も、常に自らの姿勢や役割を問い直していかなければなりません。

県議会は、県民の皆様の声を県政に届ける大切な場所です。
だからこそ、県民の信頼があってこそ、議会の議論にも政策にも力が生まれるのだと思います。
私自身も、これまでの経験に決して安住することなく、現場に足を運び、仲間と議論し、県民の皆様の声を県政につなげていく。その原点をこれからも大切にしていきたいと思います。

福岡県には、まだまだ取り組まなければならない課題があります。
人口減少や地域経済、産業振興、教育、医療・福祉、農林業、地域交通、そしてこれからの時代を見据えた新たな産業の育成など、県議会が果たすべき役割は決して小さくありません。
これまで積み重ねてきた経験を生かしながら、会派の皆さん、県議会の仲間の皆さん、そして地域の皆さんと力を合わせ、一つひとつの課題に向き合ってまいります。

県民の皆様に「福岡県議会が変わった」「県議会に期待してよかった」と思っていただけるような県議会を目指して。
これからも、目の前の課題から逃げることなく、誠実に、一歩一歩、県政に取り組んでまいります。

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2026.08.10


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商工労働委員会&管内視察(令和8年8月6日7日)

令和8年8月6日午前中、商工労働委員会が開催、また6日・7日管内視察も実施されました。委員会の議題としては、
� 崑�12次福岡県職業能力開発計画の策定について」
現在の第11次計画(令和4年度〜令和8年度)が終了することから、令和9年度から令和13年度までの5年間を対象とした新たな計画を策定するものです。
福岡県が抱える課題として、説明では、人口減少や少子高齢化が進む中で、人材不足が県内産業全体の大きな課題となっていることが示されました。
特に、
・DX(デジタル化)に対応できる人材の不足
・建設業や介護分野などの深刻な人手不足
・若年層の離職や就職後のミスマッチ
・女性、高齢者、障がいのある方、外国人材など、多様な人材の活躍促進
・技能継承やものづくり人材の育成
などが重要な課題として挙げられています。

主な施策の新たな計画では、次の4つを柱として職業能力開発を進めていく方針です。
�� 産業界や地域ニーズを踏まえた人材育成
・DX人材の育成
・成長産業への人材供給
・人材不足分野への支援
・ものづくり人材の育成
・キャリア形成・リスキリング支援
・学校段階からのキャリア教育
�� 誰もが活躍できる社会の実現
・若者への支援
・中高年齢者・高齢者への支援
・女性活躍の推進
・障がいのある方への支援
・非正規雇用労働者への支援
・外国人材への支援
・特別な支援を必要とする方への支援
�� 高等技術専門校・障害者職業能力開発校の機能強化
・新しい技術や産業ニーズに対応した訓練
・訓練環境や指導体制の充実
・情報発信の強化
�� 技能の継承と技能者の社会的評価向上
・次世代への技能継承
・技能の魅力発信
・技能者の社会的評価向上

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人口減少が進む中で、人材の確保・育成は福岡県の産業競争力を左右する重要な課題です。特に、デジタル人材の育成とリスキリングの推進、ものづくり技能の継承、そして女性や高齢者、障がいのある方など、誰もが能力を発揮できる環境づくりは、地域経済を支える上で欠かせません。
今後、計画案の内容をさらに精査し、田川地域をはじめ県内各地域の実情が十分反映されるよう、委員会でもしっかり議論してまいります。

今回の視察は、障がい者雇用、人材育成、そして医薬品製造という、福岡県の産業と雇用を支える重要な現場を訪問し、多くの学びを得ることができました。

�� サンアクアTOTO�蝓碧牟綵�市小倉南区)
サンアクアTOTO�蠅任蓮◆崋�立・参画・信用」を企業理念に掲げ、障がいの有無にかかわらず、一人ひとりが能力を発揮し、いきいきと働くことができる職場づくりが実践されていました。
工場内では、作業工程や設備に様々な工夫が施され、安全性や作業効率を高めるだけでなく、従業員が安心して長く働ける環境づくりが徹底されていました。障がい者雇用を「福祉」ではなく「企業の戦力」として位置付けている姿勢が大変印象的であり、共生社会の実現に向けた先進的な取組を学ぶことができました。

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�� 福岡県立小竹高等技術専門校(小竹町)
今回初めて訪問しましたが、想像以上に充実した施設と実践的な教育内容に大変驚きました。
同校では、「プログラム設計科」「自動車整備科」「機械加工エンジニア科」「建築科」「デザイン塗装科」「介護サービス科」など、多様な分野で職業訓練が行われています。
実際の職場に近い設備や機器を活用した実践教育が行われており、先生方の熱意あふれる指導のもと、即戦力となる人材育成が進められていました。人手不足が課題となる中、地域産業を支える技能人材の育成拠点として、大変重要な役割を果たしていることを実感しました。

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�� 沢井製薬�� 第二九州工場(飯塚市)
沢井製薬�蠡萋鷆綵9�場では、工場の概要や生産体制について説明を受けた後、最新鋭の製造設備を見学しました。
ジェネリック医薬品の安定供給を支える国内有数の生産拠点として、業界トップクラスの生産能力を誇り、24時間体制で高品質な医薬品が製造されています。
工場見学では、原料の受入れから製造、中間製品の管理、最終製品検査、出荷まで、すべての工程において国が定める厳格な品質基準に基づいた管理が徹底されており、「安全・安心な医薬品を患者さんへ届ける」という企業の責任と使命を強く感じました。

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今回の視察を通じて、福岡県には世界に誇れる技術や人材育成、そして先進的な取組を行っている企業・教育機関が数多く存在することを改めて実感しました。
今回得た知見を今後の委員会活動や県政に生かし、地域産業の振興、人材育成、雇用の充実につながる政策提言に努めてまいります。


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真の議会改革・県政改革へ

kengikai-doukou(2026.8.6)

日弁連のガイドラインを踏まえた第三者委員会の設置が決まりました。しかしながら、表面上の調査で終わらせなてはならないと思います。〜第三者委員会設置と「議会文化」の根本病理〜

福岡県議会における「正副議長ポストと金銭授受」をめぐる疑惑について、大きな動きがありました。
県議会において、日弁連(日本弁護士連合会)のガイドラインを踏まえた「第三者委員会」の設置方針が決定されました。
これにより、事態は「検証を行うかどうか」という議論の段階から、「どこまで真実に迫り、実効性のある根本改革ができるか」という実行のステージへと移行してきます。
しかし、私はここで強く訴えたいことがあります。
今回の問題を、単なる「特定議員の不祥事」や「正副議長選の金銭授受の有無」といった点のみの調査だけで終わらせてしまえば、本当の意味での議会改革・県政改革には絶対に到達できないと思っているからです。
もし仮に疑惑が真実であるならば、それを生み出し長年にわたり許容してきたのではないかという「議会特有の文化・構造・そして感覚のマヒ(心理構造)」という病理そのものです。

1. 表面的な「個人の摘発」では何も変わらない
今回の事案調査において焦点となる本質は、以下の点に集約されます。
 ・慣行の有無や実態:金銭授受は単発の出来事だったのか、それとも「不透明な慣行」として長年存在していたのか、それとも事実無根なのか。
 ・選出プロセスの透明性: 議長・副議長の選出過程は、本来あるべき透明で公正なものだったのか。
 ・適切な緊張感: 二元代表制として、県議会と県執行部(行政)との間に適切な緊張感が保たれていたのか。
しかし、正副議長の疑惑「だけ」をピンポイントで調べ、誰かを処分して幕引きを図るようなことがあれば、数年も経てばまた形を変えて同じ構造が再発するのではないかと考えます。
必要なのは、対象を一部の役職経験者に限らず、すべての現職県議および元職まで広げた全容解明です。

2.解明すべき「日常の文化」と「キャリアパスの構造」
では、検証すべき「本質的な課題」とはどこにあるのでしょうか。
それは、議会の日常に溶け込んでいる可能性のある「慣行」と「役職のあり方」です。
 ・正副議長ポストに限らず、キャリアパスとして存在する議会運営委員長、各常任委員会・特別委員会の委員長、各種議員連盟の会長といった役職者たちにおける金銭授受や不透明な慣行の有無はどうだったのか。
 ・懇親会の負担ルールや、日々のお弁当代の処理といった、一見細かな日常のコスト処理はどうなっていたのか。
こうした「外からは見えない日常の金銭慣行や風習」にまで調査の手を広げなければ、組織全体の構造を紐解くことはできません。

3.「世間の非常識」が「議会の常識」になる恐怖
なぜ、このような構造が長年続いてきたのか。
そこには、長い年月をかけて醸成されてきた「議員意識のミスマッチと心理的マヒ」が存在したからだと感じます。
新人議員が議会に入った際、「こういうものだ」「これが円滑な議会運営のための配慮だ」という風習に揉まれるうちに、次第に疑問を抱く感覚そのものが消耗していく。外から見れば明らかに「異様で非常識なこと」が、閉鎖的な空間の内部では「当たり前の常識」としてすり替わっていく。いわば組織的な心理の調教・マヒ状態が起きていたのではないかと考えます。
この根底にある異質な文化を打ち破らない限り、どれほど立派なルールを作っても骨抜きにされてしまいます。

4. 第三者委員会設置は「ゴール」ではなく「スタート」
第三者委員会の設置が決まったことは、改革のゴールではありません。
真の信頼回復に向けた、ほんのスタートラインに立ったに過ぎません。
第三者委員会には、単なる金銭授受の有無にとどまらず、なぜその文化が醸成され、議員一人ひとりの心理にどう作用してきたのかという「構造そのもの」を骨太に解明してもらうことを強く望みます。
「政治家の常識」を「世間の常識」へと引き戻す。
議会が真の自浄作用を取り戻し、県民に胸を張れる県政改革・議会改革を成し遂げるまで、私はこれからも妥協することなく、この構造的課題に向き合い、発信し続けてまいります。

2026.8.8


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自民党県議団会長の辞任と「日弁連のガイドラインに基づいた第三者委員会」設置の決定を受けて

kengikai-doukou(2026.8.5)

自民党県議団会長の辞任(8月3日)と「日弁連のガイドラインに基づいた第三者委員会」設置の決定(8月4日)を受けて、8月5日時点での自分自身の考え(気持ち)と立ち位置を整理しブログに書いておこう思います。

〜実質的な検証と議会の正常化へ〜
福岡県議会、そして自民党福岡県議団を取り巻く政治不信がさらに深刻化していると思います。
8月3日、自民党県議団の松尾統章会長が会長職を辞任する意向を表明されました。一連の金銭授受疑惑の渦中にある中で、災害(熊本地震)直後に批判されている最中、政治資金パーティー(ビアパーティー)を開催し、その後に「やって良かった」と釈明した不適切な発言が決定打となり、会派トップが辞任に追い込まれた形です。
また、県議会側においても「日弁連ガイドラインに基づく第三者委員会」の設置が決定・報道されました。
相次ぐ疑惑に加え、県民感情を逆なでした政治資金パーティーの開催や不配慮な発言により、県民の皆さんの不信感はすでに頂点に達しています。一県議として、この惨状を極めて重く、そして恥じるべき事態として受け止めております。

1.トップの辞任劇で「うやむやな幕引き」にしてはならない
今回の会長辞任は、自らの不適切な言動によって巻き起こした混乱の責任をとる形となりましたが、これで問題が解決したわけでも、一連の疑惑が晴れたわけでもありません。
「不快な思いをさせた」「迷惑をかけた」と頭を下げて辞任するだけで、一連の金銭授受疑惑や政治資金の取り扱いが曖昧なままうやむやに処理されてしまっては、県民の納得など到底得られません。
責任者が辞職・辞任することで幕引きを図るという「政治の古い体質」を断ち切り、何が不適切で、どこに構造的な問題があったのかを客観的な事実に基づいて徹底的に解明することこそが不可欠です。

2.日弁連ガイドライン第三者委に求められる「3つの絶対条件」
県議会としても、ようやく日弁連のガイドラインに基づいた第三者委員会を立ち上げることが決定した報道がありました。
私が7月27日の自民党議員総会および7月30日のブログで強く訴えてきた通り、この第三者委が身内の庇い合いや形式的な反省ポーズに終わらないよう、今後、以下の「3つの絶対条件」を厳格に求め続けてまいります。

 �‘販�性・中立性の徹底確保
  外部弁護士(弁護士会推薦など)の独立性を確保し、政治的な忖度や利益相反を完全に排除した調査を行うこと。
 ��調査経過および報告書の全面公開
  身内に都合の悪い事実を隠すための黒塗り(マスキング)を排し、どのような事実認定がなされたのかを県民へオープンにすること。
 ��実効性ある再発防止策(厳格な実施基準)の策定
  政治資金の運用、公費支出、海外活動等のあり方について、二度と県民の不信を招かない明確で厳しい「議会版ガイドライン」を構築すること。

3.「見られている」という自覚を持ち、単なる「ポスト争い」に終わらせない
副議長の不在に伴い他会派からも候補者擁立の動きが出るなど、議会運営そのもののあり方が問われています。しかし、今最も警戒しなければならないのは、この局面が単なる会派間の「ポスト争い」や「駆け引き」に終始してしまうことです。
「政治とカネ」に対する県民の厳しい視線から乖離した行動が相次ぐ背景には、これまでの低投票率や無投票当選の多さ(前回の県議選投票率35.5%)が示すように、「議会が県民に見られていないこと」を「信頼されている」と取り違えてきた甘さが存在します。
「失った信頼を取り戻す」という生ぬるい認識は捨てなければなりません。「ゼロから信頼を積み上げていく」覚悟が必要だと思います。
誰がどの役職に就くかという内向きの議論ではなく、「見られる議会」へと脱皮し、監視されることを恐れず、調査プロセスも公費の使途もすべて可視化していく覚悟が必要です。

単に「批判されたから自粛する」「怒られたから辞任する」というパフォーマンスの連鎖では、県民の怒りを鎮めることはできません。
不都合な事実から逃げず、客観的な第三者の目を通じて実態を洗い出し、二度と不透明な公費支出や不適切な集金活動を許さないルールを再構築する。
一福岡県議会議員として、身内かばいや事なかれ主義を絶対に許さず、透明性の確保と真の議会正常化に向けて取り組んでまいります。
引き続き、県民の皆さんのご指導とご監視をお願い申し上げます。

2026.8.5


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議会の調査体制と、知事による第三者委員会調査範囲拡大の決定を受けて

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「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」の策定にあたって

地方公共団体における第三者調査委員会調査等指針について

現在、県議会および県行政において懸念されている各種疑惑や経費支出等の問題について、県民の皆様から「知事側(行政)と同様に、日弁連のガイドラインに沿った客観的で透明性の高い徹底調査を行うべきだ」という厳しいご意見を多数いただいております。

■ 議会内における調査組織構築への取り組み
去る7月27日には自民党県議団の議員総会が開催され、今後の調査組織のあり方について議会事務局より法的な枠組み(地方自治法上の制約や手続き等)について説明を受けました。
現在、自民党県議団におきましても、議会事務局から示される法的な整理や提案を踏まえながら、「いかに県民が納得する客観性と透明性を担保した調査体制を構築できるか」について、党内に設置されたPT(プロジェクトチーム)を中心に協議が進められているところです。
行政(知事側)が日弁連ガイドラインに基づく第三者委員会の設置を決める中、議会としても二権分立の原則や法的な制限を正しく理解しつつも、決して「身内調査」や「形式的な検証」で終わらせてはならないと強く感じております。

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そのため7月29日、同じ福岡県議会で弁護士の堀大助県議(新政会)や、県執行部の上層部の方々と直接お会いし、意見交換を行ってまいりました。
日弁連の「地方公共団体における第三者調査委員会指針」などの実際の資料を踏まえ、事務局案にある是正措置や改善策の取り扱い(自助作用のあり方)をどのように整理すれば、実質的に日弁連ガイドラインの理念(独立性・客観性)に合致した第三者委として成り立たせることができるか、非常に深く建設的な協議を行ってまいりました。

■ 知事による「県議会側の問題も第三者委の調査対象とする」方針表明について
そうした中、服部知事より、県が設置する日弁連ガイドラインに基づく第三者委員会の調査対象について、行政側の事案のみならず、財務会計や支出の妥当性の観点から「県議会の海外視察等に関する問題も対象に含めて実態調査を進める」旨の発表がなされました。
行政(知事側)として、県民への透明性と公正性を第一に優先し、退路を断って実態解明に踏み切るという非常に重い決断が下されたと受け止めております。

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二権分立の観点から議会自らの自律的な検証・調査が求められることは言うまでもありませんが、財務会計上の裏付けや客観的な検証において、行政側が客観性の高い第三者委員会を用いて全容解明を進める流れができたことは、県民の信頼回復に向けた非常に大きな一歩となると考えます。

■ 今後に向けた決意
「法的な手続きの厳格さ」と「県民が納得する第三者性・客観性」をいかに両立させるか。
県民の皆さんに胸を張ってご報告できる最善の調査体制が構築されるよう、こうした専門的な知見や知恵も生かしながら、今後もブログやSNSなどを通じて県民目線に立った丁寧な情報発信と状況報告に努めてまいります。
進展がございましたら、改めてご報告申し上げます。

2026.7.30


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令和8年7月27日自民党県議団総会を経て〜「地方自治法の壁」と、県民の信頼を取り戻すために!

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昨日(令和8年7月27日)、自民党県議団議員総会がありました。過日(7月24日)の中尾正幸副議長の議員辞職表明、そして服部誠太郎知事による過去の海外活動に関する「日弁連のガイドラインにもとづく第三者委員会」設置と1年間の海外活動自粛の発表など、福岡県政・県議会を巡る状況は刻一刻と動き、緊迫した局面を迎えております。

私のもとにも、地元・田川の有権者の皆さんをはじめ、多くの県民の皆さんから「政治資金や公費は適切に使われているのか」「県議会は自浄作用を発揮できるのか」という厳しくも切実なお声が寄せられております。
こうした中、昨日(7月27日)、自民党福岡県議団の議員総会が開催されました。
この総会において、私自身がどのように発言し、議会事務局からどのような答弁があったのか。そして、私自身がこれから何を第一に考えて動いていくのか、その全容を県民の皆さんへ隠すことなくご報告します。

1. 総会で判明した「地方自治法の壁」〜なぜ議会は日弁連のガイドラインにもとづいた第三者委を置けないのか
総会では、冒頭、議会事務局長より「知事側が設置する第三者委員会」と「県議会が検討している有識者による調査」の違いについて説明がありました。
報道等では「知事は日弁連ガイドラインにもとづく第三者委員会を受け入れたのに、県議会は逃げているのではないか」という厳しいご批判がなされています。私自身も「県民の納得を得るには、日弁連ガイドラインに完全準拠した第三者委員会を早期設置すべきだ」と考えていました。
しかし、他の県議からの質問に答える形で、事務局長からの回答は、「地方自治法上の制約により、議会(議決機関)が条例制定等の手続きを経ずに、完全に外部の民間機関へ調査権限を丸投げ・委任する『日弁連ガイドライン通りの第三者委員会』を設置することは形式上困難である」という、私にとっても非常に予想外なものでした。
行政(知事部局)は執行機関として外部への調査委託が柔軟にできる一方、議会という二元代表制の一翼においては、法制度上の枠組みが大きく異なるという「法律の壁」が存在することが明示されたのです。

2. 私が議員総会で発言したこと〜「法的な説明だけで県民が納得するのか」
事務局からの法的な解説を受け、会議の中では一定の整理がなされたかのように見えました。しかし、私にはどうしてもぬぐえない強い危惧と危機感がありました。
「法的な理由はどうあれ、日弁連基準ではない案が出された瞬間、県民やメディア、SNSを通じて、自民党県議団、福岡県議会は一瞬にして県民から信頼を失うのではないか」
私は、総会の場で幹部や事務局に向けて次のように直接問いただしました。
「法的な難しさや、今回予定している弁護士委託の調査でも同等の権限を持つという説明は理解いたしました。しかし、私が一番心配しているのは、県民の皆さんが『日弁連ガイドラインにもとづかない案』を見た時に、県議会や県議団に対する信頼を完全に失ってしまうのではないかということです。情報化社会の今、法的な理屈をアナウンスするだけで一度崩れた信頼を取り戻すことは極めて困難です。県議会全体はもちろん、地元で誠実に活動している議員一人ひとりの信頼まで損なわれてしまいます。今、私たちが第一に考えなければならないのは『県民の信頼を取り戻すこと』です。今回の事務局案が、本当に県民の皆さんの信頼を回復できる内容になっているのか、お尋ねします。」
議会事務局長からは「外部の弁護士(福岡県弁護士会に推薦を依頼)による公正な調査を進め、その結果と報告を包み隠さずお返ししていくことで信頼回復に努めたい」旨の答弁がありました。

3. 今後の調査組織に求められる「3つの厳格な条件」
事務局の答弁により、法的な形式論としては「議会内に外部弁護士による調査組織を置く」という方針にならざるを得ない現状は理解いたしました。
しかし、「法律上できないから」という言い訳で終わらせることは絶対に許されません。
形ばかりの「身内調査」で終わらせず、県民の皆様が100%納得できる内容にしなければならないと考えます。したがって、私は今後のプロセスにおいて以下の3点を強く求めてまいります。
・外部弁護士(弁護士会推薦)の独立性と中立性の徹底確保
議会側の意向を一切排除し、利益相反のない外部専門家に完全な独立性を持って調査を行っていただくこと。
・調査経過および報告書の「全面公開」
「何を調査し、どのような認定がなされたのか」をブラックボックス化せず、マスキング(黒塗り)を最小限に抑えて県民のへ公開すること。
・「再発防止策」としての厳格なガイドライン策定
調査(過去の検証)にとどまらず、海外活動や公費支出、政治資金の運用に関する明確で厳しい基準(議会版ガイドライン)を策定し、二度とこうした不信感を招かない仕組みを作ること。

おわりに〜県民目線・有権者目線を忘れずに
政治の現場にいると、時として「法制度の壁」や「議会内の慣習」に直面します。しかし、有権者や県民の皆さんから見れば、そうした内側の事情は関係ありません。
「税金が適正に使われているのか」
「説明責任を果たしているのか」
という厳しい目が向けられるのは当然のことです。
私は、自民党県議団の一員でありますが、「常に一番近くで声を聞かせてくださる地元・田川の有権者の皆さんの目線」、そして「不透明な政治に疑問を持つ県民の皆さんの目線」で活動してまいります。

総会後には、県議団執行部と各期との間で、率直な意見交換が行われました。最終的には、各期の意見を集約し、県議団のPT(プロジェクトチーム)として正式に発表されると思いますが(正式に決まったことはブログやSNSで報告します)、私は、
・県民目線で真の客観性と信頼を取り戻すために自分の考えを訴える
・不都合な事実から逃げず、自浄作用と透明性の確保を求め続ける
この姿勢を貫き通すことこそが、結果として福岡県議会の信頼回復につながり、次の世代(子や孫たちの世代)に胸を張って引き継げる福岡県政をつくる道だと信じています。

今後とも、神崎聡の活動を厳しく、そして温かく見守っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。

2027.7.28


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県民の信頼回復と、透明で開かれた県政・県議会の再構築に向けて

今、福岡県政・県議会は、大きな信頼の危機に直面しています。
政治資金や公費のあり方をめぐり、連日のように報道が続く中、私のもとにも、地元・田川の皆さんから、
「一体、県議会はどうなっているのか」「海外視察はどこにいくら使い、報告書は作成したのか」「正副議長の金銭授受疑惑はどうなのか」「県民にきちんと説明してほしい」
という、厳しくも切実な声が寄せられています。

私は、県議会議員として、こうした皆さんの声を決して軽く受け止めてはならないと考えています。今、問われているのは、個々の問題への対応だけではありません。
県民の信頼をどう取り戻すのか。
県民から信頼される県議会を、どう再構築するのか。
そのことが、私たち県議会議員一人ひとりに問われています。

先日、私自身の現在の思いと、これからの決意について動画を作成しました。ぜひ、ご覧いただければ幸いです。

「県民の皆様の信頼を取り戻すために!」――神崎聡 YouTube

今回の問題を一過性のものとして終わらせてはならないと考えています。
不都合な事実から逃げず、説明責任を果たすこと。
県民の税金である公費を大切にし、無用な浪費を排し、真に県益につながる活動に絞り込むこと。
県行政も県議会自身も厳しく自らを律すること。
そして、県議会議員として、しっかり知っていることは伝えていくこと。
これが、今の私に課せられた責任だと考えています。
以下、今回の一連の動向を受け、私自身がどのような考えでこの問題に向き合い、これからどう行動していくのか、改めて私の決意をお伝えいたします。

1.副議長辞職を受けて――今こそ問われる自浄作用
中尾副議長の議員辞職の記者会見において、「県民の誰一人から信頼されていない」という趣旨の発言をされました。
この言葉は、現在の県議会が置かれている厳しい状況であり、県民の皆さんの目は、これまで以上に厳しくなっています。
だからこそ、私たち議員は、これまでと同じ議会運営を続けるのではなく、今一度、自らの姿勢を問い直さなければなりません。
もし、問題を曖昧なままにし、十分な説明をしないまま従来の関係性や慣行を維持すれば、議会全体が「反省も自浄作用もない」と受け止められてしまいます。
そして、その影響は、特定の議員だけにとどまりません。
県議会議員一人ひとりが、地元で県民の皆様に説明することが難しくなり、結果として、議会そのものへの信頼が失われてしまいます。
今、私たち県議会議員に求められているのは、
「県民の信頼をどう回復し、県民・有権者に対して、どう説明責任を果たしていくのか」
この一点だという認識です。
過去の慣行の中に、今の時代にそぐわないものがあるのであれば、勇気を持って見直す。
曖昧にされてきた問題があるのであれば、明確に整理する。
必要な情報は、できる限り県民の皆さんに開示する。
そして、議員自身が自らを厳しく律する。
私は、これこそが本当の意味での「自浄作用」だと考えています。

2.知事の「海外活動自粛」と「第三者委員会設置」について
服部知事が、これまでの海外活動について第三者委員会による検証を受け入れ、一定期間の海外活動自粛を表明されたことについては、県民の不信感を払拭するための一歩として受け止めています。
一方で、私たちが冷静に考えなければならないこともあります。
それは、
「批判されたから止める」こと自体を目的にしてはならない
ということです。
海外活動には、自治体外交や国際交流、地場企業の海外展開支援、トップセールスなど、福岡県の将来や県益のために必要なものもあります。
これらまで一律に止めてしまえば、長期的には福岡県にとって大きな損失となる可能性があります。
重要なのは、これまでの活動について、
「何のために行ったのか」
「どれだけの公費を使ったのか」
「その結果、どのような成果が得られたのか」
を県民に分かりやすく示すことです。
そして、今回の検証を一つの契機として、今後の海外活動について、
どのような目的であれば実施するのか
誰が参加するのか
公費をどこまで認めるのか
費用対効果をどう検証するのか
活動後にどのように成果を県民へ公表するのか
といった、明確で厳格なルールを確立する必要があります。
これは行政だけの問題ではありません。
私たち県議会議員の海外視察や公費支出についても、同じように厳しい透明性と説明責任が求められています。
「行政は厳しく、議会は別」という考え方では、県民の理解を得ることはできません。
行政も議会も、県民の税金によって活動している以上、同じ基準で自らを律する必要があります。
私は、今回の問題を単なる「海外視察の是非」という一過性の問題で終わらせるのではなく、
「県民に信頼される公費の使い方とは何か」
「本当に県益につながる活動とは何か」
を改めて考える機会にすべきだと考えています。
そして、第三者委員会による検証結果を踏まえ、県民の皆さんが納得できる、透明で効果的な自治体外交・議会外交のあり方を再構築していくべきです。

3.私自身の政治信条――「夢からはじまる」未来を次の世代へ
私はこれまで、地域や政治活動の現場で、
「子どもや孫たちが、安心して暮らせる未来をつくりたい」と願って活動してきました。
将来を担う子どもたち、そして孫たちの世代に、私たちはどのような福岡県を残すのでしょうか。どのような政治を残すのでしょうか。
不透明な政治資金や、説明のつかない公費の使い方をそのままにし、自浄作用のない議会を放置したまま、私たちは胸を張って次の世代にバトンを渡すことができるでしょうか。
私は、できないと思います。
政治への信頼は、県政を前に進めるための「土台」です。
経済振興も、福祉・医療の充実も、教育政策も、田川地域の振興も、道路やインフラの整備も、県民の皆様から信頼されて初めて、政策として前に進めることができます。
土台が揺らいでいれば、どれだけ素晴らしい政策を掲げても、県民の皆さんの理解や共感を得ることはできません。
だからこそ、今、私は政治への信頼を取り戻すことに正面から向き合わなければならないと考えています。

政治の状況は、刻々と変化しています。これからも、予期せぬ出来事が起こるかもしれません。しかし、私は、
政治姿勢の軸がぶれることはなく、不都合な事実から逃げず、説明責任を果たすこと。
県民の税金である公費を大切にし、無用な浪費を排し、真に県益につながる活動に絞り込むこと。
行政だけでなく、県議会自身も厳しく自らを律すること。
これを、田川の皆さんから負託を受けた自分自身の責任として取り組んでまいります。

「政治は誰のためにあるのか」その原点を決して忘れることなく、福岡県政と県議会が、再び県民の皆さんから信頼される存在となるために、頑張るのみです。
今後ともご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

2026.7.26


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国立研究開発法人 国立循環器病研究センターを訪問

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大阪府吹田市にある国立循環器病研究センターを訪問し、予防医学・疫学情報部、医学統計研究部 部長の西村邦宏先生と約2時間にわたり意見交換を行いました。
先月の6月30日、行橋市・添田町・赤村・ICI株式会社・合同会社H.U.グループ中央研究所、そして国立循環器病研究センターが連携してスタートした「郵送検査を用いた骨粗しょう症予防の効果検証事業」は、全国でも初めての先進的な取り組みとなります。
骨粗しょう症は、転倒や骨折の大きな要因となり、要介護状態につながる重要な課題である一方、検診受診率は全国でも極めて低い状況です。
今回の事業では、自宅で採尿し郵送するだけでリスク評価ができるため、「病院に行く時間がない」「受診のきっかけがない」という方にも検査を受けていただける可能性があります。
今回の訪問した目的は、本事業の推進と全国展開へのシナリオに加え、データに基づく地域医療政策や、自治体と研究機関が連携した健康づくり、さらには福岡県内への横展開の可能性についても、専門的な視点から多くの示唆をいただく事でありました。
地方創生の基盤となるのは、地域で安心して暮らし続けられる「健康」です。
福岡県議会議員として、最先端の医学研究と地域行政を結びつけ、県民の皆さんの健康寿命の延伸につながる政策を、一つひとつ形にしてまいります。
西村先生には貴重なお時間をいただき、心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

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国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターと国立研究開発法人 国立循環器病研究センターの二つのナショナルセンターとのタッグで、「この地域で暮らしていれば、健やかに年を重ね、安心して働き続けられる」そんな新しい「日本のモデル」を創り、全国へと横展開していくことを目指していきたいと思います。

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商工労働委員会&管内視察(令和8年7月14日)

令和8年7月14日、商工労働委員会が開催、また管内視察も実施されました。委員会の議題としては、
�^貳娘卉痛/誘綵4儻�機構の事業について
・R7年度のインバウンド成果として、台湾からの送客約1.8万人、欧米豪からも約1万人と大健闘していました。WebやSNS発信も強化しているとのこと。
・2030年の観光消費額4兆円、延べ宿泊者数7,305万人泊を目指すとしています。特にインバウンドの消費額倍増を狙っています。
・新たな観光資源
「九州のお肉」などの食イベント、高付加価値ツアー、交通一体型の周遊券開発で満足度をアップします。

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管内視察先は
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・県では、平成23年に、半導体の実装分野で設計・試作から評価・解析までを一貫して支援する「三次元半導体研究センター」、半導体製品の実環境下での実証・評価を支援する 「社会システム実証センター」 を設置し、半導体関連企業の研究開発支援を行ってきました。
・昨年8月25日に、この両センターを統合し、「福岡超集積半導体ソリューションセンター 」を開所する。半導体後工程の先進技術の研究開発を支援するため、新たなセンター長及び技術アドバイザーを招聘し、設計・試作から評価・解析及び実証までをワンストップで提供します。
�ヾ覿箸悗旅眦戮糞蚕兒愼魁楚靴燭淵札鵐拭篠控擇啜蚕僖▲疋丱ぅ供爾魴泙─⊃契宿覆篆卦蚕僂料禄个妨�けた技術指導を実施
(参考)企業版ふるさと納税を活用して高度な研究開発を支える最先端機器を導入
��後工程分野における人材の育成〜国内初、後工程を体系的に学習できる実習講座を開設し、技術人材を育成(県内中小企業は受講料を全額補助)
�B膩森颯廛蹈献Д�トによる産学官共同開発〜九州大学や県内企業との連携による省エネ半導体(グリーンデバイス)開発などにより、産学官の共同開発を推進。

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「移住促進×公共交通」で挑む持続可能な田川地域づくり

今、田川地域は「地域公共交通の維持」と「人口減少・少子高齢化」という地域の存続に直結する深刻な課題を抱えている。
これを解決するため「空き家活用による移住促進と、バス運転手確保の仕組みづくり」という新しい政策を考えている。要は、発想の転換っていうか、田川の未来をどのように変えていくのか、これを実践していこうと思う。

1. 迫り来る危機:移動手段がなければ暮らせない時代へ
まず目を背けてはならないのが、田川地域における公共交通の現状。
地域では今、凄まじい勢いで少子高齢化と人口減少が加速している。それに伴い、地域を守ってきた公共交通の利用者が減少し、平成筑豊鉄道のバス転換、また路線バスなどの減便や廃止が懸念されている。
「車がないと、どこにも行けない・・・」
そんな不安を抱える高齢者の方が増えている。高齢化によって運転免許を自主返納したり、車を手放したりする人が増える一方で、地域の足であるバスがなくなってしまえばどうなるか。
「買い物に行けない」「病院に通えない」といった、日々の暮らしそのものが成り立たなくなる高齢者が溢れてしまう。
空き家や空き地が目立つようになった地域で、誰もが安心して暮らし続けるためには、「公共交通は地域の命綱」であるという強い危機感を持ち、今すぐ具体的な対策を講じる必要がある。

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2. しかし、現場では「バスの運転手が足りない!」
公共交通を守るために、各市町村ではコミュニティバスの運行を拡大したり、利用が減少した鉄道(平成筑豊鉄道など)のバス転換を検討し、また、学校の統廃合に伴うスクールバスの運行も増加傾向にある。
つまり、地域にとって「必要なバスは増やさなければならない」。
しかし、ここで最大の壁が立ちはだかります。「運転手が圧倒的に足りない」という現実。
運転手不足の背景には、高齢化によるベテラン運転手の退職、若い世代の担い手不足、そして長時間労働や責任の重さといった労働環境の課題がある。
このまま運転手を確保できなければ、いくら予算をつけてバスを増やそうとしても運行自体が維持できなくなり、地域の足が本当に失われてしまう。

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3. 発想の転換:「移住 × 公共交通」という新しい仕組み
そこで提案するのが、「都会からの移住促進」と「バス運転手の確保」を掛け合わせるという、まったく新しい発想の転換である。
現在、福岡市や北九州市、また首都圏などの都市部には「自然の中でのびのびと暮らしたい」「地域に貢献できる、やりがいのある仕事がしたい」と考えている現役世代の人々がたくさんいる。
そこで「地方移住への想い」と、田川地域の「運転手不足」をマッチングさせる仕組みをつくる。

住まいの提供: 地域に増えている「空き家」をリノベーションし、移住者に格安または好条件で提供。
仕事の提供: 移住と同時に、地域の足となる「バス運転手」としての安定した雇用を保証。

「空き家の有効活用」→「移住者の増加(現役世代・子育て世代)」→「バス運転手の確保」という好循環を生み出すことで、地域の課題を一挙に解決しようとするもの。

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4. 5つのメリットで創る、持続可能な田川地域の未来
この政策が実現すれば、田川地域には以下のような5つの大きなメリットがもたらさる。

空き家対策(地域の活性化): 放置されていた空き家が活用され、美しい景観と地域の活気を取り戻す。
運転手確保(公共交通の維持): 若く意欲のある運転手が確保され、高齢者や学生の移動手段がしっかりと守られる。
高齢者の移動支援(安心の暮らし): 買い物や通院に困らない、誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまちが実現できる。
移住者増加・関係人口拡大(地域のにぎわい): 新しい家族や子育て世代が流れ込むことで、地域コミュニティや学校ににぎわいが戻る。
地域の持続可能性向上(未来への投資): 人口減少社会であっても、自立して回り続ける強い地域経済の基盤が整う。

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みんなでつくる、地域の未来
〜移住者が地域(公共交通)を支え、地域が移住者(住まいと仕事)を支える。〜

これこそが、これからの時代に必要な「みんなでつくる持続可能な田川地域の未来」だと考える。
一見、別々に見える「空き家問題」「移住対策」「交通弱者支援」をひとつに繋ぎ、田川の足を全力で守り抜く。誰もが安心して暮らし続けられる優しさと強さを持った田川地域をつくるため、これからも県政の場で具体的な仕組みづくりを提案を力強く進めていきたい!

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福岡県商工会議所青年部連合会豊前川崎大会(2026年7月4日)

福岡県商工会議所青年部連合会第42回会員大会豊前川崎大会のご開催、誠におめでとうございます。

開催地である川崎町の豊前川崎商工会議所、そして田川の地で本大会が行われますことに、地元県議として大きな誇りと喜びを感じております。
また、本大会の実現に向けご尽力されました関係各位に深く敬意を表します。

筑豊地域は、かつて我が国の発展を支えた石炭産業の歴史を背景に、幾多の困難を乗り越えてきた地域であります。その中で育まれた「助け合いの精神」と「挑戦する力」は、今なお地域の根幹として息づいています。
一方で、人口減少や担い手不足、物価高騰など、地域経済は厳しい環境に直面しており、その対応は政治に課せられた重要な責務であります。
だからこそ、地域の最前線で活動される商工会議所青年部の皆様の存在が極めて重要であります。
現場の声を的確に政策へと反映し、中小企業支援、人材確保、事業承継、デジタル化の推進など、具体的な施策として実行していくことが、地域の持続的成長につながると確信しております。

本大会のテーマ「志挑む小さな希望で照らす13の輪」は、筑豊の未来を象徴する力強いメッセージであります。
一人ひとりの挑戦が地域の光となり、それがやがて大きなうねりとなって地域全体を動かしていく、その原動力こそが、皆様の活動そのものであります。

この豊前川崎商工会議所の地から発信される「13の物語」が、福岡県商工会議所青年部連合会の新たな時代を切り拓く契機となることを期待するとともに、行政と民間が一体となった地域づくりを一層推進してまいります。

結びに、本大会のご成功と、福岡県商工会議所青年部連合会並びに会員各位の益々のご発展を心より祈念申し上げます。

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社会福祉法人豊徳会「みろく園」落成式

令和8年7月3日、社会福祉法人豊徳会様が運営する障がい者支援施設「みろく園」の落成式に、来賓として出席してきました。
式典では芦馬謙二理事長からのご挨拶がありましたが、今日の日を迎えるにあたり、これまで様々な行政とのやり取りや課題の相談を受け、一つひとつの課題を一緒に解決してきた日々が思い出されました。
苦労を共にしてきたからこそ、関係者の皆様のご尽力に深く敬意を表するとともに、「本当によかったな#12316」と心から安堵し、嬉しさが込み上げております。
月末の移転に向けて新しく完成した施設は、木の温もりが心地よい広々としたホールや、開放的な人工芝の中庭など、随所にこだわりと優しさが詰まった素晴らしい環境です。
施設では、利用者に対して、その自立と社会経済活動への参加を促進する観点から、保護並びにその更生に必要な指導及び訓練を行っています。

また、利用者の意思及び人格を尊重し、常にその者の立場に立って指定施設支援を提供され、明るく家庭的な雰囲気の中で、地域や家庭との結びつきを重視した運営を行い、市町村、居宅支援事業者、その他の福祉サービス又は保健医療サービスを提供する様々な関係者との密接な連携に努められています。
今後はさらに、利用される方々、そしてスタッフの皆様が安心して笑顔で過ごせる地域福祉の新たな拠点として、今後ますます発展されることを心より祈念いたします。
新しくなった「みろく園」落成式、誠におめでとうございます。

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2026.7.3


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「郵送検査を用いた骨粗しょう症予防の効果検証事業」〜行橋市・添田町・赤村

令和8年6月30日、行橋市・添田町・赤村の3自治体は広域で連携し、「郵送検査を用いた骨粗しょう症予防の効果検証事業」の実施に関する連携協定を、ICI株式会社及び合同会社H.U.グループ中央研究所と締結しました。
先に長寿研(国立長寿医療研究センター)と締結されました、この京築・田川の地から、今回は、国立循環器研究センターも加わり、2つの国立ナショナルセンターとタッグを組むことになりました。
全国に先駆けた健康先進地域を目指すという力強い一歩が踏み出されたことに、深い感銘を受けております。

福岡県では、一昨年の令和6年3月に「いきいき健康ふくおか21」を策定し、骨粗鬆症検診の受診率向上を重点目標に掲げました。しかしながら、本県の受診率は約3.6%と、全国平均を大きく下回っているのが現状です。
都市部における時間的制約や、中山間地域における医療アクセスの課題など、地域が抱える「健康格差」をいかに解消するかは、私たちにとって大きな命題であります。
今回の協定により、既に取り組まれている認知症分野に加え、新たに循環器や骨粗鬆症予防の知見が地域に注入されます。都市部の利便性と、中山間地域の固い結束力という、それぞれの強みを活かした健康増進体制の構築は、まさに地方創生と社会保障改革を同時に成し遂げる試みです。

今回締結されました骨粗鬆症と、長寿研とのMCI(軽度認知障害)は、一見すると異なる病気のように思えるかもしれません。しかし、「気づかないうちに進行し、ある日突然、家族の介護や寝たきりの生活を余儀なくされる」という点において、その本質は同じです。
これらがもたらす、ご家族の精神的・肉体的負担、そして社会的な経済損失は計り知れません。だからこそ、予防と早期発見が不可欠なのです。

「この地域で暮らしていれば、健やかに年を重ね、安心して働き続けられる」
そんな新しい「日本のモデル」が、ここ行橋、添田、赤村から生まれ、全国へ発信されていくことを確信しております。

締結するにあたり、ご尽力頂きました関係者の皆さんに敬意と感謝を申し上げます。今後ともよろしくお願いします。

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国民健康保険被保険者(40歳〜74歳)約11,000人のうち既に骨粗しょう症の診断を受けたことがある方、要介護認定を受けている方を除いた方を対象として、令和8年度から令和10年度までの3年間にわたり実施します。
1年目はアンケート調査による骨折リスクの把握から郵送検査・受診勧奨までを実施し、2年目は追跡調査とレセプトデータ分析による効果検証を行います。

1.アンケートによる骨折リスクの把握
2.アンケート結果より、高リスク者への尿中DPD検査キットの郵送
3.検査結果に基づく医療機関への受診勧奨
4.12ヶ月後の追跡調査
5.レセプトデータ分析による効果検証

の5段階で進行し、自宅で検体を採取・郵送するだけで検査が完了します。


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「移住」だけでは足りない。人口減少時代の新戦略「二地域居住」

人口減少時代の新戦略「二地域居住」 ←PDFはこちらからです。

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「移住だけでは足りない。人口減少時代の新戦略「二地域居住」を議会で質問し、県執行部に提案しました。

人口減少は、田川地域だけの課題ではありません。全国の地方が直面する共通の課題です。これまで地方創生では、「移住・定住」を中心とした政策が進められてきました。
もちろん、移住していただくことは地域にとって大変重要です。しかしならが、私は、移住だけに頼る地方創生には限界があると考えてきました。
そこで県議会予算特別委員会において、私は、「関係人口の創出・拡大に向けた二地域居住の推進」について質問し、県の考え方を質しました。

私が提案した「二地域居住」とは、都市に住みながら、定期的・継続的に地方でも暮らす新しいライフスタイルです。
平日は福岡市で仕事をし、休日は田川で過ごす。テレワークを活用しながら地域に滞在し、農業体験や祭り、ボランティア活動に参加する。 地域の人々と交流し、「第二のふるさと」と感じてもらう。その積み重ねが、やがて移住・定住にもつながっていく。私はそのような流れを描いています。

近年は新型コロナウイルスを契機に、テレワークやサテライトオフィス、シェアオフィスなど、多様な働き方が急速に普及しました。
また、定額制住居サービスや多拠点生活サービスなども登場し、以前よりも気軽に地方へ滞在できる環境が整いつつあります。
つまり、以前は難しかった二地域居住が、今では現実的な選択肢になり始めているのです。

こうした社会の変化を踏まえ、「二地域居住は人生を二倍楽しむ豊かな暮らし方である」と提案しました。
県からも、二地域居住は
・地域の新たな担い手の確保
・地域に新たな価値を生み出す
・将来の移住・定住につながる有効な手段
との認識が示され、その意義が確認されました。

さらに印象深かったのは、答弁に立たれた当時の企画・地域振興部長ご自身のお話です。福岡市に住みながら、奥様の実家であるみやこ町へ毎年通い、田植えや稲刈り、地域のお祭りに家族で参加してきた経験を紹介され、「今思えば、まさに二地域居住だった」と語られました。

私自身、この答弁を聞きながら、「まさに私が目指している姿だ」と感じたことを今でも覚えています。
地域に必要なのは、最初から「住んでもらう」ことだけではありません。まずは地域を知ってもらう。何度も訪れてもらう。地域の人と交流してもらう。そして、「また帰って来たい」と思ってもらう。
そうした関係が積み重なることで、「関係人口」が生まれます。

人口減少が進む中で、地域活動の担い手不足や祭り・伝統行事の維持、農業や地域コミュニティの存続など、多くの課題が生じています。しかし、地域に関わる人が増えれば、新たな知恵や価値観、人的ネットワークが地域にもたらされ、地域の活力を維持する大きな力になります。
私は、「人を呼ぶ」のではなく、「人とつながる」地域づくりこそが、これからの地方創生の鍵になると考えています。
だからこそ、人口を単なる「住民数」で考えるのではなく、「地域を応援してくれる人」「何度も訪れてくれる人」「地域に愛着を持ってくれる人」を増やしていくことが重要です。

田川が「第二のふるさと」と呼ばれる地域になること。その先に移住・定住という選択肢が生まれること。
私は、そうした段階的な地域づくりを進めることが、人口減少時代における現実的で持続可能な地方創生につながると確信しています。

これからも福岡県議会において、市町村と連携しながら、「関係人口の創出」「二地域居住の推進」「移住・定住の促進」を一体的に進め、田川地域をはじめ福岡県の地域活性化に全力で取り組んでまいります。

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子どもたちは待ってくれない 〜教員不足時代の授業力向上モデルを提案〜

教員不足時代の「授業革命」〜ICTの力で、すべての子どもたちに質の高い授業を〜

近年、学校現場では深刻な教員不足が続いています。新年度当初から必要な教員数を確保できない学校や、年度途中の育児・介護休業等に伴う代替教員の確保が難しいケースも少なくありません。
さらに、教員は授業だけでなく、保護者対応や事務作業、学校行事の運営など多くの業務を抱えており、現場の負担は年々大きくなっています。
私は、このような状況だからこそ、「授業の質」を守る取組が必要だと考えています。
特に心配しているのが、経験の浅い若手教員の育成です。本来であれば、若手教員は優れた授業を行う先輩教員の授業を見学し、その技術や指導方法を学びながら成長していきます。しかし、教員不足や多忙化により、研究授業や研修会への参加が難しくなり、学ぶ機会そのものが減少しています。

そこで私は、令和7年9月の福岡県議会決算特別委員会において、「授業の質を担保するICT活用」について質問を行いました。
質疑の中で明らかになったのは、コロナ禍においてオンライン授業や動画教材の活用が進み、多くの成果が生まれていたという事実です。授業動画を繰り返し視聴できる環境や、オンライン配信による授業研究会など、ICTを活用した新たな教育の可能性が広がっていました。
また、県教育委員会も、研究発表会のオンライン配信や授業動画コンテンツの活用について前向きな姿勢を示しました。

私はさらに、茨城県で実施されている先進的な取組に注目しました。
茨城県では、高い指導力を持つ教員がオンラインで複数校に同時授業配信を行い、配信先の学校では若手教員が児童生徒の指導や支援を担当しています。子どもたちは質の高い授業を受けることができ、若手教員は優れた授業を間近で学ぶことができます。
これは単なる遠隔授業ではありません。
私はこれを「授業力向上モデル」として福岡県でも導入すべきだと提案しました。
具体的には、
�� 指導力の高い学校をモデル校として指定する
�� 優秀な教員の授業をオンライン配信する
�� 授業動画を蓄積・共有する
�� 若手教員研修に活用する
�� 成果を県内全域へ展開する
という仕組みです。

これにより、地域や学校規模に関係なく、県内どこに住んでいても質の高い授業を受けられる環境づくりが可能になります。また、若手教員の育成、教員不足対策、不登校支援や家庭学習支援などへの応用も期待できます。
もちろん、子どもたち一人ひとりと向き合う担任の役割は今後も変わることはありません。しかし、優れた授業のノウハウを県全体の財産として共有し、ICTの力で広げていくことは十分可能だと考えています。
教員不足の解消に向けた取組は引き続き進めなければなりません。しかし、子どもたちは一年待ってくれません。毎年成長し、進級し、卒業していきます。
だからこそ私は、「教員不足が解消するまで待つ」のではなく、今あるICT技術を最大限活用しながら、授業の質を守り、向上させる改革を進めるべきだと考えています。
授業の質を守ることは、子どもたちの未来を守ることです。
私はこれからも、田川地域をはじめ福岡県のすべての子どもたちに、質の高い教育を届けるための政策提案に全力で取り組んでまいります。

「教員不足時代」の授業革命 ←PDFはこちらからです。

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県立高校を核とした人材育成〜地域人材循環モデル

令和8年6月定例会で「地域人材育成を見据えた県立高校の在り方について」をテーマに一般質問を準備していましたが、主要4会派(自民党、民主県政、公明党、新政会)の代表質問の中で、県教委に対して「県立高校の在り方」の内容で重複したり、盛り込まれていましたため、今回は質問を見送ることにしました。
しかし、県立高校を取り巻く課題が解決したわけではありません。
少子化による生徒数の減少、定員割れ、学習環境格差、通学環境の課題、そして若者の地域外流出。
こうした課題については、どの会派も、多くの県議の皆さんも、そして県執行部も同じ危機感を持っているものと思います。

一方で、県内を見渡せば地域ごとに事情は異なります。私の地元・田川地域には、田川地域ならではの課題があります。
だからこそ、地域の実情を踏まえ、解決策を考え提案していくことが県議会議員の使命であり役割だと考えています。
また、この問題は決して学校単独や教育委員会だけで解決できるものではありません。
教育政策だけでなく、交通政策、地域振興政策、人材育成政策などを含めた「政策パッケージ」として、知事が全庁的に取り組むべき課題だと考えています。
さらに、子どもたちや保護者が何を求めているのかをしっかり受け止め、市町村、学校、同窓会、地域企業などが力を合わせて取り組むことが何より重要です。
その具体的な取り組みを一つひとつ示したかったのですが・・・地元選出の県議の役割と使命はここにあるんだと思っています。

少子化の進行、高校授業料無償化による進学環境の変化、そして県立高校の定員割れなど、教育現場が大きな転換点を迎えているということであります。
これは単なる学校経営の問題ではありません。地域社会が次の世代をどう育てるのかという、福岡県全体の将来に関わる課題であります。
私は以前から、教育改革とは、今ある教育資源の強みを最大限に活かし、地域全体の教育力を高めることが重要であると考えてまいりました。
今こそ、県立高校を単なる教育機関としてではなく、地域人材育成の拠点として再構築する時期に来ているのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、県立高校の課題は、単なる学校の問題ではありません。地域の未来そのものに関わる重要な課題なんです。
質問は見送りましたが、県教委や県執行部の担当者にはその一部を説明しています。地元田川の皆さんには、自分なりの考え方を県政報告としてお伝えできればと思います。完成しましたら、ぜひご覧いただき、ご意見をお聞かせください。

田川の未来を掘り起こす! ←PDFはこちらからです。

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国際化・多文化共生社会調査特別委員会管外視察〜北海道(令和8年6月3日〜5日)

国際化・多文化共生社会調査特別委員会管外視察が令和8年6月3日〜5日の日程で行われました。視察先は以下の通りです。

【国立アイヌ民族博物館(ウポポイ)を視察】

本日6月3日、福岡県議会国際化・多文化共生社会調査特別委員会の管外視察で、北海道白老町にある国立アイヌ民族博物館(ウポポイ)を訪問しました。先週の常任委員会に引き続きの管外視察です。(選挙前の年度は早めに日程が組まれます。)
実は、令和5年11月に別の委員会の管外視察で、アイヌ文化に関して、北海道博物館(森のちゃれんが)を訪問していました。
当時、長男が財務省主計局内閣官房係に在籍し、北海道開発関係予算の査定を担当していたこともあり、北海道の歴史や文化、アイヌ施策にも関心を持っていました。その際は、施設運営や予算規模などについて質問したことを覚えています。
北海道博物館では、北海道の自然・歴史・文化を総合的に学ぶ中で、アイヌ文化を北海道の歴史や文化を構成する重要な要素の一つとして学びました。
一方、今回視察した国立アイヌ民族博物館は、先住民族であるアイヌの歴史や文化、その尊厳と多様性を国内外へ発信するために設置された日本初の国立博物館です。
質疑応答の際には、
「北海道博物館ではアイヌ文化を北海道の歴史・文化の一部として学びました。一方、国立アイヌ民族博物館では先住民族という視点が強調されています。この違いによって来館者の理解や受け止め方はどのように変わるのでしょうか。」 と質問させていただきました。
博物館側からは、それぞれの施設が担う役割は異なるものの、国立アイヌ民族博物館では、アイヌ文化を過去の歴史としてだけでなく、現代にも受け継がれ、未来へ発展していく文化として伝えることを重視しているとの説明がありました。
視察を通じて改めて感じたのは、地域固有の文化は、単に保存するだけでは未来に残らないということです。
地域の人々が誇りを持ち、その価値を学び、語り継ぎ、多くの人々に知っていただくことで、初めて次世代へ継承されていくのだと思います。
その意味で、私たちの地元に残る英彦山・求菩提山、そして大分県六郷満山へと連なる修験文化も大きな可能性を秘めています。
近年は、これらを一体的な「修験文化圏」として捉え直し、その歴史的価値や文化的魅力を国内外へ発信しようとする動きも高まっています。
神仏習合・修験道という日本独自の精神文化は、世界に誇るべき貴重な文化遺産です。
アイヌ文化の継承と発信の取組を学びながら、英彦山をはじめとする地域文化をどのように未来へ継承し、観光振興や地域活性化につなげていくのかを改めて考える、大変有意義な視察となりました。
文化を守ることは、地域の未来を守ることでもあります。
今回の視察も今後の県政活動に活かしていきたいと思います。
なお、私は昨年9月定例会一般質問において、「英彦山・求菩提山の修験道文化における広域振興について」質問を行いました。
英彦山・求菩提山と宇佐神宮、六郷満山を結ぶ「修験文化圏」の形成や、文化財保護と観光振興を両立させる広域連携の必要性について提言しています。今回の視察を通じて、その重要性を改めて実感しました。
一般質問の内容はこちらからご覧いただけます。
http://kouzakisatoshi.com/hpgen/HPB/entries/2739.html
(英彦山・求菩提山の修験道文化における広域振興について(令和7年9月定例会一般質問)

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【新おたる農業協同組合】

新おたる農業協同組合を訪問し、農業分野における外国人材の受入れや活用の現状について説明を受けました。
全国的に人口減少や高齢化が進む中、農業分野においても担い手不足は深刻な課題となっています。
そのような中で、外国人技能実習生や特定技能外国人は地域農業を支える重要な存在となっており、新おたる農協管内でも様々な形で活躍されているとのことでした。
特に興味深かったのは、福岡県(JA全農ふくれん)と北海道(JA新おたる)の間で行われている「産地間連携」の取り組みです。
北海道と福岡県では農繁期・農閑期が異なることから、
●4月〜10月:北海道でミニトマト等の収穫・選果作業
●11月〜3月:福岡県で「あまおう」などの選果・パッケージ作業
という形で、外国人材が季節ごとに両地域を移動しながら働く仕組みが構築されています。
この「産地間連携」について、福岡県からの逆バージョンは考えているのか、また他県との連携はどのような状況になっているのか、私から質問をさせていただきました。
人口減少と高齢化による深刻な人手不足の中、このような取り組みによって農業生産が支えられている現場を目の当たりにし、関係者の皆様の努力と工夫に深く敬意を表するところです。
一方で、視察では受入れの現場が抱える様々な課題についても率直なお話を伺うことができました。
短期間で地域を移動することによる地域コミュニティとの関係づくり、宿舎や移動手段の確保など受入側の負担、さらには特定技能制度における転職の自由度の高さによる人材流出の可能性など、現場ならではの課題も少なくありません。
私は、人口減少社会の中で外国人材の活躍は一定程度必要になる一方で、地域住民の安心・安全や地域文化との調和、そして国内の担い手確保や農業所得向上への取り組みも同時に進めていかなければならないと考えています。
人口減少という現実から目を背けることなく、地域の活力と秩序をいかに守り、持続可能な地域社会を築いていくのか。
今回の視察で得た現場の知見を踏まえ、今後の県政活動、そして委員会での議論に活かしてまいります。

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【ホクレン農業協同組合連合会】

福岡県議会国際化・多文化共生社会調査特別委員会の管外視察の一環として、ホクレン農業協同組合連合会を訪問し、「農林水産業の国際競争力の強化について」説明を受けました。
ホクレンは、北海道全域のJAを結ぶ経済連として、生産・流通・販売までを一体的に支える日本最大級の農業団体です。
今回の視察では、北海道農業の国際展開や輸出戦略、ブランド力強化の取組について学ぶことができました。
説明によると、この10年間で北海道産農産物の輸出額は約3倍に増加しているとのことです。
そこで私は、
「担い手不足が進む中で、北海道全体の農業生産高はどのように推移しているのか」
「輸出拡大によって生産者所得は実際に向上しているのか」
「海外産農産物との競争の中で、日本農業が勝負すべき分野はどこにあると考えているのか」
「北海道ブランドをどのように構築し、海外市場で評価を高めているのか」
について質問させていただきました。
説明では、生産現場では担い手不足が進む一方で、農地の集約化やスマート農業の導入、生産性向上への取組が進められていること、また輸出は生産者所得向上の重要な手段の一つとして位置付けられていることなどが紹介されました。
特に印象に残ったのは、日本農業は海外との価格競争を行うのではなく、安全性や品質、高付加価値といった強みを活かして差別化を図ることが重要であるという考え方です。
北海道では、「北海道ブランド」を単なる産地表示ではなく、品質や安全性への信頼、豊かな自然環境、そして生産者の努力によって築き上げてきました。そのブランド力が海外市場での評価につながり、輸出拡大を後押ししていることを改めて実感しました。
福岡県においても、あまおう、八女茶、柿をはじめ、全国に誇れる農林水産物が数多くあります。
人口減少による国内市場の縮小が予想される中、地域の強みを磨き、国内だけでなく海外市場にも目を向けていくことは、今後ますます重要になると感じました。
農業の国際競争力強化は、単なる輸出拡大ではなく、生産者所得の向上や地域経済の活性化、さらには地方創生にもつながる重要な取り組みです。

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【公益社団法人 北海道観光機構】

最後の視察先の公益社団法人北海道観光機構では、「インバウンドの増加に伴う課題及び対策について」説明を受けました。
北海道ではインバウンド需要の回復に伴い、観光客の増加が進む一方で、周遊ルートの形成、交通アクセスの確保、観光人材やガイドの育成、さらにはオーバーツーリズムへの対応など、多くの課題に直面しているとのことでした。
そのような中で、私が特に興味をもったのは、デジタル技術(DX)を最大限活用しながら持続可能な観光地域づくりを進めている点でした。
北海道観光機構では、「HTO観光インフラデジタルプラットフォーム(仮称)」の構築を進めており、人流データや観光統計データを一元的に管理・分析することで、観光政策や地域経営に活用する仕組みづくりが行われようとしています。
また、生成AIを活用した観光案内やモデルルートの提案、多言語での情報発信に加え、Googleマップや検索エンジンなどを通じて外国人観光客へ正確な観光情報を届けるための情報整備も進められています。
さらに、蓄積したデータを自治体やDMO、交通事業者、観光事業者と共有することで、観光客の分散化や広域周遊の促進、観光コンテンツの磨き上げなどにも活用されるとのことでした。
特に目が引かれるのは、単に観光客を増やすことを目的とするのではなく、データを活用して観光客の流れを把握し、地域住民の暮らしとの調和を図りながら、持続可能な観光地域づくりを目指している点です。
観光振興は、もはや施設整備やPRだけではなく、データとデジタル技術を活用した「地域経営」の時代に入っていることを強く実感しました。
福岡県においても、インバウンドの回復が進む中で、観光振興と地域住民の暮らしの両立を図りながら、地域の魅力を国内外へ発信していくことが重要なんだと思います。

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2026.06.06


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令和7年国勢調査速報

今回公表された国勢調査速報では、福岡県は昭和45年以来、初めて人口減少へ転じました。
しかし、私が強い危機感を持っているのは、単なる人口減少そのものではありません。
地域間格差の拡大です。
福岡市圏では人口増加が続く一方、田川地域をはじめ多くの地方圏では急速な人口減少が進んでいます。
添田町は県内ワースト2位となる13.5%減、川崎町も11.2%減という極めて厳しい結果でした。
この流れが続けば、今後は行政サービスだけでなく、政治(地域の声)そのものにも影響が及ぶ可能性があります。
つまり、中山間地域、過疎地域の声が県政に届きにくくなるということです。
人口が多い地域へ行政投資や政策が集中する流れが強まれば、地方はさらに疲弊し、人口減少が加速する。まさに負の連鎖です。
だからこそ今必要なのは、「人口が減る地域をどう支えるか」という視点です。
医療、介護、公共交通、教育、防災、農林業。
都市部と同じ尺度だけでは測れない地方の役割があります。
人口減少という現実から目を背けるつもりはありません。その上で、「地方に住み続けられる仕組み」をどう作るのか、県政の中で真正面から議論していかなければならないと考えています。
地方の衰退は、日本全体の衰退です。
地域の声を県政へ届ける責任をこれまで以上に強く感じています。

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2026.06.01


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東京出張の折に「領土・主権展示館」を見学

先日の東京出張の折、虎ノ門にある「領土・主権展示館」を訪問しました。
また、以前から予定していた衆議院第一議員会館の麻生太郎事務所にも立ち寄り、秘書の方々と夕食をとりながら、久しぶりに永田町の空気にも触れる機会となりました。

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「領土・主権展示館」では、北方領土・竹島・尖閣諸島に関する歴史的経緯や国際法上の位置付け、日本政府の立場などについて、豊富な資料や映像を用いて分かりやすく展示されています。
単なる“展示施設”というよりも、日本の主権や安全保障について、国民一人ひとりが考えるきっかけを与えてくれる学びの場であると感じました。

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これまで、北海道・根室の納沙布岬や知床半島の羅臼、さらには日本最北端の地・稚内・宗谷岬にも訪れたことがあります。
実際に現地へ足を運ぶと、「国境」というものは決して地図上だけの存在ではなく、そこに暮らす人々の営み、漁業、経済活動、そして安全保障と深く結びついていることを実感します。

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特に北方領土問題については、戦後80年を迎えようとする今なお解決に至っておらず、竹島については韓国による不法占拠が続いています。
また、尖閣諸島周辺海域をめぐっても、緊張感のある状況が続いています。

こうした問題は、決して「遠い国境の話」ではありません。
エネルギー安全保障、食料安全保障、海洋資源の確保、さらには我が国の主権意識そのものにも直結する、極めて重要な課題です。

展示を見学しながら改めて感じたのは、感情論に流されるのではなく、歴史的事実や国際法に基づき、冷静かつ客観的に理解を深めていくことの大切さでした。
地方に住んでいると、国境問題を日常的に意識する機会は決して多くありません。しかし、日本は四方を海に囲まれた海洋国家であり、その海を守ることは、国の未来を守ることにも繋がっています。
地方議員として、地域課題への取り組みはもちろんですが、こうした国家の根幹に関わるテーマについても、しっかりと関心を持ち続けていきたいと思います。

実はこの「領土・主権展示館」は、財務省に勤務している長男が、以前、予算査定に関わった事業だと聞いていました。
「それなら一度、自分の目で見ておかなければ」と思っていた施設でもあります。
館内を見学しながら、「なるほど、これは大切な事業だ」と率直に感じました。
親として少々“親バカ”かもしれませんが、日本の将来や主権に関わる仕事に携わっていることを、少し誇らしく感じた東京出張でもありました。

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2026.05.17


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12月定例会自民党代表質問(半導体産業関連の振興について)

12月定例会の自民党代表質問の中で、「半導体産業関連の振興について」について知事に問い質された。これは先の決算特別委員会(令和6年10月3日)総括質疑審議において、「半導体産業の振興と人材育成について」(自民党県議団 神崎聡)令和6年決算特別委員会〜半導体の振興と人材育成について質問を受けて、改めて知事に対して、半導体産業関連の振興について問うもの。今後の福岡県にとって大きく飛躍する可能性を持つ半導体関連は、来春に知事選挙を控える知事にとっても大変重要な取り組みの一つであると考える。

問 「新生シリコンアイランド九州」の実現に向けての取組について

○ 「企業誘致」については、まずは半導体「後工程」世界最大手であるASE社の誘致を何としても実現すべく、北九州市と連携し、全力で取り組んでまいる。このASE社の進出が実現すれば、既に熊本県に進出したTSMC社と合わ せ、サプライチェーンを構成する企業の進出が大いに期待できる。このため、受け皿となる産業団地の整備を市町村と連携して戦略的に進めるとともに、県議会のご理解を得て限度額を大幅に引き上げた「企業立地促進交付金」などの企業誘致施策も活用して、半導体関連企業の更なる誘致を進めてまいる。
○ 次に、「県内半導体関連企業への支援」についてである。半導体人材を育成するため「福岡半導体リスキリングセンター」を昨年8月に開設し、県内中小企業には受講料を全額補助している。受講者の約半数が県内企業であり、新人教育や技術者の技能向上に活用され大変好評をいただいているところである。今後も、ニーズを的確に把握しながら受講プログラムを充実させ、半導体人材の育成に努めてまいる。また、県内企業の技術の高度化を図るため、一昨年度に、グリーンデバイス関連製品開発に対する助成制度を創設し、新たな技術や製品の開発を支援している。さらに、半導体の実装分野で設計から試作、評価・解析まで一貫して支援する国内唯一の公的機関である「三次元半導体研究センター」において、三次元実装をはじめとする最先端技術に関する企業の研究開発を支援している。こうした支援を受けた企業の中には、
・半導体検査装置の性能や精度をAIを活用して評価する機器を開発した企業・既製品に比べ、約5倍の耐久性を持つ新たな半導体材料の開発に成功した企業など、技術の高度化や新製品の開発につながった例が出てきている。今後、ASE社の誘致が実現すれば、県内企業の優れた技術や製品をPRする場を設けるなど、取引拡大に向けた取組を強化してまいる。
○ 最後に、「県内企業の新規参入促進」についてである。県では、半導体技術に精通したアドバイザーが県内企業に対し、新規参入のアドバイスや具体的なビジネスマッチングを行うとともに、新製品開発には、先程申し上げましたグリーンデバイス関連製品開発に対する助成制度の活用を促している。さらに、販路拡大を図るため、「セミコン台湾」「九州半導体産業展」などの国内外の大型展示会への出展を支援している。こうした支援を受けた企業の中には、
・高度なめっき加工技術を活かして半導体分野に新規参入した企業
・国内唯一の高圧プレス機を転用し、半導体製造装置の部材製造に新規参入した企業
・「セミコン台湾」への出展をきっかけに、超精密金型技術が評価され、海外企業との大型商談に繋がった企業
などの例が出てきている。
○ こうした取組を通じ、本県の半導体関連産業のさらなる集積と振興を図り、「新生シリコンアイランド九州」の実現に貢献してまいる。

問 将来の半導体産業を支える人材の育成について

○ 県では、まず、若い世代にテクノロジー分野に興味関心をもってもらうため、中学校段階から、数学・理科が好きな生徒を育てるための授業づくり研修や、科学的な思考力・表現力を問う「科学の甲子園ジュニア」などを実施している。 高校段階では、情報教育におけるプログラミング実習の充実や、九州大学と連携した「ふくおか高校生知の創造塾」などを実施することにより、半導体分野で求められる論理的思考力や課題解決力の育成に取り組んでいる。
○ また、半導体分野により深く興味を持ってもらうため、昨年度から、進路選択期の中高生を対象に、キッザニア福岡や九州大学、県内の半導体メーカーとの連携による「テクノロジー人材創生塾」を開催し、
・最先端研究を行う大学教授から半導体の仕組みや活用例について学ぶ講座、
・世界トップレベルの技術を持つ県内半導体工場における職場体験、
・半導体を使った新サービスを議論するアイディアソン
などを提供している。
○ さらに、半導体関連産業の求める技術・技能に対応できる人材を育成するため、県立工業高校において、半導体関連企業への工場見学やインターンシップ、高度熟練者による実習指導などを実施している。加えて、今回の産学官連携協定を締結したことにより、学校だけではできない実践的な学習がより一層充実するとともに、今年度、八女工業高校に新たに整備した燃料電池自動車を活用し、パワー半導体や車載半導体などの半導体技術について学科横断的に学習することができるものと考えている。併せて、半導体分野への就職や理工系大学への進学を促進するため、普通科を含め全ての高校で、半導体関連企業など県内技術系企業の魅力や将来性を紹介する教員研修を実施することとしている。
○ 今後も、県が実施する特色のあるこれらの取組を進めるとともに、若い世代に、大きな成長が期待される半導体分野を将来の選択肢のひとつとして加えてもらえるよう、産業政策を担う知事部局と学校教育を担う教育委員会とでしっかり連携し、さらなる人材育成策を検討してまいる。


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麻生グループ百五十周年事業 祝宴

【麻生グループ百五十周年事業 祝宴】

6月1日は麻生の創立記念日ですが、令和4年6月1日、麻生グループ創業150周年が西鉄グランドホテルで開催されました。
麻生太郎先生、麻生泰会長、麻生巌社長、麻生将豊社長をはじめ、麻生グループの先輩・同僚・後輩の皆さんにお会いでき、また昔からの関係者の方々ともお話しが出来ました。
麻生太郎先生、麻生泰会長から育てて頂いたご恩は生涯忘れることはありません。どうすればそのご恩に報いることができるのか?それは、これまで培ったきた経験や人脈・理念や教えを、しっかり地域社会に貢献していくしかないのではないかと考えています。そして、麻生家と麻生グループのために少しでもお役に立ちたいと心から思っています。本当に麻生に身を置いていて幸せで、感謝してもしきりません。
夫婦で天塩にかけて育てた4人の子どもたちの1人が麻生に入社できた事は、親として、また麻生グループの一人として、こんなに嬉しい事はありませんでした。きっと将来、麻生の理念や創業訓、ビジョン・ミッションを踏まえ、時代の変化に対応できる人材へと成長し、地域社会に貢献できるものと思います。
150周年に立ち会えて、とても嬉しく、とても幸せな気持ちになりました。

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