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平成25年10月少子・高齢化社会対策調査特別委員会管内視察
平成25年10月少子・高齢化社会対策調査特別委員会管内視察
10月21日~22日、福岡県議会、少子・高齢化社会対策調査特別委員会の管内視察。最初の訪問地は、久留米市議会で、ここでは久留米市の子育て支援・交流事業の取り組みについて、①次世代育成支援行動計画・後期計画②子育て支援の施策について③子ども・子育て新制度への取り組み状況について説明を受ける。さすがに30万都市だけに、計画の体系がしっかりしていて、基本理念の下で、その視点と目標そして223もの施策を実施されていて、とても参考になった。 次の視察地の久留米ふたば幼稚園では、認定こども園の認定を受けてからの状況についての説明とふたば幼稚園における子育て支援活動についての説明を受ける。僕自身4人の子供の親として、ずっと幼稚園(宮城幼稚園・添田町)にお世話になっていて、かつ共働きだったから、このような取り組みの必要性がよくわかった。まだまだ難しいところがあるけど、如何に安心して保育ができるのか、まだまだ課題は多いと思う。 初日最後の視察地は、子育て交流プラザくるるんで、特定非営利活動法人・子育て支援ボランティアくるるんるんの施設における子育て交流・支援事業の取り組みについて説明を受ける。ここは子育て支援事業の中核的施設として、子育てに関する不安や負担感の解消および緩和と保護者や子育て支援関係者の交流・連携が図られ、この施設運営を通して、子育て支援できる人材を育成している。事業実施状況を見ると、かなり密度の濃い内容と回数で、スタッフの皆さんがよく頑張っているなぁとすぐにわかる。若い世代のお母さんたちの悩みや不安の解消にもボランティアの方が相談にのったり、きめ細かな対応もされていた。 22日午前中、大牟田市にある子ども家庭支援センターあまぎやまでは、児童家庭支援センターの取り組みについて、また事業内容(機能)や事業報告の説明を受ける。地域と市町村の連携、将来の体制を考えなければならない。施設内も見させてもらい、孤児で親のぬくもりを知らずに育った子供たちのために何ができるのか、子供に対する考え方も考えさせられた。しっかりとした施策の必要性・重要性を認識した。 午後からは、社会福祉法人東翔会高齢者総合ケアセンターサンフレンズを訪問。「はやめ南人情ネットワーク」の取り組み、大牟田市ほっと・安心(徘徊)ネットワークについての説明を受ける。徘徊模擬訓練は、今では福岡県南12市町による「ちくご高齢者等SOSネットワーク」として運用開始され、熊本県北部(荒尾・南関・長洲)との連携も開始されている。これは本当に参考になった。全国からも視察に訪れているということで、やはり広域的な取り組みと同時に、校区ごと自主的なきめこまから取り組みを行なって、はじめて生かされてくるんだと思う。誰もが安心して暮らせる社会へ、久留米・大牟田はかなり先駆的な取り組みで成果をあげていた。 少子・高齢化社会は避けて通れないし、将来もっと進んでいく。将来を見据えた対策と目の前の課題に対しての施策をつくらなければならない。責任ある委員会に所属できて良かったと今回の視察でそう思った。
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2013/10/23 09:30
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