神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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成功体験が足かせ〜改革は地方から

国とか町、議員もあれば首長じゃなく神崎さんはどうして県議会を目指すんですか?よく聞かれる。そもそも県なんて中途半端で何をしたいのか、そもそも何をやっているのかがわからない。という疑問を投げかけられる。結論から言うと、今後都道府県の役割が大きくなり、変革の時代を切り開くのは地方からだと思っているから。From Fukuoka(福岡から日本を変えよう)を何としても実践していきたいから。

今の時代、明治維新の頃に似ていると言われる。長く続いた江戸幕府の中枢にいた人たちは経験を持っている事が不利に働き、何も改革できなかった。維新の中心は20代の浪人であり、土佐・薩摩・長州など江戸から遠く離れた田舎のサムライであった。彼らは経験がないからこそ自由であり、改革の担い手になれたのだと思う。

振り返ると小泉総理の時、「聖域なき構造改革」を旗印に日本を変えようとしたと思う。守旧派・抵抗勢力と呼ばれていた巨大な壁に立ち向かって、郵政民営化を為し得た事は、トップとは孤独との戦いであり、凄まじい信念を持って国民に発信しなければならない、そういう気概じゃないと改革はできない事を示してくれた。それでも、「官から民へ」「中央から地方へ」は、結局具体的な解決策がなく、スローガン止まりになっていたんじゃないのかと思わざるを得ない。

政治はやっぱり結果がすべてである。今、いろんな政策・制度的問題が起こっているが、どうしてなのか?僕は過去の成功体験が足かせになっているからじゃないかと思う。これまでは中央集権のもとで全国一律に社会が必要としたインフラや経済政策、人材輩出等が必要であった。でも、地域地域で求めるニーズが違ってきている。そこを理解していないものだから、過去の成功体験にこだわるために、どうしても打つ手が裏目に出てしまっている。

これからは、国ありきじゃないような気がする。それは経済の単位(世界と交易する単位)が日本というひと括りから地方単独に変わってきたからじゃないかと思う。ペリーの黒船のように情報化・グローバル化により、地域が自力で繁栄できる時代になった。だから地方分権社会が求められているんであって、共通の課題や政策で経済を繁栄する仕組みをつくる時代になったんじゃないかと思ったりする。改革の起爆剤は地方からであり県連合(知事連合)のような地域国家を形成する構想が今必要じゃないかと思う。

その(政策・財政・人材)連合を組むためにも、地域情報プラットホームであるOSACフレームワーク(共通基盤)を構築する必要がある。その下支えをしているフライトシステムコンサルティングもまた変革の時代に大きく社会貢献をしているんだなぁと思う。改革は地方からしかできないと感じる。

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2008/05/09 21:13

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