神崎聡(こうざきさとし)夢からはじまる
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人との出会いがスケールを大きくする(ジョン万次郎)

龍馬伝が第2部に入り、ますます面白くなってきた。昨日(4月25日)の第17回は「怪物 容堂」という題であったけど、人斬りに疑問を持ち始めた伊蔵、容堂の底知れぬ恐さ、一心に攘夷運動に傾注し富を気づかう武市、一途なお佐那様の龍馬への想い、おとぼけキャラの弥太郎とそれぞれが激変していく時代にあって、違った境遇で時代を生きている様子が面白い。その中でも、オープニングの前のジョン万次郎との出会いが一番興奮した。黒船に乗り込み無邪気に大はしゃぎに興奮している龍馬がいい。子供のように全身で喜びを表現している龍馬がいい。ジョン万次郎から、アメリカの“大統領”について知る龍馬。そして、民が入札(いりふだ)で”大統領”を決め、国の行方を決めるという仕組みに驚く。そして、そのアメリカから日本のために帰ってきたという万次郎。ジョン万次郎の生涯も波乱にみちた人生であり、万次郎がいなかったら、明治維新はどうなっていたのかわからないんじゃないのかと思う。またジョン万次郎との出会いが、龍馬をスケールを広げたんじゃないのかなぁと思う。
1853(嘉永六)年、ペリー提督は四隻の軍艦を並べて、江戸幕府に開国を迫った時、幕府はあわてて、土佐にいる万次郎を江戸に呼びよせた。その時の筆頭老中が阿部正弘で、万次郎は、「アメリカは日本と貿易がしたいだけで、開国をして、西洋と外交を持つべきである。日本は近代化をしなければならない」と意見している。きっと万次郎は、アメリカやヨーロッパ、それにアジアの国々を見てきていたから、日本のおかれている立場が良く分かっていて、はやく文明国の仲間入りをすることが日本にとって、いちばん利益になることだと思っていた。
1860(万延元)年、万次郎は、勝海舟や、福沢諭吉とともに、通訳として、咸臨丸に乗るよう、幕府からの命令を受ける。嵐の吹き荒れる中、咸臨丸が無事に太平洋を横断する事ができたのは、一等航海士だった万次郎がいたからだと言われている。
アメリカから帰って来ると、万次郎は幕府に命じられて、小笠原諸島に行き、島の外国人たちに、そこが日本の領土であることを認めてくれるように交渉にあたっている。また、薩摩藩に招かれて、近代的な海軍を作るのに力を貸したりと、その活躍はいろんなところに向けられ、日本の近代化と、外国との交流に力を注いでいる。


それと、お佐那様との別れ・・・激しく打ち込み合う龍馬と佐那。最初に出会った時に比べ、とてつもなく強くなった龍馬に、涙を流しながらお佐那様は、“本当に、強くなられましたね。いざという時は、きっとその腕が、あなたを守ってくれることでしょう。” 何か切なくもあり・・・”この9年、私は坂本さんのことを、ずっと待っていました。私は、やっぱり、坂本さんが好きだったんです。わたしはもう、誰の嫁にもなりません。これからも、剣一筋で生きていきます。私は幸せです。だって、坂本さんは、ここにいるのですから。”
世の中、いつの時代も、どうにもならない恋があるんですね。


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コメント

1. 名前:神崎聡 - 2010/04/28 15:47
ジョン万次郎物語っていうのがあります。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4902385317/sr=1-1/qid=1272437017/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books&qid=1272437017&sr=1-1 面白いと思います。アメリカではかなり優秀な航海士だったようです。もちろん、ハーフではありません。お佐那様は生涯を独身で通しました。でも、最後まで「私は坂本龍馬の婚約者です。」と思っていたそうです。本当に一途だったんですね。
2. 名前:laulu♪ - 2010/04/27 08:29
龍馬は漫画でも本でも読みましたが、たしかにジョンマン(←勝手に略してこう呼んでます)の生涯はよんだことがないです。 でも、ジョンというくらいなのでハーフとかなのでしょうか!? 佐那子様は生涯、独身を貫かれたのでしたっけ!? 私は自分の名前が嫌いなのですが、龍馬を読んだときにちょっと自分の名前が好きになりました。 (佐那子という名前はないですが、少し被っています)

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